三浦半島で手漕ぎボートが出船しないときの選択肢とは?「福浦岸壁」と「浦安境川」の岸釣り

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浦安境川
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ORETSURIをご覧のみなさん、こんにちは。サラリーマン・アングラーの釣人割烹です。

日ごろの行いがどんなによくても、ツイてない日はあるもの。8月下旬のある休日がそうでした。

大阪に単身赴任した会社の釣り仲間が夏休みで里帰りし、2人でボート釣りをしようと計画しました。宿は最近よくいく横浜・金沢八景の相川ボートです。

シロギス狙い、泳がせでマゴチ、落とし込みで黒鯛。

ええい、全部持ってけ!と車に竿を3本積んで、夜明け前に千葉の自宅を出発して戦略を練りながらハンドルを握る。いつものことながら、心が弾みますな。

集合時刻の午前5時半に少し遅れて着くと、相棒は先に来ていました。勇んで店に入るとマスターがいます。

「おはようございます!」

「きょうは出船できないですよ」

……。マジですか?(涙)

「天気予報が外れて風が強まりそうなんですよ。悪いですねぇ、遠くから来てもらったのに」

家を出るときに宿の公式サイトを見たら「出船できます」とあったけど。思わず涙目になりましたが、お天道様に勝てるはずもなく……。

さあ、どうする?

という、今回は何ともさえない釣行記です。

目次

金沢漁港ボートNGで向かう先は?

筆者はともかく、大阪から帰省した仲間は貴重な休みの一日を無駄にするかどうかの瀬戸際です。

選択肢は4つ。

  1. 乗合船に乗る
  2. 他のボート屋を探す
  3. 陸っぱりから釣る
  4. 家に帰る

「乗合船にする?」と聞くと、船の経験が少ない相棒は気が進まない様子。「きょうは仕方ない。帰るしかないのかなぁ」という。

でも、このままおめおめ引き下がるのは、あまりに忍びない。スマホで三浦半島先端の金田湾の「ボートの浜浦」に電話すると、おかみさんが出ました。「きょうは風が強くて白波が立ってるよ」。

あかん(涙)。

マスターから「相模湾だったら大丈夫じゃないかなぁ」と親身のアドバイスをいただきました。しかし、筆者は千葉、相棒は埼玉で、いかんせん遠い。完全アウェーで自信ないし(涙)。

残るは陸っぱりでの釣り。相棒に「近くの福浦岸壁を見に行こう。ダメそうならラーメン食って帰ろう」と提案しました。というわけで、金沢漁港から車で数分の岸壁へ。車の駐車スペースから釣り場の岸壁はすぐです。グーグルマップで調べると、南北に1kmほど延びています。

福浦岸壁へ転進した(グーグルマップより)

釣り人がたくさんいます。ざっと観察すると7割がタチウオ狙いのルアー釣り。時合いで群れが来ているのか、次々に上がっている様子。残りはアジやサバ、サワラなどの青物狙いか。大きな浮子をつけたサビキ仕掛けを遠くへ飛ばす「投げサビキ」。

いずれにせよ長めの磯竿が並んでいます。

さてボート用の短い釣り竿で何を釣る?

福浦岸壁 釣り

相棒と相談。「ちょっと遊んでみようか」となりましたが、なにしろボート向きの2mに足りない短竿しかないわけです。エサはジャリメのみ。

居並ぶ本格的な陸っぱりアングラーたちの間で浮いている。肩身の狭いことよ。相棒はちょい投げ、ずる引きでシロギスを狙います。一方、筆者は底物を想定した「何でも来い!」のぶっ込み釣り。

PE2号~中通しオモリ10号~サルカン~ハリスフロロ2号1mで、小さめのチヌ針にジャリメを房掛けします。まぁ、まったく釣れる気がしない。相棒の方にシロギスが来るようなら、すぐに仕掛けを交換するつもりです。

岸壁近くのコンビニでは釣具と餌が売っている!

まずは軽く投げて海底調査。

岸壁は海面から高さ3mあまりで、真下に幅約2.5mでコンクリートが打たれ、その先が海になっています。

コンクリートの際から5mほどはデコボコした石畳のような感じ。テトラなどの構造物はなさそうですが、割れ目やくぼみが多数あり、根掛かりまではいかないものの、オモリが引っかかります。その先には砂地が広がり、30mほど先にはかけ上がりもあるようです。

ぶっ込み釣りは不発

相棒は懸命に投げ、砂地でズルズルと仕掛けをさびきます。が、シロギスは来ない。カミツキ(イトヒキハゼ)がぽつり、ぽつり。

筆者は仕掛けをぶっ込み、竿に鈴をつけ、しばらく放置プレイ。

時どき数メートル巻き、また放置。海を眺めながら、弛緩しきった時間が流れていきます。ま、正しい休日の過ごし方ではあります。

少しずつリールを巻き、根掛かりを気にしながら仕掛けを岸壁に寄せてくる最中、ゴツゴツと大きめのアタリが出ました。

・・・

やはり貴殿だったか(キュウセンベラ)。

大きいのでキープしました。この魚、天ぷらにすると美味しい。

・・・

おっ。今度は相棒の竿にアタリが。なんとカサゴです。しかも極小。相棒はリリースしながら「すぐ近くで当たった」と言います。

そうか。足もとにカサゴがいるのね……。

作戦変更です。中通しオモリをやめ、チヌ針を外してハリス2号にナス型オモリ4号をじか結びでぶら下げる。そのオモリに1号フロロ40cmを直結し、大きめのキス針をつけます。エサはジャリメの1匹ぬい刺し。むかしやったカニ釣りやザリガニ釣りに負けない安易な「原始的胴突き仕掛け」です。

根魚を狙ってしばし遊ぶ

で、これがけっこう釣れるわけです。

コンクリートのきわから3mの範囲を探ります。仕掛けを引きずると根掛かりするので、着底したら動かさず、糸をピンと張る。そのまま待つことしばし。アタリがなければ巻き上げ、また落とす。

ガ、ガガッ!

