どうも、上月(こうづき)です。
前回寄稿(マトウダイ連発)から少し間があいたんですが、実は記事を書く予定ではあったんですよ。
うん、予定ではあったんですが、その釣行でスマホを「海神奉納」することになりましてね・・・。
もしかして、画像がクラウドへアップロードされているかも。
そう思って帰宅して確認したら、されてない。という。僕のメンタルも少しやられたので記事を書くにいたりませんでした。
と、これ以上そのことを書くと呪詛の言葉が並んでいきそうなので、本題に入りましょう。
今日は東京湾での初マゴチの話です。
OPRETSURIでは春〜秋にかけてよく取り上げられてる、船からのマゴチ釣り。サイマキやハゼをつかうやつですね。
江戸前でも人気の釣り物なんですが、個人的に未経験でした。
特に避けていたわけじゃないんです。なんなら道具立て的にも特別なものは必要なく、エリアも東京湾で馴染みがあるんですが、何故かこれまで巡り合っていなかったと。
そんな状況だったんですが、4/10のORETSURIイベントはマゴチということで、ここはいっちょ挑戦してやろうと。
振り返れば、2021年に入ってテンヤスミイカ・サワラジギングに続き、3つめの初挑戦魚種となります。
挑戦続きの年ですね。
99%、ORETSURIの影響です。
ORETSURIイベント前にしっかり予行練習して、当日はがっつり釣ってやろうという下心が芽生えたため、4月某日に春休みで暇そうにしてる息子を連れて挑戦してみたわけです。
さて、最近は仕掛けの細かい紹介なんかは飛ばしがちだったんですが、振り返ると今回の釣行で思うところもあったので、軽く準備編から書いてみましょう。
これから東京湾でマゴチ釣りをはじめる方の参考になれば幸いです。
東京湾のマゴチ釣り準備編
過去の記事(船釣りマゴチ仕掛け(サイマキ餌用)は簡単につくれる!)で紹介されているように、マゴチ仕掛けはかなりシンプル。
エサ太刀魚に匹敵するシンプルさですね。
そして、エサ太刀魚と同じように大量の仕掛けを消費する予感がしたので、一定量を自作して持参することにしました。
釣れても釣れなくても、お祭りなんかでダメになったり、そうでなくとも子供が扱うと不測の事態で仕掛けを消費しがちなんですよね。
というわけで、色々ポチポチ買ってみました。
以上。少な!!
糸オモリとバランスシンカーは定番のもので、針は「刺さりやすそう」「軸が太めで大型が来ても曲がらなそう」という単純な理由で選びました。
とらぬ狸のなんとやら。
前にも書いた記憶があるんですが、がまかつのナノスムースコートとダイワのSaqSasに弱いんですよ。
ということで「がまかつの改良マゴチ」をチョイス。
僕の手には頻繁にぶっ刺さるので、少なくとも軽く針掛かりさせる分には意味があるんだろうなーと、漠然と捉えています。
で、針にフロロ5号のハリスを1.5m結び、糸オモリ8cm(約0.5g)を巻きつけて完成です。
それを、こんな感じでスプールシートに巻き付ければ糸癖もつかず便利ですよ。
仕掛けは合計14個持参したんですが、まあ一人でやるなら8個も準備しとけば十分じゃないですかね。
もし足りなくなっても、針とハリスをそれぞれ持参しておけばすぐに作れますし、自作できる人ならどうにかなると思われます。
買う場合は1セット400円前後です。
というわけで、実釣編へ。
平日でも思いのほか大盛況な一之瀬丸
さて、某金曜日。
ORETSURI編集長の平田さんにお声がけして一緒の釣行です。心強い。
最近、記事に登場していなかった息子は春休みで暇そうにしていたので、ゆったりと釣りができそうな平日をチョイスしたんですが、なんと片舷9人乗船。
まじか。
まあ、我々は左舷トモに3人で並んでいるので、それでもやりやすいんですが。
「八景は木曜定休なんで、金曜に人が集まりやすいのかもですねー」(平田さん談)とのこと。なるほどなー。
まあ、商売繁盛なのは結構なことなので、気を取り直してタックルを準備。
こちらは僕のタックル。
- 竿:紅牙テンヤゲームMX MH-230B・R
- リール:オシアコンクエスト201HG
- 道糸:PE2.0号
- リーダー:フロロ6号
こっちは息子用タックル。
- 竿:アナリスターライトゲーム 73 MH-190
- リール:スパルタン MX IC 150HL
- 道糸とリーダー:上記同様
息子には、何度も飽きて置き竿率が高くなるだろうなーと想定していたので、ロッドホルダーも持っていきました。
なお、いずれ二本出しで挑戦することを見据えての予行練習でもあったりします。
マゴチの餌はサイマキ(クルマエビ)。1匹元気がなかったので、この後交換しました
エサのサイマキ5匹が配られられて、7時過ぎに出船です!
