友人のくまさんから、「平田さん釣りにいきませんか?」という誘いをもらって、おうよ、それなら葉山のボート釣りがあるよ。といったところ、「僕ボート漕げないんですよね」というレスポンスがあり、おっけー俺が漕ぐから大丈夫と35歳のおっさんが力んで葉山にある手漕ぎボート屋『葉山釣り具センター』にむかいました。
葉山釣り具センターへ
京急新逗子駅から葉山釣り具センターまでバスで移動します。大体、7分くらいで到着したような。Googleマップ上は歩くと35分くらいかかるようです。
ということで、今回予約をしたボート屋の葉山釣り具センター最寄りバス停、清浄寺で下車。
歩いて2分くらいで到着です。
くま氏はどうやらこの日1時間くらいしか寝てないようですが、なにを隠そうわたしも40分ほどしか寝ていないという状況。ふたりとも、小学生並みの行動パターンなので釣りの前日は眠れないわけです。どんとこい。
曳舟に乗ってゴー
店舗で受け付けしたあとに船出。
葉山釣り具センターの場合、行き帰りの曳舟サービスがあります。いやはや快適快適。
あっという間に陸地が離れていきます。
通常ボート釣りをする際は、陸上でタックルを用意してから乗り込む用にしているのですが、ちょっと焦ってしまい、ふたりとも竿を用意する前にボートに乗り込んでしまった手前、曳舟時に慌ただしく準備するという体たらく。
そんでもって風がふいて、PEラインをガイドに通すのがなかなか大変。
数分で、沖のブイに到着。
帰りも曳舟を利用する場合は、規定の時刻5分前にオレンジブイにて待機しておく必要があります。
我々は、最終時刻5分前の14時25分まで粘ることに。
今回の秘密兵器は2つ
今回の作戦を説明しますので、みなさんおしゃべりをやめてよく聞いてください。
まずコマセをつかってサビキでアジやイワシや小サバを釣る。で、その小魚を泳がせつつヒラメとマゴチを狙うというものです。
が、フタをひらいてみれば、肝心のエサが一切泳いでいないという謎の状況。
どうなっているんだ。
前回の長者が崎釣行では、イワシと小鯖が群れていたのに。。。時化のあとなので、どっかにいってしまったものなのでしょうか。
そうこうしているうちに、ちょい投げのくま氏がメゴチをゲットしたので、先輩力で丁寧に説諭&強奪し、泳がせ釣りをさせてもらうことに。
メゴチだから、ヒラメはこないかもだから、マゴチくるといいなー。
そうそう今回は、秘密兵器を2つ用意しました。
一つ目、秘密兵器くまちゃん竿フォルダーです。
竿をしっかり固定はできませんが、ざっくり竿を寄りかけて置いておくことは可能な仕様です。波がくるとずれることも。。。
二つ目、ダイワのダイワ 友バッグLです。
これはみたことがない方もいるかもしれませんが、鮎の友釣り用のアイテムで、おとりアユや釣った鮎を活かしたまま泳がせておくことができるという実に有能なアイテムです。
淡水では、ブクブクなしにテナガエビや川魚を釣って活かしておくこともできますし、海のボート釣りで泳がせ釣りをやるときにもエアレーションは不要です。
しかも、夏場の釣りはバケツの水温があがりがちですが、なんと、この友バッグをボートに装着して潮に流しておくと、バッグ内に常に新鮮な海水が循環し、エサの小魚たちもいつまでも元気という便利すぎるアイテム。
まさに、ボート泳がせ釣り業界の風雲児といっても過言ではありません。これをみている人はすぐに買っておきましょう。ほんとおすすめです。形状も、潮に逆らわず整流しながら流れる仕様なので、実にいいですよ。
カレイ!?からのメゴチゲリラ地獄
そんなこんなで、サビキに魚がこないのでちょい投げに変更。
シロギスとメゴチをエサとして確保する作戦に切り替えました。釣りの実戦で必要なのは、こうした臨機応変な対応ですよ。ふはははは。
びびび。
うほー。シロギスかなー。
と、おもったら安定の迷彩色。
カモフラカラーのメゴチ氏ですね。
と、
くま氏が、なんだか、「カレイがきた!」などと、ちょっとテンションをあげている模様。
チっ。先をこされたか!やるようになったな!
と、おもったら、良型カワハギの模様。
ここは先輩力を見せつけるために、つとめて余裕感を演出して、
「おーいいなー。いいの釣ったねー」とかいってみます。
どうやらここは砂地に根が混じっているエリアのようで、やや底にひっかかりも感じます。
こういうところはカワハギには絶好のポイントなんですよね。
その後、くま氏に小型カワハギが釣れたあと、メゴチ地獄に突入。
我々両名は、圧倒的な共産メゴチゲリラの猛攻にあい、二匹目の良型カワハギは一向に出ず。観念して移動することに。
根と海藻がすごい
今回、愛読書のスぺシャルアイテム関東周辺海のボート釣り場完全ナビの葉山周辺のポイントマップ写真を用意していて、根回りと砂地の境目や高根部分を狙ってみたのですが、まー海藻地獄。
くま氏が、高根にて、鉛筆カマスをサビキで単発でかけたものの、その後反応なし。移動!
