東京湾の釣物でもイージーな「アジ」で悶絶した日@横須賀大津港「いなの丸」

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写真①大津港_w1200
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ORETSURIをご覧のみなさん、こんにちは。

東京湾と外房を長くメイン・フィールドとしてきたサラリーマン・アングラーの釣人割烹@tsuribitokappouです。

じつは2月、会社から4月1日付けの大阪転勤を命じられました。びっくりぽん。人事異動はサラリーマンの宿命。初めて家族と別れて単身赴任するという。4月から生活が激変します。

というわけで、2月から突然、送別釣行モードに突入。名残を惜しみながら毎週末に釣糸を垂れています。

近年マイブームの一つだったのは横須賀・大津のマアジでした。昨年、ORETSURI編集長平田さん(@tsuyoshi_hirata)に大津沖のボート釣りに誘われたのがきっかけ。

大津の居着きアジ(近くにある猿島から通称「猿アジ」と呼ばれる)やトロサバの旨さに魅了され、何度も通っています。

そんなわけで2月末、乗合船で大津の猿アジを狙いました。

東京湾のアジを、たっぷりお腹いっぱい堪能するつもりだったのですが、そうは問屋が卸さない。

その日は自分史上最大級の「悶絶アジ」で、とにかくぜんぜん釣れない。しかも、ラストに驚きのドラマが待っていました。

目次

アジ釣りで潮先は有利か不利か

その日はTwitterで知り合った方数人と、大津港の船宿「いなの丸」さんの午前船で出港。

前日は強風波浪で大変な海でしたが、一転して晴天、風弱く、波穏やかな釣り日和です。

「こりゃいいぞ!」とワクワク、ウキウキ。

ポイントは港を出て20分ほどの走水沖で、深さは40m前後。餌は青イソメ。

船宿指定の60号アンドンビシにコマセを詰め、自作の3本針仕掛けを下ろします。見渡せば他の釣り人は全員、電動リール。手巻兵は筆者ひとりです。使い慣れた和竿に、シマノが誇るオフショア手巻き両軸リールの最強機「オシアコンクエスト300HG」をセット。

おっとっと……仕掛けがトモへと流れ、まっすぐに下りていきません。というのも、ちょうど大潮。

横須賀の猿島から走水、観音崎方面はふだんから潮の流れが速く、大潮なら激流となります。

横須賀沖名物、オマツリ必至のかっ飛び潮。糸の倒れ方がすごい

幹事だった筆者は「豆アジで泳がせをやりたい」というわがままから、右舷ミヨシに着座。

潮はミヨシからトモへ流れています。

この場合、ミヨシは潮上(潮が流れてくる方向)で不利。ミヨシや胴の間からコマセが流れてくるトモ側は有利です。

とはいえオマツリしにくいという点ではミヨシは有利。

開始早々から胴の間~トモで次々にオマツリが発生しています。どうやら胴の間の釣り客が慣れていないようで、仕掛けを下ろすときにサミングをせず、盛大に糸を出している様子。

「仕掛けを下ろすときは糸の出を調節してください!」と船長が繰り返しアナウンスしています。トモの方から「なにやってんだ!?」と怒声も聞こえる。

おうおう、大変だな。

こんなときミヨシ側では、自分の仕掛けに気を付けていれば、まぁそんなにマツらない。仕掛けをまず左斜め前方の潮先へ少し投げ、下ろすときは時々指でスプールを止め、糸をなるべく立てながら慎重に下ろす。それでも軽微なマツリが何度かありました。それほどの早潮です。

魚の群れは少し遠くても、オマツリのリスクは小さい。

これがミヨシの状況でした。そもそも、浦賀水道周辺のアジ釣りでは大潮を避けるべきかもしれません。

早潮にどう対応するか

一般論ですが、筆者の少ない経験から導き出したアジ釣りのコツは二つだけです。

①アジのいるタナを探し当ててコマセをまく

②仕掛けの餌がコマセの煙幕に同調している

アジの泳層でコマセをまき、その煙幕のなかを仕掛けの餌がフワフワ漂う。これで基本的に釣れます。

したがって、釣れないとすれば・・・。

(ア) アジのいるタナにコマセをまいているが、仕掛けが同調していない
(① は満たすが、②は満たしていない)

