アウトドアブームの影響もあり、「釣りをする女性がさらに増えている」という印象をもつ人も多いはず。
そんな女性たちと一緒に釣りにいったり、釣り場でコミュニケーションをとる機会も増えてきているのではないでしょうか。
今回は「女性と一緒に釣りをするときに注意したいポイント」を解説します!
女性と一緒に釣りにいくときに注意したい点
まずは一定の関係性ができたうえで「女性と一緒に釣りにいく際」に注意したい点を紹介します。
①時間
まず時間です。
釣り慣れていない女性の場合、いきなり長時間の釣行に誘うのはやめておきましょう。
体力の問題もありますが、釣り自体が苦痛になってしまうことがあります。
釣り船の場合は、半日船から誘うのがおすすめです。
②天候
次に天気です。
ジャンルにもよりますが、「雨風が多少あっても出かけるよ」という人が多いのが釣りですね。
一方、釣り慣れていない女性の場合、荒天時はそれだけでテンションが下がってしまうこともしばしば。
メイクが崩れたり、髪がぐしゃぐしゃになったり、男性以上に大変です。
できるだけ天気が落ち着いているタイミングをねらって釣行しましょう。
船釣りの場合は、キャンセルで船宿に迷惑が掛からないようにするという配慮も必要です。
天気予報精度があがる3日前程度に予約するのがおすすめです。
③お手洗い・更衣室環境のチェック
一般に男性より女性のほうが清潔さに厳しいことが多いもの。
釣り場や船宿のお手洗いや更衣室環境などをチェックしておき、事前に共有しておくと安心です。
釣り船の場合、船上に清潔な個室トイレがあるかどうかも大切なポイントです。
④日焼け対策の伝達
春から秋までは特に紫外線が強く、日焼けしがち。
日焼けしたくない女性に対しては、適切な日焼け対策ノウハウを事前共有しておきましょう。
- 上下ラッシュガードを着る
- つばのひろいハットタイプの帽子をかぶる
- 日焼け止めは釣行中何度も塗り直す(汗や海水でとれるため)
- 夏場はサンダル履きの足もかなりやけるので注意する
⑤服装
日焼け対策に一部重なりますが、釣行する釣りに適した服装や履物であるかのすり合わせは大切です。
釣り場や釣り物にあってない服装はトラブルの素。
- ルアー釣りでサングラスや帽子などをつけていない
- 船釣りの場合、足元が滑る靴である
- 船釣りの場合、夏でも1枚羽織るものがあったほうが冷えない
- タチウオなど怪我の危険性が高い釣り物で露出が多い
⑥貸し道具はより使いやすいものを
釣り船の場合は貸し道具を借りられることがほとんど。
一方、船宿の貸し道具によっては、女性がつかうには重いものもよくあります。
もし軽くてつかいやすい予備竿やリールを持っている場合は、積極的に貸してあげると満足度があがるはずです。
また釣り物や水深によりますが、リールの場合は利き手巻きのノーマルギアからパワーギアが巻き重りがなくおすすめ。
⑦虫餌や汚れやすい釣りは注意する
魚や虫餌を触れない女性もいます。
あらかじめ確認してフィッシュグリップや虫餌の代わりの餌を準備するなども大切な配慮です。
釣りをしている女性とコミュニケーションをとるときの注意点
次に釣り場で出会った女性とコミュニケーションをとるときに注意したい点を紹介します。
しばしばトラブルが発生するのがこのシチューエーション。
女性が釣り場にいるだけでなんとなくテンションが上がる男性も多いのではないでしょうか。
生き物だからそれは仕方ないですね!
一方、相手のことを思いやらないコミュニケーションはご法度です。
⑧無理に話しかけない
釣り場にいくと、明らかに「話しかけないでほしい」的なオーラが漂っている女性がいます。
こうした女性には「一人で集中して釣りをしたい」というニーズがあるかもしれません。
そのあたりを把握しないで、自分が話したいから、興味があるからといって無理に話しかけるのはやめましょう。
釣り場はガールズバーでもキャバクラでもありません。
⑨長時間話さない
挨拶のついでなど、何かのきっかけで女性アングラーと話す機会があったとします。
そんなときに興奮してしまい、一方的に長時間話すのはやめましょう。
相手は世間話はしたものの、早く釣りをしたいかもしれません。
特に時合いがあるような釣りで、時合い中にずっと話しかけるなどは最悪です。
人の時間を奪うのはやめましょう。
⑩一方的なうざ絡みに注意
自分のトークが滅茶苦茶おもしろいと錯覚し、「女性も面白がっている」と勝手に思い込んでしまう男性がいます。
釣り中にくだらないジョークや、聞きたくもない話を延々とされるのは苦痛です。
そこに下ネタなどが絡められてくると、さらにキツイ。
「すべての女性を笑かしたいんやで」という気持ちはよくわかるのですが、相手の反応をよく見て行動しましょう。
⑪「釣りが上手くないだろう」と勝手に思いこまない
女性アングラーを見ると「自分より釣りが上手くない」もしくは「初心者だろな」と錯覚してしまう男性がいます。
釣りは老若男女問わず楽しめ、そのスキルは性別の関係なく成長していくものです。
相手の力量をしっかり見極めずに、一方的に初心者扱いするのは男性アングラーによくある過ちです。
ある程度○○をやりこんできたときの話なんですが、○○初めてというおっさんに、1本目釣れた時に「よかったねー」って言われてイラっとしましたよね
こちらは或る女性アングラーのお話なのですが、こんなことはよくあります。
自分としては善意の配慮でも、相手からしたら不快に感じることもあるかもという点を理解しておきましょう。
⑫教え魔はダメ!