東京湾富津~君津沖はマゴチのアタリ活発だが・・・
船長「千葉の方いくんで、30分程度走ります」とアナウンスがり、最初は東京湾を横断して富津方面へ移動。
日本製鉄の工場かな?
水深は10m前後。潮は適度に流れ、北風も吹いており、いい具合に船が移動する感じ。
とうわけで、7時40分頃に釣り開始です!
・・・
・・・
まあ、そんなすぐにはこないよねー。
・・・
・・・
やはりマゴチ釣りは、ヒラメのイワシ泳がせとまあまま似てるなー。
・・・
・・・
コツコツ・・・
お!
「確か、前回のORETSURIちゃんねるでは、あたってから結構ききあげてたよなー」と思い出し、少しききあげてみる。
が、すぐに反応がなくなり、エビを上げてみると頭がつぶされてめちゃ弱っている状況。
ということを、このポイントでは定期的に繰り返しましたかね。
そう、全然のらないと。
これは、隣の平田さんも同じ様な状況。
なんなら2本出しで、恐らくタナ取りとサイマキの扱いもうまいので、僕より多くのアタリを出しているものの、うまく乗せられない。
孤高の背中
息子。ちょと竿先下がりすぎかな
・・・数度の流し変えでもこの状況が続きます。
ミヨシの方面の方々はポツポツかけているので、マゴチのアタリが混じっているのは確かだし、のせることもできるはずなんですよね。
と、少し飽きてきた息子が置き竿に移行したので、横目でチラチラ確認。
と、大きめのアタリが!
そっと竿を手に持ち、かるーーいききあわせで重さを確かめてから、一気にあわせを入れると・・・
グイーーーーーーーーん
のった!!
息子に巻き上げを変わらなきゃと思いつつ、巻くのを止めるとバレちゃう気がしたので、そのまま一人で一気に巻き上げよう。
スン・・・
あ、バレちゃった☆
平田さん曰く「アワセのストロークが短めで弱かったですねー」とな。
なるほど、次は竿先を海面まで下げて、道糸をしっかり巻いてから頭上に向けてあわせるようにしてみよう。
そう考えるものの・・・その機会が訪れることはなく、ポイント移動となりました。
記憶があやふやなんですが、この時点で船中6匹/18名ぐらい。
平田さんは、小さめサイズのマゴチ君をなんとか1本あげていました。がーさす!
移動前に用をたしにきた船長が平田さんに「特等席だよ(笑)、これは、釣らなきゃいけない潮だねー」といってたり。
北東風に昼間で下げ潮ということで、潮先でもあるんですよね。
釣らなきゃいけない潮。
これから多用してみようかな。
ちなみに、この時点で僕ら親子は20匹のサイマキ(2,000円)を追加購入しました。
アタリが出て弱くなるのもそうなんですが、どうも普通にやってても弱りやすいんですよね。
針を刺す場所を微妙にずらしたりして試してみますが、どうにも改善されず・・・。
ってなことを考えつつ、11時前に船は移動。
南下を開始し、富津沖~大貫沖のポイントへ
ここから、横須賀方面に戻るのかなーと思っていたんですが、船は千葉を左側にして、南下を開始。
建造物がデカすぎるのか、そこそこ移動してもあまり動いているように見えない現象
第二海保を横目に通り過ぎ、少し千葉寄りのエリアへ布陣となりました。
具体的な場所は分からないんですが、恐らく大貫沖ですかね。
というわけで、釣り開始。
息子は、ヒラメで使うイワシの餌付はまだまだうまくできないんですが、エビは結構イージーモードで針がけしていました。
・・・
・・・
・・・
「おい、釣れないぞ。」
平田さん曰く「なんとなくこのエリアはあんまり釣れるイメージないんですよねー」とな。
