神奈川手漕ぎボート釣りの聖地金田湾で今度こそマゴチを釣りたい

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神奈川 手漕ぎボート 釣り 100均ピンクのくま
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~この記事は約 9 分で読めます~

どうも平田です。

いやはや、やはり釣りメディアの編集長と名乗ったりFMヨコハマさんのちょうどいいラジオに出演させていただき「神奈川のオススメの釣りは○○だよ」とか知ったかしているだけではなく、いざとなれば大物を釣れる実力を見せてやりたい。

そうおもいながら数か月。これが一行に釣れない。ヒラメやマゴチを狙いにいっても釣れない。貧価である。貧価ながらもなんとか釣って、仮眠をとって料理を作って寝る間をおしんで記事を書く。仲間からは揶揄されつつも、いつも笑顔で、結果で見返すしかない

と、ここでなぜ釣れないのかを自己反省してみたところ、だいたい以下の要素があがりました。

  • 場所が悪い
  • タイミングが悪い
  • 努力で確率をあげられる要素を怠っている(たとえば釣り道具)
  • 一緒にいく仲間(主に小室)が呪われている
  • 一緒にいく仲間(主に下衆大将)が呪われている

なるほど、やはり一緒にいく仲間が悪いんだなこれは。

と、一瞬おもいましたが、「人間他責にした時点で成長はないぞ」と、かつての後輩やら部下やらに口を酸っぱくしていっていただけに、こらいかん俺のことじゃん。とか思いなおるにいたり、3つ目の、「努力で確率をあげられる要素を怠っている」ことのなかでも釣り道具の準備に注力することに決めるにいたりました。

だいたい、海つりをはじめてからわたしがつかっている両軸リールといえば、ほこりをかぶっていた97年式のブラックバス釣り用のスコーピオン(栃木県佐野市のアカサカ釣具店で購入)ですよ。

個人的には気に入っているものの、やっぱり道具から入ったほうがいいんじゃないかということで、今回新兵器です。

さあ、みてください。

上州屋横須賀佐島店の店員さんに、

「すみませーん、バルケッタのこの高いやつとBBのどちらを買おうと迷っているんですけど、なにが違うんですか?重さだけですかね?」

そう聞いたところ、

「単純にボディとハンドルの素材で30グラムBBのほうが重いだけですね」

という回答が返ってきたわけです。

普段なら、廉価版のBBを買うだろうわたしも30gかー190gか、210gの差だけだけどなーと思っていると、店員さんが、

「まー、でも、手持ちでずっと1日釣っている場合、意外と30gって大きいんですよねー」

と、たたみこむ。

ほう。そうきたか。

「ほんじゃ、こっちの高いほうで!」

という頭の悪そうなながれで、バルケッタBBより約5000円高い上級機種を買ったわけです。

なぜか。

それはわたしが置き竿派ではなく手持ち派に所属しているからで、本当はただロッドホルダーがないからなんですが、まーどっちにしろ軽いとより感度よく釣りができそうで、いろいろな誘いもかけやすいんじゃないかなとおもったわけです。

それと、PEライン。

これもわたしは船釣りは東レF4のPE2号(スコーピオンは150メートル巻ける)ときめていたのですが、秋のタチウオやアマダイなどを考えたときに150だとちょっと心もとなくて、店員さんと相談したところ、「バルケッタだったらPE1号だったら200mまけるので、ぜんぜん問題ないと思いますよ。タチウオの歯でアタックを受けたら1号でも2号でも切れますし」ということになったわけです。

ということで、PE1号200メートルをチョイス。勇気を出して、さらに繊細な釣りができそうな気がします。

今回のターゲットはタイトルにも書きましたが、金田湾をなんども訪れておきながら一向に釣っていないマゴチです。

今回、仕掛けの自作をやめ、ハヤブサのハゼ・メゴチエサのマゴチ仕掛けを3セット用意。

東京湾の船マゴチ釣りでよく使われる鋳込み天秤20号とバランスシンカー15号を購入しておきました。

今回道具にフォーカスしてみて、上州屋横須賀佐島店さんの店内を延々いったりきたりしながら考えたのは、天秤や仕掛けの立てる音についてです。

マゴチがどれだけ音に敏感かわかりませんが、いつもつかっている錘後付け式で可動部分が複数あるヤマシタのライト天秤等より、鋳込み天秤やバランスシンカーの黒塗りのほうが音もすくないだろうし、警戒心もいだかれないのではなかろうか。

