ORETSURI読者の皆さん、こんばんは。
北海道在住の板似ひろし(@nezakananerai)です。
今回は前回(第1回の寄稿)のリベンジです。
と、いっても日本海じゃなく太平洋側へ。
苫小牧から海サクラマス狙いでリベンジ釣行!
ソイ・ガヤ(エゾメバル)釣りではサクラマスが掛からなかったので、2/21は苫小牧・勇払マリーナから出ているタマリスクさんに乗船してサクラマス狙い!
当日は天候の心配もしていましたが、風が多少強いくらいで予報によると波はたいした事がない模様。
これは期待大。
船釣りはじめての初心者しげる君をアテンド
今回の釣行は友人のしげる君が釣りに興味を持ったとのことなので初めての船釣りをセッティング。
予約・タックル準備・釣り方レクチャーを行います。
しつこいくらいに、
「防寒は汗かくくらいしっかりね!前日は早めに休んでたくさん寝ること、それとアネロンも!」と事前にアドバイスしたお陰で、それなりにしっかりとした防寒着を用意してきた模様。
初めての船に出船前からゴキゲンのしげる君がこちらです。
しげる君「いや~、思ったよりたいして揺れないんですね。これなら楽勝ですよ!」
ひろし「しげる君、船はまだ出船しとらんばかりか、係留されておるぞ」
しげる君「んんっ?!」
しげる君、初めての…
朝5:00に出船し、ポイントまで1時間以上。
・・・
・・・
・・・
マリーナの中では元気だったしげる君も外海に出るとこの通り。
しげる君「つ、掴まるところが無い…揺れるっていうか、頭ぶつかる…」
ひろし「おう、今日は割と跳ねが少なくて快適だな」
しげる君「これで?…ムリ、もう死ぬ」
聞けば昨夜は興奮して一睡も出来なかったそう。
わかる、わかるよ。その気持ち。楽しみだもんな。俺もそうだった…。
でもアネロン持ってこなかったのは失敗だったね。
しげる君は初めての船酔いを目をつぶりながら必死に耐え、船はポイントの白老方面へと進んだ。
ファーストフィッシュ
ポイントに到着したあと、揺れがすくない胴の間で竿とリールの使い方など釣り方の説明をしげる君に手取り足取り行った。
なんとなく伝わったら、あとはやりながら自分で思ったように修正していけばいい。
レクチャーの分だけジグを落とすのが遅れた。
しかし一投目すぐには誰もサクラマスは掛かっていなかったし、今回の目的は根魚狙いでも無かったので、遅れたとしてもさほど不利にはならないだろう。
水深60~80m、いま反応のある棚は上から20~30mの間。
それより落とすとおそらくソウハチカレイとスケトウダラの猛攻に会うだろう。
潮の流れの変化を感じながら誘っていると、フォール中にラインが走る様なバイト!
鯖よりトルクがあり、鯛よりもタフに突っ込み続ける独特の感触は間違いなくアイツだ。
ファーストフィッシュはお久しぶりの海サクラマス。
やりました!
しげる君、想い出の1匹とは・・・
誰にでも最初の魚は特別な記憶に残る。
その1匹がその後釣りを好きになるかの分岐点になる事も多い。
隣を見るとしげる君は当たりの少ない上層を頑張って探っている。
すると間も無く彼の竿先がココッ、からグググッ!と入っていく。
アタリだ。教わったようになるべく等速でリールを巻いていく。バレるのでポンピングはしない。
しげる君の記念すべき最初の1匹とは…
ソウハチカレイ!
おめでとう! 干物にすると絶品の魚だ。
ちょっと型は小さいけど、生命のやりとりの重量感は彼の手に確かに響いたことだろう。
それにしても、しげる君、うれしそうだ。
この日の海サクラマスは上ずりパターン?
海サクラマスの当たりパターンとして朝方は表層、正午に向かってベタ底になる事が多い。
しかしこの日は一旦底の方に反応が出たものの、すぐに中層より上に戻ったままになる珍しいパターンだった。
底の方に沈んでしまうと、ソウハチカレイやスケトウダラの群れと混ざってしまい、釣り分けるのはほぼ不可能に近くなる。
何よりフッキングしてからキャッチまでの時間が長くなるのでフックアウトや手返しの面でもいいとは言えない。
サクラマスの口はとても柔らかい上に、首を振って突っ込む様な泳ぎをするのでバレやすいのだ。
釣り上げたサクラマスの口をフィッシュグリップで挟むと身切れを起こすこともある。
なので、この日のように反応が沈まない時間が続くと狙ってサクラマスを釣りやすくなる。
魚探の反応と、潮目。違和感を感じる辺りを丁寧に探ると…
これもまぁまぁ良い型のサクラマスをキャッチ。
もちろんいただきまーす!
ジグのカラーは釣り仲間の直前釣果からグリーンゴールドやアカキン、ピンクが見込み有りとの事だったので、この日はグリーンゴールドを信じてシャクり続けた。
実釣時間90分・・・しげる君がダウン!
釣りはじめてから1時間半。
スケトウダラとソウハチをいくつか釣り上げたものの、うねりからくる船酔いと寒さで、しげる君はダウンしてしまった。
操舵室の後ろでぐったり横になる彼に声をかけても、自分がそれ以上のことをしてあげられる訳じゃない。
やはり釣りを初めての人がうねりのなか頑張れるのは、短い時間だけなのだろうか?
時折、彼の様子を見にいきながらもサクラマスを追い、油断すると掛かるソウハチカレイとスケトウダラのほとんどをリリースして型の良いものだけを少しキープしお土産用に血抜きする。
本日の釣果
サクラマス4匹。
スケトウダラとソウハチカレイたくさん。
海サクラマス釣りの王道は、電動リールによるバケ仕掛け(毛針のついた大きなサビキ)だが、自分は手巻きのジギングが好きだ。
サクラマスジギングは、バイトからフッキング、ファイトとキャッチまでやりとりの難しさがあり、1匹の魚と闘っている感がとても大きい。
実はこの日も5匹目のサクラマスは水面で暴れてしまいバラしてしまった。
バケ組トップが6匹、ジギング組トップは4匹だったので、総括としてサクラマスリベンジとしては大成功といえるかもしれない。
次回は釣れたお魚でのお料理編。
サクラマスといえば、アレ!という料理をご紹介。
お楽しみに!
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<アングラー>
板似ひろし(@nezakananerai)
海サクラマス釣りのタックル紹介
ロッド:ブルーブルー ブラックナックル630
リール:ブルーヘブンL30 15thモデル
ライン:よつあみX4 PE1.2号
ロッド:Fishman BC5 MXL
リール:オシアコンクエスト300HG
ライン:よつあみX4 PE1.5号
リーダー等(以下は共通)
リーダー :シーガープレミアム20lb
ソリッドリング :ASS #5
スプリットリング :BlueBlue 強力! 徳用スプリットリング #4
フック:ささらさる #1 3cm 4cm
使用ジグ: Comoジグ 150g(グリーンゴールドゼブラグロー/ピンクゼブラグロー/ブラックゼブラグロー)
<お世話になった船>
苫小牧 勇払マリーナ 遊漁船タマリスク
http://tamaturi.com/index.html
電話 090-8639-1012
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