ORETSURIをご覧のみなさん、こんにちは。浜田商会大好きナカジマです。
浜田商会っていうのはプロマリンブランドを提供している企業です。
先日、プロマリンのバトルスティックという竿を購入したところ、ラインを通すガイドの穴が接着剤で埋まってしまってたんです。いわゆる初期不良ってやつです。
キリを使っても少し穴があくくらいで、ガイドにバリを残したままだと高切れを起こす原因にもなりかねないため、「こりゃあやってくれたな浜田商会」と思い、メールフォームにて問い合わせしたところ、速攻で返事が帰ってきました。
すると、「ライターで炙ればおk!僕らも検品の時、見つけたらこの方法で対処してるぜ!」という、なんともアバウトな対処方法を伝授され、んなわけないだろ?と半信半疑で炙ったところ3秒でとれました。疑ってすみませんでした。(実際はもっと丁寧な回答です)
そんな浜田商会、ますます好きになりそうです。
さて、本題ですが、お祭りのくじ引きの何があたるかわからないドキドキ感。
あれってたまらないですよね。
PS4とかSwitchとか入ってないのわかってるんですけどね。大人ですから。
でも、くじ引きって何かを当てるのではなく、当てるまでのドキドキを楽しむためのものだと思っています。
さて、そんなドキドキが味わえる釣りがあるのをご存知ですか?
そう!五目釣りです。
金沢八景から出ている忠彦丸さんの「沖のライトウィリー五目」は美味しい魚がたくさん釣れるっ!ということで前回真鯛しか狙えなかったので、今回は意気揚々と五目釣りに行ってみようそうしよう。
忘れていたライフジャケットをピックアップの図
「沖のライトウィリー五目」とは何?
東京湾の遠征五目系の仕掛けはウィリー仕掛けでハリス2~3号の3本針が多い
まず、釣り物の説明をしておきます。
忠彦丸でいう沖のライトウィリー五目というのは、アミエビをコマセにつかいウィリー仕掛け(1本はカラ針)にオキアミ等をつけて狙う釣りなんですね。
特徴的なのは場所で、LTアジ等とは異なり近場ではありません。
東京湾でも湾口あたり、さらに沖目になることもあるかもしれません。
ほかの船宿でも同じような釣り物があり、「遠征コマセ五目」「遠征五目」などと呼ばれています。
まずは真鯛ポイントから
今回の「沖のウィリー五目」なのですが、前半は真鯛のポイント、後半は色々な魚を狙う五目ポイントとのこと。
ということでまずは真鯛仕掛けを用意し、ガイドが復活した「バトルスティック船」を用意します。
そうそう釣れるものではないとわかっているのですが、期待に胸を膨らませること2投目
あっさりマダイが釣れました~!
これは幸先いい!このあとも爆釣だぜ!!
って思ったら残り3時間ほど何もアタリすらなし。
うんともすんとも言いません。
こういうところが釣りの難しいところ…。
しかし真鯛が1枚釣れたことで、ボウズのプレッシャーは逃れました。
隣の初心者さんに釣り方をレクチャーするくらい心の余裕があります。
これがボウズの状態だと「隣が初心者だからなぁ」とか人のせいにしていたでしょうね。
そう、ナカジマはこころが汚い生物なのです。
さぁ次いこう次。
念願の五目釣りへ
お次のスポットは念願の五目釣り。何が出るかお楽しみの釣りです。
ウィリー仕掛けには、3本針のうち2本がウィリーと呼ばれる疑似餌的な繊維がついてます。残りの1本はカラ針で、そこにオキアミ餌をつけて釣る方法です。
疑似餌でも餌でも狙える、まさに多種多様な魚を狙う釣り方ですね。
そしてロッドもコマセが振りやすい「バトルスティック船ビシ」に持ち替えます。
さーて何がつれるかな~。
早速しなる竿先、ググン・・・。
よっしゃと思って上げると
サバ。
気を取り直して次こそはと意気込む、グググンとしなる竿。
明らかにさっきより重い!走り方も違う!こりゃあ美味しい青物でも釣れたか!?
大サバ3匹掛け。
どうやら早くもサバとの戦いが始まってしまったようです。
ウィリーの疑似餌部分をはずしてすべてをカラ針にし、サバの猛攻をかわして仕掛けを下に落とします。
このように状況に合わせて仕掛けを変えていくのもこの釣りの面白いところです。
しばらく底の方でシャクってみるとサバとは違うアタリ。
巻き上げてみると・・・念願のカイワリ!
カイワリはアジの数倍美味しいと言われている魚なのですが、釣るのは初めてで嬉しい一枚となりました。
その後、イサキのチャンスタイムが到来し、着実に数を伸ばします。
最終的には真鯛1匹、カイワリ1匹、イサキ6匹、サバ多数(美味しそうなのだけその場でさばいて持ち帰り)と、五目には1目足りませんでしたが美味しいお魚がたくさん釣れました。
隣の初心者さんも船酔いと戦いつつ、イサキやサバを楽しそうに釣り上げていました。
よかったよかった。
もし自分がボウズだったら「初心者のおまつりほどきで時間取られて釣れなかったのに、なんでキミは釣っちゃってるの?」とか思っていたでしょう。
そう、ナカジマは卑しい生物なのです。
「沖のライトウィリー五目」の魅力
都内近郊でサラリーマンをしていると、車を持つ必要性が特にないんですよね。
なので、釣りをするために電車釣行という選択肢をされる方が多いかと思います。
特に船釣りとなると、湾奥から出ている船宿か、出船時間を遅く設定してくれている金沢八景の船宿が主要な選択肢になる。
そうなるとターゲットとなる魚が結構限られてしまうんです。
メインがアジ、タチウオ、フグといった東京湾を代表する魚になるわけで。
妻帯者の場合、奥さんからは、こんな風に言われるわけですよ。
「もうアジは飽きた」
「タチウオこんなに釣ってどうするの?」
「〇〇は釣ってこないで」
同じ魚種を釣って中長期的に食べようとおもっても、食指が動かないので、冷凍庫も圧迫しますしね。
それに釣ってる側としても、たまには他の魚釣りたいなぁと思っても選択肢が狭いわけで、車持ちの人に便乗させて頂き、電車釣行では行けない船宿におじゃましたりするわけですよね。
みなさん、そんな時はウィリー五目ですよ。
季節にもよりますが、美味しい様々な魚が釣れます。
マダイ、クロダイ、イシダイ、イナダ、ワラサ、イサキ、カイワリ、マトウダイ、etc…。
基本はコマセ釣りで、プラカゴと天秤も無料貸出(紛失時は実費)してくれるので、アジ釣りに慣れている湾内アングラーの方々なら敷居も低いことでしょう。
東京湾内の釣りに食傷気味になったら、ちょっと沖に出て、パラダイスを楽しんでみませんか?
きっとそこには意外な魚との出会いが待っているはずです。
汚くて卑しい心も浄化されますよ。たぶん。
なかじま
過去記事
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当日のタックル
お世話になった船宿
関連アイテム
▼沖のウィリー五目の場合、60号か80号のプラカゴが指定になることがほとんどです。詳しくは船宿に確認しましょう。