イワシの畜養イケスまわりで巨大ヒラメを待ち伏せ
畜養イケスまわりへ移動。
ガイド本を見るかぎりこのエリアは、イワシの入り具合にもよるものの、マゴチ・ヒラメ続出エリアらしく、ここでアンカーを投げ込み。巨大ヒラメの待ち伏せに入ることに。
餌がシロギスでなく、メゴチなので、そもそもヒラメを釣るのはちょっと難しいのではという意見がどこからか聞こえてくるものの、そこはスルーして鋭意タナを海底から1メートル以内にセット。
メゴチ氏のえらの棘を2か所ハサミでカットすると喰いが良くなる模様。
あー、あたりもないなー。
くまさん、あたりないよねー。
あたりないよなー。
また、ノーバイトかなー。
・・・
ぐわーん。
なんだこりゃ。突然引き込まれるシマノライトゲームBB。
こ、これは、メーターヒラメか!
引いてる引いてる!
このあたりでくま氏がゴープロのスイッチオン。
あれ?
ぜんぜん動かない。。。
根がかりかなー。海藻にでもひっかかったかなー。
あれー。まったく動かない。
ラインをゆるめてみると、まーったく動かない。
が、ドラグをフルロックして、思いっきりスイープ気味に持ち上げてみると、
ずず。ずず。グングーン。
と引き込むあたり。
くまさん、やっぱりきてるよー。
これは、まさか、ヤツか。
ヤツなのか。
ヒ、ヒラ、
む、なんだか白いのがひらひらしているような・・・
いやでも、ヒラメの腹も白いしね・・・
ヒラ、ヒラ、ヒラ、
・・・
・・・
・・・
これは、ヤツかも。
よし、あがってきたぞ。
・・・
・・・
・・・
あ。貴殿でしたか。
と、登場したのは、クソデカいアカエイ氏です。
っていうか、これ、PE2号とハリス5号であがってくる重さではないぞ。
その後も、上がってきては、潜るということを繰り返し、最後は、くま氏ロッドをもってもらって、毒棘に気を付けながら、頭部を両手でつかんでハンドランディング!
ぬわー。
片手では、まったくあがらないという重量感。
アオイソメ切れのピンチ
ここで、1パックしかかっていなかったアオイソメが切れる寸前に。
くま氏が、「平田さん、イソメないですよ」的なことを焦り気味にいってくるので、ここもやはり先輩力を発揮するために、努めて余裕綽々な表情で、「当たらなければ、どうということはない!」みたいなことを言い切って、代替案として、塩サバの皮をハサミでカットしてイソメの代わりにしてみました。
これが、けっこうよくて、入れ食い状態に。しかも一度つけると餌の強度が高いので手返しがいいことこの上なし。
おそらく水中で皮がゆらゆらゆれてアピールしているのでしょう。
そんでもってメゴチ氏。
小型のダイナンウミヘビと思われる個体。そうかそうか、君もサバ皮ファンなんだね。
これをリリースしようとしたら、くま氏が、「それリリースしちゃうんですか、うまそうじゃないですか」とかいうので、「食べるんならあげるよ」といったら、ダイナンウミヘビの眼をみたくま氏が、「うわキモイのでいいっす」とかいったので結局リリースしました。ぐるぐる。
さらにポイントを移動して、ボートの底にへばりついていた残留兵のイソメを縫い差しにして遠投したところ、
ナイスな引き。
「くまさん、これはカワハギかもしれないよ。たぶんカワハギだよカワハギ」
と、いって上がってきたのは貴殿でしたか。
オハグロベラ氏。早急にお引き取りいただきました。
早上がり
午後も時間が進んで、最後に高根につくアジを狙おうとおもったら、巡回スタッフの方から「風が強くなってきたので早上がりでおねがいします」と声掛けがあり数珠繋ぎで起き上がりです。どんぶらこ。
逗子よりは、葉山のほうが海水浴客は少ないようですね。
番外編、くま氏クロダイ釣り
このあと、腹が減ったよねーと両名意見があい、葉山にあるしなそば小浜さんへ、あっさりしたスープにかん水少なめorノーかん水麺の味わい深い一品。
食後、なんとなく歩いて新逗子駅まで帰ることに。
と、田越川で黒鯛を発見したくま氏が、「平田さん、ちょっと釣っていいですか?」といってくるので、この子もほんと釣りキチだなーとおもい、見守ることに。
が、釣れず。
まとめ
葉山釣り具センターさんを初めて利用しましたが、行き返り曳舟があるのでいいですね。釣り具屋も併設されていますしレンタルロッド(1000円)もあるようなので、手ぶらでも釣りができてよいかもしれません。
また通ってヒラメかマゴチを釣ってみたいなと思います。
ではでは。
くまさんの動画もアクセスしてみてね。
<利用したボート屋>