【7年間使用】オピネルの「フィレナイフ」のレビュー・使用感を紹介!

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オピネルのフィレナイフ(スリムライン)
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~この記事は約 6 分で読めます~

「オピネル」は、フランス発の伝統的なナイフで世界中で長く愛されているブランド。

シリーズには様々なアイテムがあるのですが、魚や肉を薄くスライスするのに最適で、抜群の切れ味を持つ「フィレナイフ」の便利さについて紹介します。

2016年に購入し、7年以上実際に使用してきた経験から語ります。

目次

オピネルのフィレナイフの仕様と特徴

出典:オピネル公式サイト

オピネルのフィレナイフは、「Slim Line(スリムライン)」というシリーズです。

ブレードが細長く極めて薄く、ステンレス鏡面仕上げ。

錆びが生じにくくメンテナンスも簡単です。

スリムラインシリーズは、「ブレードの長さ」と「ハンドル部分の素材(木材の種類)」によって複数のアイテムを選択可能です。

オピネルのフィレナイフは鏡面仕上げのため高級感が漂う

こちらは「OPINEL(オピネル) No.8 スリムナイフ フィレ ブビンガ」。

ブビンガとは木材の種類です。

カメルーン由来の名前で、熱帯アフリカ産の常緑広葉樹で腐食に強い素材とのこと。

色合いが赤茶で高級感がありますね。

ハンドル部分には、スタンダードなオピネルナイフ同様、ストッパーがついています。

金属製のリングを回転させると、ブレードがしっかり固定されるため安全です。

こちらが収納した状態。

トラディションシリーズ同様、このハンドル部分が湿気をはらむと、ブレードを取り出しにくくなってしまいます。

対策としては、使用後にしっかり乾燥させるのが基本です。

また、ブレードを固定しているビス部分を少し削るか、オリーブオイル等に漬け込み、摩擦係数を減らす方法があります。

フィレナイフはブレードが薄くしなるため魚の皮をすくのに最適

オピネルのフィレナイフとノーマルナイフのブレードの厚さ

ブレードの厚さに注目。右が「スリムライン フィレナイフ」。左がトラディションシリーズ

オピネルのフィレナイフは、ブレードの薄さから、しなやかに「しなる」性質があります。

やってみたことがある人はよくわかると思いますが、小型の魚や丸みを帯びたサクがとれる魚の皮引きは一定のテクニックが必要です。

一方、シャープなブレードがしなるフィレナイフであれば、比較的きれいに皮を引くことができるのです。

  • シロギス
  • マゴチ
  • ホウボウやカナガシラ

などの皮目をすくには、刺身包丁でもやや難しいのですが、オピネルのフィレナイフであればバッチリ。

シロギスをさばく

こちらは、フィレナイフでシロギスを3枚におろした状態。

小型の魚でも簡単にフィレにできます。

シロギスをさばく

皮引きは、魚体をまな板の手前側によせ、尾側から手前に行うとスムーズに行えます。

ブレードが長いほどしなりがよくなるため、きれいにおろすことができます。

シロギスのサク

こちらが、フィレナイフで20cm程度の釣りたてのシロギスの皮をすいた状態。

皮下の銀色も残っていますね。

淡白な魚であるシロギスも、皮下に脂肪がのるので、皮がしっかりすけると、刺身の味わいが数段あがります。

オピネルのフィレナイフであれば、比較的きれいに皮がすけるので、刺身をつくる際にオススメなのです。

釣ったマゴチを調理

こちらは、マゴチのサク。

3枚におろすと半円状にサクがとれます。

ブレードが硬い包丁だと皮をすく際にすき残しが生じやすいんですが、フィレナイフだとうまくいきます。

マゴチの昆布締め

この通り。

側面に皮が残らず、しっかりすけていますね。

フィレナイフは骨がない肉や魚のスライスも得意

霧島鶏の炙り

BBQで炙った鶏のもも肉の皮目もスパ!

