いやね子供ができると、気になるのが食事なんですよ。
加工食品は安くて便利だけども、できればより体に良いものを食べさせてあげたいなー。
って、誰もが思うんだと思います。
いろんな意味で大きくなってほしい
我々は無力なので、大人になると、自ら進んでラーメン二郎ロードなど死への近道を歩みたくなるものではあるんですが、子供は自分で食事を選ぶことができないわけです。
そんな子供に、よろしくないものを食べさせていったらどうなるか。
体は食べたものでできるわけなので、こわい。
そこは親の出番です。
ということで、今回は持ち帰った黄アジをつかってふりかけをつくってみた話です。
夏が旬のアジ。最近は大漁。みんなでわけて食べてます
黄アジふりかけの作り方
まずいっておきたいのが釣魚をふりかけに加工する場合、だいたい2つの派閥があるということです。
二階派、麻生派。
とかじゃなく、魚の骨をつかうか、つかわないかの違いです。
カルシウム等のミネラルを考えると、できれば骨やアラをふりかけに加工するのがよいです。
骨を使わない場合は、身(筋肉)だけをふりかけにしていきます。
じゃあ、今回はどうしようか。
ちょっと考えたんですが、骨を煎って、すりつぶすのがちょっと手間だなと思っちゃいました。
なので、時短ふりかけで行きたいなと。
さて、今回は、黄アジの身だけをつかって、ふりかけを作っていきましょう。
用意するのはこちら。
黄アジの棒身。
船釣りの場合、船宿でここまで処理しておくとすごく便利です。内臓やうろこなどの生ごみで台所がやられる心配もゼロ。
血合いだけをかなりしっかりとるとさらに保存性もあがって、生食でも4日、いや、がんばれば7日ぐらい食べられたり。無理して頑張んなくてよいけど。
この棒身をまずは、炙っていきましょう。
今回はトースターにいれました。
フライパンで加熱するのもよいんですがオーブンやトースターでやると便利です。アルミホイルをしけば、油も垂れないし。
しっかり加熱して、20分ぐらい。
焼きあがった棒身をほぐしていきます。
この通り。これにヒマラヤピンクソルトをまぶして、白飯にのせて食べるだけで旨い。
「黄アジの焼きほぐし」と名付けておきます。
が、今回はふりかけです。
早まらないでおきましょう。
このアジはゼイゴをついたまま焼いたものの、皮を剥がす工数が増えるので、先にゼイゴは落としておくとよいです。
それと箸でほぐすと結構大変なので、手でほぐします。
が、黄アジって脂がすごいんです。手指がてらてらしてしまう。
なので、ニトリル手袋をしてやりましょう。
これでかなり時短が望めます。
腹骨や、混ざり込んでしまう小さな骨も指でつまんだほうがとりやすいです。
あとはフライパンで乾煎り。
人生と一緒ですが、強火でやると、焦げます。じっくりやりましょう。
やがてこうなる。
味付けは以下の通り。
- 青のり(アオサ)
- 白すりごま
- 砂糖少々
- みりん
- 鮎魚醤
鮎魚醤は上品な旨味を増す隠し味なんですが、塩だけでも十分うまいです。
カツオだしをいれると、強すぎるのでやめておいたほうが。
あとは水分をさらに飛ばして全体をなじませてフィニッシュ。
できあがり。
デンブっぽい。
骨はゼロにはできてないけど、まー大丈夫でしょう。
黄アジふりかけメシを子供に食べさせてみよう
はい、できあがった黄アジふりかけは白飯にかけるだけでバクバクいけます。
一応、息子にあげるまえに、毒見担当ということで父が実食してみます。
どれどれ。
・・・
ふぁ。旨いな!
アジの身をじっくり煎ることで、ややカツオっぽいような風味に。が、カツオのように力強い黒潮風味かというと、そうではなくて、やっぱりそこは女性的な黄アジのあじわい。何をいっているかわからないけど、まー繊細ってやっちゃな。うん。
数秒でかきこみました。
今日も元気だメシがうまい。
あ、息子にあげないとね。
「なんこれ。香ばしいわな」※本当は副菜もありますので。
「旨!なんこれ。なんなら〇美屋軽く超えたったわ」
「ヤバ旨!白飯ダイソンだわ。とめようとしても白飯がすいこまれるやんけ!」
とのことです。
自分が小さいころの記憶として、白飯ってやっぱりよく噛まないと味がしないから残しがちなわけです。
それを母和子が「ふりかけの海苔巻きにする?」とかいってすすめてくれたわけですが、やっぱり、子供にとってふりかけは強力なサポーターだと思うんです。
実は、勢いあまって、この黄アジふりかけを売るほど作り込んでしまったんですが、まー、ジップロックにわけて冷凍しておけばOKなんです。
今後としましては、とんこつ魚介つけ麺に魚粉的にまぶしたり、チャーハンに混ぜ込んだり、お好み焼きのタネに隠し入れたりなど、ORETSURIでは「黄アジふりかけ」を通して、多種多様な事業展開を考えております。
以上、引き続きよろしくお願いいたします。
平田(@tsuyoshi_hirata)