竹芝桟橋より小笠原遠征へ
はいどうも、コムコムです。小笠原は3年ぶり2回目の上陸です。
前回は釣りの楽しさを知らぬままの小笠原行で、それはそれで充実した時間ではありましたが、今回の私は釣りの楽しさをラーニングしてしまっており、その上での小笠原行。それはそれはテンションageage、フガフガと心の鼻息荒く、GWで賑わう竹芝桟橋で船に乗りました。
GW。それは勇者釣り人が聖地巡礼のためにロングソード(磯竿)と盾(クーラーボックス)を抱えておがさわら丸に乗り込み、出船から到着までの24h、船内で酒にまみれながら五体投地に勤しむ期間。
そんな荒行が周囲で行われる中、私は全くの下戸、2等寝台の狭い空間の中で、PEとフロロを結んだり、小物入れを整理したり、エギをみて妄想してハアハアしたりしながら過ごしておりました。
勇者のための”おがさわら丸”情報
- 冷蔵庫タイプのコインロッカーがある~エサ持っていける!(何を持っていって良いかは事前に観光協会ウェブなどで要チェック)
- 釣り人多い~船内で情報収集して時間を費やせる!(シャイな私はしませんでしたが)
父島→母島。ロングソードを持った勇者がやたら多い件
最初の目的地は母島。父島で船を乗り換えます。
ちなみに本土と父島を行き交う”おがさわら丸”は定員約1,000名、父島と母島を行き交う”ははじま丸”は定員約150名(たしか)。乗船者数は約1/6だが、ロングソードと盾をもつ勇者の比率は”ははじま丸”の方が全然多く感じます。
母島の釣り場情報
釣り場
- 前浜、脇浜~船着き場付近。アクセス良し。いわしが夕方になると回遊してくる。アオリイカも、そしてたまに大物も
- 北港~岩場。トップねらいかフカセかなあ
- 東港~今は使われていない漁港。釣れる気配しかしない
他にたくさん磯場はあるんでしょうけれど、磯での釣りにはまだ手を出していない私はセンサー対象外。ごめんなさい。
移動その他
- 北港や東港は、宿がある集落からはさすがに離れているので、レンタカーかバイクじゃないと行けません
- 釣具屋らしい釣具屋は、母島にはないです、というかお店自体が3店舗しかない。でもその3つのどれかに「エサないですか?」と聞くと、鯖の切り身とかはあるみたい。それを買っておくと良いです。もしくは父島での滞在時間中に釣具屋(3店舗ある)にいって買っておくのが良いかと
なお、島内はキャンプ、テント泊は禁止です。キャンプNGということは、堤防で火をつかったりするのもNGみたいなので、堤防料理はさばく程度。ま、イカ釣って沖漬けにするとかできればいいや。
東港でかるくエギング。楽しい!
実は今回の小笠原行、義父が父島勤務してるのでじゃあ遊びに行きますかと、嫁ちゃんと一緒だったのです。つまり、釣りに使える時間がそう多くない(嫁ちゃん的には「あなたずーっと釣りしてたじゃない」とか言われそうですが、俺的には20%くらいにセーブしてました)
東港へは嫁ちゃんと母島に住む友人の3人で行ったので、釣りは難しいかなぁと半ば諦めつつも、先客(同宿の男性3名釣りグループ)がガチンコで釣りしており、しかも濃い~墨跡あるし、嫁ちゃんと友達は地元の方とトークしておる、、しめしめ、「俺ちょっと釣りするわー」とひと声かけて、エギング開始。
ああ、おれ、聖地巡礼してるわ。今夜はアオリイカの刺身と沖漬け(”釣りよか”に登場してくるポイント謹製のアレ持ってった)だな。
…とおもったものの、約20分で2エギLOSTでタイムオーバー。海を汚してしまってごめんなさい。もちっと温かかったら潜って取りに行きたいくらいきれいな海でした。
