どうも平田です。
秋口からに雨により3度ほど延期した下衆大将こと北條氏とのボート釣り。何度お互いを雨男呼ばわりしディスりあったことでしょう。そうしたクソの役にもたたないけなしあいができる仲間もよいですね。
そうそう先輩である下衆大将は神戸出身で真鯛と蛸に興味津々ということで、真鯛が釣れるところを探してみました。わたしは先輩想いなんです。
うーん、真鯛の釣れるところ・・・そういえば、前回の小網代湾釣行で真鯛と思われる魚をばらしたことを思い出し、リベンジもかねて小網代湾の油壺釣船組合さんでボート釣りをしてきました。
小網代湾油壺釣船組合までの道のり
川崎の京急線内で、下衆大将と落ち合い、あれこれくっちゃべり、寝て、あれこれくっちゃべり、京急三崎口から油壺行きの京急バスにのり油壺でおります。
その後、神奈川県道216号油壷線をホテル京急油壺観潮荘方面に行き、小網代湾へ降る急な坂道を、えっちらほっちら降りると油壺釣船組合さんです。この釣り船屋は横堀海岸というところにあるようですね。横堀海岸では、岸から釣りをしている方もちらほら見られます。
鯛茶漬けが食いたいんです
ボート代は2名で3500円。比較的三浦のボート界隈であれば安価ですね。金田湾の釣りの浜浦さんとかですと、休日は二人で4900円しますし。
で、アミコマセとオキアミブロックが1000円。冷凍アサリも1000円。アオイソメやジャリメは売っていないことが多いようです。
この日は、パーマ系のお兄さんが「あるっちゃ、あるんですけど、弱っちゃってるんですよね。えへへ。」とのことで、見せてもらってたら、冷蔵庫から沖漬けチックにへたったジャリメが登場しました。こりゃダメだ\(^o^)/
ということで、アミコマセとオキアミブロックのみ買って船出しました。
それほど乱用しなければ、このセットで1日は持つはずです。ちなみに俺釣りの大西さんとかは、乱用派なので、すぐコマセを消耗しますwコマセワークは性格が色濃くでるんですよねw
事前にパーマ兄さんにヒアリングしたかぎりは、
「カワハギはボート屋から出て岬の裏側の岸寄り10メートルあたり、群れに当たると30匹とか超えますよー。あとは、青物っすねー。ジグなんかで釣れてますよ。真鯛は、常連さんはいつも釣ってくるんですけど、ポイントはみんな非公開なのでチョット。えへへ」とのこと。
ほーん。
下衆大将こと、北條氏が、「僕は真鯛しか興味ないんです(`・ω・´)鯛茶漬けが食いたいんです」とか初心者のクセにほざいており、パーマ兄さんに「頑張ってください」と、苦笑されています。
俺たちの船出
この日の朝は風も波も穏やかで、すいすいボートも進みます。釣船がただよう相模湾のむこうに白い富士山が見えます。ここで一句。
「小網代の釣り船たゆたう相模富士」
うーむ風情があっていいなーと、下衆大将が初の海ボートにビビる中、「ふはははは、今日は波もないし、余裕なほうですよ」とか師匠としての貫禄をみせ余裕ですいすいし、ポイント到着。
ポイント到着
と、いっても、ポイントなどわからずなんとなく潮目の上でアンカーを降ろします。
(以下写真の左端。波線はパーマ兄さん曰くカワハギポイントとのこと)
仕掛け、するするするー。
「うーんと、水深10メートルくらいかな。」 師匠として、一応、弟子に情報を伝えておきます。
と、下衆大将が糸を結べず、もにゃもにゃやってるので、ったく仕方ねえなーとオリジナル胴付き仕掛けを組んで差し上げます。ここでは存分に先輩力をみせつけてやります(`・ω・´)
で、がっちがちに凍ったコマセをキッチンばさみでしゃりしゃりに削ってビシカゴに詰め込み、オキアミを投下すると、一投目からアタリが。
ほー、いけるかも(‘ω’)
その後、再投入。
ビン、ビビビッ。
お、カワハギかな。
結構引くなー。
「やりましたよ北條さん、どうやらカワハギみたいです(フッ、みたか俺様の実力を!)」
「え、すごいじゃん」
で、あがってきたのは北の工作員ことキタマクラです。まーったく。
キタマクラには、ニセカワハギとの名前を進呈したいくらいです。ハリスをみると、釣針のすこし上に、キタマクラパイセンが噛み付いた箇所があります。
