「寒イサキ」狙い。ウィリー五目でお手軽に!@千葉保田港・村井丸

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イサキ4
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どうも、上月です。

いきなりなんですが、1/11は横須賀大津港まるまつ丸とORETSURIのコラボイベントがあり、息子と二人でボート釣りに参加予定だったんですね。

2年以上ボート漕いでないんですが、今回は妙にテンションがあがり、パラシュートアンカーも購入していたんですよ。

ところが、前日夕方に5m以上の北風予報となったので中止となり、予定が空いてしまったと。

個人で釣りにいくなら、一旦店に集合して様子をみて出船の可能性はありとのことだったんですが、嫁御前から「危ないしやめとけば?あと、釣りにいくなら子供連れてってね」と厳命を受け、ボート釣りは諦めました。

うーん、振替先の日は釣りにいくことができず、且つ3連休どこにも行っておらず、釣りくらいは息子を連れ出してあげたいなーと思ってたので、千葉県 保田の村井丸へ電話してみることに。

僕「もしもし、明日って出船予定ありますか?」

村井丸「明日はいまのとこないですねー」

僕「そうなんですねー。大人1人子供1人で予約したいんですが」

村井丸「あー、大人2名からなら出船するんですが・・・」

僕「なるほど。うーんうーんうーん・・・子供料金じゃなくて大人料金払えば船だしてもらえますか?」

村井丸「え?あ、はい。大丈夫ですよー」

僕「それじゃ、明日よろでーす」

金で解決できることは金で解決しろ。

これは、僕が以前勤めていた会社の偉い人が放った名(迷)言なんですが、僕もそういうお年頃になってきたようです。

というわけで、今回もゆるい感じの釣行記です。

目次

準備編

以前の記事でも紹介しましたが、村井丸はウィリー仕掛けがメインで、その他ある程度自由に泳がせなりをできる釣り船です。

今回は、前日夜に釣行が決まったので、慌てて仕掛けの在庫を確認したところ、市販品は10セット以上ある状態。

うん、これなら大丈夫だろう。

ついでに、夏に10セット作った自作仕掛けも試してみるかと。

自作ウィリー仕掛け

ウィリー仕掛けって、作るのはそんな難しくないんですが、僕みたいに手先不器用だと時間が掛かるんですよね。

針に毛をつけて、エダス結んで、どこかダメになると丸ごと交換。三又サルカンやビーズを使うと海中でいい感じには動いてくれないんです。

なので、そこは時間を金で買う方式で市販仕掛けをずっと使っていたと。

じゃあ、なんで自作をストックしてんだって話ですよね。理由は大小含めると色々あるんですが、一番大きいのは「冬のイシダイ五目対策」です。

保田の遊漁船って、冬になるとイシダイをウィリーで狙う五目船を出すんですよ。

で、ウィリー大好きで冬の脂のったイシダイも大好きな僕は、ホイホイ釣られて乗船すると。

でも、調子いい日でも6,7匹しか釣れないんですよね。

しかも、その内刺身サイズはいいとこ1匹。

で、どんな釣りでもそうですが、同じ船で僕の3倍は釣っているであろう猛者に、たまに出くわすわけです。

パクれる部分は当然パクるんですが、少なくともしゃくり方を真似しても、釣れる数は一向に縮まらないと。

なぜか?

とずっと思っていたんですが、昨シーズン末に仕掛けを凝視していたところ

なんか、エダス短くない・・・?

ということに気づいたんです。目の錯覚かもしれないけど。

ただ、考えてみるとイシダイはウィリーで狙うとスレ掛かりが多いため、口を使いつつも、体ごとアタックしてるっぽいんですよね。

そこで、エダスが長いとうまく針掛かりせず、アタリだけ伝わってくると。

これを解決するのに、エダスを短くするのは理にかなっている気がします。

で、市販品を調べたところ、エダスが短い仕様は販売されていなかったので、この夏に来たるべき冬へ向けて自作・ストックしといたってわけです。

自作仕掛けのエダス 

市販品はエダス 15cmが多いですが、自作は5cm

ハリス・エダス共にフロロ2.5号の4本針です。

ただまぁ、今冬はまだ水温が下がりきっておらず、保田沖ではほとんどイシダイが釣れていないようで。

とはいえ、他の魚だとどうなのか試したかったのと、ワンチャンでイシダイが群れていることを願って、今回は持参しました。

はてさて、その結果やいかに!?