周りでもアタリはでず。
時間帯もあるとは思うんですが、そういうときは息抜きが大事ですからね。
そういうときは、こうなる
平田さんもコンパクトにおさまって休憩中。
1,2回ほどアタリはあったものの、フグだったようで餌だけ取られて終わったり。
平田さんも、なんかフグらしきものと何度かバトルしてましたね。
ちなみに、この辺りでエビ購入量が30匹に到達。
コスト的に、さすがに辛いと思い「エビ、すぐ弱っちゃうんですよねー」と、平田さんに相談してみることに。
「糸オモリ取るとより元気にエビが泳ぎます。なくてもそんなに浮き上がらないし釣れてますよ」とな。
うむ。
ついに、大リーガー養成ギプスを外すときが来たか・・・。
そろそろ本気出す。
ってことで、僕の仕掛けから糸オモリを取ったところ・・・
え、サイマキがめっちゃ元気。
明らかに、体力の消耗が抑えられている。
底上で動く様子が手元にも伝わってきます。
サイマキの体重が20gだと仮定した場合、糸オモリ(0.5g)は体重の2.5%程度。それほど影響ないと考えていたんですが、そうでもないですね。
体重70kgの人間でいうと、頭の上に1.7kgのオモリを付けられた状態。西遊記でいう悟空の金輪みたいなもんですね。
エビと人間の構造はまったく違いますが、それでもしんどそうですな。
と、船長は1時間程度でこのポイントに見切りをつけ、ここから船は大きく移動を開始。
そして、決戦の地、横須賀沖へ到着
右手が観音崎
船は三浦半島に近づき、どんどん北上。
右手をみれば・・・。
まあ、寝るよねー。
左手をみれば・・・。
「メガネに潮の水滴がつくと戦闘力が下がる」
と言って、メガネを外して寝る人がいたり。
お、観音崎の先っちょが見えてきましたね。
猿自前手前は太刀魚船団でしょうか。
猿島の東側を通り過ぎ・・・
決戦の地、横須賀に到着です。
横須賀うみかぜ公園と通称ノジマモール裏。
平田さん曰く「ここは海底が隆起してて、一度ハマると周りでもアタリが頻発しだすんで、集中した方がいいエリアです」とのこと。
ということを、そのまま息子に伝えて、やる気ゲージ向上を試みるものの、「ふーん」とあまりにもやる気のない息子。
これまで、泳がせヒラメ(2回挑戦、両方竿頭)で労せずおいしい思いをしてるので、マゴチ釣りを舐めてたんでしょうねー。
で、はじめてみると、確かに瞬間的に、船中にアタリの頻発するタイミングが訪れる。
航路になっているようなんですが、底が削られたどこかにある、狭いポイントにマゴチが集中してるんでしょうね。
・・・が、僕にはアタリがこない、っていうね。
とはいえ、エビも元気で、タナも問題ないと思うので、ひたすら待つしかない。
2,3度の流し変えが行われ・・・
・・・
・・・
・・・
コツコツ…
・・・は!?
来たぞ。
いま一瞬、2度ほど引き込んだ。
2秒ほどそのまま、様子をみるが変化なく、気持ち10cmほどききあげても重くない。
うーーーーん、一旦少しづつ竿先をさげて様子をみる作戦に。
くぃ…
お、やっぱりいるな。
これ以上下げるとアタリが分からなくなりそうなので、親指でしっかりスプールを押さえつつ、クラッチを切って手で少しだけ糸を送り込むと・・・
くぃくぃ…
お、お、お。
これはもう合わせよう。そうしよう。
リールを巻き取りつつ竿先を海面に突っ込みながら
「南無八幡大菩薩、この真鯒、我に釣らせ給へ」
と、思いきりよく、ガッっとアワセをいれると・・・
ぐわーーーーん
と、曲がる竿。
のった!!
