タイラバ・一つテンヤで真鯛釣り。「ボウズ」との付き合い方についての考察@久里浜網屋丸

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直近の釣りがボウズだったので、意気消沈している木田です。こんにちは。

9月8日土曜日、久里浜は網屋丸さんから生まれて初めての真鯛釣りに行ってきました。

同行は下衆大将こと北條さん。同氏は真鯛については4回連続でボウズを出しているとのことで、並々ならぬ意気込みです。ボウズを4回もだすと、それはもうトラウマの域であることは十分に理解できます。

下衆大将氏の釣行については、きっとご本人がレポートされると思いますので、この記事ではあくまでも私の目線で語ります。

目次

タイラバと一つテンヤの釣り方など

網屋丸さんの真鯛船は「タイラバ」、も「一つテンヤ」もどちらの釣り方も可能です。

タイラバをやりたい人はタイラバ、テンヤをやりたい人はテンヤ、両方やりたい人や、釣れてる方をやりたい人は両方やることが出来ます。

出船前には船長自ら「一つテンヤ」での餌の付け方を教えてくれました。親切ですね。

こちらは船長が実際につけてくれた餌です。

遊動型テンヤ(針と重りが別れているテンヤ)なので、オモリ部分は写真に写っていません。孫針(=画面左側に針先が出ている方)はエビの頭が水中で取れてしまわないように胴体と頭を縫うようにつけます。親針はしっぽから入れて、エビがあまり丸まらないように針先を出します。

ちょっと見づらいですが、固定式のテンヤ(オモリと針が固定されています)に餌を付けたのがこちらの画像です。背中側に頭と体を縫ってある孫針が見えます。船長のお手本からするともっと外側に針を出してしまって、軸を体に入れてしまっても良かったのかもしれません。お腹側に出ているのが親針です。

タイラバはこちら。疑似餌ですので餌の付け方などはありません。

釣り方としては、一つテンヤは仕掛けが底についた後、竿を頭上までゆっくりしゃくり、フォールする時に真鯛に食ってもらうという釣り方。アタリがあったらアワセが必要です。

タイラバは仕掛けが着底したあとすぐに、等速で巻き上げる。フォールするところを見ていた真鯛がそれを追いかけてきて捕食するところを掛ける。という釣り方です。こちらはアワセは必要なく、コツコツとアタリがあっても、そのまま等速で巻き続けるのがコツとされています。

いずれも、まずは仕掛けの着底が分かることが大事な釣りです。

で、釣果は?

久里浜港は湾内なので、波が穏やかですが、この日は九州付近にあった台風の影響のせいか、南風がかなり強く、海上のうねりもかなり激しかったです。

体感ですが、船が波の頂点にいたときと、波の底にいたときでは2m程度は高さが違ったのではないかと思います。

右舷ミヨシ(船の前方のことです)を釣り座にしたこともあり、船が下に下がった時の波しぶきも相当かぶるような状態。また、いつもは必ず立って釣るのですが、危なくて立ってもいられない状況でした。9月8日に東京湾で釣りをした方であれば、同意していただけるかと思います。

で、こういう厳しいコンディションの時は、

「過去に釣ったことがあるかどうか?」が釣果を分けると思います。釣ったことがないと、そもそもアタリがどんなものか分かりません。

さらに、竿が風を受けて振動しますので、輪をかけてアタリが分かりづらく、はっきり言うと、竿からは仕掛けの着底こそ分かったものの、それ以外、何の信号も受け取れない状態でした。

それもあって、数時間、タイラバ、テンヤともに強い心でトライしたものの、結果はボウズ。寂しい結果になりました。

ただ、

  • 初めての魚種に対する釣り
  • 海況が相当シビア
  •  釣り座が(海況に照らして)あまり良くない(船はうねりの時前方の方がより大きく上下動します。)

ことを考えると、納得感というか、仕方ない感はあります。

釣りは自然の影響を受ける遊びなので、こういうこともあるよね。

釣行歴とボウズ歴のまとめ

私のこれまでの釣行歴は以下の通りです。

  1. 2017年11月4日:相模湾ライト五目(イナダ・ソーダガツオメイン)
  2. 2018年2月3日:東京湾LTアジ
  3. 2018年3月31日:東京湾エビメバル
  4. 2018年4月30日:東京湾LTアジ(はじめて一人で釣りにいった)
  5. 2018年5月21日:東京湾タチウオジギング(ほんとはマゴチ船に乗りたかった)
  6. 2018年5月26日:東京湾シロギス
  7. 2018年6月1日:東京湾マゴチ
  8. 2018年6月30日:東京湾タチウオジギング
  9. 2018年7月14日:東京湾ボート五目(マゴチ狙いメイン)
  10. 2018年8月4日:東京湾タチウオ
  11. 2018年8月12日:錦糸町横十間川でハゼ(唯一のおかっぱり釣行)
  12. 2018年8月18日:東京湾マゴチリベンジ
  13. 2018年9月1日:東京湾ショウサイフグ
  14. 2018年9月8日:東京湾テンヤ・タイラバマダイ