まずは「イワシすくい」からはじまった

さて当日です。

みなさんご存知の通り、この3連休は寒波がきてましたね。

でもまぁ、内房なんで大したことなかろうと思っていたんですが、深夜の館山道で車の温度計を確認すると、-4℃。

一瞬、間違えて東北道でも走ってるのかと自分を疑いましたね。

で、420分に船宿へ到着して、もう1回温度計に目をやる。

走行可能距離が東京タワー

あれ、この温度差、なんなんでしょう。

で、他に来る人いないだろうなーと思いつつ、念のため釣座ボードに名前を書き込み、近くのコンビニへ移動。

冬といえばおしるこ缶に決まりですね。

4年前管釣りにどハマりしている時期、真冬の平日に週1ペースでFISH ON 王禅寺のナイターへ通っていたんですが、締めは毎回自販機のおしるこでした。

しみるんだな。

ちなみに、いつもあんこの粒が底に残ってしまうので、上手に飲み干す方法知ってる方は僕に一報ください。

おしるこ缶1ダースプレゼントします。

さて、5時に受付が開きますが、当然お客さんは僕ら親子しかおらず、すぐにお金を払って船へ移動。

乗り込むと、やたらでかいスズキと小魚の群れが船の側を泳ぎ回っているなーと。

船長曰く「港内にイワシが回遊してきて、それを追ってスズキも入ってきている」とのこと。

ちょっと見辛いですが、イワシの群れ。

息子が興味津々に眺めているので、船長が「ちょっとすくってみようか」と言い出し、コマセをちょびっと海へ巻くと、大量のイワシがくるわくるわ。

で、タイミングをみてさっとタモを突っ込むと、おぉ、イワシが4匹ほど取れてる・・・!

泳がせに使おうということで、そのままバケツに入れてもらいました。

で、そんな光景をみたら

まあ、当然こうなりますね。

20分ほど、タックルを準備し終えてもなお、延々と頑張ってました。

今回は僕ら親子だけで、出船が遅れても問題ないので楽しんでくれればいいんですけどね。

が、結局1匹も取れず。

僕も1回やってみたんですが、めちゃくちゃ難しかったです。

村井丸の停船場所は、毎度何かしらの小魚が群れているので、サビキ仕掛け持参して泳がせ用の生き餌を先に確保するのもありだなーと思いました。

なお、船長曰く「オキアミとか付けて糸を垂らすと、クロダイがよく釣れるけど、ここで釣っちゃうと沖で釣れなくなるジンクスがある」とのこと。

気をつけましょう!

親に似ず姿勢がいい息子氏

とまぁ、そんなこんなで6時過ぎに出船です!

港から10分の近場からスタート

保田沖

出船してすぐにポイント到着。

船長は、さらに5分ほど念入りに群れを探し「水深45mです。40から5m上まで狙いましょう」のアナウンスでスタート。

息子は市販仕掛け、僕は前述の自作仕掛けです。

・・・が、これがまったくもってさっぱりあたりなし。

息子にいたっては、そもそも釣りをしようとせず「眠い」といってじっとしている始末。

さっきまで楽しそうにイワシと戯れてたのに・・・?

