大原沖ドリーム!超大型ヒラメ4枚の総重量21.13kg!シーズンラスト泳がせ釣行@あままさ丸

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ヒラメ_8
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どうも、上月です。

4月になり、新しい環境を迎えた方も多いかと思いますが、いかがお過ごしでしょうか。

え、僕ですか?

それが、転勤とかそういうのがない仕事なので、特になーんも変わってないんですよね。

でも、僕は何も変わらなくても、季節は勝手に移り変わっていくわけで。

そこできづいたんですよ。

「あれ、ORETSURIの初寄稿はヒラメのこと書いてて、今年は何度か挑戦してみるとか書いておきながら、最近全然ヒラメ釣行について書いてないな」と。

気づけば4月も半ば。

いつもヒラメを楽しんでいる千葉・大原はゴールデンウィーク終了と共にヒラメシーズンが終了するんですね。

そうすると、猶予はもう1ヶ月も残されていないわけで。

「これは、ヒラメにいかなくちゃいけない」

そんな謎の使命感に駆られて、4月某日に息子と二人で泳がせヒラメにしけ込んできたので、今日はそのお話です。

恐らく、これが今シーズンラストになるかと。

ちなみ、これはここだけの話なんですが、2021年に入って、実は2回ヒラメに挑戦しています。

釣果は推し量って頂きたいのですが、そこが云々ではなく、諸事情により写真をほぼ取れていなかったので記事にしていませんでした。

え、釣果?

推し量ってください。(2回ともソゲサイズ1枚)

というわけで、準備編からどうぞ。

目次

大原ヒラメ準備編〜色々な針を準備してみた〜

今回も、仕掛けの構成は、過去のあままさ丸釣行記事で紹介したものとまったく同じです。

ただ、針については色々試してみようかなと思い、ちょっと揃えてみたんですね。

こんな感じ。

中身が入っていないのは、仕掛けを作り終えた後に撮影してないことに気づいたからです。後悔先に立たず。

まずは親針。

これまで、オーナーの「鰯ヒラメ」を使っていて特に不満も無かったんですが、今回新たにダイワの「ヒラメ ライトSS」を購入してみることに。

理由としては大きく二つ。

  • できるだけ軽い針の方が、イワシの活きを保てそう
  • 貫通性の高い針であれば、鰯に針をさしやすく、餌つけで弱らせる度合いが減りそう

前者のきっかけは、今年から挑戦を始めた東京湾の船マゴチで「糸オモリつけているとサイマキが弱りやすい」という事実を知って、それをイワシに応用してみようと考えました。

要は、針が重いとそれだけ活き餌の弱りが早くなる、ってことです。

よく考えたら当たり前の話なんですが、恥ずかしながらマゴチをやるまでその事実に気づきませんでした。

針を刺す場所も大事ですが、その重さも必ず関わってくるはず、と。

  • 今回購入した「ヒラメ ライトSS」の7号は線径0.98mm、重量198.0mg
  • これまで使用していた「鰯ヒラメ」の18号は線径1.07mm、重量263mg

