カワハギとマコガレイのダブル狙いのボート釣りへ・・・|三浦半島金田湾

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金田湾のボート釣り
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いやはや、世の中には釣りの旬というものがありますね。

季節ごとの釣り物があって、そこには『はしり』と『盛り』と『名残』というものがある。

人間色々。釣り人も色々。

せっかちな釣り師もいれば、腰に深海用の錘がついているような慎重派の釣り師もいて、いつターゲットの釣りに出かけるかは釣りをする各人の性格によりますな。

ひるがえってわたしの場合、だいたい『はしり』で釣行にいくことはない気がします。

ウェブ界隈で「○○爆釣」「○○釣れてるよー」というようなのを散々みて、居ても立っても居られないまま日々をやりすごし、段々と釣り物のピークをすぎた頃合いに、あ、明日暇だから釣り行くかな。というようなスタンスをとっています。

ということで、この日は、三浦半島が誇るボート釣りの聖地金田湾へ。聖地とかいってもわたしがよんでいるだけなんですけどね。

そうそう、ORETSURIにフィールドレポーターとして寄稿していただいている竿兄弟の弟氏との釣行です。

京急三浦海岸駅に早朝6時あたりに到着。みかん狩のシーズンである模様。

目次

金田湾到着

最近、いや、最近じゃないのだけども、早起きすると深刻な胃もたれから始まるという釣行。

酔い止めのアネロンは飲んできたものの、電車とバスの時点で最早しこたま酔っているという状況。

三浦海岸駅に降り立った時点で胃酸過多といいますか、胃液が猛威をふるっていたものの、バスの接続上コンビニで神薬ソルマックを買うことができず。

そうこうして、始発の剣先行きのバスの乗客はわたし一人で、あまりの気持ち悪さに脳内で謎の小熊が3匹くるくる回転しながら、謎歌をうたうというよくわからない状況。

かねだかねだかねだーかねだー湾だよー♪

かねだかねだかねだーカワハギ釣りだよー♪

降車のときに、京急バスの運転手さんに「ありがとうございました」と挨拶したところスルーされたものの、いろんな人がいるよね、とバスを降りてみればこの海ですよ。

はてさて、今年も何度この海にやってきたことか。性懲りもなくまたきちゃったよー。季節も変わって日の出に到着するようになってきましたなー。

この日は平日でボートは全体で5艘ぐらいだったかな。

車で先に到着していた竿兄弟弟氏と初対面して、釣りの浜浦の女将さんに挨拶をしつつ岸払い。

▶波風強い沖へ

波風強めのスタート

出発前に、女将さんに今日の風についてきいてみたところ、

「うーん、そんなに強くはないけどずっと吹いてるみたいよーとのこと。

北風MAX4mか。ふむふむ。

あー波が高いよ。ざっぱんざっぱんと。

アサリ×2、下心のアオイソメチョン掛け×1

まずは雨ケ崎沖の岩礁帯と砂地の切れ間でカワハギを釣ることに。

竿は二刀流で、もう一本はイソメを房掛けにしてカレイを狙うとして。

久しぶりのボート釣りということで、奮発してイソメを3パック買ってしまったよ。

カレイってマーケティング的な見地からいうと、イソメを房掛けでたくさんつけて、アピール力を高めてセミナーなどに集客しつつ、小さな木っ端がついばんでくるのをかわしつつ、本命のカレイがドン。というイメージなので、やはりケチってはいけないような気がするのですよね。

集魚効果が高いという説がある岩イソメを1本混ぜるという手法もメジャーながらも、浜浦では売っていないので、イソメオンリーで勝負することに。

・・・

そうこうしていると竿兄弟弟者(以下、弟者)が、勢いよくリールを巻いているぞ。

わ。先駆けされたか・・・

「お、早速カワハギですかね。」とか平静を装ってみる。

あ、貴殿でしたか(トラギス)

