見せてもらおうか「カミツキハゼ」の実力とやらを!@相川ボート

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カミツキハゼ(イトヒキハゼ)
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船釣りにかまけると、手漕ぎボートを漕ぐというあたりがちょっと気が引けてきたり。ボート釣りは出船判断がシビアなところもあって風速4mぐらいだと出船できずせっかく用意したのに南無阿弥陀仏みたいなことにもなりかねない。

でもあの自分でポイントまで漕ぐという良さはあるよなーと思いながらもやっぱりかまけて釣り船通いが多くなり、手漕ぎボートシーズンがはじまってもなかなか足が向かず5月も中盤に差し掛かった。

目次

今年初の手漕ぎボート釣行は金沢漁港・相川ボートさんへ

シーサイドライン野島公園駅を降りて平潟湾の水路の出口。

凪だなー。

この日は、週末ながら比較的空いているとのこと。

釣果をみていると、シロギスが八景島マリーナ付近と日産沖で釣れている模様。ということで、キスとメゴチを釣って泳がせる予定。

週末に相川ボートのスタッフとして働いている黒崎さん曰く「エサはカミツキハゼがいいんじゃないですか」ということで、あ、カミツキハゼいたなーとその存在を思い出す。

だいたいいつも、キスとメゴチをエサにしようと思いながら、このカミツキ(正式名称:イトヒキハゼ)の存在を忘れてしまう。が、この金沢漁港付近の泥底にはこのカミツキがかなり群棲しているようで、イソメをつかえばそこそこ確保できる。

キスは日によって群れで移動しているし、頭部が固いのと動きが速すぎるのでマゴチよりヒラメ釣りに向いている。マゴチ狙いの特餌であるメゴチはそもそも少ない気もする。その点、このカミツキハゼは砂泥エリアに定着化して移動しなそうだし、数も安定して確保できるところが優秀。

黒崎さんが「カミツキのポイントは○○」といっているのをぼんやり聞きつつ、頭の中ではマリーナと呼ばれる八景島付近で釣ろうと決める。

いざ八景島マリーナへ

太陽もすっかり昇り、とろりとした凪。

波がなく、ひとり乗りなので航程が20分ぐらいだろうなと算段。

久しぶりにオールを漕ぐとまたこれがよくて、水すましのようにすいすい凪の海をボートが滑っていく。

20分ぐらいかかって八景島マリーナへ到着。マリーナ入り口航路付近は小型のヨットがかなり出入りするのと、八景島の遊覧船「パラダイスクルーズ」が回ってくるところなので邪魔にならないように注意したい。

このマリーナは相川ボート店から遠いのと死角にあたるので、なれていない人は日産沖や海の公園で釣るのがよい。釣りをしていると相川ボートのおじさんが船外機で様子をみにきてくれるものの、たとえばまわりに人がいない状況で単独で転覆したら助かるまでに時間がかかる。

が、このマリーナの沖側50~100m程度は水深が10~17m程度で、まだマゴチが浅場に差してこないときも、かけあがり部分を狙いやすい。

まずはシロギスやメゴチを釣る。仕掛けはハヤブサの船宿特製しかけ。競技針は流線タイプと比べて餌付けがしにくいものの吸い込みがいい。これにマルフジのキス五目天秤+ナス型オモリ7号という構成。

釣り船とちがって、手漕ぎボート釣りでは他人とのオマツリがないので、オモリは軽めがいい。この7号の錘でもPEライン0.4号ぐらいを巻いたスピニングタックルでキャストすればかなり飛距離がでる。

アンカーをしても長距離飛ばすことができれば、いちいち移動のためにアンカーを上げ下げする回数も少なくなり手返しがよくなるはず。

そして、これは・・・

マコガレイ狙いのイソメ房掛け仕掛け。オモリは12号ぐらいにし、天秤が底から浮き上がらないようにしておく。とはいっても釣り船の錘よりこちらもだいぶ軽い。

そうこうしてキャストして四方をさぐっていると・・・

ぶるぶるっといったキスらしいあたり。

ああ、いいなー。このぶるぶる感。

めでたく令和初キス。

釣り上げたばかりのシロギスの艶といったらほんとうに美しい。

カレイ仕掛けをなげて、しばらく放置したシロギス竿をあげてみる。

・・・

引きはないけど、なんだかおもいなー。

き、貴殿でしたか(カミツキハゼ氏)

ま、でもカミツキ氏も泳がせられるし本命でもあるか。

カミツキハゼは針がかりしてあまり引きはないものの、口を開いたままあがってくるので、その水の抵抗でゴミがついているのではと思ってしまう魚。

釣れた魚は、ボート釣りに活用できる便利アイテムダイワの友バッグにいれていく。

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き、貴殿でしたか(しょうたいふめいのそんざい氏)

うーむ謎の海洋生物。読者の方から海サボテンのなかまだと教えていただきました。

海鞘のような先端で、酢の物にしたら旨そうな気配も。

き、貴殿でしたか(アオナマコ氏)