先行している勇者3名に釣果を聞いてみたところ、どうやらまずまずのご様子。イラブチャー(ブダイ)やダツが回遊して港内に入ってきてたらしいです。”ハイサイ探偵団”に出てくるやつや!エサ釣りの装備持ってきてなかったし時間もないし、、、後ろ髪をグイグイ引かれつつ、東港を後に。
なお、東港の外洋側堤防は10mくらいあるのでタモやギャフは厳しそう。落し網が必要かも。
北港は磯場。カンパチ回ってくるらしい
北港は全体的にゴツゴツした岩場と砂利ばかり、なのでジグ系でボトムを攻めると撃沈しそう。地元の方がいたのでご挨拶して釣り情報を聞いてみると、北港は外洋と直接つながってるので、カンパチなどが定期的に回遊してくるらしい。ついで、夏はシュノーケリングポイントで、ウミガメ遭遇率が高いらしい。
フカセが面白そうな印象でしたが、撒き餌も付けエサもないし、そもそも時間ががが。
補足しておくと、今回の小笠原行、メインは父島での船釣りだったので、母島はあくまでオプション。嫁ちゃんが「釣りするな」とか言ってたわけではなくあくまで世界平和のための自主規制。ぐぬぬ。
翌朝に脇浜でFishing。根魚釣れんかな~と思ったら
母島のレジャースポット乳房山に登った日の翌朝、そっと布団を抜け出し、昨晩の飲みで出てきた刺し身一切れをこっそり片手に、脇浜へ。※この時点で、島内のお店に釣り餌が売ってることを知らなかったのです、不覚。。
脇浜の外洋側の堤防は1辺2mはあるデカテトラポットで、そこにのぼって外洋にぶん投げる猛者もいるようですが、それ相応の装備が必要。なお、穴釣りするのは難しそうな印象。やればできるのかもしれんけど。
なもんで、堤防の先端まで行き、わずかに顔を見せているテトラのあたりについている根魚とか狙ってみるかー、と、穴釣り用の仕掛けに刺し身をつけてちょいっと落としてみると…
キタ。
伊豆大島でのキタマクラ氏onlyとの遭遇を除けば、おそらくショアでは数ヶ月ぶりの魚との遭遇。ああ、アタリってこういう感じだったな…(感涙)。でもこの魚なんだろ?親愛なるORETSURI編集長に小笠原Fishingのドヤ自慢がてら聞いてみた所、すぐ調べてくれました。
このあとも底物狙いでもう1匹釣れた後、仕掛けをウキフカセに変えて(コマセないけど)ちょい投げしたらまたアタリが。しめしめと釣り上げたところ、もりもりっとトイレ(大)をなさるではないですか。。
米粒持参でなにが釣れるかな?
アタリもなくなったのでいったん宿に戻って朝食をとりつつ、エサになるおかずないかなーと物色したものの特になし。
なので致し方なし、白米でなんとかなるかな?と浅はかな考えで一口分を持って再び堤防へ。白米では魚のかわりに島の鳥さんが釣れました。色違いなのは、つがい?らしいです。かわいい。名前教えてもらったけど忘れました。トリスケでいいや、トリスケかわいいよトリスケ。
ネムリブカがたくさん
最後にちらっと前浜でも竿出してみましたが、釣れず。前浜は夕方になるとほぼ決まってイワシが回遊してきます。サビキ仕掛け持ってくればよかった。アジングみたいな仕掛けにしてみたものの、釣れず。でも楽しい。(写真撮り忘れ)
ちなみに脇浜にはネムリブカがいます。サメだそうです。でも魚の群れも慌てて逃げる様子もなく、おとなしい性格だそうで。
母島での釣行はこんな感じ。このあと父島に渡って、父島在住の方に話をきいてみたところ、釣りとしては母島の方がどうやら面白いらしく、父島在住の方もわりと頻繁に母島に釣りをしに来るらしいです。ふむー。次はガチンコで釣り目的で来れたらいいなあ。そういや東港で釣りしてた同宿の3人、しっかり釣り上げてたなあ。。
んま、小室的には母島での釣りはあくまでウォームアップ。父島での船釣りこそが本番本番。エギングで釣れなくったって良いんです。良いんです。いいんですぅ。。ということで「母島」編は以上です。「父島」編をお楽しみに