ベイシャーク狙いで友人と釣行
時刻は午後7時頃…
通り雨に降られながら、目的地の最寄り駅付近のコンビニへと集合する二人組。
ここから二人で『いつもの』に向かって歩いていくことになる。
今日の主役は友人のS氏、アウトドアな遊びがしたい!とのことで、いつものベイシャークへ誘った。
S氏が釣りをするのは幼稚園以来のようで、思い出話を聞いたところサビキとちょい投げをたしなんだ様子。
そんあS氏には、近場の海で、想像を越えるありえんサイズのやべーやつを釣ってもらって、幼き頃の『釣り』の記憶との鮮烈なギャップを叩き付けて度肝を抜いてやりたい。
今回の趣旨はそんなところ。
コンビニで食料調達を済ませ待っていたS氏と合流。
自分も食料を買い込み、寒いので肉まんを頬張る。
触発されて肉まんを買いにコンビニへリピートするS氏。食いしん坊か?
肉まんを先に食べ終わり、買ったおにぎりを食べる俺。食いしん坊か?
さて、ここから『いつもの』へは徒歩で向かうと30分はかかるのだが、談笑しながら歩みを進めるとあっという間。
通り雨もやんで、身体を動かしていればほどよく涼しく感じられる。
テント泊にはもってこいだね~なんて話しているうちに到着。
『いつもの』のいつもの場所(ややこしい)には先客がいたが、すぐ近くの場所が空いていたため一安心し、荷物を下ろした。
さあ釣りの準備だ!!
…とはなりません。まず一息つきたいので迷わずテントを展開する。
床に毛布と寝袋を広げて敷き、おしりへの配慮にも余念がない。
硬い地面は辛い。
やや狭いが二人でテントの中に座り、飲み物を飲んで、ほっとひと息…
ふた息…
み…
そろそろ釣り、しません?
ベイシャークの釣りの特徴は?
しばらくゆったりし、そろそろやるか~という気持ちがわいてきたところでようやく準備開始。
こういうのでいいんだよ。こういうので。
アウトドアっていうのは誰にも邪魔されず、自由でなんというか救われてなきゃあダメなんだ。
仕掛けはこういういつものヤツ(ぶっこみ仕掛け)です。
今日出す竿は二人で二本ずつ、計四本。
一本仕掛けを作ったら、針をつけずにまずはS氏に投げ方をレクチャー。
初めは投げる際にラインをフリーにするタイミングがわからず苦戦していたS氏だったが、飲み込みが早くすぐに必要な距離投げられるように。ありがてえ…
投げ練習する裏で、自分のほうで残りの三本の準備も進め、いざ、ベイシャーク!!
エサに安いイカソーメンをつけ…
キャスト!キャスト!!キャスト!!!キャスト!!!!
で、寝る!!(二人とも寝不足だった)
ひたすら寝る。そういう釣りなのだ。
夜、良型アナゴが登場!
海辺、テントの中という非現実的空間でのスローライフ感がたまらなく心地よい。
寝袋ほかほかだし。
一度起きてちょっとヘチ釣りをするも、まっっっっっっっっっっっっったく魚の気配はなく…
寝る!!(2)
そして日を跨ぎ午前一時頃…
軍神けいすけ、緊急参戦!!
『いつもの』でのベイシャーク釣行があらば駆けつける、無くても一人で駆けつける安心と信頼のベイシャークフィッシャーけいすけ氏の登場。
けいすけ氏も二本ぶっこみの仕掛けを出し、計六本に。
そこからけいすけ氏と共にヘチ釣りリベンジを仕掛けるも、やはり反応なし。。。
寝る!!(3)
…と、思ったその時
ぶっこみの竿先にピコピコと反応が…!!
そろそろアナゴも良い季節。ドラグは出ないが何かが食っている反応。
これは…アナゴか??
アナゴもこれからの季節はよくよく釣れるのだが、実は筆者はまともなアナゴを釣ったことがない。
ドジョウ(みたいなサイズ)しか釣ったことがない。
アナゴらしき反応に本命を忘れ、
深夜の東京湾でおおはしゃぎの成人男性が一人(筆者)
結果からいうとしっかり良いサイズのアナゴでした。
で。
寝る!!(4)
そして朝方にさらっと筆者にエイがヒット。
起こされたついでにヘチ釣りリベンジ。
が、反応はなく…
寝る!!(5)
で、起きる。
朝、ついにベイシャークでる!?
