岸釣りと比較すると平均して釣果を上げやすい釣り船での船釣り。
操船する船長のスキルや人間性によって、その日の釣果や満足度が決まるといっても過言ではありません。
今回は、一度乗船したらリピートしたくない釣り船の船長の特徴を9つ紹介します。
①挨拶ができない船長
釣り船は、半日船でも一日船でも、同じ時間を長時間ともに共有する場です。
できれば船長とも最低限挨拶ぐらいはきちんとかわしたいところ。
一方、大きな声で面と向かって挨拶をしても返事がなく、終始態度の悪い船長もいます。
朝一の挨拶のやりとりが今一つだと、なんとなくイヤになる釣り人も多いはずです。
②アナウンスがない、ブザーだけの船長
中層の釣りでも底釣りでも、「タナ」や「水深や地形の変化」については、魚探や全体の釣況を把握している船長が最も知っている情報です。
一方、釣り船によっては、船長によるアナウンスが全くなく、釣り人がすべて手探りでやらなくてはいけないところもあります。
恥ずかしいのか、手間なのか、よくわかりませんが、ブザーだけで指示をする船長もいます。そういったコミュニケーションになれている人はよいですが、味気なさや不快感を感じる釣り人も多いはずです。
比べれば、的確なアナウンスをする船長の船の方が、そうでない船長よりトラブルも少ないですし、釣り客の士気向上にもつながり、平均的な釣果もよくなるはずです。
③海にゴミやタバコを捨てる船長
ゴミにまつわるマナーの悪い釣り客というのは、どこにでもいるわけですが、自分の職場である海にタバコなどをポイ捨てする船長もいます。
潮上からやけにタバコの吸い殻が流れてくるなと思ったら、それが船長の仕業だったり。
このご時世ですので、いくら操船技術が高くても、なんとなく引いてしまう釣り人も多いはずです。
④常連と一見客へのコミュニケーションに差がありすぎる船長
たくさん釣行する常連の釣り人が優遇されるのは、一定レベルは理解できるところです。やはりメイン顧客には手厚く接したいのは人としての情でもあります。
一方、全体的なサービスレベルが低いなかで、常連だけを極端に優遇するのは、あまり気持ちが良いものではありません。
⑤ポイント選定力と操船技術が低い船長
プロである船長にも、力量の差があり、ポイントの選定力と操船技術があまり高くない方もいます。
明らかにポイントとして魅力がないところばかりを回ったり、流し方が今一つであったり。
根を狙ってるのに、根を外して操船していたり、潮はそれほど速くないのに明らかに道糸が立たない操船であったりというのは、釣り客としても釣りづらく、全体的な釣果もかんばしくないことがほとんどです。
⑥理屈を説明しないで押しつける船長
ときに釣り船の船長は釣り客にアドバイスをくれますが、理屈を説明しないで、押し付けるようなコミュニケーションは、あまり釣り客のためになりません。
「○○は△△じゃないとだめ」
「そんなタックル釣れねーよ」
というようなアドバイスがあったときに、その理由がわかったほうが、釣り客も腹落ちして釣りに活かせるはずです。
⑦高飛車で説教がすぎる
まれに、高飛車で説教が過ぎる船長がいます。
釣らせたいという想いが前のめりになって、きつく言ってしまうのはある程度仕方がないものです。
一方、釣り客を「お前」呼ばわりしたり、まわりの釣り客もいるなかで、マイクで頭ごなし罵倒する姿は、どう考えてもあまり気持ちがよいものではありません。
⑧釣らせる気がない、感じられない
そもそも、釣り客に「なんとかして釣らせよう」という意志があまり感じられない船長がいます。
明らかに船内の誰にもアタリもなく、釣れていない時間が長く続いているなかで、なんのアナウンスもなく、ポイントも移動しないでスマフォをずっといじったり、誰かと電話してニヤニヤしている状態。
これでは釣り客としても集中力を持続させにくいと言えます。
「釣らせたい想い」がある船長の場合、その気持ちがアナウンスや操船など、何らかの形で釣り客に伝わってくるものです。
⑨釣り客をバカにする
釣り客にも腕の差があり、初心者の頃は見当違いの釣り方をしてしまったり、ミスも頻発してしまうものです。またベテランでもはじめての船宿や釣り物では、勝手がわからず思わぬミスをしてしまうこともあります。
そんな状況に対して、面と向かって明らかに馬鹿にした口調で話したり、その様子を無線でだれかに伝えて笑う姿は見ていて気持ちがよいものではありません。
まとめ
今回は、厄介な釣り船の船長の特徴を紹介しました。
人間ですので性格的に「合う合わない」があるのは当然です。
休日をよりよいものにするためには、船宿や船長も選んでいき、自分にあった船宿や船長のもとに通い続けるとよいでしょう。
その方が、精神衛生的にもよいですし、なにより休日の時間やお金が無駄になりません。