おお、来ました。竿をあおってリール巻き巻き。キープサイズぎりぎりのカサゴです。

このあと以下のような具合。

ガガガ! →貴殿(ベラ、キープ)
ガガ!  →カサゴ(リリース)
ガガガ  →貴殿(ウミタナゴ、キープ)
ポヨポヨ →貴殿(ハゼ、キープ)
ガ、ガガ →カサゴ(キープ)
ガガ   →カサゴ(リリース)

1度だけ夢のようなメバルがきましたが、手のひらサイズ未満。泣く泣くお帰りいただきました。

「福浦岸壁」での根魚との遊び方(数字は筆者の推測)

相棒も参戦し、2人でカサゴ12尾、シロギス2尾、ベラ3尾、ウミタナゴ1尾、ハゼ3尾(以上はキープした魚のみ)。岸壁の暑さもあってバテ気味で、釣れ盛っていたタチウオ釣りへの挑戦を誓いつつ、相棒と正午前に現地解散しました。天気にたたられ、堤防で子供のように遊ぶほかなく、不完全燃焼もいいところです。

リレーで浦安「境川」でハゼ釣り

あとは下道でちんたら車を転がし、千葉へ帰るだけ。

途中、寝不足でコンビニに立ち寄って仮眠したり。国道で多摩川を越えて東京に入り、蒲田を過ぎ平和島で右折して東京ゲートブリッジ方面へ。都心をショートカットするルートで新木場を経て、湾岸道路へ出ます。

やがて旧江戸川が見えてくる。その向こうは千葉。

江戸川といえば、ハゼはしっかり湧いているだろうか。

今年は不漁、と話す船宿関係者もいる。まだジャリメも残っているし、ちょっくら調査でもしてみるか……。
というわけで、川を渡る最中に数秒で即決。

渡りきって千葉県最初の交差点を左折し、浦安市内へ。ウロウロしているうちに旧江戸川へ注ぐ幅15mほどの水路を見つけました。

地図で見ると「境川」

釣れそうだ、というわけで、午後4時過ぎから第2ラウンドです。

ナス型オモリ4号に競技キス4号2本針の振り分け仕掛けを直結。第1投から竿先がプルプル震えます。フワッと上げると、きれいな飴色のマハゼ。思えばハゼ釣りは今シーズン初めてでした。

1投目からマハゼが食った

ハゼと遊んで釣りの魅力を考える

あたりを見回すと、ジモティーとおぼしき麦わら帽をかぶった大人や子供が何人かハゼを釣っています。

浦安市の境川。水門の向こうは旧江戸川

向こう岸にはつがいとみられる鵜が2羽。片方が川に潜ると、驚いた小魚がパーッと水面で跳ねます。
あぁ、なんと平和な風景か。

とはいえ生息調査は本気でやります。タイムアタック方式。時間を1時間半と決め、百円ショップで買った計数機で釣った数をカウントしていきます。

真剣にハゼを釣りながら、釣りとはいったい何だろう、と頭の片隅でつらつら考えます。

陸上で肺呼吸する人間にとって水中は異世界であり、エラ呼吸する魚は永遠の謎。釣りとは「謎に挑み、魚と交信しようという絶望的な試み」なのだと思います。

交信の第1段階は、人間の側が「エサ(またはそれに類するもの)」に針を仕込んだものを、魚の世界に送り込む。
第2段階は、魚がエサを口にする。「アタリ」として伝わってきます。
最後の第3段階は、「アワセ」を入れて人間の側が魚を針にかける。

「絶望的な試み」の成就を目指す釣行の全行程で、アタリが出て針がかりさせるまでがヤマ場であり、最も興奮するわけです。というわけで、マハゼのアタリを動画で見てみましょう。竿を手に持っていると分かりにくいので、置き竿にしてみました。

さらに、合わせ、針がかりの動画も撮影しました。おっと、これはうれしい。笑

ハゼを狙ったことのない釣りの未経験者や初心者なら、小さい魚なのにこんなアタリを出すことに驚くかもしれません。

年季の入った大物釣り師であっても、ハゼのアタリに心の疼(うず)きを覚え、竿を持って出かけたくなるはずです。

魚釣りという遊びを考えるに、相手が青森・大間の巨大なクロマグロだろうと、小さなハゼだろうと、アタリから合わせ、針がかりに至る釣りの魅力の本質は何ら変わらない。筆者はそう思います。

さて、第2ラウンドのマハゼ釣りで1時間半の釣果は34匹。時速20匹あまりでした。5時間で束(そく)釣り(1束=100匹)するペースです。魚の湧きは悪くありません。

ハゼの開き。赤い3匹は「福浦産」 

    ハゼの天ぷらを味わえるのは釣り人の特権

福浦産のカサゴ。丸ごと唐揚げにすると全部食べられる

ボート釣り空振りで始まったサラリーマン・アングラーのグダグダな休日ですが、何とか不完全燃焼を克服。家に帰ってカサゴは唐揚げ、ハゼは天ぷらでいただきました。自然の恵みに感謝です。

 

寄稿者

釣人割烹

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