こんにちは。青さんです。
先日、憧れのフライフィッシングデビューをしましたのでまとめてみようと思います。
まとめ
- 管理釣り場と釣り堀はイコールだけどちょっとイメージが変わった
- フライフィッシングは奥深い。いつもの釣りと別物
- 世話焼きのベテランと行くべし
- 魚の生態を知ることを強く意識した
- 管理釣り場にはルールあり。
- トラウト美味い(ごちそうさま)
私は、普段は近所の河川でオイカワやウグイなどの小物を餌で釣っていますが、
以前から興味のある釣りがありました。それは…
フライフィッシングへの興味
フライとは、野外で飛んでるカゲロウなどの小さな虫を模した毛針を使った舶来の釣りで全世界で愛好者がいます。
※日本でも古来から川漁師が行っていたテンカラ釣りという毛針釣りがあります。
餌を買わなくていいし、なんだかプロっぽくてかっこいい。。
そんな軽い動機で興味をもっていましたが、難しそうだし、どこにいけばいいかわからないしときっかけがなく、動画をみたり、インスタでテンカラやフライフィッシングをしている写真など見ながら、「あーええなぁ」とうずうずしていました。と、そんな時に声掛けしてくれた人がいました。
それが粟さんです。粟さんはメーカーで法務や総務に携わる方。
仕事でやりとりしているうちに相当な釣りギーク、中でもフライ釣りはかなりの手練れだということがわかり、勇気を振り絞って言おうと思ったら、粟さんから「一緒に行きましょう。教えますよ!」と嬉しい言葉。これを逃してはならんと早速日程調整しました。
初陣
粟さん非常に世話焼きです。当日は私の自宅近くまで車で迎えに来てくれた上に、
「道具は何を揃えればいい?」という質問にも
「私が全て用意するので不要でござるよ!わははは!」と頼もしいお言葉。
思い切り甘えることにしました。
朝5時30分。近所のコンビニまで粟さんがきてくれました。
あー眠い。途中で粟さんのご友人のKさんも拾って、圏央道から関越、藤岡まで高速を走らせます。
ここから山道へ。ワインディングしてますな。群馬って僕の田舎の長野ににてるなぁ。少しすると良い感じの河が眼下に見えてきて、期待が高まります。
と、到着したのは某管理釣り場。管理釣り場って釣り堀みたいなのをイメージしていたんですが、ここは自然の川の中に魚を放流するタイプと釣り堀みたいなのがあって選択できる感じ。もちろん私達が選んだのは川のほう。かなり大規模で、自然の状態を味わいながら釣ることができるようです。
1日券を購入して、現地へ。結構滑るのでトレッキングシューズや長靴持ってくればよかった。ポイントはいくつもあるようですが、今日は粟さんにお任せです。
程よいところがありました。さすが管理されているだけあって、魚が目視できます。狙いはニジマス、岩魚です。
粟さんによると管理釣り場とはいえ、岩魚は個数が少ないので、とれたらラッキーとのこと。
道具セット
これも完全にお任せしました。ここでいろいろ気づき。
- リールはスピニングやベイトと別物。魚を引き寄せるというよりラインの格納庫
- ラインが太くゴム製?どんどん先細りしていく変わった仕様。
- 竿めっちゃ柔らかい。
- オモリは使わない。ライン自体に重みがある
この辺は素人の僕の感想です。餌はもちろん毛針。毛針というのは外で飛んでる小さな虫をイメージ(特にカゲロウを模したものが多いようです)して針に毛を巻き巻きしたもので、飛んでる虫が川面に落ちたのを模して、魚に食べてもらうのがフライフィッシングとのこと。
なるほど。ある意味ルアーと同じですね。これもウェットとドライ、突き詰めるともっと種類があるようです。ドライというのは水面を浮くタイプで、ウェットというのは水中に沈むタイプの毛針のようです。その場所の魚の食性や生育している虫などを勉強すると釣果がよくなるようですね。うーん奥深い。
このもじゃっとした針が毛針。
ちなみに粟さんにこれは何の虫をイメージでしているんですか?と聞くと「ペレット」とのこと。
何ペレットって?と聞き直すと「管理釣り場で養殖されている魚が普段から食ってる餌を真似てるんですよ」と。
ほほう、、養殖池から放たれた魚はいきなり自然餌より普段食い慣れたもののが良いし、釣果があがる。
素人の僕に釣りやすい毛針を選んでくれたようです。なるほどー。
ラインの投げ方
30分ほどレクチャーを受けました。
いつもは延べ竿釣りとスピニングリールの釣りしかしてないので未知の世界です。リールはラインを引き戻すというより格納する感じ。ラインもぶっといゴム製。これが浮くやつと沈むやつがあるんですね。
最初にぐいぐいとラインを引き出してから、ロッド長針に見立てて10時から14時の角度で何度か降りながら、遠心力でラインを伸ばして飛ばすんですね。ムチみたいでS気が湧いてきますね。
粟さんに注意されます。
- 14時の方向以上にさげると後ろにひっかかるよ。
- 魚ばらしても慌てず、再度反動でラインをポイントに放り込むこと。じゃないとラインがお祭り状態になるんだそうです。
んで、このもろもろの注意事項を見事に実行してしまい、凹みましたが、習うより慣れよ。
とにかく川にフライとラインを放り込み続けます。
と、引き込み!粟さんがわかりやすいように浮きをつけてくれたので、アタリがわかりやすい。
沈んだらすぐ引いて!
言葉通りに引くと釣れましたー。食べごろサイズのニジマスです。一回釣れると、コツが掴めてきました。
ヤマメも1匹ゲット!綺麗な魚体ですね。雨で流されて数が少ないのだとか。狙って釣ったわけじゃないんだけど。
粟さん完全に僕の先生役で釣ってないので申し訳ないなぁと思いつつも世話焼きなタイプなので、僕が釣るだけで嬉しそうです。一緒に来たKさんは違うポイントでルアー釣りしていましたが、合流。
ルアーでもつられていましたが、どうもここの魚は毛針のが好きそうです。
なんだかんだで3名合計30匹ほどお持ち帰り(ここは持ち帰りOK)。
途中から釣れすぎるので、小さな個体はリリースしました。
そういえばリリースといえば、粟さんにいろいろ教えてもらいました。
- 基本的に管理釣り場の魚を釣ったあとは持ち帰りかリリースの両面を考えること
- リリースするものはできるだけ魚体を掴まない。魚の表皮は非常に体温低く、人間がさわるだけでやけどする。
- ネットでキャッチ、針をつかんで外す。飲み込みでペンチで取るなどの時は魚体がいたむので持ち帰る。
要は他のお客様のことも考えてマナーをしっかり守ろうねということですね。知らないでいたら釣り上げて地面とかに落として写真とか撮ってたかもしれないです。勉強になりました。
納竿後は炭火でじっくりと・・・♪
その後、日が昇るにつれて釣れなくなり、8時inで13時納竿。
帰り前に粟さんが持ち帰りように捌いてくれました。30匹をあっというまに捌きます。はや!
あと、お昼にしようということになったのですが、チケット購入した場所で焼いてくれるとのこと。炭火で20-30分かけてじっくり焼いてくれます。
僕はスーパー糖質制限中なので、蕎麦を楽しむ二人を恨めしく思いながら、ニジマスと岩魚、地元名産のちぎりこんにゃくを。これがうまい。ほんと、、
ごちそうさまでした。
久しぶりの釣行は充実した1日になりました。
※帰りは関越大渋滞。世話人の粟さん最後まで運転させてしまい、申し訳ないです。居眠りしてすいません。また行きましょう!
青山