先日、釣ったヒラメを食べていて、あまりにもうますぎていろいろとヒラメ料理をしらべていたところ、
ヒラメは或る寄生虫により下痢や嘔吐という食中毒被害があるということでした。
寄生虫の名は
クドアという名前のようです。知らなかった。
「2010年になってやっと原因がクドアにあると特定されましたが、現在もほとんど研究がされていないため、どのくらい体内に入ると発症するのか、どんな場合に重症化するのか、といった細かいことは、はっきりとはわかっていないんです。
また、症状が出た際に、整腸剤の服用や点滴で吐き気をおさえるといった“対症療法”は可能ですが、体内の寄生虫を直接死滅させる効果のある薬はないので、ひたすら症状が治まるのを待つしかありません」(松本主任教授)
出典:ニュースポストセブン
クドアの姿
出典:農林水産省
クドアは、魚の筋肉部分に寄生する粘液胞子虫のようです。このクドアは、極囊という胞子を多数作るようなのですが、ヒトなどのほ乳類には寄生しないということです。
腸管でクドアの胞子がなんらかの作用をして下痢や嘔吐をもたらすようですが、その生態や食中毒のメカニズムはまだ正確には明らかになってはいないようです。
被害状況
では、生食用ヒラメによるクドアの食中毒はどれくらい発生しているかというと、
平成27年で17件、169名の患者とのこと。
出典:農林水産省
以前、ご紹介した寄生虫アニサキスについての記事でもご紹介しましたが、アニサキスの被害にあった方(平成27年で133名)より被害にあった方は多そうですね。
対策
クドアは養殖ヒラメに寄生していることが多いようですが、その生態もまだ未知のようです。また養殖ヒラメ以外の天然ヒラメにも寄生していることもあるとのこと。気になる方は、冷凍や加熱刺身やカルパッチョで食べず、冷凍してから調理したり、加熱したほうがよいかもしれませんね。
わたしは、刺身がすきなので無理そうですがね。