真冬の釣りに重要なのは釣りに打ち込み続ける集中力。
寒さに負けてしまって釣りをしても早々にダウンしてしまうことも多いのではないだろうか。
貼れる使い捨てカイロを冬の釣りに使っている人は多いと思う。
今回は、寒さに対抗しつつ釣り座に居続けるために、使い捨てカイロを提供する金鳥の『どんと』のサイトのノウハウにくわえて、使い捨てホッカイロの貼り方や合わせて装備しておきたい防寒アイテムについて解説する。
使い捨てカイロで温めたい部位
首
寒気は首からくる。
太い血管があるため、首を温めることで、全身が効率よく温まります。また、首を前に曲げた時に、首と背中の間に骨が飛び出しているところがあります。ここには「大椎(だいつい)」という全身を温めるツボがあります。
首を曲げるとでっぱっている場所が大椎(だいつい)というツボだ。このツボを中心にホッカイロを貼るといい。
具体的にはネックウォーマーやタートルネックセーターに貼れるホッカイロを貼っておき、このツボに装着してみよう。低温やけどを防ぐために肌に直接触れないように工夫する必要がある。
肩甲骨
肩から背中にかけて僧帽筋という大きな筋肉がありますが、冷えると血流が悪くなり、筋肉が固くなってしまいます。そんな時は、肩甲骨の間を温めましょう。背骨に沿って2枚並べて貼ってもいいですね。この辺りにはいくつものツボがあるので、一石二鳥です。
図では2枚貼っているが、肩甲骨の間に1枚貼る方法も効果的だ。ツボがあり、身体がじんわりとあったかくなる。
お腹
全身が冷える時、おへそより指2本分下にある「気海(きかい)」というツボを温めるのが効果的です。毎日温めることで、常にコンディションが安定して、元気に過ごせる魔法のツボと言われています。
へそ下のツボをあたためることで胃腸を含めた全身の調子もよくなる。腹が弱い人も、日常からこのツボに貼るとよい。
腰
腰は、冷えによる不調を感じやすい場所です。おへその真裏には「命門(めいもん)」というツボ、そこから指2本分外側には「腎兪(じんゆ)」というツボがあります。この辺りをカバーするようにカイロを貼ると、腰全体を温めることができます。
腰も重要な温めポイント。風邪をひいたときに肩甲骨の間とあわせてあたためるとよい。ヒートテックなどのインナーの上からホッカイロを当ててもよいし、腹巻に貼って腰にあてるのもよいだろう。
足首
冷えやすい足の中でも、特に指先は温めたいポイントです。全身を温めるには、太い血管がある足首のくるぶし周辺を温めるとよいようです。内くるぶしの後ろ、アキレス腱との間のくぼみには「太谿(たいけい)」という冷えによいと言われるツボもあります。
足首のアタリは靴下の上から貼るとよいだろう。またカイロではないが、乾燥した赤唐辛を両足のつま先部分にいれて履くとつま先からぽかぽかしてくる。試してみよう。
カイロを利用するときの注意点
昨今では高温状態が続くアイテムも出てきている。肌の強さにもよるが、下着の内側などに貼れるカイロをはったりすると、皮膚が低温火傷することがある。必ず皮膚に直接つけないようにしよう。
カイロとあわせて利用すると効果的なアイテム
ネックウォーマー
ネックウォーマーは貼るホッカイロと併用することによってかなり体感温度を向上することができる。直接カイロが皮膚にふれないように工夫してみよう。
腹巻
腹巻をつかうのは、おじさん臭いと思われがちだが、腹巻は一度使うととても快適なアイテムだ。製品によってはカイロを収納できるポケットがある。ちなみに夏場の釣りでもお腹は冷えることがあるので利用できる(夏場は薄手のものを選ぼう)
これでばっちり電熱アイテム
モバイルバッテリーが普及してきたこともあり、チョッキタイプやタイツタイプの電熱アイテムも登場している。
チョッキタイプのアイテム
タイツタイプのアイテム
一番冷える手元をすぐに温められるハクキンカイロ
真冬の釣りで困ることの一つに、手がかじかんでしまいラインが結べなかったり餌付けがうまくできなくなってしまうことがある。
このような状況では、ベンジン等の化学反応で高い温度を発熱しつづけるハクキンカイロ類が便利だ。
釣りをしていて凍えた指先等もすぐに温めることができ指の感覚もすぐに回復する。
一つ上着のポケットに忍ばせておくと便利だろう。
※使い捨てカイロの画像とテキスト出典:http://www.kincho.co.jp/seihin/housewares/kairo/kairo_mechanism/