(イ) 仕掛けの餌がコマセに同調しているが、アジのタナからずれている
(②は満たすが、①は満たしていない)

(ウ)コマセがアジのタナからずれ、仕掛けも同調していない
(① も②も満たしていない)

のいずれかなわけです。

アジは基本的に底近くを泳ぎ、釣り客がいっせいにコマセをまくと、船直下に集まってきます。なので、どの船宿の船長も、「は~い、オモリが底に着いたら糸を張って2m巻き、コマセを振る。さらにそこから1m巻いて、アタリを待ってくださいね~」

とアドバイスする。これが基本。その通りやればだいたい①と②を満たし、ビギナーでも釣れます。

ところが、早潮の場合そうはいきません。

底をとって糸ふけを取った状態で、ラインは潮ケツ(潮が流れていく方向。「潮下」とも呼ぶ)へ傾いています。リールを巻いてビシを底から浮かせると、重いビシでもフワッと潮の流れで大きく浮き上がるかも知れません。天秤から垂らした仕掛けはほぼ真横にたなびいているに違いない。振り出したコマセもすごい速さで潮尻へ流れていきます。

これらをしっかりイメージしつつ、隣とマツらないようラインを出し入れしながら、①と②の条件を満たすべく、仕掛けをあやつります。

この日は潮の速さを考慮して、底立ちして糸ふけをとったあと、50cm~1mほど巻いてコマセを振り、そのまま待つ――というのを基本にしました。

アジを笑う者はアジに泣く

最初は魚を寄せるためにどんどんコマセをまきます。なにしろ手巻兵ですが、オシアコンクエストだと楽ちん。巻き上げるときは竿をロッドホルダーに固定してハンドルをグルグル回す。電動リールより速い手返しも可能です。

コマセまきまき。開始から30分。「そろそろアタリでるかな?」

……。

コマセまきまき。1時間が経過。「さあ、いざ!」

……。

コマセまきまき。開始から1時間半。「おーい」

……。

もちろんこの間、タナを探ったり、ハリスを細くしたり、針を変えたり、と、いろんなことをするわけです。しかし、音沙汰がありません。他の釣り人にもアタリが出ません。

きょうはダメな日か? 胸の中に暗雲が広がっていきます。

2時間ほどして、船長が「いま、ようやく型が出ましたよ~」とアナウンス。これをきっかけに、筆者にもようやくアタリが出て1匹とりました。

午前船でボウズはどうにかまぬがれた

「ついにスイッチが入ったか!」

こちらもスイッチが入ります……が、長くは続かず。

あっという間に生命反応は消えてしまったという。何をやってもアタリが出ない……。

「えらそうに講釈たれたくせに、釣れんのか?」(外野の声)

沈黙のアジ船。

コマセを詰めて仕掛けを投じ、しゃくったあとアタリを待ち、底を取り直してまたしゃくり、仕掛けを上げてコマセを詰め……。お金を払ってひたすら海へまき餌作業をするという不条理。

リズミカルな作業をひたすらこなし続けると、頭が空っぽになってきます。

単純作業は心を浄化する。これほどまでに釣れないと、むしろすがすがしい気分すら覚えます。

謎の大物が・・・

竿に久しぶりにアタリが出たのは、そんなときでした。

グン!

おっ?

「何だろう?」と思うまもなく、竿が曲がります。

ググン!!

