<2020-11-05追記>
うみかぜ公園の「園内」では土日祝日の釣りが禁止されています。
下記の通り、園内以外の岸壁(入口正面~ノジマモール裏)では釣りが可能です。

うみかぜ公園における「園内」とは、親水護岸(芝生広場前全域および突堤部)までを含み、海側では上記図の赤色エリアまでを指します。
中央入り口前方の護岸とノジマモール裏の護岸についてはうみかぜ公園内に含まれず隣接した護岸です。
そのため土日祝日釣り禁止の範囲に含まれません。
本記事では、神奈川県横須賀市にある人気の釣り場「うみかぜ公園」で釣れる魚とポイントについて紹介します。周辺情報も合わせて記載してあるので参考にしてください。
目次
- 1 横須賀うみかぜ公園のロケーションと特徴
- 2 横須賀うみかぜ公園の施設概要(営業時間・駐車場)
- 3 横須賀うみかぜ公園のポイント解説
- 4 横須賀うみかぜ公園で釣れる魚
- 5 毒魚もよく釣れるので気をつけたい
- 6 横須賀うみかぜ公園でのイワシ釣り
- 7 横須賀うみかぜ公園でのマコガレイ釣り
- 8 横須賀うみかぜ公園での大サバ釣りについて
- 9 横須賀うみかぜ公園でのアジングとメバリングについて
- 10 横須賀うみかぜ公園でのタチウオ釣りについて
- 11 横須賀うみかぜ公園で守りたいルールとマナー
- 12 横須賀うみかぜ公園は便利な釣り場
- 13 横須賀うみかぜ公園での釣りに便利なアイテム
- 14 横須賀うみかぜ公園での釣行記事
- 15 横須賀の釣り場解説記事
横須賀うみかぜ公園のロケーションと特徴
うみかぜ公園は、近隣の「海辺つり公園」と違い、釣りをメインとして施設ではないのですが、柵も設置されていて足場もよい釣り場です。
東京湾に面していて、海に向かって正面右手奥に猿島、はるか先に房総半島を望むロケーションです。
スーパーやコンビニ、釣具店も近く子供連れ・ファミリーで遊ぶのにも適しています。
足元から一定の水深があり、潮通しも十分でサビキ釣りで狙えるアジ・サバ・イワシをはじめとして、投げ釣りでのカレイ、ルアーで狙うタチウオやメバルなどが周年釣れています。
横須賀うみかぜ公園の施設概要(営業時間・駐車場)
- 住所:横須賀市平成町3-23
- TEL:046-826-2899
- アクセス(電車+徒歩):京急県立大学駅から約15分。京急横須賀中央駅から約20分。
- アクセス(車):品川から首都高+横横道路で約1時間。横浜から約40分
- 料金:無料
- 営業時間 :24h
- 定休日:無し
- 駐車場:普通車182台・大型2台(24時間)1時間まで310円。30分毎に150円。上限は610円。
- 遠投、コマセの撒き餌(ひしゃくをつかったもの。サビキ等はOK)は禁止
- 近隣の釣り具・釣り餌店:上州屋横須賀中央店(徒歩8分)釣り具のポイント横須賀大津店(徒歩22分)セブンイレブン横須賀日の出町3丁目店(徒歩5分)
- 近隣の商業施設:ノジマモール横須賀(隣接)、リヴィンよこすか店(隣接。食品は24h営業)
<関連情報>
うみかぜ公園公式サイト
横須賀うみかぜ公園のポイント解説

横須賀うみかぜ公園は、かなり広い釣り場のためA、B、Cの3つのポイントにわけて紹介します。
人で混み合う順にA→B→Cです。
A:入口正面のポイント

カレイや回遊魚・タチウオのシーズンは地元常連の釣り師が竿を並べるため確保が難しい
- メリット:入り口から近い。トイレ・水場・駐車場が近い。投げ釣り、タチウオなどに最適
- デメリット:混み合っている。正面左手の場合、手前に根があり投げ釣りは距離を出す必要がある
入口正面のエリアは、トイレや水場・自販機・駐車場も近く、快適に釣りやすいエリアです。
ファミリーの釣り客が多く、混みやすいポイントと言えます。正面左側は根がかりがかなり多いエリアのためポジショニングを間違えるとオモリなどの仕掛けのロストが多くなります。
サビキの釣りや大サバのルアー釣り、表層から中層を狙うタチウオ釣り等に最適と考えておきましょう。
<正面の各ポイント>

入り口付近。トイレや自販機からのアクセスもよく、週末にここをキープするのは至難の技

正面右端も人気ポイント。柵の右側は根があるので投げ釣りは注意
正面左。根があるため投げ釣りには不向き。カゴ釣りやメタルジグの遠投などでサバを狙う
<正面付近の施設>

公園のトイレはこちらのみ。他にノジマモールとリヴィン横須賀がある
自販機。コカ・コーラ優勢。
うみかぜで腐食しているアイスの自販機はクーリッシュ推し
B:左側(ノジマ裏)のポイント

