こんにちは。大磯のナベです。
「相模湾あるある」なんですが、先日急にタチウオが釣れだしたので、大磯の邦丸さんよりタチウオジギングをやってきました。
相模湾のタチウオは回遊性が高いのか、釣れはじめはとても釣れますが、いなくなるのも早い印象です。
隣接する東京湾では特定のポイントをいくつかまわれば、顔を見れますが、相模湾では釣れないときは本当に釣れません。
だから船宿も常時タチウオ船を出しているわけではないんですね。
何かの釣りにタチウオが混じりだして、これはいけるぞ、となると出船しています。
今回の春シーズンも、せっかく現れたタチウオがどこかにいってしまう前に、釣行してみました。
たしか、邦丸さんがタチウオやりはじめて、2日目。
釣果は、ジギングで12匹。
邦丸さんのタチウオジグングは、1日やっていると疲れてしまうのを考慮してなのか、6-11時のショート便です。
ショートの分、料金が6,000円で12匹だったので、かなりお得感がありました!
この釣果をTwitterでUPしたら、いろいろご質問をいただけました。
これから相模湾でタチウオジギングに初挑戦する人の参考になればと思い、実際の釣行で得た気づきなどを共有します!
ラインとリーダーについて
ジギングではベイトタックルが主流なんですが、今回は念のためスピニングタックルも持参しました。
- スピニングはPE2号、リーダーは50lb
- ベイトはPE1号、リーダーは30lb
船によっては、PE号数やメタルジグの重さ指定ならびにフックのルールがあります。事前に確認しておきましょう。
タチウオの場合、道糸が太くても切れるときは切れるので、2号以上は不要かと思います。
今回の釣りで初めて知ったのですが、糸ふけの出やすさや巻き上げ力・速度の問題などから、スピニングタックルがダメな場合もあるようですね。
ちなみにワイヤーリーダーは付けていません。リーダーはナイロンのみでしたが、この日は1度もリーダーを切られませんでした。
その分、タチウオを釣るごとに、リーダーを見たり触って損傷をチェックすることをオススメします!
たしか、6匹釣ったあたりだったでしょうか。
結び目から30cmくらいのところが、ズタズタになっていたので、弱った部分だけつめて、結び直しました。
ルアーの場合、餌とことなり、アクションスピードから飲まれてしまうことは少ない気がしますが、リアクションバイトをする際に、ライン部分を噛んでしまったりするのでしょう。
また、タチウオをかけた人とオマツリをしたときにはPEラインに致命的な損傷をうけることもあるので、水深分チェックが必要です。
傷ついていたPEラインは、即高切れの原因になるので、随時詰めていきましょう。
そのため、替えのリール・スプール・PEラインも忘れないようにしたいところ。
タックルについて
スピニングは、SLJ(スーパーライトジギング)タックルです。
・ロッド: メジャークラフト ソルパラ ライトジギング SPXJ-S64ML/LJ
・リール:アブガルシア OCEANFIELD(オーシャンフィールド) 5000/5000S
・ライン/リーダー:PE2号、リーダー50lb
ベイトはスロージギングタックルです。
・ロッド: テイルウォーク SSD SPJ(ソルティシェイプダッシュスローピッチジャーク) 633
・リール:シマノ オシアジガー 1500HG
・ライン/リーダー:PE1号、リーダー30lb
SLJタックルは100-130gくらいのジグ用。
スロージギングタックルは、200gくらいのジグ用として用意しました。
予約電話の際、「潮の流れが速かったり、水深が深いときもあるので、重い200gくらいのジグも用意しておいて」とのことだったので、重いジグ・タックルも持っていきました。
相模湾でのタチウオのタナについて
船や季節によるのかもしれませんが、以下のようなタナ指示が船長からあります。
- 水深51m。底から10mをしゃくってみて(底付近にタチウオが集中)