また、釣り針についても、これまで孫針のトリプルフック必須で自作していましたが、孫針をつけないほうが餌のメゴチが自然におよぎ、またマゴチからしても警戒心が薄れるのではないかと。

軽くて繊細なタックル×バランスシンカー×自然に泳ぐエサ=釣れる

ふはははは。よし、これは勝ったな。

そうおもい、2時間ほど寝て起きて、三浦海岸駅に向かいました。

▶うんちくばかりで一向に釣りが始まらないが、念のため次のページをチェックしてみよう。

目次

下衆大将と合流するも、電車で酔うという緊急事態

と、ここで釣りをする前からトラブル勃発である。

いやー最近、電車に乗るだけで酔うんですよ。逗子から三浦海岸は大体40分くらいの乗車時間なのですが、睡眠不足もあってかこれが酔う。

この日は駄目先輩代表の下衆大将とのボートなのですが、一言目が

「つーか、俺、電車で酔って気持ち悪いんですよね」でしたからね。

このやろう。下衆だからといって10歳も年長のパイセンにむかってなんという口の利き方をしているんだ。

そんなわたしにも器の大き目(下衆だけど)の北條パイセンは、このようなちょっと下品な笑顔で朝から微笑みかけてくれるわけです。

さいきん、装備がそろいはじめた下衆大将。そろそろゴルフにいくのをやめて釣りに注力しなさい

で、気持ち悪いといえば、あれです。エリクサーです。

いやあれです。ソルマックですよ。ソルマック。これが滅茶苦茶効くんです。

三浦海岸駅前はすこし離れたところにローソンがあるのですが、そこでソルマックを仕入れごくごく飲み干して、3分後には気持ち悪い状態から回復しているという具合。なにこの神薬は。

金田湾の釣りの浜浦さん到着。よーし漕ぎ出すぞ。

そういえば、一番はじめに海のボートをはじめたのは、この釣りの浜浦さんでした。ちょっとスタッフさんの中にいい味を出している三浦ジモティの方がいらっしゃるものの、女将さんはかわいいし、二代目は丁寧で頼もしいし、いいボート屋です。

ほんと釣りって、はじめが肝心で、はじめてのボート釣りでDQNボート屋と出会わななくてよかったなと思います。

そんなこともあってか、これまでわたしは釣りの浜浦さんに通っていて、みなさんが、『金田湾』、『金田湾 ボート釣り』、『金田湾 マゴチ』、『金田湾 ヒラメ』、『金田湾 シロギス』、『金田湾 カワハギ』とかいうキーワードで検索すれば、大体ORETSURIの大袈裟な記事(だいたいたいして釣ってない)にいきあたるようになっていて、そっくりそれは釣り浜浦さんへの導線につながっているはずです。

サービス精神のあるいいボート屋や船宿にどんどんお客さんが集まり、悪しきところはどんどん淘汰されてほしい。というようにわたしは常々思っています。浜浦万歳。

▶次のページでやっと釣りがはじまるらしいぞ

曳舟で沖へ

どうやらこの日はお盆休みまっただな中なのに、雨がふって閑古鳥というように、浜浦の女将さんも嘆いていらっしゃいました。そりゃそうだよなー。

ということで、お客さんがすくないなか、沖へ。

ボートは6時30分から出船しているようですが、我々が出船したのは7時30分前後。潮もちょうどサゲはじめでよいのではないでしょうか。

 

ポイント到着後、まずは、作戦通りスピニングタックルで手早くメゴチとシロギスを釣ります。

シロギスとメゴチを釣るときはスピニングタックルでちょい投げしてさびいてくるのがよいですよ。

この季節であれば、基本的にシロギスとメゴチは入れ食いです。今年はキスがいまいちのようで、メゴチは元気な模様。

っていうか、メゴチっていつもいっぱい釣れる気が。

メゴチの頬の棘はハサミでカットしたほうが飲み込みがよい(らしい)

シロギスも2匹釣って活かしびくにいれておいたのですが、引田天功じみて、いつのまにかびくの入り口から逃げていました。メゴチはみんな逃げないのに、シロギスのほうが少し賢いのかもしれませんね。

イワシの畜養イケスまわりへゴー

最初は北東から流し釣りをして、わたしが後輩として漕いでいたわけですが、下衆大将が漕ぎたそうなそぶりをみせているので、途中で交代して、奴隷船のように罵倒しながら、北東の風上に戻るという具合で、目標地点はイワシの畜養イケス。

1本は置き竿で。

幸運のピンクくまちゃん竿おさえを設置。竿は固定できないものの、多少は安定します。

もう一本は手持ちで(写真をとるために置いている)