- メリット:やや人が少ない。正面左側はカレイ釣りの好ポイント
- デメリット:夜間暗い。トイレが遠い。正面右側は手前に根があり投げ釣りは距離を出す必要がある
ノジマ裏と呼ばれるポイントは正面と比べると人は減ります。
ノジマ閉店後の夜間は、照明の関係で「正面ポイント」より暗くなります。
正面右手は、根がかりがかなり多いエリア。カレイなどを狙う際は注意しましょう。
ノジマの照明により明暗ができやすく、比較的メバリングをしている人が多いエリアでもあります。一番左端から遠投し港外側の岸壁エリアを狙うとメバルやカサゴなどがよく釣れることも。
<ノジマ裏の各ポイント>

根のあるポイント以外はカレイの好ポイント。20m程度の距離で釣れることも

最奥。港側は柵があり立ち入り禁止。岸壁際にキャストするとカサゴが・・・

最奥から見たノジマ裏。建物裏は日陰になりやすい
<ノジマ裏の関連施設>

裏手にあるノジマモールの1Fにはスーパー三和(営業時間 9:00~21:00)がある。食料の補給はこちら。グループの場合は、交代で餃子の王将(営業時間 11:30~22:00 LO21:15)にいくのも一つ。
C:右側(スロープ・階段・小突堤)のポイント

小突堤(堤防)は人気のポイント。挨拶など声掛けして気持ちよく釣ろう
- メリット:スロープエリアは根が荒いがカサゴの魚影が濃い(根がかりも頻発)
- デメリット:展望エリアなど釣り禁止エリアがあり釣り場が限られる。トイレが遠い。
基本的にスロープで構成されていて、一番右端に沖にすこし突き出た堤防があります。
3つある展望エリアは釣り禁止であり、親水護岸と呼ばれるテトラ内側のエリアも浅く生き物を採取できるエリアではないため、釣りができるスポットがすくないエリアでもあります。
小堤防は人気のスポットでテトラ脇や海に向かって右側のエリアでメバルやカサゴの魚影が多いエリアです。
小堤防の下からは排水が流れているため、ベイトが多く、シーバスなどのポイントでもあります。置き竿をするとアカエイがヒットし、竿を持っていかれる可能性が高いので注意。
<右側(スロープ・階段・小突堤)の各ポイント解説>

スロープ(階段)の間は釣り禁止のテラス。階段部分では遠投かご釣りが人気。背後を人が通るので毎投注意

テラスは釣り禁止。ルールは守りましょうね

正面入り口から最奥の階段エリア。根が多いためカサゴがよく釣れるが根がかりは多発。オモリは軽めで細軸のジグヘッドで回収していきたい。
小突堤エリア。釣り座は少ないので譲り合って釣りを楽しみたい
こちらは親水エリア。取材当日はハゼ類とイワシが目視できたが釣りは遠慮したい
積み石の外側。満潮時にメバルがまわってくるエリア。沈めると根がかり多発。アカモクなどの海藻も多い
石積みの様子。ハンドバッグサイズの巨大アメフラシが3体。
小突堤の正面。この下からは排水が流れているためややニオイがある。排水にはコマセの有無にかかわらず小魚が群れているため、シーバスなどがよりやすいエリア
平成ふ頭へと続く護岸。スリットにカサゴとメバルが生息している。夜釣りで狙いたい場所
小突堤右側。そこに根が点在していて、カサゴが多い。ジグヘッドは1g程度のものをゆっくりフォールさせて狙う
<右側(スロープ・階段・小突堤)関連施設>

小突堤の裏側には西友の食品館がある。24時間営業という夜釣りの味方。おつとめ品の弁当が安い!
リヴィン横須賀からうみかぜ公園に続く道の脇へは自転車やバイクが止められるので実はアクセスもいい
横須賀うみかぜ公園で釣れる魚
次にうみかぜ公園でよく釣れる魚を紹介していきます。
サビキや餌釣りで釣れる魚

- イワシ
- アジ
- サバ
- イナダ(まれ)
- タチウオ
- カサゴ
- カレイ
- アナゴ
- メジナ
- ウミタナゴ
- メバル
- ヒラメ
- マゴチ
サビキ釣りではイワシを中心に春から秋までは小鯖、夏から秋はアジ。カゴ釣りでは大サバが釣れます。
電気ウキやテンヤでのタチウオも人気(夏・秋中心)。タチウオは電気ウキからテンヤに人気が移ってきています。
足元を狙うとカサゴもよく釣れます。メバルは電気ウキでイソメかモエビが有利。
イワシがよっているシーズンは活餌のぶっこみ釣りでヒラメやマゴチが釣れることも。
ルアーで狙って釣れる魚

- アジ
- メバル
- サバ
- イナダ(まれ)
- タチウオ
- カサゴ
- アオリイカ
- コウイカ(スミイカ)
- ヒラメ
- マゴチ
よく狙われている魚は、サバやメバルやタチウオ。サバや時折混じるイナダはメタルジグの釣りが人気。タチウオはワインドが人気。
毒魚もよく釣れるので気をつけたい