なんだ? アジじゃない。自然とドラグに手がかかる。次の瞬間、和竿がギューンと引き絞られ、「ブリッ」という嫌な感触とともに穂先が跳ね戻る。

何か大物がかかり、そして抜けた。

この間数秒ほど。

慌ててリールのドラグに手を延ばしましたが、間に合いませんでした。

仕掛けを上げてみると、おおっ!3本針のいちばん下の針が伸ばされているではないか。真鯛か。黒鯛か。確かに鯛の引きでした。かなり大きかったのでしょう。細身のアジ用ムツ針10号は、ひとたまりもありませんでした。

見事に伸ばされたムツ針

これは狙うしかない。単純作業で空っぽになったアタマに、思考力と意志が復活。

ただちに持ち合わせのナイロン4号に太いチヌ針を結び、アジ用の枝針をつけて、アジ&鯛兼用仕掛けを作成。

さあ、大津の主よ、もう一度来たまえ……。

で、これがぜんぜん来ない。

アジも来ません。

アジ&鯛兼用の必殺4本針仕掛け。左三つは金ムツ10号だが、右はナイロン4号ハリスに直結したチヌ針

「はい。みなさん、ごくろうさまでした~」

沖上がりを告げるいなの丸のノブさん(野地政信船長)のとぼけた口調に、思わず声を上げて笑ってしまいました。

海上に8時間いてアジ2匹

午前船で、なんと中アジが1匹。

初めての船釣りで、盛大なオマツリをやらかしたあげくボウズだったという若者に「猿アジは旨いよ!」と進呈。

「ありがとうございます。きょうの晩飯ができました」と喜んでいた。よかった、よかった(涙)。

海をなめてはいけない。

たかがアジ。されどアジ。ビギナー向きの大衆魚といえども釣れないときは本当に釣れません。

水温のせいか。潮のせいか。昨日の強風波浪のせいなのか。

午前船は午前11時半に港戻り。午後も苦戦が予想されますが、午後船と合わせて最初に通し料金を払っている、ここは突撃あるのみ。

どこかでスイッチが入るかもしれません。ノブさんに相談すると「深場を攻めるしかないかなぁ」と冴えない表情。

念のため船宿で頑丈なビシアジ竿と電動リールを借りました。この早潮で深場だと130号ビシを使うことになります。さすがに手巻きはしんどい。

午後船は午後0時50分に出港。走水沖70m前後の深場へ。

「はい、どうぞ~」

電動リールに物言わせてコマセをガンガンまきまくります。

ところが。

「はい、あげてくださ~い」

「はい、どうぞ~」

「はい、あげてくださ~い」

この連続……。

船は深場を転々とするも、いっこうに当たりが出ない。

午前にもまして、生命反応がない。

2場所目で尺超えを1匹釣りましたが、あとはなしのつぶて。

なんだ、これ? きょうは撃沈丸か。さすがに気分がズーンと沈みます。

午前船で一緒に釣った仲間のうち、一人は午後もダメだろうと見切って午後船を見送りました。正しい判断でした。

晴れ渡る空、凪の海。じつに気分がいい……。が、ミヨシに置かれた生け簀代わりの大きな桶に、アジが1匹。午前船でも1匹。朝から8時間近くさまよって計2匹。海の神よ、これがおれの当面最後となる東京湾アジ釣りというのか?

午後船で釣れた1匹。33cmの尺アジだった

筆者の頭に、釣りの「座右の銘」が浮かんできました。

魚、あるいは自分の魚を釣る技術にはしばしば裏切られる。でも、海は決して裏切らない。(Fish, or my fishing skill often fall short of my expectations. But I will never be disappointed with the sea.)

これ、自作です。むかし、ボウズのときに開き直った感想として、自分のFacebookに投稿しました。それ以来、気に入って使っています。(英訳はシャレ。筆者はむかし大学受験予備校で英語を教えていたので)