トラギスはトラギスで旨いものの、やはりカワハギ釣りたいですわね。

なんて、ほっとしている場合じぇねーぞ俺。

ホウボウフィーバー到来

と、しばらく釣っているものの、一切アタリがないという嫌な予感がする。

ここは、アンカーをあげて移動。

んが、移動後も、一切あたりがないぞ。

なんたることやら。

と、思ったら・・・

グーグー。

ホウボウちゃんです。

その後も、

・・・

・・・

・・・

蝶々ならぬ、ホウボウ氏。

弟者も、

・・・

・・・

ナイス、ホウボウ。

しかもこのホウボウ、わたしはカレイ仕掛けで釣っていましたが、弟者の場合ハヤブサのジグサビキのサビキ部分で2回釣れたという。

どうやらボートの舌にジグサビキを落とし底から少しあげておいておくと釣れるようです。

ボートの揺れによって、メタルジグがアピールしてそれによってきたホウボウがサビキ部分をパクリとするのかもしれませんね。

ふむふむ、これはあたらしい釣り方かもしれないなー。

ジグサビキ放置釣法。

二人で合計4ホウボウ。もうホウボウくんはいいので、代わりにカレイとカワハギ氏をよんできていただけるとありがたいかぎりです。貴殿の益々のご活躍を祈念いたします。

その後、

「これは駄目っすな。移動っすね」

「そうっすね。移動しましょう」

というやり取り繰り返し、何度もアンカーをあげては移動しつつ、このように二刀流でカレイとカワハギを狙うのですが、まー釣れず。

右側のカレイを狙っている竿に適度なテンションをかけ続けるのが難しい状況。錘30号。

▶早くカワハギとカレイを釣らせろ

岸際の浅場を攻めてみる

いやーほんとに馬鹿の一つ覚えみたいにカワハギがいないと。

なにこれ。北の工作員ことキタマクラ―も全然いないという状態。将軍閣下に金田湾引き揚げを命じられたのでしょうか。

とはいえ、残留組のカワハギがどこに固まっているのではなかろうか。そうに違いない。

絶対に見つけてやる。と指名手配犯を探す刑事のように、根回りの聞き込み捜査をつづけ探り探り。

あれこれ探り、砂地、根、根際など探ってみるも、まーいないということで、沖から流し釣りをしつつ、流れ着いた浅場でカレイ竿が引きこまれそうに・・・・

・・・

・・・

・・・

どん。真鯛。

あとで計ったら26センチぐらいしかなかったものの、真鯛ってかなり身があるので立派に見えるのですよね。これはキープで。

このサイズながら釣れない日なのでドヤリングしてみましたよ。

こりゃ、鯛めし、いや塩焼き、いやアクアパッツァ・・・

ちょっと気分がよくなってきましたよ。わたくし。うふふふん♪

▶まだ続けるんですか?

風強いけどどうします?

ここで、船外機付きの若旦那が現れ、

「ちょっと相談なんだけどもー、風が強くて、1艘転覆しちゃったからこの風が収まらないようだったら申し訳ないんだけど早上がりしようかなと思うんだけどー。向こうのおじさんはコマセで結構釣れてるから、1時間して風がやまないようだったらということで云々」

とのこと。

なんと、しらない間に転覆していた船がいたとは。

たしかに波も場所によってかなりひどかったからなー。

と、一時間様子を見てみることに。

こんなときに大体このカレイ竿が爆裂して、48センチぐらいのマコガレイがくるんだよなー。

・・・

・・・

・・・

くるんだけどなー

・・・

・・・

なー

・・・

・・・

むしーん。

うーむ。

おかげさまで風も弱くなって海も凪いできたんだけど、カレイもいないのかなー。

「ORETSURI経由でシマノのライトゲームBBとバルケッタを買っている人が増えている」2017平田総研調べ。

暇なので、イケメソ弟者に、「そろそろ本気だしていいですかね?」などと無駄に承認をとって、

「もう出しちゃってください」というやっつけな承認を受け、

「おーし、釣っちゃうぞー」と、鼻息あらく仕掛けを落とす。

付近のカワハギを全集合させるために、多少派手めにおもりでゴツゴツ底をたたき、集魚板をきらめかせてみてっと。

さーよってらっしゃいみてらっしゃい。

さー奥さん、特売のアサリだよー。ちょっととろけてて、付け方が下手でみてくれがアレだけど、うまいよー。ぜんぶ食ってきなよー。

ね、奥さん。

・・・

む!

