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クリスマスに漫画家さとう輝さんと横須賀「長井かかり釣りセンター」にいってみたらこうなった・・・

もうそろそろ2018年も終わるな、今年何を成し遂げただろうか。

うーむ、セブンイレブンのおでん食べたいなとおもっていた或る日。ドラマで放送中の『江戸前の旬』で人気の漫画家さとう輝さんから、メッセージをいただいた。

「近々長井のかかり釣りセンターに行こうと思っています。神奈川は何分不慣れで、もしよろしければ、ご一緒に釣りなど、いかがかと思いましてご検討ください」

そんでもって、ぜひとも!と言ってきまった釣行日が12月25日。

担当編集の高橋さんも参加くださるらしい。

それにしても、クリスマスである。

「暇かよ」

そんな声もきこえてくるが、何を隠そうわたしは暇である。

様々な功徳を施し、ビジネスにおいて努めた結果として年百年中暇な状況を維持している。そんなわたしとしては、釣行の誘いはだいたいいくようにしている。

今年は業界をこえていろんな人から釣りにさそってもらった。

釣りって、年齢をはじめていろんなバックボーンでも、共通のテーマですぐに話が打ち解けるのがいい。

どんなスーパービジネスマンでも『貴殿』の話で盛り上がれるし、特に『釣れない釣り』の面白さやその本質的なところを理解できる人とはすぐに打ち解けられる。

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長井かかり釣りセンターへ

さとうさん曰く、「長井かかり釣りセンターのおばちゃんから4時集合と言われました」とのことながら、しばらくバイクも乗っておらず道具が積載できないので、さとうさんにお願いして逗子でピックアップしてもらえることに。

で、一睡もできない中、Facebookをみていたら、さとうさんが深夜2時ぐらいに三崎港でエギングをしているという投稿が流れてきて、こ、この人、釣り場か過ぎる、と思いつつ、三崎から逗子にきてまた長井へバックするってお手間だなー笑いなーと思った次第だ。

が、コンビニで待ち合わせしたさとうさんはやや武田鉄矢似のいい人で、北海道なまりが心地いい。

ここ数年出会う人がだいたいいい人であるというのはほんと幸せなことなのかもしれない。

そんでもって釣りトークを30分ほど話しながら、長井へ。

深夜4時。ここが長井かかり釣りセンターである。一切開店する気配がない。

しまったトラップか、と現地で落ち合った高橋さんと三人で様子をうかがっていると、やがて5時に軽自動車でおかみさんと若女将が到着して開店。

その前に、店の人っぽいおっさんがシャッターをあけて、すぐにでてきたが、これは席札をとっただけのようだ。

長井かかり釣りセンターではこの席札をとった人から、その日乗るいかだを選択できる。

同じ湾内にぷかぷか浮かぶ筏といっても、水深や潮のあたり方などが異なるらしい。

開店。

繰り返すが12月25日である。

ボードに書かれている

「今日も釣れます!!」

をみて、

「今日も魚釣りができますよ」

なのか、

「今日も魚がよく釣れます」

なのかを、考えているとおかみさんが筏について説明してくれる。

長井かかり釣りセンターの大将は今年に亡くなったそうだが、おかみさんと若女将と旦那さんが頑張って切り盛りしているらしい。

全員いい人で、いろいろ親切に教えてくれる。

はじめての船宿やボート店などはいつも一定の緊張があるが、いい人ばかりなので安心する。

これが筏の配置図。

今回は、さとうさんと高橋さんがアオリイカ狙いメインということを伝えたところ、⑦番がいいとのこと。

ロープの入り具合などにより人がたくさんいるときはできる釣りが限られるので、ルアー釣りなどは特に早めに到着するとよさそう。

わたしはといえば、シマアジが釣れているとのことで、ウィリー五目でシマアジを寄せて狙いつつ、釣れたマルアジやマアジ・イワシあたりを泳がせて、筏下についているヒラメをゲットして優勝。

そんな皮算用をしていた。

捕らぬ狸の皮算用という言葉があるが、

獲らぬヒラメの鍋算用みたいなものが釣りにもある。

頭のなかでは、ヒラメしゃぶしゃぶの鍋がぐつぐつと食卓を揺らしている。

メガネが曇る。

「やっぱり天然の寒平目のうまさといったら!」

とか、いつもの決まり文句をいってみたい。

そんなことを考えて、おかみさんに、「⑦番でも、シマアジとか釣れますかね?やっぱり沖目のほうがよいですかねー?アジ釣って泳がせてヒラメなんかも・・・」

と、聞いてみると、「うんうん、7番でも大丈夫。魚が回ってくるかだけどね!ヒラメもそうですねー!」

とのこと。

若女将も「どんどんコマセ撒いてがんばってください!」

とのこと。

なにかとやる気にさせられるいい店だなーと。

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いざ筏攻略へむけて出船である!

操船は夫婦で行う模様。素敵。

出船は6時30分ぐらい。

ドドドドドドドドドーと、沖へ。

航程10分ほど。

美人若女将がいろいろ話しかけてくれる。

女性特有の配慮があって素晴らしいなと。

ドドドドドドドドド。

お、みえてきたぞ。

そして、一番手前の7番の筏に接岸。

若女将「今日は鳥の糞で汚れていないですね!暗いうちは特に気を付けて下さい。がんばって!」

とのこと。

おう。俺、頑張る。

「勝利の栄光を君に!」

本来の意味とは違うけど、おそらく、多くの男性釣り師がこう思うはずだ。

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さあ、シマアジを釣るぜ!