魚の話をしましたが、オピネルのフィレナイフは肉を切るのにも最適です。

BBQ等で焼いたステーキ肉、鶏のもも肉などもきれいにカットできるのでアウトドアにも持ち運んでみましょう。

マゴチの昆布締め

こちらはマゴチの昆布締め。

マゴチの昆布締め

この通り、きれいにスライスできます。

フィレナイフ使用上の注意点(切ってはいけないもの・保管方法・研ぎ方)

便利なオピネルのフィレナイフなのですが、注意点がいくつかあります。

フィレナイフで切ってはいけないもの

まず、ブレードが薄く刃がかけやすいため、魚の中骨等、堅いものは絶対に切らないようにしましょう。

フランスパンなど硬いパンも切りづらく刃に負担がかかるので適していません

まな板は木材が最適です。

鉄板等の上で、肉を切るとすぐに切れ味がなまってしまいうので注意です。

保管の注意点

特にアウトドアで使用した際、水気が残ったままナイフのブレードを閉じると、ハンドル部分と固着しがちです。

使用後はしっかり水分をぬぐってから保管しましょう。

湿度のあがる梅雨時や秋の長雨などはなにもしなくても固着しがちなので、定期的にブレードを稼働させたり、オイル等でメンテナンスすることをオススメします。

強力に固着してしまった場合等、どうしても開かない場合に無理をすると爪を破損するので注意が必要です。

突起のあるプライヤーで、凹部分をつかみつつまっすぐに引っ張ると取れますが、多少傷はつきます。

▼スプリットリングを開くような先端のプライヤーがあると、いざというときに便利。

フィレナイフの研ぎ方

オピネルのフィレナイフを購入したらブレード面をチェックしてみましょう。

出荷時の状況によっては刃に欠けが生じていることもあります。また刃先が曲がっていた り、しっかり刃が立っていないものもあります。

こうした品質を前提条件としてとらえ、使用の際に軽く研ぐことでさらに切れるようになると覚えておきましょう。

フィレナイフは刃が薄いため研ぐのが難しいのですが、軽く研ぐのであれば皮研や金属製のシャープナーをつかうのが手軽です。本格的に研ぐ場合は仕上げ用の目のこまかい砥石も用意するとよいでしょう。

▼ねむった刃を起こすのには軽く皮研をつかう

▼金属シャープナーはやりすぎると逆に切れなくなるので注意

▼鏡面仕上げ用

オピネルのフィレナイフは長く愛せる一本

メインの用途によってブレードの長さを選びたい。No.8は、シロギスやハゼなどの皮引きに最適

今回は、オピネルのスリムラインシリーズ「フィレナイフ」を紹介しました。

かなり切れ味の高いナイフながらも、使いどころを間違えるとすぐに切れなくなってしまいがち。

用途を選びながら使うようにしたいですね。

フィレナイフは柄の素材によっても異なるのですが、オピネル製品のなかでは、一番人気の「トラディションシリーズ」より少し割高。

一方、鏡面仕上げで所有欲を刺激する一品でもあります。

丁寧に研ぎながら使えば末永く愛用できることでしょう。

追記:サイズによる差について(10cmと12cm)

オピネルのフィレナイフには複数サイズあるのですが、10㎝と12㎝のサイズを比較してみました。

購入の参考にしてみてください。

上が12㎝。下が10㎝です。

ブレードを開いた状態。

こちらは10㎝。手におさまるようなサイズ感です。

続いて12㎝。

わたしは比較的手が大き目なのですが、手が小さい人だとグリップが手からはみ出るかもしれません。

続いてブレードのテーパーと、しなり方の比較。

左が10㎝で、右が12㎝。

写真だと同じぐらいの厚さに見えるのですが、実際は12㎝のほうが、長さの分、ブレードが薄くつくられています。

こちらはブレード10㎝のしなり。一般的なナイフよりしなってはいます。

続いて、ブレード12㎝のしなり。

10㎝モデルよりよくしなっているのがわかりますね。

このしなりのメリットがでるのは、魚の皮をすくときだと思います。

マゴチやシロギスなど、筒状の魚をサクにすると、半円形になり、固い包丁だと上手に側面の皮まですけません。

その点で、ブレードが長めのオピネルフィレナイフであれば、より簡単にすけることでしょう。

まとめ

今回は、オピネルから販売されているスリムラインシリーズのフィレナイフを紹介しました。

素材特製や仕様にあった使い方をすれば、研ぎながら長くつかえる逸品です。

手に取ると吸い付くような使用感。

マゴチ・ホウボウ・シロギスなどの皮引きや薄造りも上達すること間違いなし。

ぜひチェックしてみてください。

関連アイテム

▼おなじフィレナイフでも、ハンドル部分の素材や鞘の有無、ブレードの長さ等で様々なアイテムが販売されています。ハゼやシロギスならば小型の8㎝。大型の魚をさばく場合は12㎝や15㎝がオススメ。ただし、あまり長いものはキッチンで使いづらいかもしれません。まな板の大きさと、ご自宅の調理スペースを確認してから購入するとよいでしょう。

▼刃を傷めないように、まな板は木材や竹がベスト!

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