ふぅ。棘が邪悪っぽいっていうか厳ついですね。ご本人に罪はないんだけど。

うまいので、ナマコ酢用に持ち帰りますよ。

この通り、底をさびいたり、天秤をはねあげて周囲にアピールしてシロギスを狙おうとするといろいろな貴殿たちが釣れるので楽しい。

投げるところを変えれば・・・

またシロギス。

とはいっても、シロギスの群れがそれほど大きくないのか、一度シロギスが釣れて、その付近に投げてもあとが続かないという。

これはあれかな。この日のシロギスはもっと沖目、もしくは、日産沖の浅めのところに移動しているのかな。が、日産沖まで移動するのメンドクサイよなー。むー。

という具合に、手漕ぎボート釣りでは移動がめんどくさいという事案がよく生じやすく、その結果、1日アンカーを同じ場所に沈めて釣果も沈没、ということになりかねない。

もうすこし餌を確保したら海の公園にいってみよう。

メゴチ(本命)

メゴチの顔の文様のおしゃれさ

メゴチ(本命)

このサイズぐらいあれば天ぷらにもできるので、うれしい。

あいかわらずカミツキハゼ。

よくみると瑠璃色の斑点がキレイ。

カミツキハゼを泳がせてマゴチを狙う

ここでマリーナ界隈のマゴチ宅への訪問販売をはじめるために、カミツキハゼをセイゴ針につけて流していくことに。潮の状況から漕ぎ流しという技をつかう。

この通り、ロッドを竿受けにおいて、悲しいことにならないように尻手ロープにつないでっと。

あとはオールをごくゆっくり漕いで流していく。

このとき、意識してゆっくり漕がないと餌が底上から浮き上がりマゴチの間合いをぬけてしまうため釣れない。ヒラメはある程度高くまで飛び上がるので釣れるけど。

左右に出した竿を見比べながら、漕ぎ流すこと20分ほどたっただろうか。

あれ、右の竿が根がかったか曲がっている・・・

む。

すかさず、TOPガイド部分が上下しないようにしずかに受太郎から外して手持ちに。

マゴチはアタリがあってから勝負。

クンクンと引くあたりに対して、テンションをかけつつ竿先をゆっくりさげていき・・・

そこからゆっくり聞き上げる。

あれ、はずれたかな?

いやちょっと待てよ。

さらに聞き上げると、竿に重さが。

さっきは上に泳いでいたんだろうな。

竿の中ほどまで重さがかかった時点で、長く強いアワセ。手漕ぎボート釣りでは、姿勢面とボートが動くためアワセが弱くなりがちなので意図して強く長い巻き合わせをしたほうがいい。

そんなこんなであがってきたのは・・・

ヒラメ。

食べながら追従して泳いでいたと見えて、あたりが強くでなかった模様。

おそらく、この出血からして一旦食道に餌が入ってからアワセによって引きずりだされたんだろうなと。

神奈川県では、相模湾・東京湾併せて毎年5-6月に20万尾程度のヒラメ種苗と、8-9月に80-120万尾のマダイ種苗が放流されております。

出典:神奈川県

東京湾は稚魚ヒラメの放流によって個体数も増えてきているようで、 隣接する福浦岸壁界隈でも岸からヒラメが釣れている。

その後は潮でボートを流してみたり。

またもやカミツキハゼでヒラメ。

タナが浮いているのか、そもそもマゴチがそこにいないのか。

このあとも3回ほどあたりがあったものの、なんとなくアタリの出方や餌の状況的に全部ヒラメだったんじゃないかと。

こういった高活性な状態ならば、トリプルフック付きのルアーのほうがヒット率は高いかもなんて思いながらも、今回はエサオンリーだったので泳がせを継続。

付近でカタクチイワシのボイルがあって、その下にヒラメやシーバスがついていたのかも。

イカがかじったように見えるが・・・

こちらもイカのアタリではなく、マゴチかヒラメっぽいあたりで離されてしまったもの。

カミツキハゼがきれたのでメゴチも餌に。

が、タナの問題なのか、この日のマリーナ付近のマゴチの気分がすぐれなかったのかアタリは出ず。

マリーナ付近もあまり早くさびかなければ、このようにカミツキハゼが確保できる。

海の公園はアマモがもじゃもじゃ

移動して海の公園へ。

公園の中央から砂浜側は水深が3、4mでアマモがかなり繁茂。

餌でもルアーでもこれでは釣りにならないし、せっかく茂っているアマモをぬいてしまうことになりそうなので航路へ。

海の公園の航路は八景島よりにあって水深10m手前まで下がる。

とか言いながら、航路を水路方面に流していったもののの、アタリはゼロ。

いつも15時沖上がりリミットまでやってしまう。

この日も、潮自体も止まっているし、大人の釣りは潮時を考えて自主的に早上がりしてバーミヤンにしけこんでラーメンにドリンクバーというのが順当なのかもなと思いながら、アタリが出ないまま15時。

ヒラメは息子凪の離乳食にもして差し上げあげようかなと。

ではでは。

平田(@tsuyoshi_hirata

お世話になったボート店

金沢漁港・相川ボート

※マスターによるサイトのコメントがおもしろいボート店。シロギス・マアジ・マゴチ・シーバス・黒鯛あたりがメインターゲット。「マゴチは泳がせ釣りよりはルアーが釣りやすい」と店主談。

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▼釣ったキス、メゴチ、カミツキは友バッグにいれてボートにつないで泳がせておくとずっと元気。ポンプや水温管理も不要。

▼手漕ぎボートのマゴチ・ヒラメの泳がせ釣りはバランスシンカー10号がよいです

▼管付きのセイゴ針、チヌ針はボート上でも簡単に結べて便利

▼ハリスは安くて大容量のフロロマイスター5号

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カミツキハゼ(イトヒキハゼ)

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