最近周りで第一精工の『高速リサイクラー2.0』を使っている人が増えてきている気がします。
こちら。
主なメリットは、
- 一定テンションをかけてラインを巻き替えるのがスピーディー
- 釣行後ラインの汚れをとる際にスピーディー(濡れタオルを利用)
- ラインの下側と上側をひっくり返す際にトラブルなく作業ができる
などなど。
たしかに便利ですね。
とはいえ、ラインのアナログな巻替え方法をしらない人もいるようなので、ここで解説しておきます。
リールのライン巻替え法の基本
<ライン巻替え方法の基本>
- リールに撒いてあるラインを捨てるorとっておく
- スプールの溝部分についた汚れをウェットティッシュで拭う
- 新しいリールを巻き替える
だいたいこの3ステップです。
PEラインの場合、下巻部分になったところ、つまり実際は利用しなかったところはそれほど劣化していないので上下を巻き替えて使うことも可能です。なので、巻替え=捨てるは、ちょっともったいないですよ。
<PEラインの裏返し方>
ラインを買ったときに巻かれていた糸巻を2つ用意しておく
糸巻Aに交換したいPEラインを巻き取る(使用済み部分が内側に巻き取られる)
糸巻Bに糸巻AからPEラインを巻き取る(使用済み部分が外側になって巻き取られる)
糸巻BからリールにPEラインを巻き取る(使用済み部分が内側に巻き取られる)
▶詳しくは『もう高切れしたくない!PEラインのメリット・デメリット・メンテナンス法』へ
※ナイロンラインの場合、水分を吸い込みやすいので、下巻き部分も劣化しやすいので、ライン交換ごとに捨てるのが基本です。捨てないで使うとしたら5号ぐらいのラインであればカニ網に加工するという技もあります。
みんなやってる実際のラインの巻替え作業
みんなやってるといっても、やったことがない人もいると思うのでここで覚えておきましょう。
まず、ロッドにリールを装着しておく。
スピニングリールであればベールを起こしておき、ロッドのバット側のガイドにラインを通したあと、スプールにラインを結束します。結び方はクリンチノットでもなんでもよいと思います。
ラインが太い場合、もしくは、浅溝でラインが毎回たくさん放出される場合は結び目部分にテープを貼るのが基本です。
ベイトリールでキャストをする場合、スプールにテープを貼ることでキャスト時にバランスが悪くなってしまうこともあります。
が、スピニングリールでPE1号1.5号ぐらいでラインを200m程度巻くのであれば、特にテープは不要です。
その後、ベールを戻す。
で、この姿。
これ、世界共通で釣り人がリールを巻き替えるときにやる無様な姿です。
ラインが巻かれたボビンの真ん中に穴が開いているので、そこにペンを刺し、両足で一定のテンションをかけながら巻いていきます。
2、3巻きすると、だいたい結び目が気にならなくなります。
写真はPE1.0号なので、それほど上にまいていくラインに干渉しないかなと。
あとはひたすら一定のテンションをかけて巻く。
オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラァ!!!!!
無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄ァ!!!!!
と、
ひたすら巻いていくわけですが、
なんというか、この作業、年末にぼーっと紙の資料をひたすらシュレッダーする作業みたいで単純で無心になれて好きです。
完成。
ラインにテンションがかかっていなかったりすると、浮いてしまい、ライントラブルが起きやすくなるので注意。PEラインだとあまりトラブルはないですが、フロロやナイロンは注意。
釣行前日等であれば、ラインを濡らして巻いてみるとしっかりまけたりします。
ではでは。
関連記事
関連アイテム
本文中にでてきた釣り具はこちら。