久々の感触に脳汁シャワー待ったなし!!(ぷしゃー)
船長にタモ入れしてもらい、あがってきたのは・・・
紛れもなくマゴチ。
やっとだ、やっと会えたね・・・長かった・・・
サイズは測ってないんですが、50cmないサイズ。
恐らく、マゴチとしては中程度のサイズ。うんうん、いいんじゃないかな。
なお、これを釣り上げたタイミングで平田さんもアワセが決まり、ニアミスなダブルヒットと相成りました。
ダブルほくほく。
ちなみに、針を飲まれていたので、待ち時間は長すぎたようです。
ハリス切れせずにあがってきたのは、サイズもありながら運が良かっただけなので、もっと早い段階で見切りをつけて合わせるのが吉ですかねー。
と、魚を生簀にしまい息子をみてみると
「っけ、おっさんどもだけ釣りやがってよ、くっそつまんねー」という空気を醸し出しているわけです。
さすがに「うーんいかんな、残り時間僅か、なんとか息子に釣らせなければ!」
と、一人出家逃れを達成して心に余裕のできた僕は思いました。
そんな息子が、なんか一人で操舵室で船長に何か話しかけてるなーと思ったら、船長に「いま何時?」とか聞いてましたからね。
やめてよ、ほんとに。
さて、このあたりで、船は最後の移動を開始しました。
最終決戦地は・・・こちらも横須賀沖
5分ほど移動した先も、そのまま横須賀沖です。
米軍施設寄りの方ですね。
残り時間少なく、ここが今回最終決戦の地。
一応、竿を持つ息子。
その竿先は、疲れと負の念に耐えられず、海面に垂れているという。
すぐに、「ふー」とかいって置き竿を始めたので、僕がちょこちょこ棚取りを直してあげながら様子をみることに。
エビは息子がつけていたものなので、投入前に念の為チェックしたんですが、特に問題なく。
なので、あとはひたすらタナを正確にキープするだけかなと。
「わいの竿にきたら、息子と一緒に巻き上げるかー」とか考えつつも、中々あたらず。
と。
・・・
・・・
ぐいんぐいん。
お、息子の置き竿に分かりやすいアタリ!
すかさず「あたったよ!」と寝そうになってる息子を呼びつけ、僕の前に立たせて一緒に釣り上げる作戦へ。
竿をゆっくりホルダーから外し、糸が弛まない程度のスピードで竿先を海面の方へ送り込み、7-8秒ほど様子をみてみると・・・
うん、少しだけ引いてる感覚がする。今回は神仏に祈るのをやめて、自分を信じてみよう。
というわけで、そのまま竿先を海面に突っ込み、がっ!と一気にアワセをいれたところ。ズドン!としなる竿先。
うっひょー
きたーーーーーー!!
巻くことをやめるとバレる気がするので、一気に巻き上げにかかります。
途中で息子に巻きをチェンジし、一緒にダブル巻しながら、無事に船長のタモ入れ完了。
見てください。
この笑顔よ。
釣れてないときとの差。
アタリの察知〜アワセ〜最初の巻き上げと、普通に置き竿を僕が釣ってしまった感は否めないんです。
が、「俺のタックルで釣った」という子供の謎理論により、息子は結構満足気だったり。
まあ、「マゴチは二度と行かない」という気持ちにならなかっただけ、それはそれでOKだなと。
この後、微かなアタリはあるものの、ものにすることはできずに15時15分頃に納竿!
お疲れ様でしたー
右奥が帰港後のマゴチ船
まとめ
本日、3人分の釣果。
ちなみに、船全体では0-4匹(?)だったようです。釣れただけマシだったやつ。
前半は特に潮が流れていたのでアタリは頻発していたものの、すぐに離されてしまい、アワセまで決められなかった人も多かったようですね。
左端と右から2番目が平田さん、残りが上月親子の獲物。
おでこにビンディーのような赤い点がありますが、船長が神経締めをした後です。
船によると思いますが、一之瀬丸の場合は目印の安全ピンを各自付け(無ければ船長から借りれます)、帰港後に神経締めして渡してくれるという流れですね。
らくちーん。
「マゴチは、皮と胃袋を湯がいてポン酢なんかで食べるとうまいですよー」と平田さんがおっしゃっていたので、今回は胃袋を取り分けてみたり。
左が針を飲まれてしまったマゴチで、エビがそのまんま入ってますね。というか、胃袋に収まり切ってない。
右が、息子タックルで釣ったものです。
なんというか、胃袋、ちっさ。
中には、貝殻の破片が少し入ってたのみで、あとは何もなく。腹すかしてたのかなー。
そんなわけで、初のマゴチ釣行は2匹に終わったわけですが、実に楽しい釣りでした。
スキル的には、やはり泳がせヒラメと重なってる部分があり。
アワセや巻き上げ等は趣向が少し異なり、どちらがいいとかではなく、どちらもおもしろいですね!
