釣り用語って、言葉の意味がよくわからないで使っていることがありますよね!
そんな「釣り用語の謎」について解説するシリーズ。
教えてORETSURIのお時間です。
今回は、船釣りの「ウイリー」「ウィリー」五目についてお話します。
船釣りの「ウイリー」「ウィリー」五目の語源
比較的初心者も挑戦しやすい船釣りのライト五目は、「ウイリー」or「ウィリー」五目とも呼ばれます。
これって、書いたり発音するときにおっきい「イ」なのか、小さい「ィ」なのか迷うのですが、「ウイリー」と「ウィリー」どっちが正しいんでしょうか?
ご存じの人も多いと思うのですが、「ウイリー」や「ウィリー」というのは、仕掛けの名前に由来します。
「ウィリー(ウイリー)五目」系の仕掛けは、片天秤に接続する吹き流し仕掛けの3本針で、2本に化学繊維の疑似餌がついていて、1本がカラ針。
そのカラ針にオキアミやイカタンをセットするのが一般的です。
実は、この「ウイリー」or「ウィリー」の語源は「ウーリーナイロン(woollie nylon)」からきています。
ウーリーナイロンというのは、ウール(羊毛)のようなナイロンという意味合いです。
ナイロン繊維に熱をくわえて加工することによって羊毛のような質感をだしていて、もともとは洋服などに使用される繊維です。
これを釣り鈎につけて疑似餌のようにつかっているのが今日の「ウィリー(ウイリー)五目」仕掛けです。
それじゃあ「ウーリー五目」が正しいんじゃないの?って、思う人もいるかもしれませんね。
要は、「言葉がだんだん変化した」ということなのでしょう。
なので、「ウーリー」「ウイリー」「ウィリー」みんながみんな正しいんだなーと覚えておけばよいのだと思います。
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