LTアジ釣り。落とせば入れ喰いの日もあるようで@東京湾八景沖

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東京湾の船釣りの中でも最も初心者にやさしく、「ボウズ」の可能性が少ないのが「LTアジ」「ライトアジ」とよばれる湾内のアジ釣りですね。今回は8月の釣行で入れ食い状態でアジが釣れた日の話です。

目次

「LTアジ釣り」が船釣り入門に最適な理由

釣れたアジ

船釣り初心者の味方「アジ」

色んな人が語っている話だと思うんですが、船釣り入門にもっとも向いているのが「LTアジ釣り」だと思っています。

東京湾が主戦場なんですが、以下の理由でオススメなのです。

  • とにかくはじめてでもたくさん釣れる
  • 道具が軽め、仕掛け類も使いやすい
  • 食べておいしい

ほかにも、船釣りでいうと、シロギスなど初心者にもむいている釣りはあるのですが、やはりアジ釣りに分がありそうです。

コマセで寄せる釣り+根周りが主要なので、大まかなポイントがあてやすいですし、魚探でも見やすいという。コマセで寄せてしまえば、自分のコマセワークが今一つでも、だれかのコマセにあやかって釣れるわけです。

「釣った」より「釣れた」という要素が強いながらも、やっぱり釣りをはじめるにあたって、「アタリ」の感覚や釣りあげたときの喜びがわかりやすいっていうのは重要だなと思います。

これが潮流の速いエリア(例:観音崎・走水などなど)100号前後のビシ+電動リール&ビシ竿になってくると、置き竿で巻き上げは電動リールがやってくれるといっても、タナトリが難しくなってきたり引きアジ部分が「LT」に劣ってくるところだなと思います。でかいのが釣れるのはいいんですがね。

アジも、釣れないときもあるんだなー

LTアジ釣り

アジ釣りでアタリがコンスタントにでないと悲しい

LTアジ釣りはだれでも釣れる。

ある程度浅場の船釣りになれてくると、こういった印象をもってくると思います。

たしかに、そういっても過言ではないし、実際「アジは誰にでも釣れますよー」と、わたしも人に言ってます。が、このアジも、船長曰く「アジの機嫌が悪い」ときがあるんですよね。

毎年ゴールデンウィーク付近だったり、水温が急激に変わったタイミングだったり。コマセをたくさん食べてお腹が一杯なときだったり。潮が速くてLTのビシではビシとコマセが飛ばされやすい日だったり(回避して浅場にいくと豆アジに毛が映えたサイズしか釣れなかったり)。

魚探には映っていても、エサを食わないという日というのがあったりします。

そんな日は、数尾しか釣れない人がでたり。

複合条件で落雷や強風などで早上がりになる場合もあるんですが、そうなると、

「なんてこった、アジでボウズとは( ゚Д゚)」

みたいなことを味わったりする人もいるようです。

とにかく、簡単に釣れるはずのアジが釣れないとなると、けっこうな落胆があったりするんですよね。

マダイとかマゴチとかスミイカとか、ちょっと難易度が高い釣り物で釣れないのは仕方ないんですがね。

釣れるだろう前提でやってみて、実際釣れないとまーつらい。起き上がりに、船宿のボウズの方向けお土産(ひものなど)を受け取って落涙ですよね。わたしはまだ経験がないんですが。

八景沖で「黄アジ」が入れ食い

と、アジ釣りの悲喜あたりを語ってきたんですが、この日はアジがよく釣れたという日です。

週末に難易度が低めの釣り物で、船釣りデビューを支援していて、この日はお母さんと小4の息子さんのサポート。

こうやってやるんですよーと、タックルの使い方から実釣で説明するんですが、まー一投目からアタリですよ。で、どんどん釣れる。

3投でアジが5尾。2本針ではかなり好調な釣果

「入れ喰い」

釣りでもっとも興奮する言葉の一つなんじゃないでしょうか。

はると船長が「今日はバリバリっすね平田さん、午前中ちょっとこのあたりくるかもと思ったんすよねー」みたいなことをいっていて、あらかじめヤマをあてていたようなんです。

お母さんも早々に釣り方を覚えて、どんどん釣る。

コマセをふるときにバット部分に手をそえると玄人っぽいですね。

息子さんも、歓声を上げながら釣る。

こうやってしっかりリールをパーミングして釣っていると、釣り慣れてる感がでてきますね。

ベテランになってもちょっと持ち方ちがうよねって人はいるので、はじめからきちんとしたスタイルを覚えられると、どんどん成長するんだと思います。

半日船だったのですが、極端に釣れない時間はなく、同じような八景沖で釣れ続いていて、船長から「今日は早上がりで大丈夫でしょうかね?」と確認がくるぐらいの釣れ具合でした。

あんまり釣れても食べきれないので、釣れたら早上がりって、釣り場(環境)、釣り客、船宿の3者にメリットがあっていなーと思います。

最近、23cmぐらいのシロギスが高確率で混じってくるんですよね。

タナで食ってくるというよりも、ビシを落として、1m巻き上げるタイミングで食っていたり、潮がそれほど流れてないときに、針が底上30cmぐらいに垂れているときに釣れているんだと思います。おちょぼ口で、よくムツ針食ってくるなと。

いわゆる「お土産も十分」。

シロギスも20cm超えてくると刺身にして、当日に生姜醤油かポン酢で食べると絶品。夏から秋なら藻塩に酢橘もいいと思います。

アジの話に戻ると、この日のような釣れるときは、タナとりやコマセワークはあまり関係なくずっと釣れ続いたりします。落としている途中にも食ったり。相当数の群れが居ついていて、かつ食欲がある状態なのでしょう。

こんなときはイソメをつけるよりはアカタンにして、慣れていれば3本針、さらにコマセはこまめに補充しないで手数を増やすとさらに釣果があがるのでしょうね。そんなに釣ってもしようがない場合は、棚をちょい上にして群れにまざる大サバあたりをねらってもいいかもしれません。

この日、お土産用のアジを確保した後は、タナ4m、5m(ビシの位置)ぐらいにしていたら強烈なあたりがきて、ハリスが瞬断しました。サバだと思うんですが、ハリス1.5号かつ弱っていると心もとないので、2号や3号あると安心かなと。

湾内の大サバ(マサバ)はほんと少なくなったなーと思うんですが、秋にかけて肥ってくるので、どこかで釣りたいものです。

ではでは。

平田(@tsuyoshi_hirata

お世話になった船宿

金沢八景・一之瀬丸

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