魚を釣って食べていると、ふと気になるのが性別。
人気の釣り物「カワハギ」の場合は、ある部位をみることで判断できます。
その部位とは「背びれ」です。
大型のカワハギ(オス)
カワハギを釣りあげたら、頭部の角の後ろにある背びれをチェックしてみましょう。
黄色く長い飾りのようなピロピロした部位があれば、それはオスなのです。
オスはこの背びれをつかってメスに性的にアピールすると言われています。
15㎝程度のカワハギはワッペンサイズとも呼ばれますが、この頃はまだ子供でもあるため背びれの糸状部位は伸びていません。
それから20㎝をこえていくとだんだんとこの部位が伸びていきます。
オスの背びれは成熟の証でもあるのです。
ではいくつかのカワハギをみていきましょう。
こちらはどうでしょうか。
上がオス、下がメスのカワハギです。
こちらは、すこしわかりづらいですね。
左上の個体と右下の個体がメスです。それ以外の4尾はオスです。
11月以降のカワハギは特に肝が肥大化し、大型ほど腹部が膨張して見えるのですが、それを除いても、色つやや形状だけでは雌雄は判断できないはずです。
次に釣りあげたばかりのカワハギで雌雄の判断をしてみましょう。
これはメス。
こちらもメス。
こちらはオス。
この背びれが長く糸状になっている部位は、他の個体につつかれるなど、何らかの原因により短くなっていることもあるのですが、基本的にこの部分をみればカワハギの雌雄がわかります。
カワハギの場合、雌雄は体高や色や模様ではわからないものと覚えておきましょう。
カワハギの真子(5月中旬の個体)
また、カワハギの産卵シーズンは、関東では梅雨時の6月7月頃にあたります。あえて、その時期のメスを釣ったらリリースするのも一つです。
釣り船も、地域によってはこの時期を禁漁として出船を自粛しています。
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