どうも平田(@tsuyoshi_hirata)です。
マコガレイ釣りを去年からやりましてね、その全釣行でボウズという状況ですよ。
ではここで2017年の秋から、今年の春まで釣行を振り返ってみましょう。
カップヌードルの画像が多いな。
岸釣りにボートにと結構チャレンジしては尽く玉砕していますね。
とはいっても、昨今東京湾のマコガレイはもう幻の存在ともいわれていて、釣り船での釣り物としても成立しにくくなっているのです。
とくに岸釣りで狙うカレイといったら、もうムリゲーですよ。
もうなんというかレアポケモンみたいなもんです。
なにしろ、アタリがない。
1日房掛けのアオイソメを2パック以上費やして、ヒトデとナマコしか釣れないなどという投げ釣り業界ではかなり難しい釣りです。
でも、ご安心ください。
今回はなんと釣れました。
え、なにがって、そうマコガレイですよ。くくく。
横須賀うみかぜ公園へ
今回の釣り場は横須賀うみかぜ公園です。
時刻は4時半。
早速準備をしつつ、釣りをはじめます。
前情報と釣り場でのヒアリングにより、根があるエリアを把握したうえで、根がかりをさけて、砂泥エリアに竿を3本投入。
メインロッドはアングラーズリパブリック・ショアガンのミディアムハードなパックロッド。
残りの2本は、ダイワのクロスビートという、まーなんというかマコガレイ釣りには向いてなさそうなやっつけタックルですが、いいのです。
みなさんが、長柄槍のような投げ竿でカレイを狙うところ、パックロッドの短竿で颯爽と釣り上げるというかっこよさ。
ま、釣れないと意味がないんですけどね。
ここで、カレイ釣り独特のひまさがあり、ときおり、ヒトデ防止のために仕掛けを移動しながらも、ジグヘッドにグラスミノーSをつけてへチ釣りをします。
いわゆるテクトロというやつです。
メバリングロッドにジグヘッドのオモリは2g。
着底後、ずるびき。
たまにちょんちょん。
ビビビん!
む(あ、ちっカサゴだなー)
ということで、ちいさなカサゴが数匹釣れました。可愛いですね。オールリリース。
いつも思うのですが、釣っておいて、大きくなれよーとか、器が大きいところを見せるのって、釣り人特有のよくあるパターンですね。
風俗店にて、速攻でやることをやっておいて、事後、
「君はなぜこんなことをしているのかな、もっと真っ当なことをなさい」などと諭すおっさん各位と似ているのかもしれません。風俗嬢諸氏によると、そういったオッサンがもっともうざいようです。カサゴからみてもそうなのかもしれませんね。
えーっと、夜の間はとりあえずアタリゼロです。。。。
暗い時間帯はアタリゼロ。
風もないので、鈴がうんともすんともいいません。
近隣の釣り人と、こんばんはーと、話したところ、「カレイは明けてからのほうがやっぱり釣れるよねー」とのこと。ふむふむ。そうなのか。
そして、豆乳を飲みつつ、好物の第一パン・マーラーカオ2個入り(中華蒸しパンです)をモグモグしているうちに夜があけていきます。
一体、この夜明けというやつを釣り場でみるのは、何度目なのか・・・
ふっ、また夜を明かしちまったぜ。
すると、
チリリン♪
ってな具合に鈴がなるわけですよ。
さっと体育座りの体制から竿を見上げると、来たのはメインロッドではなく、ウルトラライトの穂先がやわらかいダイワクロスビート。
ちょっと興奮して、ORETSURIのFacebookページで無言のライブ配信をしてしまいました。
めっちゃ暗い。
1345回も再生されていますね。暗くてみえないけど、一応鈴の音が聞こえますよね。
この、ガツンといかないアタリは、カレイではないなーと、しばらく待ったうえで聞き合わせをしてみると・・・
グネングネンというあの引き。
これは、
・・・
・・・
・・・
はい、アナゴくんです。
40㎝UPの天ぷらサイズなのでキープ。
朝だよー。カレイ釣れてよー
そうこうしているうちに、夜も完全にあけ、猿島が姿を現しました。
そう、ここは横須賀うみかぜ公園です。
夏場はサバ釣りなどで遠投カゴ釣り師やジギンガー各位による鉄火場と化すポイントですね。
まだ釣り物も少ないので、徹夜組も少ないようです。
ご覧ください。こちらが我が軍の陣容です。