最後に、釣りそのものについて、東京湾での船マゴチ初体験だった僕なりの振り返りをしてみます。
針・糸オモリについて
途中で記載しましたが、糸オモリを外すことによりエビが元気になりました。
今回、結局親子で40匹(4,000円やで)追加したんですが、最初から糸オモリをつけてなければ、恐らく半分程度まで抑えられたんじゃないかと。
市販の船マゴチ仕掛けは糸オモリがデフォルト。
潮の流れが速いと、糸オモリをつけてエビを安定させる必要がありそうですが、それほどでもない場合は不要というのが僕の結論です。
必要と判断すれば、持参した糸オモリをその場で巻けばいいですしね。
また、針は先述の通り「がまかつ 改良マゴチ(ナノスムースコート) 17号」を使っていたんですが、ちょっと軸が太すぎるかもしれません。
大型が来た際には頼もしいことこの上ないはずですが、軸が太い分エビへのダメージが大きいと思われます。
さらに重量もあるはずなので、元気なエビを長時間キープするには不利と考えられますね。
というわけで、次回は通常の「がまかつ マゴチフック 18号」で挑戦してみようかなと。
この釣りでの鋭く力を込めたアワセを考慮すると、冒頭でこだわりをみせた「ナノスムースコート」も不要そうですし。
竿・リールについて
竿について、今回は一つテンヤ用ロッド(オモリ負荷2-15号)と、ライトゲーム汎用竿(オモリ負荷30-80号)で挑戦しましたが、どちらもまったく問題なしでした。
ある程度長い方がタナをとりやすく、アワセを入れやすくなります。
手持ちを考えると長すぎても疲れてくるので、この辺りはリールとのバランスで考えるべきかなと。
とりあえず、竿は穂先でアタリが取れて、アワセに耐えられるバットさえあればいいので、通常のライトゲームロッドでミディアム〜ミディアムハード表記なら問題ないですね。
次にリール。
ここも難しく考えず、ドラグ力5kg程度で、PE2.0号が100m程度まければ問題なしです。
しいていうなら、基本はドラグを滑らせない釣りなので、パワーハンドルだとゴリ巻きしやすいかと。
実はオシアコンクエスト201HGのハンドルを、夢屋のパワーバランスハンドルに交換したんですが、ノーマルよりもさらに巻き上げが楽になりました。
5mmだけ長いんですが、テコの原理なのか、それだけでもかなり負担が減ります。
等速巻も、バランサーがついてる分ノーマルハンドルより楽なので、タイラバでも活躍しそうですが、この辺りの詳しい話はいずれ別の記事で。
ノーマルハンドル
パワーバランスハンドル交換後
アタリ〜アワセまでのコントロール
今回、特に前半がそうだったんですが、ききアワセするとマゴチが離れがちだったんですね。
後に平田さんと話したところ、「船が流されていて、かつマゴチの平均サイズが小さいか、もしくはそこまで積極的じゃないせいか、引っ張るとエビを離してしまうんじゃないか」という話に。
なるほど。
潮が流れてなく、かつ活性が低い状態だと、もたれのようなアタリしかでず、ききアワセが有効らしいんですね。
ただ、今回のように潮が適度に流れていると、極論ききあわせは不要かもと考えました。
実際、後半にあげた二本は、ほぼききあわせをせず、竿先を送り込んでかけた感じですし。
さらに、今回は本アタリのような力強い引き込みが訪れることもなく、餌を飲み込まれていましたよね。
なので、ある程度餌をくわこむと、糸のテンションに合わせてマゴチが泳いでるんじゃないかと。
首を振らないでそのまま船の移動と一緒に動いているイメージです。
そういう場合は、竿先を送り込みつつ自分で待つ秒数を決めて、一気に合わせてしまうのが有効かと思います。
それで掛けられないこともあるでしょうが、ほっといたらそれはそれで餌を飲み込まれてハリス切れの確率が上がるので、どこかで腹を括らなくちゃいけない。
ここら辺の見極めは、回数を重ねないと難しそうですが、そういうパターンがあるということを実釣を通じて得られたことは、大きな経験値となりました。
二本出しの難易度
息子竿を自分の置き竿に見立てて脳内シミュレーションしてましたが、他の釣り物で二本出し経験もあり、ストレスなくコントロール出来てるならマゴチでも問題なさそうです。
基本的に浅場なので、巻き上げに時間も掛からないですし。(一人祭りを発生させなければ)
ただ、四隅でないと基本NGだと思われるので、自分がいく船宿に確認&早めの釣座確保が必要かと。
さてさて、3月からスタートした東京湾マゴチ、今は晩秋までのロングラン釣り物とのことなので、ちょこちょこと挑戦してみようかと思います。
とりあえず、次回は4/10のORETSURIイベントですね。
これを読んでいて参加される皆さん、一緒に頑張りましょう。
では!