釣行間隔が文字通り水切りの石のように縮まっていることがわかります。ボウズ歴は、今回の釣行も含めて2回。赤文字がそれです。

ボウズはいずれも初めての魚種、しかもマゴチと真鯛なので、ま、仕方がない感じもしますが、今回の真鯛のボウズで、「ボウズとの付き合い方」を感じたのでまとめてみました。

釣りの『ボウズ』との付き合い方

以下が私なりのボウズとの付き合い方五原則です。今回の内容をふまえているのでタイラバ・一つテンヤの内容を含めてまとめます。

1. 事前準備をしっかり

釣りで『ボウズ』またの名を『おでこ』に遭遇すると悲しいです。

なので、出さないに越したことはないです。ボウズをださないためには、できるだけ事前に準備することが必要だと思います。

幸いインターネットがこれだけ広まっていますので、ネットで「魚種 タックル」と検索したり、YouTubeで「魚種 釣り方」と検索するだけで比較的大量の情報を短時間で入手できます。

ORETSURIにも相当数のノウハウがたまってますしね。そうした情報を事前に見ておくとボウズの確率は減ると思います。

また、仕掛けも色や重さにバリエーションを持たせておくとよいです。テンヤ、ジグ、タイラバなどを持っていくと不測の事態への対応力が上がりボウズが減るような気がします。

2. 現場では最後の一投まで頑張る

ボウズを減らすのためには船の上の集中力も重要と思います。「もう、今日はボウズだ」と匙を投げるてしまうのではなく、最後の一投まで頑張る。その一投にかかる魚がいるかもしれません。

ボウズだー、と諦めちゃっている釣り人はあまり見ていても美しいものではありませんしね。

また、姿勢として「頑張る」のと同時に、できるだけの工夫をする。というのも大事だと思います。テンヤの色を変えてみる、タイラバのスカートの色を変えてみる、キャストしてみる、ジャークや巻きのテンポを変えてみる、釣れている人をマネする。そうした工夫がボウズ避けにつながるのだと思います。

3. ふてくされない、すねない

「はい、時間です。あがっていきますよ。」

という船長のアノ無情な声。はい、ここでボウズ確定です。

「こんなに準備したのに」

「竿、このために買ったのに」

「早起きしたのに」

「お金払ったのに」

「他の人は釣れているのに」

と数々の思いが心に浮かぶんじゃないかなと思います。

ただ、そこでふてくされない、すねないのは大事です。そんなことをすると魚釣りの神様に嫌われてしまいそうですからね。

4. ボウズは語ろう

ボウズを出したら、SNS等で積極的に語りましょう。「釣れた!」記事も参考になるのでありがたいのですが、「ボウズ出しました」は「俺だけじゃない」という救いの気持ちにしてくれます。そういう記事がたくさんあるのもORETSURIです。ボウズはお互い様ですし、釣れた時のお祝いメッセージもたくさん貰えそうですしね。

5. ボウズの釣行仲間にはおすそ分けをしよう

仲間との釣行で、ボウズの人が出たら、そして自分が複数枚あげていたら、できればおすそ分けしたいものです。

私がボウズを出したマゴチ釣行では、5匹あげた平田さんが3匹くれてとても嬉しかったです。

真鯛の釣行では同行の下衆大将も1枚のみだったので、おすそ分けはもちろんなかったのですが、後日、居酒屋さんにその真鯛を持ち込んで振る舞ってくれました。これも嬉しかったです。

  • 魚は天下のまわりもの
  • おすそ分けして地固まる
  • ボウズは友達の始まり

など、ありがたいことわざもあることですしね。

それでは皆様、釣りライフをひき続き楽しみましょう。

タックル類

ロッド:DAIWA ライトゲームX 73 M-190
リール:DAIWA タトゥーラSV TW 7.3R
ライン:PE1号
リーダー:フロロカーボン4号

お世話になった船宿

久里浜港 網屋丸
http://amiyamaru.com
神奈川県横須賀市久里浜7丁目27−7
070-4493-5220

マダイ専門の釣り船。仕立て船ではその他の釣り物を狙うことができる。

寄稿者プロフィール

木田 和廣
オフでは水泳と釣り。オンではGoogle アナリティクスによるWeb解析コンサルタント、Tableauによるビジュアルデータ分析コンサルタントをしています。Web解析に関する本も書いてますよ。

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