・・・

むむ!

フハッ!貴殿でしたか(オハグロベラ・メス?)

「これで勝ったと思うなよ」ベラのなかでは比較的口が大きい。

いつもはオハグロベラ界隈はリリースして差し上げるものの、この日は獲物が少ないのでキープすることに。

有難くいただきますぞ。

おーし、ホウボウと一緒にアクアパッツァにでもするかなー。

一方、流し釣りをしていたときに弟者のジグサビキ竿がぐいーんとしなったかと思うと・・・

・・・

・・・

なんでしょうねー。青物かな。イナダかな。

・・・

結構引くなー(うらやましい)

・・・

 

どん。これは良型なアジ。

通りすがりのアジがいたんでしょうか。

ボートでのジグサビキ放置釣法すごいなこれ。

▶おいおいお前らまだやるのかよ

ラスト1時間、ついにミラクルが・・・

ここで若旦那が船外機付きボートで現れ、「どう?釣れたー?」とのことで、正直にカワハギもカレイも釣れないですねーと答えたところ、「おーし、ちょっと沖に引っ張っていってあげるからー」とのこと。

うわーん。ありがたやー。

ということで、砂地に根が出現する某ポイントとヤマダテについて教えていただく。

ほうほう。なるほどなるほど、煙突と、○○と△△が一致するアタリが根であると。

そこでは9月、10月のシーズンならばカワハギが釣れて、カレイも狙えると。

ほー。脳内にメモったぞ。

と、もう一度気合を入れなおして狙うことに。

ははーん。たしかに根だ。しかもけっこう荒い根だな。

カレイ仕掛けは投入してからさびくと速攻で根がかるという。

と、しばらくやっていると、弟者のカワハギ仕掛けに強烈な引きが。

な、なにこれ。

・・・

・・・

・・・

あ。

貴殿でしたか(アカメフグ)。

これはいいサイズだな。ちゃんとさばいてもらえば絶対うまいやつだなー。

よーし魚っ気もでてきたし、カワハギもいるんじゃないですかね。

そーれ。

よーし。

よーし。

(´・ω・`)

釣れず。。。

敗者の弁

いやー、見事にカワハギとカレイの両者が釣れないという状態。

若旦那曰く、「台風で底荒れしてからカワハギは沖にいってしまったのかもねー。女将さんにコマセすすめられなかった?あーそう、それはすみません案内不足で」とのことでした。

いえいえ、こちらこそいろいろお世話になりました。

今回の敗者の弁ですが、以下の通り。

  • 金田湾のような水深10m以内の浅場の場合、カワハギは9月10月中ぐらいがベストかも
  • カレイ狙いならば、竿を3本以上で専門に狙ったほうがよさそう
  • 移動を繰り返したのは索敵という観点からよかったと思う
  • この時期はコマセをやったほうがいい。アジ、イナダが釣れる
  • カワハギをやる際も、根回りでコマセ竿を1本だしておいて集客したほうがよさそう
  • 朝女将さんと話すときに、風だけでなく、何が釣れていてどんな仕掛けがいいか聞いておく

釣りの浜浦さんは、2017年11月26日(日)まで営業のようです。

コマセ&オキアミ付けエサで狙うのが今の時期のベストかなと。カワハギ狙いの勇者はボートはあきらめて水深があるところを狙える釣り場か金沢八景あたりから釣り船にのったほうが良いかと思いますよ。

夏と比べて空いているので、静かに釣りをしたい人にはいいかもしれませんね。

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