まあ仕方ないんで、先ばりにオキアミを付けて、置き竿にしておきました。

が、どちらも反応イマイチで、開始30分後に置き竿へ来たこれのみ。

豆アジとウリンボですね。

これは、泳がせ用にキープ。

ここで、船長が見切りをつけたのか「もうちょい深いところに移動しましょう」ということで、移動開始。

富士山が幻想的にみえるなー。

5分程で次のポイントに到着しました。

で、開始1投目でタナ上限までさくさくとしゃくり上げたところ・・・

「ういーっす、イサキっす」

イサキですね。

まあ、そんなに大きくないですが、火を通せば美味しいサイズなのでキープ。

画像のイサキは先ばりのオキアミに来ていましたが・・・

「どうも、僕もイサキっす」

このあとはウィリー針でもコンスタントに釣れたので、とりあえず自作の短エダス仕掛けは成功ということで一安心。

息子にも、ちょっとずつイサキがかかりだしーの。

この日、ウィリー仕掛けは使う前から絡ませてダメにされたりと、色々アレだったんですが、餌付・コマセ詰め・取り込みは全部自分でやってました。

ようやく釣りっぽいことができるようになってきたなーと、我が子ながら感心したり。

移動から1時間半、飽きない程度に釣れ続くものの、イサキばかり。

それも、泳がせには大きすぎるサイズ。

船長に「今日はアジ厳しそうですかね?」と確認すると「うーん、ダメそうですね・・・イサキの群ればっかりだ」とな。

というわけで、ここで再度移動することに。

「大房岬沖」はジャンボイサキのメッカ

30分ほど移動し、辿りついたのは大房岬(多分)の近く。

ここは例年、梅雨から夏にかけてアベレージサイズのでかいイサキが釣れるポイントです。

僕も過去、40cmオーバーのジャンボイサキを釣ったことがあったり。

が、昨年の梅雨は魚探にいい反応があってもとことん口を使わず、船中誰も釣れないなんてこともあったので、果たして冬はどうか・・・?

ちなみに、イシダイ五目でもほとんど同じポイントを狙うので、そっちも意識しつつしゃくりあげることに。

1投目。

4回ほどステイ1秒でしゃくりあげ、3秒ほど間をつくったところ、グイグイっとな。

電動スロー巻きであがってきたのは・・・

「ちーっす、イサキっす」

お、メタボ気味のいいサイズじゃないっすか。ほくほく。

息子も、つたないながらも頑張ってる。

何匹かサイズのいいイサキが釣れ続き、もうイサキ以外は一切釣れそうにないので、せめて尺オーバーを釣りたいなーなんてヨコシマな願望が芽生えたり。

そういうときはこれだなと、タナ上目で時々ステイを10秒ほど混ぜてしゃくっていると、軽いアタリがでたので、そのまま食い込ませると・・・

ズーッズーッ(ドラグ音)

という、微妙にドラグを引き出す引きが・・・!

ここは手巻きで優しくで。

「どもども、メタボイサキっす」

おしおしおし。

後ほど測ったら、31cm程度の尺オーバー

え、何々。その程度じゃドラグはでない、と。

いやまあそうですね。

引きを楽しむためにあえてドラグを弱めに設定していたのはここだけの秘密です。

他にお客さんいないし、ね。

泳がせ釣りに挑戦

さて、時計をみるとすでに10時半。

沖上がりが12時なので、そろそろ泳がせもやっておくかと。

船長に聞いたところ「底の方にちょこちょこ大きい魚の反応でてるね。昨日はここでカンパチとアカヤガラが上がりましたよ」とな。

親子共に泳がせ仕掛けにつけ替え、僕は出船前に取ったイワシ、息子は1匹だけ釣れた豆アジで勝負することに。

ちなみに、イワシは4匹中3匹がすでにバケツの中で息絶えてました。

魚に弱いとかいて鰯(イワシ)とはいったもんです。合掌。

船長が気を利かせて「二人とも泳がせなら、もう少し根の上を重点的に流そうか。底から2-3mあげてくださいねー。こまめに底ダチも取るように」との指示が。

息子には「根掛かりするから、必ずあげとくんだよ。底ギリギリも狙わないように」と厳命。

が、開始15分で根掛かり。

思わず「ちゃんと上げとくように言ったでしょ?まったく、何やってんだか」と小言を漏らした直後に、僕も根掛かり。

いますよね、こういう父親。すごくよくない。

ほんと、息子から信用されなくなるんで気をつけたほうがいいですよ?

