どうも平田です。夜釣りが好きです。ということで、この日はアナゴ釣りに八景島へ出かけてみました。
アナゴのぶっこみ釣りのエサ
まず餌は3種類用意しておきます。
- サンマの切り身
- サバの切り身
- イカの塩辛
これまでの経験状、アナゴがもっとも好むのはサンマ餌で、サバ餌は2段階ぐらい劣る気がします。
イカソーメンもよいのですが、集魚力が高くはないためイカの塩辛をよく使うなと。
集魚力:サンマ餌>いかの塩辛>サバ餌
針持ち:いかの塩辛>サバ餌>サンマ餌
という順で覚えておくとよいでしょう。
このなかのどれか一つだけをもっていくとしたらサンマ餌かなと。
八景島マリンゲート前に到着
この日は暗い時間から釣りはじめましたが、明るいうちに場を確保して仕掛けもセットしておくとスムーズです。
八景島だと、昼間にハゼを釣ってそのハゼをずる引きしつつマゴチを狙って、夕方から切り身でアナゴ釣りというのが最強なのではないかと勝手に思っていますが、どうなのでしょう。
仕掛けは、ジェット天秤+ハモ用のハリス+サンマ餌&イカの塩辛。
餌はまっすぐになるように縫い差しして、針持ちがいいイカの塩辛で蓋をするとよいですなと。
この釣り場は手前から15メートルくらいのところに基礎(+牡蠣殻等の尖ったカルシウム帯?&無数の仕掛け達のゾンビ)があり、何も考えず手前までずるびきしてくると根がかり連発なので、ジェット天秤のように仕掛け回収時は浮き上がるものがよいかもしれません。
はも。
はも釣りの仕掛けなのですが、タックルベリーさんで、30円。古そうなパッケージですが、ハリスは6号なので糸が劣化していてもまー大丈夫だろうと。どんとこい。
夜光パイプもあらかじめセットされていて便利ですね。
ここでワンポイント講座。
このように岸壁に竿をたてかけるような場合、ロッドに傷がつき、塗装が薄いものなどは、ロッドのカーボンやグラス繊維自体にその傷が言ってしまう可能性があります。
よく「投げただけなのに、竿が折れたふざけんな」という話をネットでみますが、そういった声のなかには、ロッドの扱いが悪くて折れているんじゃなかろうかという人もいる気がします。
ということで、こうした岸壁などに立てかける場合はタオルなどを敷いてそこに竿を立てかけるようにするとよいですよ。
アタリが!
と、
ここでさっそくのアタリ。
竿先の鈴が
チリ、チリリン♪
と、鳴るこの釣り。興奮するなー。たまらん。
しばらく突っついていましたが、針がかりせず。
仕掛けをあげてみると・・・
うわ。サンマだけ食われてる。
と、このようにアナゴはサンマ好きなのです(サンマが針からとれやすいという説もあります)
ちなみにこの釣り場で切り身をたべる魚は、カサゴかヒトデかアカエイぐらいで、少し先の砂底を狙っている限りカサゴはあまりこないので、アタリがあったときに、だいたいついばんでいるのはアナゴだと思います。
必殺、3種のエサの盛り合わせ。
要は、サンマとサバとイカの塩辛を針につけて投げるという技です。
エサを使い分ける際に、「もしかしたら○○の餌のほうが釣れるかも」という心配をしたことがありませんか?
そういった優柔不断なあなたやわたしのためにうってつけなのがこの、エサの盛り合わせ。
どれかは食うだろというやっつけ気味な釣り方ですが、ブッコミ釣りのようなあまり繊細さを求められていない釣りはこんなざっくりでいいんです(ただし、アナゴが飲み込める餌のサイズは意識したほうがよい)
ラウンド2、アタリがないけど・・・
スタートしてから1時間が経過。まったくアタリがありません。
ちょっとこれは、エサを付け替えるか、と、少し竿を持ち上げたら・・・
チリリン♪
竿から魚の重さと、ぐわんぐわんと引く、アナゴ特有の暴れ方が伝わってきます。
この竿はミディアムヘビーのシーバス&ショアジギロッドなのですが、なかなか引いておるなーと、リールをぐりぐりしていると、うしろからジモティのおっさんがあらわれ、会話スタートです。
おっさん「どうアナゴのアタリある?」
わたし「ええ、今ちょうど来てます!」
おっさん「最近のアナゴはアタリがすくないんだけど、釣れると大きいからなー」
わたし「ええ、今ちょうど釣れたところなんですよ」
おっさん「お。けっこう大きそうだね」
わたし「そうですね。50センチは超えてそうな」
おっさん「このあたりのアナゴは、根にいるからぶっといんだよ。でも、このタモじゃアナゴに逃げられちゃうんじゃない?」
わたし「あはは」
と、ここで、アナゴが水面にみえて、タックルと仕掛けも強度があるので、抜き上げてしまうことに。
おー、なかなかのアナゴです。天ぷらか煮アナゴか。悩む。
読書釣り
ぶっこみ釣りの場合、ターゲットにもよりますが基本的に待ちがメインなので、暇です。
竿先をずっとみていても飽きませんが、時間ももったいないのと、秋口のように涼しい夜なので、わたしのバイブルである水木しげるの『のんのんばあとオレ』を読み始めます。もう何回読んだことか。
この本は水木しげるの幼少時代を描いたそれはそれはワクワクする本なのですが、ちょっと離れた街灯の下で読み進めていると・・・
チリ、チリリン♪
わ、あわてて竿に飛びつくと、お、乗っている。
あ、ばれた。
と、一見簡単そうなアナゴのぶっこみ釣りでもこういったアタリしかないor当たってもしっかり針にかからないということがあります。
アナゴの口があるていど固いので、フッキングが甘いときもあるかもしれませんが、大体はアナゴが餌のはじっこだけ飲み込んで、引っ張っていることからおきるアタリなので、もし、チリリンとアタリがあったら、軽く聞き合わせをしてあげると、しっかり食い込むことがあります。
とりあえず、魚肉ソーセージでも食べてみるか。うむ。
実に旨い。
と、地面に500円玉ぐらいの闇が動くのを感じてよくみたら、クロゴキブリの斥候部隊であるという。
釣り場には多いんですよね。釣り餌目当てに彼らはよってくるのですよね。
あとは、公園などでまわりに樹木があるエリア&生ごみ等が捨てられているところにはかなり彼らがいたりします。
ネズミが多いところは、ゴキブリが捕食されてすくないのですがね。
この日、G氏を2匹みたのですが、1匹はベースキャンプを侵略してきたのでデストロイした次第。
え、アナゴはどうなったかって?・
このあとも数度アタリはあったのですが、食い込まず。
こういう場合は鯉オモリ等の遊動式のしかけや穂先が柔らかい竿がよいのだろうなーと思いつつ、満潮潮どまりを迎えて家路につきました。
それにしても、釣り場で荷物のまわりにG氏が現れると、バッグの中に忍び込んでないかなど結構気になるもんですね。魚は持ち帰っても、Gは持ち帰りたくないものです。
ではでは。
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