まーったくよーとかいいながら、リリースすると、パパパパーと住処へ帰っていきます。もう釣られてくんなよーと、心のなかで唱えると、うるせーよとかえってきます。だよねー。ごめんねー。
その後もしかけ破壊工作員のアジトなのか、キタマクラが続きます。釣り上げると、針をかつかつ嚙むんですよね。なんとも頑丈な歯です。キシリトールガムでも食後に噛んでいるんでしょうかね。
あと、ベラが釣れたり。
駄目かー。移動かなー
と、下衆大将が、
「ん?あー」
とか微妙なリアクションを示しており、うしろをハッとふりかえると、リールをけっこうな速さでぐりぐりしています。
リール巻きすぎなあたりと、必死な表情が下衆大将の心中をあらわしています。
お、やったか。下衆先輩、良いサイズのカワハギげっとです。
やったねー。初カワハギ。わたしも子カワハギだけしか釣ったことないので一緒にやったーとか騒ぎ、しばらく前から風が出てきて波が高くなってきたので、ポイント移動。
ヒットルアーは、ガルプ4インチ赤イソメです。
アンカー根がかる
アンカーをするするあげていくと、さいごの方でアンカーが動きません。まさかのアンカー根掛かり。といっても、アンカーが根掛かりするのはよくあることなんですよね。
釣りにおいては先輩なので余裕綽々で、「こういうときは逆に漕いで外すんだよ」とか、下衆大将にいっておきながらこぎはじめるも、風が強すぎて進まず。
ということで油壺釣船組合さんに電話です。
といってもここはウェブサイトが極めてチープ&モバイルからだと検索エンジンに出てきにくいので、どっかの釣り人のブログ経由でようやく番号を調べTEL
「えーっと、ボートお借りした平田ですけども、アンカーが根掛かりしてあげられなくなってしまいました」
「え?ふはは。反対からでも無理ですかー?」
「無理のようですねー。風が強くて反対にいけず。。。」
「わかりましたー今向かいます」
で、しばらくまって釣りの途中だったと思われるパーマ兄さんにアンカーを回収してもらいます。
釣り再開
ポイントを湾内に移動するも釣れず。ここでわたくしめは前日徹夜だったこともあり、ボートの揺れがきもちよくて、
下衆先輩を前に惰眠をむさぼります。ぐー。
20分経過。
薄目をあけると、下衆大将が、がんばってコマセを振っています。
この人も釣り人としてどんどん成長してるんだなーと、安心して、また惰眠。ぐー。
「お!キタっ!」
とか、なんとか聞こえまして、覚醒。むくり。
すると、下衆大将が結構な引きで巻き上げています。
だいじょぶか!と、手伝おうとすると、中型のサバちゃんが2尾同時ヒットのようです。
中サバ2匹は結構引くんですよね。
で、ランディング。下衆氏は、仕掛けが絡むからサバは嫌、とか駄々をこねています。
もう彼のお父さんだったらひっぱたいてやりたいくらいですw
ボートの下をみると、水が澄んでいる日でもあるのですが、沈んでいる敷石(テトラ)がよく見えます。
水深6メートルくらいしかなさそう。
ここで船長として、士気をあげるため、
「サバの群れがきているということはイナダなんかも回っているかも」とか珍説を主張し、自分も含めて士気をコーエー三国志的に言えば100に戻して、仕掛けをシュルシュルおとします。
お、キタ。サバだこれ!で、サバ2匹。
冷凍庫にサバちゃんがたくさんいることを思い返し、リリース。
その後、またサバ。
コマセをまくと、ボートの下に30センチないくらいのサバが行き交います。
その後、グっと、あたりがあって、根にもぐられたかなと、思い、下衆大将にアンカーロープをひっぱってもらいながら、仕掛けを引っ張ると、カサゴちゃん。ジャスト20センチです。これは持ち帰ります。味噌汁にしよー。
真鯛は遠足にでもいっているのでしょうか
その後、真鯛を狙いつつ、お互いに疲れで意識が朦朧となりながら、会話もすくなくなり、釣れず。無念。
下衆大将は持ちかえる分のサバだけ頭と内臓を落として帰るとのこと。
蛇口があるので、タックル等も洗えて便利です。このあと、京急で爆睡しながら帰りました。
下衆大将からもらったカワハギとカサゴだけわたしは持ち帰りました。