こんにちは!ニッシーです!
今回は「僕のいちおしルアー」の紹介と、珍魚「ホウボウ」を釣ったお話です。
「ルアーフィッシング」の魅力
「ルアー」とは、木材やプラスチックなどで作られた「擬似餌」のことです。
釣り人がルアーという無機物に命を吹き込み、魚を誘惑して喰いつかせるのが「ルアーフィッシング」の醍醐味です。
ルアーは用途や好みにより「数えきれない選択肢」がある
ルアーには、「サイズ、カラーバリエーション、重量、潜る水深、狙う対象魚など」によって途方もない数の種類があります。
「状況の変化や魚の反応」に合わせて、ルアーチェンジを繰り返して探っていきます。
僕の個人的な必殺ルアー「メタルマル」
僕は300個近くルアーを持っていますが、釣る場所やターゲットによって、選択する定番ルアーはほとんど決まっています。
もし、釣り場で「1種類のみしかルアーを使えない」という条件があったとします。
そんなとき、ある程度水深がある場所(漁港、堤防、深めのサーフエリア、磯など)ならば、ブリーデン社の「メタルマル」を迷わず選択します。
ブリーデン社の「メタルマル」
メタルマルのキャッチコピーは、「魚種限定解除」。
捕食者の大型魚はもちろん、シロギスのような「普段ルアーで釣れない魚」まで喰ってきます。
状況に合わせてサイズを使い分ける
メタルマルのラインナップは、「13g、19g、28g、40g、60g」。
僕は13gと19gをメインで使用し、後は水深やターゲットによって使い分けています。
「メタルマル」の特徴
メタルマルの武器は、「抜群の飛距離」と「アクションの選択肢の多さ」です。
メタルジグのように沖のポイントに向けて遠投が出来、足元まで広い範囲を探ることが出来ます。
左側が「メタルマル」、右側が「イカ釣り用のエギ」
メタルマルは、イカ用のルアーである「エギ」に近い形をしており、特徴的な「金属のブレード」がついています。
竿先をチョンチョンと動かすと水中で跳ねるようなアクションをし、潜行中にブレードがキラキラ回転して、魚に猛烈なアピールをします。
「ブレード」で魚に猛烈アピール!
一般的なルアーでは「フィッシュイーター(捕食魚)」しか喰ってきませんが、この特徴的なブレードのフラッシングが、「シラスやアミエビ」についている様々な魚にまで効くとされています。
こうした「リフト&フォール(水中でルアーを上下させる動き)」の他、表層から中層をタダ巻きしたり、ジギングのように落とし込んで縦に誘ったりと多様な攻め方が可能です。
一方で、メタルマルには「塗装が剥がれやすい」、「対象魚によってはフックの強度に不安がある」という弱点があります。
塗装補強用の「ウレタンコート」
対策として僕は、ボディに「ウレタンコートを塗装する補強」を3回行い、フックを強めの「シングルフック」に交換して使用しています。
「メタルマル」で釣れた魚たち
僕の地元の島根エリアにおいて、メタルマルで釣れた魚達を紹介します。
シーバス(スズキ)
ヒラメ
マゴチ
アコウ(キジハタ)
ボッコウ(カサゴ)
マハタ
カンパチ
ヒラマサ
サゴシ(サワラ)
トビウオ
コショウダイ
もちろん、「沖縄でのルアーフィッシング」においてもメタルマルは抜群の戦績を上げています!
沖縄のトロピカルフィッシュたち
そういえば、沖縄の河口域で特大の「ノコギリガザミ」を釣ったこともありました(笑)
メタルマルで釣れた「ノコギリガザミ」
「魚種限定解除」のキャッチコピーの通り、メタルマルは色々な魚を連れてきてくれるルアーです。
メタルマルで珍魚「ホウボウ」が釣れた
ある日のこと。
地元の島根の海で、メタルマルを投げて遊んでみました。
ポイントに選択したのは、水深のある漁港。
海底が砂地の地形で、良型のヒラメやマゴチの実績がある場所です。
19gサイズのメタルマルを選択し、フルキャスト。
中層までシャクリ上げて海底まで落とし、底付近に潜む魚を狙います。
何回かキャストをしていると、「ググッ」と強いアタリ!
ヒキを楽しみながら寄せてくると、上がってきた魚は40センチ級の「ホウボウ」でした。
メタルマルで「ホウボウ」が釣れた!
ホウボウは「色鮮やかな胸鰭」が特徴
広げた胸ビレがまるで「孔雀の羽」のように美しく、沖縄の魚のように派手な色合いをしています。
「ホウボウ」は海底を歩き回る不思議な魚
ホウボウは、カサゴに近い仲間。「砂地や泥地の海底」に生息する魚です。
色鮮やかで大きな胸鰭は、外敵に襲われたときに広げて「相手を威嚇をするためのもの」といわれています。
ホウボウのもう一つの大きな特徴は、胸ビレの付け根にある「3対6本の棘」。
ホウボウの「3対6本の棘」は脚のように動く
この棘は、それぞれが器用に動く構造になっています。
まるで昆虫の脚のように動く棘を使って、ホウボウは海底を歩き回ります。
この棘の先端は、「センサーのような感覚器官」となっています。
感覚器官には、「海底に隠れる餌を探知したり、味覚を確認する役割」があります。
▼実際にホウボウの顎下の棘が動く様子
この日は、もう一匹「ホウボウ」を追加!
その後、同サイズのホウボウをもう1匹釣り上げました。
「ホウボウ」はかつて上流階級に愛された味
釣り上げたホウボウを2匹、持ち帰って来ました。
食べ頃サイズの「ホウボウ」
インパクトのある見た目のホウボウですが、とても美味しい魚です。
顔は三角に近い形状
「感覚器官」でもある棘の部分
江戸時代には「君魚」と呼ばれ、お殿様や上流階級に好まれた超高級魚だったようです。
「ホウボウ」のサク
ホウボウの身は「薄いピンク色をした白身」で、タイのような上品な味です。
やや歯応えがあり、噛めば噛むほどに旨味が出ます。
今回は釣れたホウボウを「3日間熟成させたお刺身」、「ソテー」、「あら汁」で美味しく頂きました。
「ホウボウの刺身&炙り」
「ホウボウのソテー」
「ホウボウのアラ汁」
いずれも上品な味で、美味しく頂きました!
かつては超高級魚とされていたホウボウですが、近年は流通量が多くなり、馴染深い食材になりつつあります。
皆さんも機会があれば、ぜひ食べてみてくださいね。
それでは、また!
寄稿者
ニッシー
- ブログ【沖縄冒険日誌】しままやー
- 「沖縄県うるま市の島々」で海のツアーをやっています。(シーカヤック、SUP体験等)
※本記事はニッシーさんの「【沖縄冒険日誌】しままやー」を転載・再構成したものです。
今回のタックル
- ロッド:シマノ「ワールドシャウラ2831」
- リール:シマノ「ツインパワーXD 4000XG」
- メインライン:PE1号
- リーダー:ナイロン4号
- ルアー:ブリーデン「メタルマル 19g」