わたし「よしもうすこしだ。わっしょいわっしょい」

下衆大将「あーしんどしんど」

むむ。そのときロッドに異変が・・・

途中で置き竿が根がかったもので、手持ち竿一本槍で生け簀あたりに差し掛かったところ、竿先にメゴチが逃げる反応が。

よしきたぞこれ。北條さんきたこれ。

とかなんとかいって慎重に竿先を送り込みます。

マゴチがメゴチを飲み込む際にはすこし竿の違和感をなくしてあげる必要があるそうで、そのために竿先を20センチほどゆーっくり下げてやります。

すると。ゴツゴツ。

と、きて、聞き合わせをくれてやりますと、

ぐわーん。ときた。

おーのったよ北條さん。のったのった。と無我夢中ながらも慎重に巻いてきます。

とはいっても、金田湾はだいぶ浅いので、イワシの畜養イケス脇でも水深11mほど。かなり暴れつつあがってきたのは、マゴチです。

よっしゃー!マゴチきたよー。

下衆大将「よし、落ち着け、〇△×●」

北條さんも自分のことのように大興奮で焦っています。

マゴチも水面にあがりつつも、いやんいやんと、頭を強烈にふって抵抗していますが、みると、かなりしっかりフッキングしている様子。

ハリスもフロロ5号と強度も十分なので、一気に手繰ってここでタモ入れ。

うおーマゴチとったどー!

北條さんも、やったな、ついにやったな。とイケスにも絡まらずナイスチームプレーでした。

これは人ではとれんかもしれんかったなー。

▶その後もマゴチのアタリあり

その後もマゴチのアタリあり

その後も、北東の風にのって流し釣り(アンカーをしていたのでゆっくり流れる)をしつつ、下衆大将もマゴチ狙いにチャレンジ。

二人の泳がせメゴチが出会ったり。

と、別のイワシの畜養イケスの横を流されていったときに、アタリが。

ググ。グググ。

送り込む。あ、放した。

マゴチって、エサを放すんですよね、竿の感度もよかったのでそれが手に取るようにわかります。

その後、さらに風に流されて浜浦沖あたりまできたときに、マゴチと思われるアタリ。結構浅いところでもくるんだなー。

ググ。グググ。

これも放されてしまいました。頭にすこし噛み傷がついていました。ちょっと、メゴチが巨大サイズすぎたのかもしれませんね。マゴチを狙う人は、食い込み時間を考えると、手ごろサイズのメゴチをセットしたほうがよさそうです。

ちなみに、イワシのいけす周りのメゴチは巨大サイズが多いので、注意です。

うーむ。あたらしいタックルっていうのはいいですな。

そういえば、わたしが漕いで下衆大将に竿を2本もって流し釣りをしていたときに、こんな噛み跡がついていたことも。

たぶん、これはこれであたっていたものの、根がかりとおもってしまったのでしょうね。金田湾は基本的に砂地ながらも、ところどころヨブや根が点在していて、そこにシンカーが引っかかることもあるのです。

秋のカワハギシーズンではそういった点在する根がポイントになるようです。

下衆大将は、イイダコを釣っておりました。金田湾では、専用のテンヤでなくても、たまにちょいなげで釣れてきます。

沖あがり

マゴチははかってみたら57センチでした。なんだか60UPにみえたものの、実際にはかるとそうでもないのですね。

口の奥には餌にしていたメゴチが丸呑みに。

浜浦さんで下衆大将に写真をとってもらうの図。

帰りは三浦海岸駅前の直売所で野菜を買うことに。

デカキュウリ150円。

スイカがめちゃやすい

ちょっと欲張って野菜と虎太郎というスイカを買ってみました。このスイカはかなりでかいですが、1000円!

▶せっかくなので、まとめを次のページでチェック

まとめ

ということで、冒頭、いろいろいっていましたが、ようやく大物を釣ることができました。やはり道具にこだわるのも大事だなと思いました。

今回、泳がせ用の船竿2本と餌調達用のスピニングタックル1本で攻めましたが、ロッドホルダーがない限り、泳がせ釣り用は1本でいいなと思った次第です。

次回は、マゴチを3本くらいゲットしてマゴチの平田といわれるぐらいになってやろうかなと。

ではでは。

料理編はこちら

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※今回はバランスシンカー15号×シマノライトゲームBB H190で釣りましたが、15号のおもりの場合、もう少し穂先が柔らかくてもよったかなと思います。

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