てんてんどんどん、てんどんどん♪
アンパンマンをみていると、てんどんまんというキャラがおり、両手にもった箸でどんぶり状の自分の頭をたたきつつ、
てんてんどんどん、てんどんどん♪
と、能天気に騒ぎつつやってきます。
するとやがてバイキンマンが現れ、どんぶりの中身の天丼を喰われてしまうという悲哀。嗚呼。
これは、てんどんまんが行儀悪く自分の頭をドラマーのように箸でたたき騒ぐ行為を通して、作者が子供たちに「食事のときは行儀よく静かにしようね」と伝えたいのだとわたしは思っています。
さて、
天丼=TENDON=テンドンといえば、もはや国際共通語になっているテンプラを甘辛いタレにくぐらせどんぶり飯にのせて出すという料理であって、日本人であれば1年に1回は食べたくなる料理ですね。
今回は、境川と相模川で釣ったハゼをテンプラにした残りを天丼に変化させる工程をご紹介します。ハゼを釣りすぎて、天ぷら地獄になったご家庭におきましてはぜひ参考にしていただければ幸いです。
ハゼ天の作り方をおさらい
まずはおさらいから。前回の記事はこちら。
小型のハゼは開くのが大変なので、鱗をおとしたあと、頭と内臓をとって塩でもんで流して、よく水気をきっておきましょう。キッチンペーパーで水気をちゃんととっておけば油がはねるのを防ぐことができますよ。
天ぷら粉をつけてもいいですが、このときは素揚げで。
え?それじゃハゼ天じゃなくないかと?
みなまでいいなさんな。
天ぷらは余る
天ぷらを自宅でやるときというのは、大体、油がもったいないという思考回路になり、だいたい膨大な天ぷらを拵える人がほとんどです。
とくに釣り人の場合、ハゼやキスなど結構な量を天ぷらにするわけですが、大体その日には食べきれないわけです。
冷蔵保存したものは、予熱したオーブントースター等にアルミホイルをしき温めると、比較的カリッと天ぷらが復活します。
ハゼを天丼にする方法
次に、このオーブン等で温めた天ぷらを以下のたれに入れて加熱します。
<タレの材料>
- 日本酒
- みりん
- 砂糖
- 醤油
- 白だし
※めんどくさいと思った人は濃縮麺つゆをつかってもよいです。昆布つゆとかね。
で、加熱する。
ころも全体にツユがしみこんだらできあがりです。
盛り付ける。
食べる。
唸る。
余談
このハゼの天丼作りなのですが、天ぷらを一旦冷凍しておき解凍してから作ってもそれなりの味になるので、天ぷらを作りすぎてしまった場合は、冷凍しておくというのも一つの手です。ただし、冷凍した魚介類は2週間をめどに食べるとよいですよ。家庭の冷凍庫では知らない間に食品の酸化が進みますのでね。
ではでは。