でもって、うまく根から外れずに、二人とも高切れときたもんだ。

つらたん・・・。

錘が引っ掛かるとステイトが切れて、孫針だと大体エダスが切れてくれるので、親針がひっかかったんですかね。

このあたりから、北風の勢いが凄まじく手がかじかんでいたので、リーダー接続にも一苦労。

息子にはウリンボをつけてあげて、僕はウィリー仕掛けに戻して再開です。

ウィリーについては、相変わらずイサキが釣れ続く。

せめて、メジナくらいこないかなと、途中でコマセ巻かずにオキアミだけ落としてみるものの、何の反応もなく、またしゃくりだすとイサキがかかるという。

1度だけ、やたら横に走る引きが来たので、「鯖ぞ?鯖ぞ?」と少し期待して上がってきたのは・・・

「すまんな、丸いほうのソーダですわ」

むぅ、せめて平たいほうのソーダガツオであればね。

息子は1時間ほど集中して、泳がせを継続してました。

以前なら、20分も釣れなければ飽きてたんですけどね。

それがどうだ。

今回は元々「ボート釣りで泳がせて、ヒラメを釣る」と意気込んでいたのもあってか、泳がせで釣ることにこだわりがあったようで、珍しく集中してました。いいことだ。

後半は北風がどんどん強くなって、激寒な上に船はかなり揺れている状態なのに、まーったく動じない集中力。

さすがに餌のウリンボも死んでいそうだったので、「底から軽くしゃくりあげるようにアクション付けてごらん。ここらだと、マトウダイが来るかも」とアドバイスしたり。

まあ、結局何もこなかったんですがね。

船長から「あと20分でしまっていきますねー」とアナウンスがあり、もうちょい息子に釣ってもらおうと、タックルを交換。

もう泳がせる魚がいないので、僕は泳がせの針にオキアミをつけまくって遊んでみました。

が、結局僕にも息子にもアタリがないまま納竿です。

お疲れさん

帰港時、富士山が切り絵のごとく浮かび上がっていたのでぱしゃり。

が、うまいこと撮れない。

うーん、次はもうちょいカメラ性能高いやつかわなきゃなー。

まとめ

ソーダガツオもイワシも持って帰ってきたよ

まったく数えてなかったんですが、リリースやらを含めると、イサキは30匹近く釣ったと思うので、まあ満足です。

なお、今回イサキがずっと釣れ続いたのは、親子二人の大名釣りゆえに、巻かれるコマセの量が少なかったかもしれませんね。

経験上、乗船人数が多いとイサキが満腹になるのか、同じポイントでも長くて1時間ほどで釣れなくなるパターンが多いです。

自作仕掛けも問題ないことがわかり一安心。これけっこう重要なポイントでした。

なんなら、2.5号とウィリーにしては太めにしたおかげか、1セットで最後まで使い通すことができました。

エダス が短いので、仕掛け絡みもほぼなし。

残り9セットあるので、今シーズンのイシダイが本格的に釣れだしたら、ちゃんと通用するか改めて試しにいこうかなーと。

なお、強めの北風に煽られて、大揺れの中で集中していた息子は車の中で爆睡していたのですが、店に着いたらこの通り。

元気でなによりだ!

当日夜は刺身には早いので、アクアパッツァでさくっと調理。

ニンニクの香りを移したオリーブオイルで表面を焼き、あとはアサリ・オリーブ・ドライトマト・ケッパー・ニンニクあたりをつっこんで煮込めば完成なんで、我が家ではイサキか小さいマハタが釣れたときの定番です。

白ワインを入れる場合、量はお好みで。

というわけで、水温が下がりきるまではまだまだイサキが釣れ続きそうなので、寒イサキを手軽に狙いたい方は挑戦してみてはいかがでしょうか。

では!

上月@sakana10bike

当日のタックル

お世話になった船宿

保田港「村井丸」

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