おはようございます。
朝。
聞けばけいすけ氏、夜通しヘチ釣りをしており、朝方からは当たりも増えてきたとのこと。
そして釣れた小魚を生き餌としてぶっこみの竿を打ち返していてくれていた。
聖人か…?
筆者も眠気が飛んだ頃にヘチ釣りをスタートしかわいいベラちゃんをGET!
一方けいすけ氏はその間に『いつもの』ではレアなカワハギを二枚もGET!
S氏も起床し、時刻は午前8時過ぎ。
各々朝食を済ませ、S氏のヘチ釣り体験も済ませ、だんらんのひととき。
うんこしてーなーとか、(トイレは9時に利用可能になる)
うんこしてーなーとか、
うんこしてーなーとか、
そんなことを話していたそのとき…
ジイイイイイイイイイイイ!!!!!!!!!!!
S氏のベイシャーク釣行に、開戦のドラグの音が鳴り響いた…(うんこしたいまま)
ベイブレードばりに回るスプール。
セミかな?と思うほど鳴るドラグ。
テントを飛び出し、竿を持ってもなお鳴り止まないドラグ音…
収まらない勢い…
こ、これは…!!
絶対に逃してはいけないと思い、筆者が合わせだけ入れ…あとはS氏に丸投げ!!
竿の持ち方を教え、ポンピングを教え、
相手が走り出したとき…走りが止まったとき…
それぞれ、どうすればよいかを教える筆者。
決して取り乱さず、教わったことを冷静にこなすS氏。メンタル強くね?
無理せず確実に取り込むため、ドラグはやや緩めに設定し、丁寧に確実に寄せてくる…
しばらく激闘し、身体への慣れない負荷に、S氏の体力の方が限界に近づいてきたその時。
…姿が見えた!
「でかくね?いや…でかくね?!デカいデカいデカい!!!!」
なんとしても取り込みたい、その気持ちに拍車がかかる…
たまらずタモを取るけいすけ氏!!
足元でのやり取りをサポートする筆者!!
大騒ぎする二人にも動じず、最後まで冷静にファイトするS氏!!
メンタル鋼かよ!!と思ったら、もう腕が限界でそれどころではなかったらしい(後日談)
そしてけいすけ氏の手により無事ランディング完了。流石歴戦の猛者、安定感が違う。
友人のS氏に、出てしまった…
ドチザメ 145cm14kg‼️約20年振りの釣りというS氏を誘っての初釣行!
初の大物ということでドラグも緩めで丁寧にファイト…
姿が見えた直後、阿鼻叫喚…デカい‼️初めてなのに冷静にファイトしてくれたS氏、活き餌の確保・ランディングをしてくれたけいすけ氏に感謝‼️ pic.twitter.com/ENuPrjuWFF
— 巨漢 (@fabled_krus7) 2018年11月11日
記録は145cm、14kg強の大物!!!!
大満足の一同。
最高の笑顔で記念写真のS氏。
いや~~~~~飯がうまい!!!!!
興奮で便意も引っ込みました。
その後はお待ちかね、勝利のカワハギキモ醤油タイム!!!
メジナの刺身も添えて、最高の飯。
もう完全に満足してしまい、スカリにいれていたアナゴを持ち帰る元気もなくなり、近くのお兄さんに贈呈。
そのまま昼までゆっくりし、せっかくだし飯でもいきますか~と話し込み、のんびりだらだら片付けを始める一行。
あとは竿を片付けるだけだぞーとなったタイミングで、なんとけいすけ氏にヒット!!
こうして最後はきっちりベイシャークウォーリアーけいすけが〆。
こういうことがあるからね、竿を片付けるのは最後なんだわなあ。。。
三人で歩いて最寄り駅まで向かい、街中で再合流して、みんなで安安で焼肉をしこたま食べて解散しました。
食いしん坊だからね。
S氏は、
「もっと小さい魚を釣ると思ってた…腕が死ぬかと思った…」
とのこと。
また連れて行きます。釣れて行きます。
<釣師>
とんかつ(@fabled_krus7)
「俺より重いやつに会いに行く。」
ベイシャークの釣り方解説記事