実際に「ヒラメ ライトSS」を手に取ると「鰯ヒラメ」18号よりもかなり軽く感じます。

パッケージに書かれている「スーパーハイカーボン素材」がどういうものか知りませんが、まあ丈夫で軽いってことでしょう。

ちなみに、「鰯ヒラメ」も号数を下げて16号を購入。こちらは線径0.92mm、重量164mgで「ヒラメ ライトSS」よりさらに細く軽いです。

次に貫通性についての話なんですが、今シーズン数度に渡るヒラメ釣りを経て、僕は「上顎がけ」派になったんですね。

上顎にかける場合、顎の中心にある硬い部分に貫通させる必要があるんですが、「鰯ヒラメ」だとサクッと貫通しないと。

上顎がひっぱられて鰯の口が大きく開き、それだけでイワシに体力を消耗させている感じ。

ここを、ダイワのSaqSasなら、サクッと一気に貫通させられるんじゃないかなーと淡い期待を頂いた次第です。

次に孫針。

ここも、貫通力にこだわりたかったわけですが、孫針についてはイワシへの装着だけでなく、ソゲ対策にできないかと考えました。

とてもシンプルな話で、針先が軽くささって、暴れたらさらに深く食い込むんじゃないかなーっていう淡い期待です。

結果、がまかつの「ナノスムースコート」とダイワの「SaqSas」どちらもトリプルフックが発売されていたので、今回購入してみました。

ちなみに、真ん中に写っているのは、がまかつの「泳がせヒラメ」なんですが、イワシへの針がけ部分が逆方向且つ小さく作られているものです。

前回釣行時に使用したんですが、結果は「弱りにくいけど、つけにくくて外れやすい」といった印象。

再購入はないと判断していますが、余っていたので予備仕掛けに組み込みました。

こんな感じでスプールシートにセットして、準備完了。

なお、ステイトは糸癖を気にする必要がないので、段ボールにセットです。

これで、仕掛けの準備は完了。

本気になったら「大原」

4月のあままさ丸は、朝4時に船集合です。

はえーなと。

まあ、終わりも早いので、午後が有効に使えるんですけどね。

釣行後すぐに帰路へつけば、渋滞知らずで14時前後には都内に戻れますし。

話がそれましたが、4時前に大原港へ到着。

神々しく光ってるぜ

なお、今回はあままさ丸の「しあき丸」に乗船です。まあ、2号船的なものと思ってください。

前日に6.72kgの大ヒラメがあがっていたせいか、どことなく闘気漂うお客さん達。

まあ僕は「わいには関係ないねー。贅沢いわないから、3枚程度キロアップヒラメを釣らせてください」的な気持ちで挑んだんですが・・・

まさか、あんなことになるなんて・・・!

僕と息子は、それぞれ左舷の前から2、3番目に布陣。

乗船したら、ちゃっちゃとタックルを準備します。

これが、僕のタックル。

これは、息子用のタックル。

お気づきの方がいるかもしれませんが、マゴチ釣行時とまったく同じリールで、息子にいたっては竿もまったく同じもの。

潮切れのことを考慮して泳がせヒラメのときには道糸1.5号を好んで使うんですね。

とはいえ、前回釣行から間も無く、且つヒラメのシーズン終盤。これからマゴチにもいくことを考慮し2号のままとしました。

もちろん、あままさ丸のルールとしてはOKですよ!

船は満員御礼ですが、片舷6人。

生簀配置の感覚でなんとなく掴めると思いますが、満員とはいえ、かなり広々です。快適。

というわけで、4:20にいざ出船!

大原沖は地獄模様でスタート

出船直後に船長より「両脇、かなり波かぶるんで必ず後ろに移動してください」とアナウンスが。

なもんで、全員そそくさと後部デッキに避難。

この日は、かなり荒れた風+波も2m以上以上の予報だったんで覚悟はしていたんですが、往路は思ったほど揺れず。

が、両舷ともに潮を被りまくり、びしょびしょです。

船は50分ほど走り続け、ヒラメ船団が集まる沖へ到着。

上月タックル、セットよーし。

ステイトは30cmでどーぞ。

息子タックル、セットよーし。

ステイトは50cmでどーぞ。

二人の利点を活かして、タナをさぐるってやつです。

息子、ねむそーう。

眠そうなんですが、やたら士気が高くて、「イワシは自分でつける」と。

これまでは、僕が全部つけてあげてたんですが、最近のマゴチ釣行やらを通してか、ちゃんと自分でやりたくなったようです。よう知らんけど。

なので、最初だけ付け方を教えてあげて、その後は息子へ任せることに。

5:15。船長の「はい、準備できた人から初めてください。左はオモリ60号、右は50号で。水深は50m」のアナウンスでスタートフィッシング!

スルスルスルスル・・・(仕掛けを落とす音)。

アナウンスの水深に近づいてきたら、より丁寧にサミングしてブレーキをかけます。

なんとなく、激しく落とすとイワシが一気に弱りそうなんで。

着底したら、30cmほど底から巻き上げて様子見です。

うーん、潮はかっ飛んでなさそうだけど、風が強すぎて道糸がどんどん船下に入っていく感じだなぁ。

うねりは2m前後ありそうなので誘いは不要と判断。

むしろ、意識的に体を動かして棚をキープしなきゃならないシチュエーションですね。

と、投入から1分後

グイングイン

お。

グイングイングイーーーーーン

おお!

