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【DIY】沖釣り用「アンドンビシ」のつくり方|釣人割烹さんからの寄稿

ORETSURIのみなさんこんにちは。

週末に東京湾や外房へ釣行しているサラリーマン・アングラーの「釣人割烹」です。

先日、横須賀・走水沖でのブタアジ釣りを報告しましたが、そのときに使ったアンドンビシは自作品を使いました。

アンドンビシは、コマセ(寄せ餌)を入れるカゴとオモリが合わさった道具です。

かごの中に主にイワシミンチを詰めて、道糸とハリスをつなぐ天秤の真ん中にぶら下げ、海底に沈めます。竿をしゃくってコマセをまくと魚が集まり、天秤の腕からのびた仕掛けの針にかかるという人間の悪知恵。

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アンドンビシをつくる理由は2つ

アジビシ

市販のアンドンビシ。オモリの号数や網目の仕様によって値段がさらに上がる

はじめに、アンドンビシを自作する理由は二つです。

第一に安上がりです。

既製品は頑丈かつ立派ですが、買うと高いものでは数千円もします。

▼たとえばこちらのFUJIWARAのテーパービシ130号はアマゾンで3,000円以上。

一方、オモリとかごを別々に買って自作すると千円以内に収まります。これはお金持ちではないサラリーマン・アングラーとしてはまことにありがたい。

アジを釣らせる船宿の多くは天秤とビシを無料で貸してくれますが、ロストすれば実費を請求されます。

そもそも「海に落としたら痛い出費だなぁ」という不安が釣りの邪魔です。オマツリによる高切れや根掛かりを恐れる心が、知らず知らずのうちに、釣りをぎこちなくさせているかもしれない。安い自作品なら失ってもそんなに惜しくないので、強気の攻めができます。

第二に、自作の釣り具で魚を釣ると満足感が高まります。

ほんとうは竿もリールも釣り針も作りたいのですが、そりゃ無理な話。せめてアンドンビシならできそうだ、と挑戦しました。

釣りをはじめたばかりのころは市販の仕掛けを買っていましたが、やがて針とハリスを別々に買い、不器用に結ぶようになる。針のかたちや大きさ、ハリスの太さや長さを状況に応じて変えたりしながら探求を続け、釣りの満足度も技術もアップしていくのだと思います。とはいえ仕事が忙しくて準備が間に合わず、市販の仕掛けを買うことだってありますよ。

釣り仲間の中で、キャリアが長いのに仕掛けをまったく作らない人がいます。筆者のような「探求派」からすると、技量が頭打ちになっているのではないかと思えたりします。

もちろん、そんな人たちを批判したり、見下したりするのはバカげています。彼らは「うまく釣る」ことなどよりも、自然と向き合うことに喜びを感じ、必要かつ十分な魚を持ち帰って家族で楽しめばよい、と思っているかも知れません。山登りでも、体を鍛え、技術を磨いて難しいルートに挑む人が、やさしい登山道をゆっくり登る人をバカにするのは愚かなことでしょう。釣りにどんな喜びを求め、どう楽しむかは人それぞれです。

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アンドンビシのかんたんな作り方

話が脱線してしまいました。アンドンビシ作りで用意するものは、以下の通りです。

  • コマセかご(最も大きいものでも釣具店で500円くらい)
  • 鉛オモリ(作りたいアンドンビシの重さに合わせて号数を用意)
  • 清涼飲料のスチール缶(キャップつき)
  • オモリを溶かす小さなスチールパン
  • 作業台とする厚めの木の板
  • 鉄ヤスリ

作業場所は家の台所です。

家庭用ガスコンロで鉛を溶かします。溶けた鉛から出る煙は有毒なので、換気扇を「強」にしてください。その他、窓を開けるなどして換気に十分配慮ください。家族がいる方はみんなが寝静まった真夜中にやるべきです(でないと筆者の場合、かみさんの怒りを買う)。

まず、スチール缶(筆者が使うのは愛飲するタリーズのコーヒー缶)の飲み口に近い部分をハサミで切り取り、鉛を流し込む型枠にします。

刃こぼれしても大丈夫なハサミをつかう

切り口は多少雑でも大丈夫

キャップはしっかりとはめた状態にしてください。

そのままだとラッパ状に広がりすぎているので、流し入れる鉛の形状を考え縦に切れ目を入れて細くすぼめます。

ハサミで縦に切れ込みをいれていく

このように直径を縮める

次に、スチールパンにオモリを入れて火にかけます。

換気はOK!家族の就寝もOK!

溶けていく・・・

先の投稿で筆者が使う走水の船宿はビシ130号が標準なので、60号と70号のオモリをパンで溶かします(別の船宿で「うちは150号だ」と言われたら、かごに20号オモリを入れればよい)。

液体金属・・・

型枠のなかにゆっくり鉛を流し込む

火にかけて7、8分ほどすると、パンの上で鉛がどろっと溶け始めます(ちなみに鉄の融点は1538度、鉛の融点は327.5度)。鉛が全部溶けたらパンから型枠に注ぎます。このとき型枠は必ず作業台に載せてください。高温で下が焦げてしまいますので。

注いだあと、鉛はすぐには固まらないので焦る必要はありません。

冷えるまで固定する

コマセかごを型枠にしっかり差し込みましょう。天秤に接続するスナップのついている方を上にしてください。そのまま手で押さえていると鉛が固まり始めます(かごの上部はそんなに熱くならない)。

ある程度固まったら型枠ごと水を張ったボウルに入れてください。「ジュッ」という音とともに冷えて固まります。

十分に冷やしたら、型枠のスチール缶をラジオペンチなどではぎ取ります(全部は取りきれない)。そのあと手で触り、角張った部分を金ヤスリで丸くします。これをやらないとラインがさわったときに傷んだり切れたりしかねません。念入りに削ってください。

バリをヤスリできれいにしたらあなただけのアンドンビシのできあがり

このやり方でライトタックル用の軽いアンドンビシも作れます。できあがりはちょっと不恰好ですが、愛着がわきますよ。このかごめがけてブタアジが群がり、周囲を乱舞する様子が目の前に浮かんできます。

やけどには、くれぐれも気をつけてください。

実は、ブタアジ釣りではアンドンビシだけでなく天秤も自作しました。機会があれば作り方を紹介します。釣果で高級天秤に負けないものがタダ同然で作れ、「高切れ」がつきもののタチウオ釣りなどでも威力を発揮します。それではまた!

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寄稿者

釣人割烹

アンドンビシづくりに必要な道具と注意事項

<道具>

  • 六角オモリ(130号であれば60号+70号)
  • 鍋(鉛がつくため、専用に用意する。使い古しのフライパンなど)
  • 蓋の締まる金属製飲料缶
  • ハサミ(金属をカットするので切れ味が悪くなっても大丈夫なもの)
  • 作業台(木の板などで保護する)
  • 金ヤスリ

<注意事項>

換気と火傷に注意。

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