前述の「女性だから釣りが上手くないだろうと勝手に思わない」と関連することですが、教え魔に注意です。
相手が「教えてほしい」とおもっているのかは、とても大切です。
失敗をしても、自分で試行錯誤してやっていきたい女性アングラーもいるわけです。
そこに聞かれてもいないのに勝手に教えはじめるのはどうなのでしょうか。
まずは「相手から聞かれるまで」教えることは控えましょう。
一方、船釣りなどは最後まで見当違いな釣りをしてボウズで終わってしまう人も確かにいます。
そういった場合は、すこしだけ話しかけてみて、相手にニーズがあるか確認したうえで教えてあげると、結果につながることもあります。
そこから生まれる関係ももちろんあるので、絶対に教えるのがNGというわけでもありません。
⑬道具マウントしない
男性アングラーがやりがちなのが、謎の道具マウントです。
道具にこだわるのは自由なのですが、自分の道具立てを相手と比べ、その優劣を口にするのはやめましょう。
「その竿は○○だから、俺の○○みたいなやつのほうがアタリとりやすいよ。ちょっと高いけど。5万くらいかな。俺穂先が○○なのは嫌いなんだよねー」
とか、だーれも聞いていませんよ。
そんなことを言って、女性アングラーのほうが釣果を上げていたら、息もできません。
共通する注意点
⑭SNS等での発信の仕方
釣行中や釣行後にSNS等で発信する習慣を持っている人は内容とタイミングに注意が必要です。
特に何かと即時的にSNS投稿しがちなツイ廃的な人は注意しましょう。
- 相手の写真をUPしてよいか確認する(日時や投稿タイミングもふくめてOKか確認)
- 顔を出してよいか確認する(女性が映っている映像を具体的に提示して確認)
- 個人情報を勝手にださない(住んでいる場所、最寄り駅、よくいく店など)
たとえば、ダメな例は以下の通りです。
ふぅ、今週もおつかれした🍺!
今日は阿佐ヶ谷駅まで弟子の〇〇ちゃんを迎えにいき💦、道中楽しく釣りトークしながら▲▲丸でマゴチを釣りへ🎣
なにこの潮、ダメダメだよ🌀
ルービーと酎ハイ入れたせいもあって、アタリないからもう途中であきらめて寝ちゃってた💦💦💦。
みんなの御釣運祈願もまったく効かず・・・🌀🌀🌀
そんな感じでしぶかったけど、後半、〇〇ちゃんが怒涛の3連発で竿頭👍
すごい!さすが我が愛弟子!将来有望👍
ふぅ、自分はなんとか1本ですたwww
帰りは○○ちゃん家近くの名店ラーメン●●へ!
「時は今 豚骨染み入る 五月かな」なーんてねwwwwww
それにしても釣りの後のラーメンってなんであんなに旨いんだろwwwwww
また太っちゃうな💣
次は来月のタコ狩かな。エギとオモリをしこたま仕入れたから、根がかりしてもぜんぜん大丈夫!
※添付で食べかけラーメンの写真とマゴチをもった女性の写真(半眼閉じ、髪乱れ、など、みるからに見栄えが悪い映り)
はい、サイゼリヤの間違い探しみたいな世界ですね。
どこがダメなのかを探してみましょう。
尚、こちらはTwitterやインスタでみかける「おじさん構文」を平田総研の誇るAIツールにまとめてもらったものです。
文字数は一旦無視してください。
まとめ
今回は「女性と一緒に釣りをするときに注意したいポイント」を解説しました。
あらかじめ関係性ができている同士で釣行する場合はそんなにトラブルも起きないと思います。
一方、釣り場で遭遇した同士の場合、男性側の錯覚が炸裂しがち。
世の中には自分より釣りが圧倒的に上手な女性アングラーもたくさんいます。
思い込みのコミュニケーションには注意しましょう。
それと、SNSを介さなくても、女性アングラーが住んでいる最寄り駅や住所近くのスポットなどを第三者に話すのはやめましょう。
男性と違って女性はいろんなリスクのなか生きているのです。