思わず「きたー!」と叫びながらききあわせを入れると・・・

のった!

「今日は来てるんじゃない?」

ほくほくしながら巻き上げると5mほどで「スン・・・」とな。

ぬか喜び乙。

そして、そのまま巻き上げようとしたところ、反対側の人とおまつり。

開始2分で仕掛け交換の儀と相成りました。

しゅん・・・。

なお、反対側では1枚上がった模様。

むむむむ。

結局、この流しは船長の回収アナウンス直前に、息子のイワシにひとかじりあっただけでしゅーりょー。

お客さん全員後部へ避難し、軽く移動となりました。

なお、既にお客さんの半数が船酔いでダウンしており、後方にいくと青白い顔をした方々が・・・

でも、みなさん船べりより顔を下げて、お行儀よくゲロを吐かれていました。

船中沈黙はわいが破る・・・!

3,4回目の流し変え時に撮ったんですが、息子の士気はまだ高め。

この時点で、僕の右隣のおじさまと僕、左隣の息子3人はやたら士気が高く、その他で釣りを継続している方は立たずに座っている状態でした。

この日の海況でミヨシに陣取り、ずっと立っているおじさまに驚愕の眼差しですよ。

移動中、隣のおじさま曰く「1回もあたりがないよー!」とな。

わかる。

「僕も、最初のアタリ以外何もなくて、息子も1回かじられたきりですねー」なんて会話をしながら、次のポイントに到着。

このあたりで、船長は横流しを中断したようで、指定オモリは両舷共に60号へ変更。

なお、ここまで一度も釣れていないのに仕掛けは3回交換しているというね。全部おまつり。

一度、60号変更後におまつりして、僕が仕掛けを引き揚げたんですが、相手方のオモリを見てみると40号とな。

直接伝えると角が立つ。

なので、船長に「向こうの人、40号使ってるんでもう1回アナウンスお願いします」と頼んだら、直接伝えてくれました。

まあ、その後50号を使ってる方もいて、またおまつりしたんですけどね(白目)。

皆さん、船長指定の号数がある場合は守りましょうね・・・!

あままさ丸は、指定する号数のオモリは全て揃えており、持ってない場合は船長に貸してもらえるので伝えましょう。

そんなこんなで、時刻は7時を回るも、船中の沈黙は続いている状態。

海況もどんどん悪くなり、「今日も今日とて・・・ヒラメ釣れずかなぁ」と折れそうな心をなんとか保ち、手感度と竿先の動きに注目していると・・・

クイン

お。

いま、なんかきたな。

グイ・・・グイーーーーーーーーーーーーーーーン

キタコレ!

本アタリまでの間、わずか数秒。すかさずアワセを入れ、巻き上げにかかると

カリカリカリカリカリカリカリカリ

と、響くドラグ音。

その瞬間、溢れ出す脳汁。

うほほのほい!

隣のおじさまはアタリから全部見ていたようで「きたかー!」と、すっげー興奮してました。

道糸2号とハリス6号を信じて、ドラグを少し絞め、巻きとポンピングを組み合わせてゆっくりとあげていくことに。

ちょこちょこドラグを鳴らしながら、ことあるごとに暴れつつも横走りにならない。

こいつはヒラメだと確信。

スプリンクラーのように放出される脳汁シャワーがプッシャー!

チョー気持ちいい!!

道糸が残り10mを切ったあたりで抵抗を諦めたのか、スイスイと巻き上げられてその姿を海面に確認。

・・・

・・・

・・・

隣のおじさま・僕「でかい!!

