ORETSURIをご覧のみなさんはじめまして。フィールドレポーターとして寄稿させていただくことになりましたはるかと申します。
いつも海ではサメ、淡水では鯉などの大物を狙っています。
11月26~27日に東京と多摩川の間をながれる多摩川で行われた鯉釣り大会に出場してきました。鯉はどにでもいるものの、巨鯉釣りというと、なにかと未知のところも多いのではないかでしょうか。
今回は、そんなみなさんのために鯉釣り大会の様子をお届けしたいと思います。
多摩川鯉釣り大会2016について
毎年11月の第4土日に行われる大会、知り合いが大会の会長である事もあって毎年出場しています。
最初に大会の内容を紹介しますね。
- 出場料は1人3000円。
- 範囲は丸子橋から六郷大橋まで。
- 期間内により大きい鯉(全長)を釣った人の勝ち。
- 1位から5位までが入賞。
- 順位によって賞金があります。1位は5万円、それ以外は覚えてないです(笑)
去年の大会の集合写真。残念ながら去年は入賞できませんでした(>_<)
てなわけで、今年こそは5万円ぶんどってやろうじゃねーか!!と意気込んでいたのですが、仕事が忙しく、特にこれと言った準備も出来ないまま迎えた大会前日、場所取りも兼ねてポイントに入ったのは金曜日の午後2時頃です。
大会前日、六郷大橋上流京浜急行線鉄橋下に布陣
今回入った場所は六郷大橋のすぐ上流、京浜急行線の鉄橋の下。根が多く上げるのが困難な場所なのですが、過去に何度か優勝魚が出ていて家から近く何かと便が良いのでこの場所を選びました。
まずはコマセ打ち!
ORETSURI 読者のみなさんは、ご存知でしょうか。鯉は餌がある場所を学習するんです。そのため、コマセ打ちは鯉釣りにおいて大事なポイントです。
開始は翌日土曜の午前5時からなので、竿だけセットして後ろにテントを立てキャンプ開始です(笑)
驚かれる方も多いかもしれませんが鯉釣りというものはその場所にずっととどまり、同じポイントを狙い続ける釣り、だから大会期間も長いんです。
釣りと言うよりは罠だと思って頂けると良いかもしれません…
釣座はこんな感じ、奥にはJRの鉄橋も見えますね。
そして日が暮れ・・・
途中で友人も隣に入り2人でテントにこもって、今回の作戦会議をはじめます。
この日は、この冬一番の冷え込みでろくに寝れませんでした…笑
入賞したらみんなで宴会だべー!なんて話しをしながら夜が更けていきます。
大会当日
そしてむかえた朝5時、2人でポイントに仕掛けを一斉射!!
釣り方はぶっ込みスタイルで、ポイントへ投げ込んだらひたすら待つ釣りです。
しばらくして友人の竿に当たりが…!
テントから飛び出て竿に走る友人、自分は寝ぼけていたのであまり覚えてません(笑)
上がってきたのはあまり大きそうではありません、、
計測すると77cm、念のためと思い夜が開けてから連絡すると既に79cmが入賞サイズとのこと。おしい!(笑)
その後当たりもなーんにも無く静かなときが流れ、気がつくと夕方、、、嫌な予感がよぎりながらも、ポイントへコマセと仕掛けを投げ続けます。
その後も当たりは無く夜になりました。
このポイント近くに住んでる友人が遊びに来たので、近くのコンビニで色々買い込みテントで宴会を開始(笑)
真面目に釣りしろよ、と良く言われるんですがこれも鯉釣りの醍醐味の1つなんです( ̄▽ ̄)
最終日、でるか!?
そうして突入した最終日。遊びにきた友人も帰宅し2人で寝静まった頃、またもや友人の竿に当たりが!
寝袋から飛び起き、お約束の猛ダッシュ(笑)
もはや魚より眠気との勝負です…
上がってきた姿は昨日の鯉より少し大きいサイズです。
計測してみると80cmジャスト、夜があけてすかさず連絡します!
が、しかしこの頃には入賞サイズが83cmまで引き上がっていたという…簡単には行かないものですね。
開始からたった1度も当たりすらない自分は、極寒のテントの中で、もはや何をしに来てるのかすらわからなくなり、そのまま午前9時頃まで一眠り(笑)
寝て。起きて。
目が覚めると大会終了まで4時間。
もう自分のポイントには魚が居ないと見切り、特技である遠投を生かし向こう岸の浅瀬を狙うことに!
流れを受けないために竿先を高くセット、なんとしても1匹出したい、その一心です。
が、しかし自然は甘くはないですね。午後1時、とうとう終了時間まで自分の竿には1匹も食いついてくれませんでした。
しょぼーん(´;ω;`)
閉会式
午後2時から多摩川大橋で閉会式なので落ち込んでる暇もなく、速攻で道具を仕舞いゴミを片付け会場へ向かいます。会場に着くと既にみんな集まっていて、知り合いや顔見知りにひととおりご挨拶。けっこう有名なプロやテスターも出場する大会なんです。
そして注目の表彰式、
1位は、なんと92cm!?
その下に91、89、88(4、5位同寸)と続きます。…
今回自分たちの見てきた鯉なんて可愛いもんだ、と友人と笑ってしまいました。
今回、魚こそ釣れなかったものの、友人が遊びに来てキャンプを楽しんだり、久しぶりに色んな人に会えたり、案外楽しめた釣行でした。
真上を通る赤い乗り物は、しっかり最後まで睡眠と会話を妨げてくれました…笑
来年こそはちゃんと準備して入賞したいと毎年思うことを今年も思いながら、重い荷物を担ぎ帰宅。
では、また寄稿します。
普段の釣行の様子は主にTwitterで呟いています→@haruka_1852_
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はるか
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