どうも平田です。
チキンラーメンにトムヤムペーストをいれると旨いということに気づきました。ぜひやってみてほしい。
釣りガイドをやって学んでいる
さて、
ゴールデンウイーク中は風が強くて釣りにいけなかった方も多いのではないでしょうか。
ORETSURIでも、盛り上げようとしている手漕ぎボート釣りの世界は、これがほぼ出船できず、釣り船も相模湾あたりは南西の風に弱いので出られなかった日も多かったと思います。
わたしはといえば、GW期間中、堤防からのちょい投げシロギス釣りをやりつつ、3日間は公私で釣りのガイドをつとめてきました。
ORETSURIは釣りに関するウェブメディア・ウェブマガジンです。
グーグルで『釣り メディア』というキーワード検索すると、だいたい1位か2位にヒットします。
Google先生も認めてくれているのかもしれません。先生どうもありがとう。
このサイトですが、どちらかというと玄人ではなく、これから釣りをはじめる方から中級者ぐらいまでを守備範囲にしています。中級者以上でも、釣果以外のユーモアがわかる方にはたぶん愛されているんじゃないかなと思います。
釣りは、自然、それもみえない水中の魚を相手にしているという特性から一生極め続けられる稀有な趣味だと思います。そして、上達すればするほどマニアックになっていきますね。
すると、やがて初心者・入門者の気持ちがわからなくなっていくわけです。
こういった課題に対して考えたのが、できるだけ釣り初心者やはじめて釣りをする方々と接点を持ったり、ORETSURIとしてもイベントを開催していこうという試みです。
ORETSURIは、船宿、ボート店、飲食店、釣りのプロ、フィールドレポーターとして寄稿くださっている方、もちろん読者のみなさんなどなど、いろんな方のご協力で成り立つているわけですが、運営者としても、釣り初心者にむけてマウンティング気質を持たないように、はたまた視野が狭くならないように定期的に釣り初心者や、はじめて釣りをする方々と接点をもつことにより、いろいろ学んでいます。
例えば、最近気づいたのは以下の点です。
- 船釣りの場合、小学1年生ぐらいの身長だと海面が見えない(なので仕掛けが落とすタイミングから絡みやすい、ビシを巻きすぎになりやすい)
- 船宿の貸竿はリールの重量と合計数と500g以上あり、もっているだけで子供には重い
- アジ釣りの仕掛けの長さ2メートルは1メートルもあっていいんじゃないかな(シャクリ幅が変わるものの)
- 自分は酔わないとおもっている人にも酔い止めのアネロンは飲んでもらったほうがいい
などなど。
その他、釣り方をおしえているときに、知らず知らず釣りの専門用語をつかってしまうんですが、アレって、釣りを趣味にしていない人だと、わからないんですよね。
特に子供の場合、わからない言葉が一定割合を超えると、説明などが頭に入らなくなってしまうんだなーと気づきました。
たとえばLTアジ釣りだと
タナ、コマセ、アカタン、クラッチ、ハリス、ビシ、シャクリ
これ、よく考えると、釣りがわからない人には呪文みたいですよね。
なので、できるかぎりわかりやすく説明することを心がけています。
- タナ:お魚さんがいるところだよ
- コマセ:お魚さんを集める食事だよ
- アカタン:お魚さんが食べる食事だよ。針にさすよ。
- クラッチ:押すと糸がでるところだよ。
- ハリス:針がついている糸だよ
- ビシ:お魚さんをあつめる道具だよ
- シャクリ:思いっきり竿をあげてみることだよ
といような。
とはいっても、まだまだ釣り用語呪文をつかってしまう癖もあるんですけどね。
爆風のなか、八景沖でLTアジ釣りのガイドをしてきた
ゴールデンウイークはTABICAの釣りガイドの予約が2件あったのですが、今回は二家族を案内したある1日を紹介します。
イベント当日まで、まー強風の予報(南西風10m以上..)だったのですが、晴れ。
船宿としては、予約がたくさんはいっているゴールデンウィーク中ですし、1日休業すると船の数にもよりますが、百数十万以上の売上減になるはずです。
ということもあり、晴れていて近場の釣りであれば出船するんだろうなーと思いながら当日を迎えました。
午後船だったのですが、やはり午後から強まる南西風・・・
荷物ともども、船室に入っていただきポイントまで移動。
八景沖へ移動。
荒川屋、弁天屋などのアジ船があるなかさらに沖へ。
大人3名、子供3名にレクチャーしていきます。
風がつよくて帽子とんじゃうよねー。あご紐必須ですね。。。
こんな日は無理せず座って釣りをしたほうが安全ですね。
パパも頑張って釣る。
現在、八景沖の海域は、中アジ(20~30cm以内ぐらい)が主体のようで、意外と重量があるので海面ばらしが起きていたようでした。
アジは口が弱く大きくなって体重が増すほど、ほんとバレやすいんですよね。
ビシをコマセの洗面器において、ハリスをゆるめず一気に手繰る。というのは口で言えば簡単なのですが、やってみると慣れるまで大変なんですよねー。
同じような経験をしている方は、ゴリ巻きせず等速で巻き上げたあと、抜き上げ時は、ハリスを持つ手の位置を枝針のすこし上あたりするとうまくいきやすいですよ。
もうひと家族も爆風の中頑張っていますね。
竿先をしっかりみてようねー。といったら、
「うん!」とのことでした。かわいいねー。素直っていいですね。
お。きたんじゃない。
よし、巻いてみよう!