船釣り名物しらない人と謎シンクロする瞬間です。

で、船長にタモ入れしてもらい、あがってきたのがこいつ。

・・・

・・・

・・・

おい、なんでおまえが持ってるんだ。

まあ、息子が「持って写真撮りたい!」と言ったわけなんですが、大きさがわかりやすいんじゃないでしょうか。

遠近マジック使わずに、このサイズ感よ。

船長も「これは、6-7kgいってるなー」と呟き、おもむろにヒラメを取り上げたかと思うと、近くにいた船にヒラメを掲げて見せ付けたり。

反対側だったんでちゃんとみてなかったですが、多分もう一隻のあままさ丸かな。

生簀をもう一つ準備して頂き、つっこんでみるとどうだ。

まったく入りきらない件について。

・・・

ふぅ。疲れ果てた。

釣るべきものは釣った。今はただ休憩せん」ってやつですよ。

とりあえず、置き竿で様子見に。

息子は俄然モチベーションがあがったようで、より真剣に釣りへ集中。

うん、いいことだ。

タナは低めの方が良さそうと判断したので、ステイトを30cmに詰めてあげました。

で、10分後に息子が「きたー!」と叫びだす。

まじか。

あれ、僕の置き竿の竿先も、よくみるとなんかあたってるな・・・

「息子とまつったかな?」と思い、竿を手に取ると「あ、これ普通にあたってんな」

少し送り込むと

グイーーーーン、とな。

ほくほくと巻き上げにかかると、さっきほどではないにしても、中々の重量感で丁寧に巻き上げることに。

たまになるドラグ音がとても心地いい。

そうこうしているうちに、息子が先に巻き上げてきたのは・・・

貴殿でしたか(マハタ氏)。

大原では、泳がせヒラメでも一つテンヤでもよく釣れる、定番良貴殿ですね。

割と可愛いサイズですが、十分食べられるので持ち帰ることに。よくやった!

で、僕の方はというと。

ほくほく of ほくほく。

3kgは堅い、分厚目のヒラメさん。

この子も、水槽よりちょっと大きいサイズ。

ってな具合に、この流しは何故か上月親子に神々の恵みが降り注いで終了です。

そして、ヒラメ神が舞い降りるの巻

海況は、ますます悪くなっていく一方。

息子は、なんとかヒラメを釣ろうと頑張るものの、船中全体でアタリが少なく、うまいことゆかず。

父親は、もう満足しているので置き竿でだらだらと。

金と青のコントラストがいいすねー。昔の仏像みたいで。

が、船中あたりなく、移動。

雲が増えてきましたねー。

この移動中から、小雨がパラついてきて、ついに息子が戦意喪失。

このあと、席に戻らず船尾に陣取り雨宿りを決め込むという体たらく。

「そういうとこやで」と、説教したくなりますが、まあ無理強いするものでもないので、ぐっと言葉を飲み込み、僕一人で続けることに。

・・・

・・・

・・・

20分後 。

なはははは!

ヒラメ、快なり快なり快なりいぃ!!

2kgアップくらいですかね。

どんどん小さくなってるけど、気にしない。

ちっちゃなことだけに、ってか。おい。

ちなみに、手持ちから「ちょっと休憩」と置き竿にして、タナを合わせた瞬間に食いついてきました。

雨も止んだし、これで息子も釣りを再開するだろうと報告しにいったら、案の定釣りを再開することに。

このあたりで、右隣のおじさまも2kg前後のヒラメを釣り上げ、なんとか出家逃れをし、左舷前部は安堵の空気感。

息子を除いてね。

こう、なんというか、負のオーラが感じられる。

後方の人たちは、さらにえらい空気になってるので、ちょっとあてられてるとこがあったかも。

うねりはますます大きくなり、さすがに置き竿ワンチャンスも狙えない状況に。

というか、ここまでもよく置き竿であたったなという感じですが。

・・・

・・・

そんなこんなで、時刻が9:30をすぎて、沖上がりまであと1時間半を切った頃、「それ」は突然やってきました。

手持ちでぼーっとあたりを待っている。

と、ゴン。

という、非常に分かりやすいアタリと同時に軽い引き込みがあったので、竿を送り込もうとする。

カリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリ

と、一気に放出されていく道糸・・・!