メバリングロッドも追加でカレイ釣りのために徴用しましたので、合計4本。
これで釣れなかったらもうマコガレイなんて絶滅したということにしておけばいいんですよ。
・・・
たまに、仕掛けを回収してみると、ヒトデの呪いやら、
シロギスやメゴチやその他の雑兵によるイソメ食いちぎりやらと、魚はいるようです。
思えば遠くに来たもんだ―♪と、海援隊を鼻歌で歌いながら、
別のポイントで釣りをしている同行の泉水・山崎ペアのヒアリングにいったり。
横須賀うみかぜ常連兵各位の整然とした長柄槍(長竿)の様子を観察したり。
精神統一のためにゴミ拾いをする
ここで、なんとなく嫌な予感がして、精神が乱れるため、ゴミ拾いをすることにしました。
うみかぜ公園も、釣り糸、釣り鈎、タバコの吸い殻(これが一番多い)、オモリなどがたくさん落ちています。
釣り場でタバコを吸う人の9割がポイ捨てしているんじゃないかと思いながら、吸い殻をひろっていると・・・
うしろから、何者かが小走りで駆け寄ってくる・・・
む。
(`・ω・´)
と、ふりかえったところ、隣で釣りをしていた闇金ウシジマくんに似ている方で、
「竿当たってるみたいよ」ということ。
「わ。ほんとですか。どれですかね?」と聞いてみると、
「一番手前」と。
どれどれ、と30m離れた竿を見ると、
たしかにショアガンのパックロッドがお辞儀をしています。
かけよってみると、たしかにアタリのような。
でもまてよ。
カレイってやつは、けっこうすっぽ抜けが多いからな。
ハリスは4号だし、完全に飲み込ませてから釣り上げよう・・・
と、一旦竿を置き。
待ち。
しばらくすると、また穂先が引きこまれ、もう一度手にとって聞き合わせをゆっくり入れていくと、だんだんと重さがのってきます。
ここで、スイープ気味なアワセ。
おーのったー。
意外に重いぞー。40UPかなどうだろう。
ドキドキ。
ドキドキ。
ドキドキ学園。
50メートルぐらいは巻いてきたでしょうか。
岸壁際の海面に浮上したのは・・・
おーマコガレイだ。しかもまーまーデカイ。
すかさずタモ網を左手でもってタモ入れ・・・
が、利き腕でないのと、高低差があるのでうまく動かない。
まずい。
と、おもったら右隣の方がたも網アシストしてくれました。ありがたやー。
「おーいいサイズですねー」
「ですねーやりましたー」
どん。こちらがマコガレイ36㎝です。
このうれしさ。
とりあえず、泉水さんにドヤ顔メッセージを入れておきます。
底引き網漁が目の前で行われはじめた件
横須賀うみかぜ公園前の海は、共同漁業権のエリアなのですが、かなり近いところで底引き網漁がおこなわれていきます。
おおお、馬路か。にしても、近すぎるよねー。
願わくは、もうちょい沖をやってほしい。
やる気がなくなるなか、岸壁を見下ろすと、カタクチイワシの小さな群れが。
竿を点検していくと、お決まりのヒトデや、
アメフラシが。
求肥みたいで、黒蜜ときな粉をつけたら、うまそうですね。
その後も底引き網。
ひたすら底引き網漁。
さらに、底引き網漁。
網を落としているときとそうでなくて目の前を移動しているだけというのもあるのですが、まーなんというか。釣り人的には、もうすこし沖目をやってほしいなと(切実)
そんなこんなで、エースのショアガンも沈黙。
このパックロッドをカレイ釣りに使っているひともあんまりいないでしょうね。ジェット天秤も投げられるし、意外と便利ですよ。
こららは、横須賀うみかぜ常連兵のみなさんです。訓練のたまものなのでしょう。整然とした長柄が美しいですね。
この日、全体で100本以上投げ竿が出されているなか、午前中にカレイを釣った人はわたしともう一人ぐらいだったようです。
なんともシビアなカレイの投げ釣り。
でも釣れるとめっちゃくちゃうれしいんですよね。
ポケモンファンではないのですが、レアポケモンを見つけたよろこびってこういうもんなんだろうなーと思いました。
ではでは。
平田(@tsuyoshi_hirata)
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カレイの仕掛けは派手なものなどいろいろありますが、今回釣ったのはSASAMEの一番安価でシンプルなものです。