泳がせ釣りはついにできず

こんな日は美しい海がとりわけ目にしみるなあ。

そう思いながらふと左手を見ると、豆アジが釣れたら即座にスタートさせるべく舳先のお立ち台にセットした泳がせ釣りのタックルが、むなしく海を指しています。

仕掛けもオモリもつけて臨戦態勢ですが、海には投じられず、ハリスが風にふかれてぶらん、ぶらんしている。

舳先のお立ち台にセットしたタックル

実はORETSURIフィールドレポーターの大井くん(@KT_Fishing1018)と1月末に「いなの丸アジ午後船」で泳がせを試みたことがあったんです。

豆アジが釣れ、外房のヒラメ泳がせ釣りで使う孫針つきの標準仕掛けで海へ投入。置き竿の胴突き仕掛けでオモリが底をトントンするタナをキープし、底物を狙いました。

アジを釣っているとき、ふと泳がせのタックルを見ると、穂先がガガッ、ガガッと強く引き込まれている。

慌ててお立ち台へ飛んでいき、竿をあおると、ガッチリと針がかり。ゆるめのドラグで両軸リールからPEラインがジジジジ……と出ていきます。

「やったぁ!」

アドレナリン出まくりです。ノブ船長の指示で、大井君がタモを手にスタンバイ。

が、やり取りの最中に「ブッツン」と痛恨のラインブレイク。

仕掛けを手繰ると、親針から先がプッツリ切られていました。ハリスはフロロカーボン6号。

大井くんいわく、「こりゃサワラですね。かなりデカかった。ハリスは10号くらいじゃないとダメです」。

といことで、今回、彼の忠告に従ってフロロ10号の仕掛けを用意し、リベンジを果たすべく船に乗ったが、今度はアジが釣れないという。

筆者の人生は往々にしてこのように「間が悪い」なぁ。

ついに夕まずめのスイッチ入る

午後船の沖上がりまで30分あまり。

船長は午前中攻めた浅場(30m前後)へ戻ることを決断。釣れても釣れなくても、次の場所が最後でしょう。

浅場と聞き、レンタルした電動タックルをわきへやり、手巻兵に復帰。

泳がせタックルをアジ仕掛けに変えます。ダイワの汎用竿「ライトゲームX」と、シマノ「オシアコンクエスト」の組み合わせ。午前船で使った和竿は封印しました。

日が傾き、空と海、空と遠くの陸地の境目があかね色に染まっています。

「はい、どうぞ~」

コマセをきっちり詰めて、いざ。

潮は少しゆるくなっている。

竿をしゃくってリールをひと巻き、アタリを待つと。

ググ……ググ……

おおっ! きたよ。きた。きましたよ。

控えめなアジのアタリ。合わせは入れず、重みを感じながらそのままゆっくり巻き上げることに。

銀色に輝く中アジが船に躍り込み、足もとでバタバタ。

操舵室にいる船長にミヨシから「OK」サインを送り、そこから全集中モード。

毎投アタリが出る。ダブルも来る。ようやく夕まずめのスイッチが入ったようです。

だが、いかんせん時間がありません。どれだけ数を伸ばせるかタイムアタックです。それでも楽しい。あぁ船に乗ってよかった……。

15~20分ほどでしょうか、9匹追加し、午後船で10匹。家で待つ家族に極上の猿アジをどうにか持って帰れる。

竿先の変化に集中しながら、胸に安堵感が広がります。

とうとうラスボスが現れた!

船長の「はい、それではね~」という終了アナウンスがいつ出てもおかしくないタイミング。

これが最後の一投かな、とコマセを詰め、仕掛けを海へ。

「でかいアジ来い!」と念じつつ、竿をしゃくる。……と、アタリがきました。

ガツンと乱暴なアタリ。

アジだと信じて巻きはじめると、強い力で竿がのされる。竿でためながら、ドラグを緩めます。

ガガッ!

ガガッ!

ガガッ!

間隔をおいて強烈な引き込み。

そのたびに両軸リールからジリリッ、ジリリッとラインが出ていく。

こりゃアジではない。縦横に走り回るサバでもない。まぎれもなく、繰り返し底へ突っ込んでいく鯛の三段引きです。

「船長ぉ! タモ~っ!」

大きな声で呼ぶと、ノブさんがタモを手に、横に陣取ってくれました。

標準のアジ仕掛けでハリス1.5号に金ムツ針10号。針は午前船で伸ばされた細くてヤワなやつです。午前船の「アジ&鯛兼用仕掛け」のチヌ針なら問題ないでしょうが、あれは一種の遊びで、食い渋るアジは到底とれないだろうとお蔵入りに。

