逗子駅のホームにこのような張り紙がありました。シンプルながら期待感を増してくれますね。
今回は先日、兄と釣りにいったらロッドが二本折れた、ふざけんなこのやろいいますわ。という話なのですが、基本的にはカサゴのぶっこみ釣りの話です。
すこし前に三兄がえらくなったようで、仕事の時間の調整が或る程度聞くようになった模様という便りをうけ、一緒に釣りにいってきました。
実の兄弟で仲が悪いところもちらほら聞きますが、平田家は意外と兄弟仲良しであり、こうして釣りを一緒にできるのもいいことだなーと。
江之浦漁港へ
江之浦漁港は小田原を少しいったところにあるマイナー釣り場ながら、近くに釣侍小田原店という強力な釣り具屋を擁しているのと、コンビニもちかくにあり、大磯港ほど混んでいないとのことで、いつかいってみたないなーと思っていた釣り場だったわけです。
坂をおりていくと江之浦漁港があるぞ。
ルールは守ろうね。
どうやらレジャーシーズンであるからなのか、漁港入り口でおじさんがすかさず近寄ってきて、駐車料金として1000円紙幣を一枚を徴収されます。
江之浦漁港は第一種漁港として、小田原市が管理者ながら、駐車料金を徴収する権利も漁港の住民が受託しているのかなとか思いながらも、まー漁港の維持管理に使われるならいいんじゃないのと思った次第。
第五章 漁港の維持管理
(漁港管理者の決定)第二十五条 次の各号に掲げる漁港の漁港管理者は、当該各号に定める地方公共団体とする。
一 第一種漁港であつてその所在地が一の市町村に限られるもの 当該漁港の所在地の市町村二 第一種漁港以外の漁港であつてその所在地が一の都道府県に限られるもの 当該漁港の所在地の都道府県
漁港界隈を観察したところ、堤防は人大杉ということで、漁港外につづくゴロタ場を攻めてみることに。
まずはタックルのセッティングです。
なんだか三兄氏、まだ釣れてないのに楽しそうですね。
このロッドはメジャークラフトながら安売りで5000円ぐらいのアジングロッド、リールも3000円ぐらいのシマノらしく、こういった実利を選ぶところが兄弟似ているなと。
で、わたしはシンプルにジグヘッド&サバの切り身。
めんどくさいのでPEライン&サルカン直結というあっさりしたものなのですが、
なんだか、三兄の準備がクソ遅いとおもってよくみてみたら、やけに手の込んだ胴付き仕掛けを用意しています。
そんなのゴロタ場だったら1、2投目で根がかり.comだぜと軽く茶化しておきます。
そんでもってゴロタ場へ。前日の台風の影響はありながらも、それほどでもなく危険なく釣りができそう。
ゴロタ場とはこんなところ。ある程度のサイズの石がごろごろしていて、根魚の格好のすみかであるはずです。
ゴロタ場からみた堤防。けっこう人がいますねー。
ゴロタ場入り口のテトラあたり。
水がきれい。
ジグヘッド&サバの切り身をキャストして着底させずひいてくるとクサフグの群れが追いかけてくるのが見えます。君たちはどこにでもいるよねー。
穴釣りをしてムラソイやカサゴを狙おうとするも、波の強さからして根がかりしやすいので、沖にキャストして水面下をアクションしながら釣っていく方法にチェンジ。
さらに移動しながら釣りをしていると、
貴殿ですか(ホシササノハベラ)
ベラってけっこう引くので、小型のカサゴかなとおもってしまいましたよ。
前回は料理したものの、ここは先があるのでリリース。今回のメインターゲットはカサゴですからね。
三兄も鋭意釣りをしている模様。先ほどの手の込んだ仕掛けは3秒で根がかりしたようです。
「つよしー!釣れたー」
と、20年前から全く変わらない呼び声で、三兄が騒いでいるので、うるせーなーと思いながらも微笑ましく近くに寄ってみると、
ほう。小型ながらカサゴが釣れたようです。それにしてもこのおっさん心底楽しそうですね。
これは小型すぎるのでリリース。
と、ここで朝まずめ組が帰りはじめたのか堤防に空席が。よし、堤防にいこう。そうしよう。
▶次ページは、江之浦漁港内の堤防で釣りますぞ
江之浦漁港内の堤防へ
江之浦漁港は、海藻がありアオリイカの好ポイントとしても有名で、この日もこの春に生まれた新子がたくさん泳いでいました。
このように堤防でスタンバイOK。
三兄がいつのまにか竿置きまで買っていたようで、しかもわたしと全く同じものとは、なかなか趣味があいますな。
これがあるとないとでは堤防のブッコミ釣りの釣果は変わるのですよ。アタリがまず取りやすい。
仕掛けはジェット天秤からスタートし、エサは自家製サバの切り身です。身のところは食い込みが悪くなるのでハサミでカットして整形しておくとよいですよ。
その後、ブラーにチェンジ。カサゴの食い込みをよくするために、PE4号で針を遠くにつけています。(といってみますが、ただもとからついていた針が甘くなったので変えたものの長くなってしまっただけです)