うみかぜ公園でメタルバイブにスレがかりしたハオコゼ。根があるエリアは特に濃い
- ゴンズイ
- ハオコゼ
- ショウサイフグ、クサフグ、アカメフグ
うみかぜ公園は毒魚もよく釣れる釣り場です。
フグ類はリリースすればよいですが、ゴンズイやハオコゼなどは針外しがうまくできないうちはハリスをきってリリースするのも安全に釣りをするためのコツです。
横須賀うみかぜ公園でのイワシ釣り

ウルメイワシやカタクチイワシが釣れます。水温があがりはじめる5月~7月を中心に秋ぐらいまで狙って釣れます。水温の状況によっては冬場も釣れますが魚影は薄いといえます。
トリックサビキ仕掛けを用意しましょう。
横須賀うみかぜ公園でのマコガレイ釣り

うみかぜ公園はカレイの有名ポイント。
晩秋から冬季、年明け5月ぐらいまではマコガレイ釣りの愛好家でにぎわいます。
基本的にジェット天秤等で遠投し、待つ釣りですが、根が多いエリアを選ぶと根がかりが頻発し釣りになりません。
ノジマモール裏と入り口正面がポイントですが、ノジマモールと入り口正面の間は根が荒いため避けたほうが無難です。
横須賀うみかぜ公園での大サバ釣りについて

秋に釣れる大サバは脂ものって絶品
サバは、5月に海水温が上がり始めるころから釣れはじめます。大サバを釣る場合は、大きな群れが寄るのは6月あたりから秋までを目安にしておくとよいでしょう。
カゴ釣りのほか、メタルジグ(20~40グラム程度)での釣りが人気です。メタルジグのカラーはイワシカラーをもっておけばよいですが、夕まずめなどアカキンなどの反応が良くなることも。
<小鯖料理>
横須賀うみかぜ公園でのアジングとメバリングについて

人気のアジングやメバリングも、うみかぜ公園で楽しむことができます。
アジ、メバルともに正面・ノジマ裏がポイントです。ルアーでは昼間はまず釣れないため、夕まずめから夜間の満潮前後に釣りをするとよいでしょう。
常夜灯による明暗の境目が基本的なポイントです。餌や活性によりタナが変わりやすいので、釣り場到着後海面を観察してメバルの反応があるようであれば表層から狙ってみるとよいでしょう。
横須賀うみかぜ公園でのタチウオ釣りについて

うみかぜ公園は夏から秋にかけてタチウオをエサやルアーで狙って釣れるポイントです。
海水温のせいか、近年では、4月~12月まではタチウオが釣れていますが、一番の盛期は夏です。
時間帯は夕まずめから2時間以内が時合ですが、タチウオがよく釣れているシーズンは足場の良いエリアは常連の釣り師に確保されてしまいます。余裕があれば15時程度からスタンバイするとよいでしょう。
基本的に夕まずめ以降が釣れるわけですが、真夜中に釣れることもあります。日や週によっても群れの寄りが異なるため、近隣の上州屋や釣り具のポイントの釣果情報を逐次チェックしてみましょう。
ベテランの釣り師は電気ウキ仕掛けでタチウオを狙っていますが、より広範囲にタチウオを狙うことができ結果的に釣果を上げやすいのが、ワインドやタチウオテンヤ(引き釣り)の釣りです。
エサ釣りが好きな人はタチウオテンヤを、ルアーマンはワインドやスロージグで攻めるとよいでしょう。
横須賀うみかぜ公園で守りたいルールとマナー

横須賀うみかぜ公園は無料で釣りができる貴重な釣り場です。そのため、タチウオ、アジサバが釣れる季節やカレイが狙える季節は混みあいます。
特に、サバが釣れる季節は遠投かごとルアーマンのトラブルも多くあります。トラブルを避けるために以下の点に留意しておきましょう。
- 釣り座を設ける際は両隣にあいさつをしつつ声をかける
- 荷物を広げすぎない
- 混み合っているときは一人で何本も竿を出さない
- キャストをするときは必ず毎投周囲を確認する
- 隣り合っている釣り人の釣り方に注目して、オマツリをさける
- クロスキャストをしない(隣の釣り人に無配慮なプレッシャーをかけない)
- オマツリをしてしまったらお互いに謙虚にあやまる
- サビキなどで汚れた足元は水汲みバケツでかならず流してから帰る
- ゴミは持ち帰る
横須賀うみかぜ公園は便利な釣り場

うみかぜ公園は、街中にありアクセスもよく駐車場・釣具店・近隣商業施設も充実している釣り場です。

京急県立大学前の近くには銭湯松の湯(15:30〜21:00 金曜休み)もある。
足場もよいので、待ちの釣りであればアウトドアチェアを持参して、猿島を正面にぼんやり釣りをしてみるのもよいでしょう。
横須賀うみかぜ公園での釣りに便利なアイテム
▼サビキ釣りをする人は水汲みバケツは必須
▼毒魚やタチウオが釣れた時のためにフィッシュグリップ類は必須
▼イワシやサバは鮮度がすぐに悪くなるためクーラーボックスを持参しましょう
▼柵(パイプ)に設置するための竿置きがあると便利。ガムテープを持参して両面にしてつかうと安上がり
横須賀うみかぜ公園での釣行記事
横須賀の釣り場解説記事
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