無理は禁物です。むだに引っ張りっこすれば、ハリスが切れるか、針が伸びる。

シマノの精密無比なリールは、相手が底へ突っ込むと確実にラインを出してくれる。そして、ダイワの優秀な工業竿は、和竿と異なり手もとから大きく、やわらかく、均等に曲がる。「ため」が効いて実に頼もしい。

午前船では愛用の和竿を使っていました。

和竿には素晴らしい特性がありますが、やわらかいグラスソリッドの穂先に対して竹のバット部分が硬く、大物がかかると穂先と竹の継ぎ目付近が急に曲がります。なので「ため」が不足しがち。

これでテンションが高まり、針が伸ばされたのではないか。

手に汗にぎるやり取りの末に、浮いてきたのは黒っぽい銀色の魚体でした。

「ゆっくり~。ゆっくり~。もっと寄せて~」

船長がタモですくい、筆者は思わず雄叫び。

「いよっしゃーっ!」

「おう、おめでと~!」

45cm、1.4kg。

大津の黒鯛。惚れ惚れするような太った個体です。午前船で針を伸ばしたのも、きっとこいつの仲間だったに違いありません。

いやはや、こんなドラマもあるのか。

夕まずめで連続ヒット。最後に逆転サヨナラ満塁ホームラン。それまでの釣れなかった時間を帳消しにして、おつりがくるうれしさです。

しかも、わずかアジ10匹で午後船の竿頭をいただきました。

これぞ「悶絶アジ」。同乗した釣り仲間の気遣いもありがたく、忘れられない送別釣行となりました。

アジ釣りで黒鯛を狙えるか?

実は筆者は年初の初釣りでも大津でアジを狙い、黒鯛をとりました。いなの丸のノブさんの船に3回乗って、2回とった。高確率です。

1月に釣った黒鯛の魚拓。娘がとってくれた

湾奥エリアの黒鯛にはケミカル臭がつきものですが、大津や走水沖の黒鯛はまったく別物です。

1月の初釣りで乗り合わせたベテラン釣り師は「今の時期、この周辺の黒鯛は真鯛より旨いぞ」と力説していました。

水質のよい大津沖には冬に海苔棚が入る。この海苔を食べているのでしょう。海苔漁師は黒鯛による食害に手を焼いているようです。

刺身を食べると、ほんのり海苔の香りがするような、しないような……。

ベテラン釣り師の言う通り、脂がのって絶品絶佳でした。

この太い腹を見よ!右はプロの板前さんがさばいた刺身

さて、大津界隈のビシアジ釣りで、黒鯛は狙えるものなのか。

最初に1月に釣ったときは「事故」のようなものと思っていました。しかし、今回の釣りで2匹目をとり、筆者は仮説を立てました。

黒鯛は、アジの群れの下にいる!

1月に釣ったとき、アジ3本針仕掛けで1番下の針にかかりました。

今回、午前船で伸ばされた針も3本針の一番下。午後船の最後に来た黒鯛もやはり一番下の針でした。餌はいずれも青イソメです。アジ仕様で5mmくらいに切ったものを針に通し刺しにするという。およそアピールに乏しいものでした。

この仮説が正しいなら、アジを釣りながら黒鯛をとることは可能だと思います。

ビシアジ釣りで黒鯛を狙うなら、仕掛けの幹糸をフロロ2~3号と少し太めにする。一番下の針は伸ばされたり折られたりしないように、アジ用のムツ針と同じ大きさのチヌ針とする。そして、枝針をアジの棚(底から1~3m)に合わせても、一番下の針だけは底近くを漂うようにハリスを長めにする。

【仕掛け図】アジ釣りで黒鯛を狙う仕掛けを考えた

標準のアジ仕掛けは長くても2mほどですが、兼用仕掛けは3m近くになるでしょう。

ただし、早潮ではオマツリのリスクが高くなることに注意が必要です。

残念ながら筆者は東京湾としばらくお別れですが、機会があればアジ&黒鯛兼用仕掛けでトライしてみたいと思います。

それではまた。

釣人割烹@tsuribitokappou

お世話になった船宿

横須賀大津港・いなの丸

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