・・・
・・・
・・・
じゃーん。
ということで人生初のアジ。
しかもいいサイズだねー。
「うっわー!うごいてるー!」
と、子供ちゃんがコメントしていたのですが、たしかに動いている魚をつかむのってあまりない体験ですしね。
おじさんは、「こいつ・・・動くぞ!」という俺たちのアムロ・レイのセリフを思い出しましたよw
お父さんも釣る(風もあるので短パンだと寒そうでした^^)
船での初アジ。尾っぽが黄色いのは、黄アジといって、うまいんですよコレが。
なれてきたら自分で餌をつけてみてもらいます。
医療用手袋があれば、イソメもへっちゃら(でも動くし噛んでくるんだよねーあいつらは)
だんだんとサマになってきましたね。
お、きたんじゃない!
おし、巻こう巻こう。
ぐりぐり。
・・・
ぐりぐり。
・・・
ぐりぐり。
・・・
もう一つおまけにぐりぐり。
・・・
こういった体高のあるコロコロしたマアジがどんどん釣れてきます。
大人の場合、釣りに慣れてきたらあまり声掛けしないで、見守るようにしています。
やっぱり自分でいろいろ工夫して釣れたほうがおもしろいですしね。
親子ならんで釣り。和みますね。
今後も、堤防に船に、なれたら手漕ぎボート釣りも楽しんでもらえればいいなーとつくづく思います。
ママもがんばる。
だんだんと、なんで釣れないのかな、という理由が気になってくるんですよね。わかりますよー。
お、女の子ちゃんに強いアタリが。
これはちょっと引き強いなー、アジ2尾か、そうじゃない魚だなー、
と、思っていたら、
ぐるぐる円を描いてあがってきたのは
・・・
・・・
・・・
中サバでした。
まわりともお祭りにならないで釣りあげられてお見事。
このサイズだと塩焼きもいいかもですね。
サバはアジより引きが強いので、楽しいよねー。ぶるんぶるん
この日、大サバサイズも釣れていました。水深18mぐらいでしたが、いいサイズのサバも浅場を回り始めたんですねー。
横須賀あたりで遠投かご釣りをやれば釣れるかもですね。
そして、沖上がりへ・・・
いやーこの風と波のなか酔わなくて釣りができれば、あとはだいたいの釣りは簡単に感じられるだろうなーという日でした。子供ちゃんたちも、酔い止めを飲んでいてよかったね。
今回釣れた魚は、アジとサバとハゼ類だったのですが、船宿の方からイシモチを分けてもらいました。
イシモチも、釣り物は刺身にすると旨いんですよねー。
ぜひ味わってほしい魚の一つです。
この経験が、みなさんの釣りをはじめるきっかけになればよいなーと思った1日でした。
荒波の中でも
大人3人、子供3人で初めての乗合船でした。 当日を迎える準備段階から、終わってからも丁寧にたくさんのことを教えていただけました。 お魚の捌き方まで教えてもらい、釣った魚は無事当日の夕食に。 快晴でしたが風が強く、波も高い状況でしたが、平田さんに加え船宿の方達が子供達に丁寧に指導してくださって、子供達もみな釣ることができました。 また平田さんから釣りを教わりたいね、と子供と話しています。 今後もっといろいろなプランがでてくるとを期待しています!(笑
出典:https://tabica.jp/travels/2407
レビューいただきました。うれしい。
どの子もそうですが、特に男の子は、酔わないで魚を釣ることができれば「パパ―また釣り行きたい」と、いうんじゃないかなと。男女問わず子供との関係も、だんだん大人になるにつれて難しくなる時期もありますが、そんな時に共通の趣味が釣りだと一緒に黙って遊べていいんじゃないかなと思います。
と、いうことで、
世のお父さん、お母さん方におきましては、子供ちゃんを釣れてのはじめての釣りは、酔い止めをしっかり飲んで簡単な船釣りからはじめるとよいですよ。
ではでは。
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