このブラーの遠投が功を奏したか、竿先にアタリが。
20センチ強の引きな気が。
カサゴかな。
・・・
・・・
・・・
カサゴでした。これは持ち帰りサイズということで。
このあたりで、三兄が、わたしが用意したサバの切り身のせいで釣れないなどと、わけのわからない言いがかりをつけはじめ、なんだこのクソクレーマーはと思いつつも、やはり長年育まれた兄弟のパワーバランス上、仕方がないので港をのぼったところにある釣り具店にサンマエサを買いにいくことに。
▶サンマ餌を調達したあとの展開を次のページでチェック
サンマ餌を補充して再チャレンジ
買ったのはこちらのサンマ餌。
自分で作ったほうがかなりやすいのですが、まー仕方なし。それにしてもこれでもかというぐらい脂たっぷりな様子。
が、三兄的には釣侍で売っている小分けのサンマの切り身がよかったらしく四の五のいっていますが、そこはなれた弟、余裕でスルーです。
それと、根がかり対策として、怪しいパッケージの探りのナタリーを買いました。これ、企画した人は何を考えていたのでしょうか。ナタリーってなんだろう。小一時間問い詰めたい気がします。
釣り再開。
三兄が、
「あっちでさ、熱帯魚みたいなの釣れたからクーラーいれておいたよ」
とかいっていたので、クーラーボックスをあけてみたら、見事にオハグロベラでした。。。
余計なことをしくさって。
どうやらサバ餌を散々ディスっていた三兄ですが、サンマ餌になった途端、確かに釣りはじめます。
カサゴを釣ったり、オニカサゴを釣ったり。このオニカサゴは、棘に毒があってほんと堤防から釣れるのとカサゴと見分けがつきにくいから注意しましょう。
どうやらテトラ側にカサゴがたくさんすんでいてアタリがあるとのこと。
わたしもやってみましたが、道糸ナイロン5号以上はほしいポイントだったので早々に退散しました。
三兄いわく、
「なんか、でっけーウツボが釣れたんだけどブラーの針のところ食いちぎって逃げったよ」
とのこと。ウツボ愛好家諸氏におきましては、江之浦漁港の外側で鋭意ウツボ捕獲をするとよいかもしれません。
▶カマスフィーバーを次のページでチェック
カマスフィーバーからの全竿が折れる!?
夕まずめになり、堤防先端あたりが騒がしくなって、どうやらヤマトカマス(水カマス)の時合に突入した模様。
わたしも堤防の落ちていたジグをオモリとして、大物狙いのハリス4号程度のサビキをキャスト。
と、数等していると、かすかなあたりがあって、かわいいカマスが釣れました。煮干しサイズと呼ぶのがふさわしいサイズだなと。
このとき、テトラから沖にキャストしていたのですが、この拾ったジグがかなりの重量であったので、竿にできるかぎり負担をかけないように、竿の反発を利用しないようにキャストしていたら、サビキが竿に絡んだのか、
長年、いろんな魚(シーバス、うなぎ、巨鯉)を釣ったパームスのショアガンがけたたましい音をたてて殉職。
と、一瞬動揺したものの、士気を下げないように笑って誤魔化し、時合なので焦りつつもう一本のパームスのバスロッドで同じ仕掛けをセットしておもりをナス型の5号程度にしてキャスト。
が、一投目にして、こちらもけたたましい音をたてて殉職。
なんと、ものの10分の間に愛竿を2本も折ってしまいこの日の釣りは終了に。
しかもどうやら足首を中心にかなりヌカカにやられていたらしく。もー痒きつい。
以前、虫よけ対策でハッカスプレーの記事を書きましたが、こまめにつけないと精油成分が揮発して効果が続かないようですねー。まいった。
まとめ
いつも近しい人にはロッドの取り扱い方法をいろいろ注意していたものの、自分が10分間に2本も折るという体たらく。
これは反省です。
原因は
- 負荷オーバー
- オーバースペックなサビキのハリスが引っかかった
あたりかなと。
今度は、エギングロッド+シーバスロッド+バスロッドを補充しようかな。とほほ。
この竿もいろいろ釣ったよなー。でかいバスも釣ったし。
ショアガンもほんとお世話になったよなー。今は後継機しか売ってないからなー。
あれですよ、こんな哀れなORETSURI編集長に釣り具を買ってあげたいという殊勝な心掛けをお持ちの方はこちらのAmazonほしいものリストから寄付していただければよろこびますよ。このわたし毎日が誕生日だと思って生きております。
ではでは。
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※今回折れた竿は個人的にも長年親しんで、2本ともいい竿だと思うのですが、それぞれ現行販売されてはおらず、後継機とパックロッドでないものは売られています。お手頃でいい竿なのでみなさんもチェックしてみるとよいですよ。
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