ある日のTwitter。
弟「兄者、そろそろ一緒に釣り行ってくれよ」
兄者「そういえばこの前ブダイ釣りに行った」
弟「Σ(゚Д゚) なぜ連れて行ってくれない!?」
兄者「うはは、まあいいじゃないか。いいブダイが釣れたよ。そういえばブダイ釣りってあんまり専門でやっている人いないよな」
弟「まあメインターゲットにはなり得ないんじゃないかな。ほら、ねぇ」
兄者「何を言うか!!!ブダイはなぁ!」
以下、お説教
弟「兄者、お説教はもういいから、今の話をノウハウとしてまとめれば有益情報じゃないか?ブダイなんて狙っている人いないしさ。」
兄者「よし!じゃあ罰としてお前が纏めろ!」
弟「Σ(゚Д゚;エーッ!なんでやねん・・・」
兄者「俺の時間は俺のもの。お前の時間も俺のもの!」
弟「ジャイアニズムだ・・・」
ということで、兄者のブダイ釣りについてのノウハウをまとめました。
以下全て兄者の受け売りですので、苦情は全て兄者へお願いします。
ブダイ釣りノウハウ
1. 釣れる場所
関東であれば、小田原以西なら大体生息しています。真鶴半島から伊豆半島あたりが関東圏では主に釣れます。水深があって起伏に富んだ地形がよいわけですが、それはつまり伊豆近辺の地磯のことですね。伊豆諸島などの離島にも多いです。
2. 仕掛け
フカセ釣りがよいです。兄者は1号の竿に1.2号のハリスで遊ぶのがスリリングでいいとのことですが、普通は3号-5号位のハリスでやります。棒ウキにしっかりガン玉チモトに打って沈めて釣る形ですね。
3. エサ
海藻類なら大体大丈夫みたいです。兄者はよくその磯に生えているやつを採って、そのまま使っていますね。たまに波を食らって半濡れになってるけど・・・ハンバ海苔(ハバ海苔)がいいらしい。ケチらずつけましょう。
4. 釣れる時間帯
普通の魚は朝マヅメ、夕マヅメ、もしくは暗いうちに釣れるものだけど、ブダイは逆ですね。ベラの仲間だからか、マヅメは食わない。日中に釣れています。大体9時過ぎくらいから。当然潮が動いている時がいいです。
5. 天候
荒れていないときの方がいいですが、あんまり関係ないという話も聞きます。
6. タナ
「ブダイは根がしらを釣れ」という言葉があるくらいなので、海底のストラクチャー周りを攻めましょう。決まったルートを回遊するようで、同じポイントで釣れます。一度釣れたポイントを覚えておくと数が伸びる。
7. アタリ
グーンと持っていくアタリと、咥えて横移動するアタリの時がある。強い合わせは禁物で、一呼吸おいて竿を立てる。
8. ランディング
慌てないことが重要。一度水面に上げると大人しくなる。
9. ブダイは夏と冬で食性が変わる。餌も変える必要がある。食味をもとめるなら冬!
ブダイはメジナのように季節によって食性が変わります。ノリなどの海藻類で釣れるのは寒い時期で、この時期が美味いのでオススメです。夏はカニやオキアミで釣れるけどこの時期は臭くて美味くないので冬に釣ったほうがよいです。
ジグヘッド+オキアミでも釣れる季節も
できれば血抜きしたい
ブダイの味は
ブダイの味って即答できる人ってあまり多くないですよね。
見た目がこんなんなので、
本当に美味しいのか?と思うでしょうけど、めちゃくちゃうまいです。また歩留まりがめちゃくちゃいい魚なので、一匹で家族を満たすには十分ですね。大きくなるのには時間がかかる魚なので、取り過ぎは禁物です。
お勧め料理は、ちり鍋。
頭と尾っぽと昆布炊いて出汁を取る。身は湯ぶり。
中落ちは焼いてお酒の肴に。食べ終わったら骨も出汁へ。
カマから入れて身も入れて、ネギだけ散らしてシンプルにちり鍋!余計なものを入れない鍋もよいですよ。
ちょっといいポン酢用意してね。
締めは、絶対雑炊。ブダイは出汁がやばい。これは雑炊で喰い尽くさねばならない。
このようにあまり知られていないもののの冬の釣魚料理の素材としては最適なブダイ。
なかなか釣るのは大変ですが、磯釣り入門としては意外と?簡単な方ですし、味もうまい。
是非興味ある方はトライしてね。
竿兄弟Twitterアカウント:@rod_brothers
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