驚くほど旨い!「夏アジの香り漬け」の作り方

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夏アジの香り漬け
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~この記事は約 3 分で読めます~

どうも平田です。

今回は夏に旨いアジを「漬け」にして、もっと美味しく食べる方法を紹介します!

目次

魚の漬けについて

魚料理で「漬け」といえば、生のまま甘辛い醤油ダレにつけこんで、食べる料理ですね。

漬けにすると保存性が高まり、臭みが軽減し、身が締まり触感も変わります。

脂が強い魚も、漬けダレにやや脂が落ちるのでさっぱり。

そんな「漬け」なのですが、刺身と比較すると、どちらかというと負の側面がある印象です。

「練り物」もそうですが、生で食べにくい魚、鮮度落ちした魚といったマイナス面をカバーする調理法だったり。

「生で食べるのはちょっとアレだから漬けにしてしまう」

先日も船宿の人が「メジ(マグロ)は刺身だとアレだから漬けがいいよ」と言ってました。

そういう取り扱いです。

今回は釣ってすぐに下処理をした鮮度のよいアジを漬けにします。

どちらかというと、「食べられないから漬けにする」というよりも「漬けにしたから新たな旨さが生まれた」そういうイメージです。

アジの下処理

釣ったアジの中から小ぶりの個体を選んできました。

週末は釣りを教えているんですが、その参加者に良型は持って帰ってもらったわけです。身が多いほうがさばきやすいですしね。

船宿で下処理は済ませています。

アジは三枚におろして血合い骨と腹骨をとっておきます。

アジを香り漬けにする

さて、本題の漬けダレをつくりましょう。

以下の材料を鍋で煮切り、冷ましておきましょう。

  • 濃口醤油
  • 本みりん
  • 日本酒
  • きび砂糖
  • 生姜スライス

分量は自分で決めればよいのです。

甘辛くなっていればそれでよいです。醤油:みりん+日本酒が1:1になっていればまーよいと思います。

煮たてて、みりんと日本酒のアルコールが飛んだらOK。

粗熱をとったら冷蔵庫で冷やしておきます。

そこに以下の材料をいれていきます。

  • 青唐辛子(種をぬいて小口切)
  • 酢橘汁+絞った身+酢橘の皮を刻んだもの(酢橘半分~1個)

※大葉を刻んだものをいれてもよいです。すりごまは見た目が悪くなるんですが、旨いです。

そこに、サクにしたアジを投入。

アジは身が薄いので、あまり漬け込むと味が濃くなります。

それと、刺身にしてから漬け込んでも同様。

いい照りしてますね

今回は15時ぐらいに漬け込んで、あ、忘れてた、ってな具合に20時頃に取り出しました。

5時間ぐらいですね。

浅くつける場合は30分ぐらいでも大丈夫。

盛り付け。

好みで酢橘をさらに絞って食べます。

薬味をつけるなら、アジはワサビよりすりおろしショウガの方があうんですよね。

酢橘の香りを感じながら身をかみしめると、身が締まり独特の食感。

まろやかな旨味、そして青唐のさわやかな辛み。

旨いなー。いいぞいいぞ。

アジ本来の弾力で仕上げたければ30分程度漬け込めばよいですし、今回のようにちょっと置くとかなりの弾力です。

まとめ

「夏アジの香り漬け」と題して、アジを漬けにしてみました。

伊豆諸島にいくと、ムロアジを漬けにしたものを見るんですが、マアジって、あまり「漬け」にされない魚だなと。

そのまま食べても十分旨いからでしょう。

幼少時代、祖父正臣が「いらんことするな」と孫の手をつかんで尻をたたいてきたんですが、そういうことです。

漬けというと、ヒラメなどの白身魚やマグロが有名です。

マアジの場合、ゴマダレと和えて、マゴ茶漬けにするのが少し近しいかもしれません。

「夏アジの香り漬け」は酢橘を皮まで活用するのがポイントです。

酢橘は8月~9月にむけて露地物の香りが一段とよくなるシーズン。

アジを釣ったら、ぜひつくってみてください!

ではでは。

平田(@tsuyoshi_hirata

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