ドラグを少しだけ固めにして、竿を軽く煽ってブレーキをかけようとするものの・・・

カリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリ

全然止まらない件について。

ちゃんと距離をみたわけじゃないですが、体感10mくらい道糸を出された状況。

隣のおじさまと「これは青物ですかねー」と話しながら、ドラグをほぼフルロックにしたところ、やっとドラグ音が収まり、僕のターンへ・・・!

といいたいところですが、こいつが全然あがらないんだな。

巻いてもスプールが滑るだけ、普通にポンピングしても、煽った分だけ糸が出ていく状況。

何度かそれを繰り返し、さすがに向こうも少し疲れたかなと思い、スプールを押さえながらポンピングすることに。

今日のタックル的に、もし最初にブレイクするとしたら針のチモト。

また、孫針しか掛かってないと、恐らく一瞬でハリスがちぎれますが、どこに掛かってるのかわかるはずもないので、覚悟を決めます。

「運は天にあり、魚は針先にあり・・・すわ!」

と、スプールを押さえゆっくり竿を煽ると・・・

なんとか持ち上がる・・・!!めちゃくそ重たいけど。

ポンピングを3,4回繰り返し、感覚的に6m前後巻き上げますが、大体そのくらい持ち上げると2m程度糸を出される攻防が続く。

二歩進んで一歩下がる的な。

で、残り30mに来たところで

カリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリ

と一気に5mほど引出される道糸。

DOKIDOKI、DOKIDOKI。

不思議なことに、想定より重たい相手だと脳汁はシャワーでなく、じわじわと染み出すんですよね。

おかげで、ちょっと冷静に考えられる余地があったり。

ゴルゴ13は連載初期の頃「自分自身をも、第三者の目で見つめられる」とよく言われてましたが、そんな感じです。

そんなわけで、このあたりで気づいたんですよ。

「あれ、これ青物じゃなくね・・・?」と。

何でかっていうと、先述の通り道糸を出すんですが、横走りしないんですよね。

なので、これは巨大ヒラメかエイなんじゃないかと。

サメならもっと激しく動くし。

ヒラメだとすると、このまま続けると口切れしそうだなーと思ったので、ここからはさらに優しめなポンピングを心がけることに。

Love you tender。

というわけで、そこからもちょこちょこ道糸を出されながら、優しくポンピングしてなんとか水面まで持ってきましたよ。

これは・・・

隣のおじさま・僕「でかい!!」(シンクロ)

特大ヒラメだ!!