- 水深90mで底から65mまでをやってみて(底から中・下層までにタチウオが展開)
釣れているタナが広く、連発でヒットが出ていたときは「自分のタナでやってもいいですよ」なんていう自由度の高い時間帯もありました。
タナ指示を守ることがまずは釣果の秘訣だと思うのですが、タチウオは釣れ始めると、タナが上ずる傾向にあります。
なので、指示ダナが、「水深90mで底から65mまで」だったら、+10m程度上まで誘ってきてもよいかもしれません。
個人的にオススメのルアー
オススメのメタルジグは、「ダイワ 鏡牙 ベーシック-H PHムラピンゼブラ130g」
でした。全部これで釣りました。
他に、バラしてしまいましたが、以下のルアーでもヒットはありました。
船中では、グリーン系のジグを使っていた人が1人で17匹と、一番釣っていたように見えました。
アタリの出やすいメタルジグの色・形状・重量などは随時変わるわけで、そのときどきのパターンに合わせられるように、持参したいですね。
タチウオの場合はハリス切れ、PEラインの高切れも頻発するので、お気に入りのメタルジグは複数個持参することをオススメします。
どんなルアーアクションがよいのか
いろいろなパターンを試しました。
- ワンピッチジャーク
- ちょっとゆっくり目のワンピッチジャーク
- スローピッチ
一番釣れたのは、1のワンピッチジャークでした。
サーチ的に底から10mや30mなどの範囲をハイピッチで探るのが、一番釣れましたね。
やはり、効率がよいのか、食いが一番いい時間帯はこれで連発しました。
次に2の「ちょっとゆっくり目のワンピッチジャーク」
ちょっとピークより食いが落ちたかな?
そんなというときに、スピードを落としたら食ってくることもありました。
次は3の「スローピッチ」
底から底20mを全部、大きくしゃくって落とす動かしてみました。
竿を大きく上げてルアーを落とすのですが、ルアーを落とすときにラインを張りながら落とします。
糸を張って落とすことで、フォール中のヒットがわかりやすいこともありますが、タチウオがルアーに食ったときに、リーダーに歯が当たらないようことも意識していました。
とにかくタチウオの本数を伸ばすコツ
これはやはり時合を逃さないということなんだと思います。
落としたら釣れるようなタイミング≒時合を感じたら、「釣ったら、すぐにジグを落とす!」です。
サバやカツオなどの青物でもないのと、真夏の暑い時でもないので、タチウオを釣って、針から外したら、タチウオをクーラーに入れるのは後回しにしました。
ショート便ということで、時間も短いので、釣ったらすぐに2匹目・3匹目を狙います!
多少の内臓のゆるみなどを気にしなければ、処理は後回しにしてしまうのも一つです。
個人的には、タチウオはもともとすごく美味しいので、血抜きをするより、すぐ次の投入だと思っています。
暑い時期じゃなければ、クーラーにすぐ入れなくても平気。血抜きやクーラーに入れるのは、後で落ちついたときなどで全然大丈夫。
もちろん、少しでも美味しく食べたい人は、一尾ずつ丁寧に処理していたったほうが食味は上です。
動画にもその様子を入れていまして、4、5連発くらい連続でヒットしました。
この日、釣れたタチウオのサイズは最大で指4本。
同船された方は、指5本のでかいタチウオを釣っていました!
この指5本のタチウオを釣った方と、お話させていただいたら、他のORETSURI寄稿記事も読んで頂けていただけていたみたいで、とても嬉しかったです。ありがとうございました!
タチウオは刺身、炙り、バター焼きなどで美味しく食べました。
タチウオは大型ほど単価が上がる印象
次の日、近所のスーパーを覗いてみたところ、タチウオが一匹3,000円で売られてました。
大磯のナベ@uwfw
▼本釣行の動画です!
お世話になった船宿
関連アイテム
▼メタルジグは130~200gぐらいを複数用意していきましょう!