天下一武道会の闘技場が小さくなったかのような5m四方ぐらいの筏がういている。

みると、この日は、わたしたちともう1組のクロダイ師の方々がお客さんである模様。

高橋さんが、「お、来た!」

とかいっていたので振り向いたら、ただの仕掛けがからんでいたというよくあるパターンであったり。

朝一は全員から闘気が靄のように漂っているものの、早々にさとうさんが、「あーだめだーこりゃ。アオリいないわー」

との宣言が。

わたしはといえば、冷凍アミコマセが解けるまで、マルキューのアミ姫を使ってウィリーでしゃくることに。

水深13mぐらい。

着底。

シャク、

借、

釈ゆみ、

ググッ。

む!

「ふはははは。さとうさん来ましたよ!なんだろシマアジかな」

・・・

・・・

・・・

・・・

・・・

・・・

ドデーン。

き、貴殿でしたか(ショウサイフグ氏)

これがですね。

なんと、毎投ですよ。

海底から中層までフグの群れが凄く、しゃくれば、スレがかり、しゃくらなければしゃくらないで口にかかりという体たらくであります。

あんなに苦労して釣れなかった東京湾のショウサイフグのカットウ釣りとかなんだったんだろうか・・・

この時点で、15尾ぐらいショウサイフグを釣って思ったのは、もしかして湾フグのカットウ釣りって、コマセ五目の針をカットウ針にしたほうがオートマチックに釣れるんじゃないだろうかというあたり。

でも、そうなると釣趣がなくなるんだろうなー。

さとうさんが、クロダイ狙いの団子釣りでカワハギを釣ったり(スレ)

ふと海面が凪いだので、のぞいてみると、イナダっぽい個体と40cmぐらいのデカイフグっぽいのが海面下でコマセを追っていることに気づいて、コマセ籠を海面において、釣ってみたり。

が、すぐに撤退。

さとうさんが、「あ、なんかシマアジっぽいのが回ってきた。尾っぽが黄色のシマアジですよ」

みたいなことをいうので、とっくの昔に5ぐらいに下がった士気を特殊能力『鼓舞』により、95に爆上げして狙ってみる。

が、速攻で、この魚たちもどこかにいってしまうようで。

どうやら、アミコマセを撒いているのがわたしだけなので、どうしても魚の寄りが悪い模様。

もしかして、筏釣りで回遊魚を狙うのは週末のほうがよいのかもなとか思いながら、また寝。

回遊を待つか。

いや、シマアジの回遊をね。

まー落ち着いてください。

これは寝てるんじゃなくて、回遊を待っているんですよ。

いやさ、シマアジの回遊をね。

果報は寝て待てっていうし。

人事を尽くして天命を待つってやつですよ。

と、

さとうさんが、「あ、なんかシマアジっぽいのが釣れた!」

といっているので、

すわッ!

と、起きて振り返ると、筏釣りの竿が弓なりに弧を描いて、魚が走っている模様!

すげー、シマアジか。馬路か。例の高級魚か。

やっぱり、あの水面下2、3mぐらいで回遊していたのはシマアジだったのか。

やっぱりさとうさん、すごい人なんかもしれんな。

これは時合かも。

真剣にやらねば。

まずはさとうさんのシマアジをタモ入れしてっと・・・

・・・

・・・

・・・

なんだかシマアジにしては背中が褐色っぽいけど

・・・

・・・

なんだかシマアジにしては棘っぽい気配が

・・・

・・・

あ。

き、貴殿でしたか(良型アイゴ氏)

これにて、全軍の士気が低下し、14時30分の沖上がりまでに早々に片して昼寝に勤しんだ次第です。

筏の上は最高級ウォーターベッドみたいなもんなんですよ。

手漕ぎボートより手足が大の字に伸ばせて快眠でしたよ。

都会で睡眠不足の方にはお勧めしたいですね。

撤収。

残念ながらの釣果だったものの、スタッフのみなさんがみんないい人であったので、また釣れるときにチャレンジしようかなと。

繰り返しますが、スタッフのみなさんはほんとハートフルです。船宿評論家のわたしがいうんですからほんとハートフルなんです。

旦那さん曰く、「今年はアイゴが釣れるぐらい水温が高いが、もう少し下がると、海津クラスの黒鯛の群れが入って数釣りモードになる」とのこと。

週末にコマセを撒く人がおおければシマアジなんかもまだ狙えそうな気もします。

朝方、北側でイワシなぶらみたいな鳥山がたってましたし。

タイミングがあえば、その他の回遊魚も狙えるのでしょう。

そういえば、ショウサイフグは40尾ぐらい釣った気がします。

長井かかり釣りセンター釣行での気づき

こちらはさとうさんからもらったカワハギ

  • ルアー釣りの場合は早朝に行こう
  • 平日は5時集合。「4時集合というアナウンス」は孔明の罠なんで気を付けよう
  • どの筏がよいかどう釣るとよいかはスタッフのみなさんが丁寧に教えてくれるよ
  • 筏は移動できないので、コマセで寄せることができないとアレかも
  • あきらめて寝るのも気持ちがいいよ
  • 水温がもうすこし下がったほうがよいようで
  • この季節デカイマアジを釣る人もいるとのこと
  • メタルジグかイソメがあれば結果も違ったかも
  • もしかしてカワハギ釣りをしたほうがよかったかも

ではでは。

船宿情報

長井かかり釣りセンター

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ABOUTこの記事をかいた人

平田 剛士

ORETSURI編集長。釣り歴30年ぐらい。いつの間にか釣りメディアをはじめていたもので人生不思議だなーと思っている今日この頃。 口癖は「釣りはいいよねー」