船長も興奮気味に、無事タモ入れ完了。

どん。

孫針は口内に、親ばりは顎にがっつりフッキングしていました。

フィッシュグリップをつけるとこんな感じ。

水槽にいれるとこんな感じ。

なお、この下に先ほど釣った巨大ヒラメがいるので、余計にはみ出してますね。

全長としては、さっきのやつより少し大きい程度ですが、身の分厚さがまったく違う。

船長も思わず「今まで見た中で、一番でかいかもしれない」と呟くサイズ。

隣のおじさまも興奮気味。

僕はというと・・・

感無量。

もう十分やろと。

で、息子に「でかいねー!」と話しかけるとこれですよ。

・・・

「おっさん達だけ、はしゃいじゃってよ。けっ」感満載で、言葉少なく。

うーん、ここは一つ、なんとか息子に1枚釣ってもらわなければ・・・

オシアコンクエスト、息子に翼を授ける

息子に「イワシをつけ直そう、1回仕掛けをあげて」と伝えたところ、「もう手が疲れたから嫌だ」とな。

なるほど。確かに50m前後の深場でダブルハンドルはしんどいよな。

というわけで、息子とタックルを交換することに。

「絶対、海に落とさないでね」の一言も忘れずに。

なので、僕はこっちのタックルで置き竿にし、

息子はこんな感じ。

日本全国、オシアコンクエスト×極鋭を装備している小学生もそうそういないはずです。

思い返せば。

息子が船釣りを始めた頃は、身長的に竿を脇に挟むと、気を抜いた時に竿が船べりに当たるような高さだったんよね。

それが、いつの間にか身長も伸びて、安全な高さになったなーと思ったり。

「もう1本、脇に挟めるタイプの73調子ライトゲームロッド買うかー」とかなんとか考えていると、時刻は10時を過ぎて、沖上がりまで1時間を切る頃合となりました。

ますますシケてきているので、船長も「これは、早上がりにするかなー」と言いはじめている。

ここまでかーと思い、息子の仕掛けに食いつくことを願っていると

・・・

・・・

・・・

隣のおじさん「きた。」

そっちかい。

しかも、なんかめっちゃでかそうで慎重にやりとりしてる。

会話した際に、仕掛けのハリス5号と言ってたので、確かにそうなるだろなー。

と、その様子を眺めていたら、反対側から、「きたー!」の声が。

そう、息子です。

マジか。

おしおしおし、慎重にな、慎重に。

と、竿がかなり下を向いているので、バットの根元を手で支えてあげながら巻き上げられてきたのは・・・

ほくほく。

2kg前後のヒラメさんかな。

何はともあれ、これで一安心!

息子曰く「なんかもうどーでもいいやと思ってやってたら釣れた」とな。

あれかな。

成長してきて、邪気がPEラインから海中に伝わるようになってしまったのかも。

ちなみに、隣のおじさまは巨大ヒラメを釣り上げてました。

船中、枚数はあれだけど、アベレージサイズが良すぎますね。

その後は、10分ほど続けてみるも・・・

「釣れんぞ

そして、船長も魚を締め始め・・・

神経抜き中

定刻10分前に早上がりとなりました。

疲れ果てた方々が見切れてますね。

帰りの揺れも凄まじく、1時間かけて港に戻りました。

巨大ヒラメの計量結果は・・・?

あままさ丸では、港に戻るとある程度の大きさ以上の魚を計量してくれます。

また、春のシーズンは毎年xx周年ダービーというマダイ・ヒラメの重さを競うイベントを開催していて、期間中に最も重い魚を釣った人が優勝の栄光に与かれます。

今年は10周年記念ダービーですね。

で、冒頭にも書いたんですが、この釣行前日に6.72kgのヒラメが釣れており、それが当日までの最高記録でした。

はてさて、今回の巨大ヒラメはそれを抜くことができるのか・・・?

まず、僕が最初に釣った巨大ヒラメは・・・

・・・

・・・

・・・

6.78kg!

ギリ、記録更新!

なんてことだ。やってしまった。

隣のおじさまが釣った巨大ヒラメはというと・・・

・・・

・・・

・・・

6.94kg

どーんと、さらに記録更新!

最後に、僕が後半に釣った巨大ヒラメは・・・

・・・

・・・

・・・

8.07kg!!

わーお。

大幅に記録更新です。

まさか、1日で3回記録が更新されると誰が思ったでしょうか。

その後、手に持った写真を撮影してもらいーの(釣れた人はみんな撮影してもらえます)

重過ぎて片腕だと辛いの図

あとはダービー用に撮影もしてもらいーの。

疲れた顔してんなー

まとめ

巨大ヒラメ2枚

その他のヒラメ’sとマハタ君

結果、僕が4枚、息子が1枚(+貴殿のマハタ)で終了。

実は、ヒラメで竿頭取ったのは初めてかも。

隣のおじさん以外にも、何人かの方が3kg以上のヒラメをあげていました。

やっぱり、アベレージサイズがでかいですねー。

あままさ丸ブログより拝借

枚数は決して多くないものの、4枚の総重量が21.13kg、ちょっと出来過ぎた結果ですね。

息子の分も合わせると、持参した35Lのクーラーに収まらないので、尻尾を折ってしまってみたり。

さてさて、完全に自慢になりそうなので、釣りそのものを振り返ってみますかね。

ヒラメの状況

ヒラメのアタリは船中少ないものの、一番最初のアタリ以外は本アタリが分かりやすい日でした。

最初のアタリから10秒以内で本アタリに移行していて、アタリからアワセに移るまではイージーモードの日だったと思います。

個体数が多くないのかもしれませんが、活性は高かった(かもしれない)ことに加えてアベレージサイズが大きかったので、全体的に捕食が素早いんでしょうね。

口でかいし。

なので、今の時期・ポイントなら、アタリさえだせれば結構簡単に釣れるかもしれません。

海の状況

最悪でしたね。

うねりもそうなんですが、風が強く途中で横流しをやめ、船長は操船にかなり集中していました。

それでも、道糸は結構な角度で流されやすく、タナ取りに手こずりやすかったです。

そういうときは

  • 入れ直しを頻繁に行う
  • 少し硬めの竿を使う

でクリアすべきかなーと。

他に、オモリを重くするという手も考えられますが、少なくともあままさ丸で船長指定以外のオモリを使うのはNGです。

仕掛けの再投入については、船長も頻繁にアナウンスしていました。

そもそも基本的な釣法として、新しいポイントに仕掛けを入れ直すことは重要なんですが、斜めになり過ぎた道糸は巻き上げない限り元に戻らないんですよね。

入れ直さないと、タナも取れないしお祭りするしで、いいことなし。

もちろん、海面まで巻き上げるとイワシが弱りやすいので、諸刃の刃でもあります。

とはいえ、タナを取れないことには釣りにならないので、イワシの消費を恐れずに、少なくともこういう日はトライした方がいいかと。

硬めの竿については、息子と竿を交換した時に感じたんですが、明らかに僕のタックルよりも道糸が斜めになっていくんですね。

オモリ・道糸の太さも同じなので、これは竿に起因するんでしょう。

仕掛けのコントロールがしにくいという。

以前の記事で、息子はこの竿で竿頭に輝き、かつ要因の一つとして竿の柔らかさをあげましたが、こういう日はむしろ仇になるかも。

後半まで息子が苦戦していた理由は、ここにあるんじゃないかなーと反省しました。

思えば、隣のおじさまも二本持ち込んでていて、「どっちも感度はよく、柔らかい調子の竿」とおっしゃっていたので、そこが絡んでいるのかもと思ったり。

そういう意味で、竿の調子はその日の海況とヒラメの活性に合わせて選べるよう、2-3本持ち込んでおきたいところですね。

仕掛け

釣行中の文章には特に記載しなかったものの、ダイワの「ヒラメ ライトSS」7号は、OWNERの「鰯ヒラメ」16号に比べて、気持ちイワシの持ちがよかったです。

重量は「鰯ヒラメ」の方が軽いんですが、針のひねりが影響しているのか、はたまた後半の方が船が流されやすく弱りやすい環境にあったのかは謎です。

そして、「ヒラメ ライトSS」の方が上顎にも刺しやすい。

なお、6.78kgのヒラメは「ヒラメライトSS」7号で、8kgのヒラメは「鰯ヒラメ」16号で釣り上げました。

なので、強度はどちらも問題ないかと。

ただ、飲み込まれちゃうとハリス切れ待ったなしでしょうから、アタリ後のアンパイを取るなら、もう少し大きめの針がいいのかも。

そこら辺の選択は、個人のお好みですね。

孫針はごめんなさい。何かフィードバックできるような釣行にはならなかったので、特に何も書きません。

タックル

「海の状況」に竿のことは書きましたが、その他でいうと息子用のリールチョイスに反省点がありました。

今回、マゴチと同じタックルにしたわけなんですが、「オモリ15-20号・水深5-20m前後」のマゴチ。

比べて、ヒラメは「オモリ40-80号水深10-60m」となるので、ダブルハンドルではきつかったようです。

今回はずっと深場で、基本50m前後でしたしね。

ここはもう、割り切って前のように電動リールを使わせるか、または先日ダイワのフネXT OPを予約したので、それを使ってみた上で来シーズン判断しようかなぁと。

ということで、今シーズンラストのヒラメは、なんと竿頭獲得&サイズトップで終えることができました!

ありがたい話ですよ、ほんと。

大原のヒラメはゴールデンウィーク終了まで続く予定なので、特大ヒラメ狙いたい方は是非挑戦してみてください!

また、釣席予約ができて朝がらくちーん、且つ素敵な船長が二人いる「あままさ丸」も、オススメです!

人気があるので、最近の週末は満席気味ですが、それでも広々と釣りができるので快適ですよ。

では!

上月@sakana10bike

お世話になった船宿

千葉県外房大原港釣り船「あままさ丸」

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