関東の釣り船のコマセカゴでよく使われているアイテムといえば、「サニービシ・カゴ」ですね。
わたしの場合、東京湾と相模湾でウィリー五目をやることが多いので、これまで「サニーちびライト40号」を2個購入したことがあります。(1個PE高切れでロスト。。。)
サニーちびライトの良さはいろいろあるんですが、スリムな設計によりシャクリ時の抵抗が少ない点だと感じています。
今回は、サニーのライトビシかごについて解説します。
「サニーライトFL 40号」と「サニーちびライト40号」の違い
サニーちびライト40号
「サニーちびライト」のスリムさは、1日ウィリー仕掛けをしゃくっても疲れないというメリットもあるんですが、ややアミエビをいれる容量が少ないというデメリットもあります。
これはトレードオフの関係なので仕方ないのですが、もうすこしアミエビを撒きたい(しゃくり続けたい)という場合は、「サニーライトFL 40号」のほうがよいんだろうなと思い、購入してみました。
サニーライトFL 40号
見た目はサニーちびライト40号の容器が横に広がったようなイメージです。
左がサニーライトFL 40号。右がサニーちびライト40号。
機構としては同じで、容器下部のスペースを調整できます。
だいたいウィリー五目の場合は、こちらは全閉にする人が多いと思います。
しゃくったときに上部の口から海水が入って容器横の穴からアミエビがこぼれるという仕様ですね。
上部の口も調整可能ですが、こちらは半分から3分の1位置開けるのが一般的かなと。
仕様的にあとは一緒かと思ったのですが、よく見たら、容器の横にあけられているアミエビがこぼれる穴の数が、サニーちびライトは6。サニーライトFL 40号は2つでした。
サニーカゴ・ビシの塩詰まりは定期的にとったほうがよい
サニーカゴ・ビシの回転部分が塩噛みしたらぬるま湯につける
サニーカゴ・ビシは便利なので、よくつかうわけなのですが、普段のメンテは持ち帰ってお湯のシャワーをかけて乾かいしています。
が、先日、回転部分が動かなくなったんですね。これは駆動部で日常的に落とせなかった海水がいつのまにやら塩噛みしてしまっているわけです。無理に腕力で回そうとするとプラ容器がこわれそうだったのでお湯につけてみたら、あっさり解決しました。よかった。
他にもビシ上部のネジを完全に緩め、下の開放口が締まった状態の場合も、仕様で回転部分が動かなくなります。
ということでこれからのライト五目系の釣りは、「サニーライトFL 40号」と「サニーちびライト40号」をつかいわけて釣果につなげていければと思っています。
<釣り物別の使い分け例>
- サニーちびライト25号・30号:浅場の手漕ぎボートなど潮流が緩くオマツリの原因になりにくい場面
- サニーちびライト40号:東京湾や相模湾のライト五目
- サニーライトFL 40号:東京湾や相模湾のライト五目(オキアミを撒く場合はこちら)
- ニュ-サニービシ 60号 FL or80号:東京湾や相模湾のコマセマダイ&石鯛五目
関連アイテム
▼手漕ぎボートのようにオマツリの懸念がなく、水深~20mぐらいの浅場であればサニーちびライト30号が便利です。ただしシャクリ抵抗がかなり少ないので、「しゃくっているぞ」という感覚が欲しい人は40号のほうがよいかもですね。
▼オモリがついていないサニーカゴは六角オモリで錘調整が柔軟なのも便利です。単価が安く汎用性が高いので船宿でのレンタルはだいたいこれかなと。あまり多くのアイテム購入を控えたい人にオススメです。デメリットとしては、オモリの部分にハリスが絡みやすいという点があります。長めのオモリより六角オモリで接続した方が手前マツリは少ないかと思います。
▼相模湾や東京湾のライト五目系(ウィリー五目)の釣りではサニーちびライト40号かサニーライトFL 40号が最適です。コマセをある程度多く入れたい場合はサニーライトFL 40号を選択しましょう。
▼マダイ狙い等でオキアミをコマセとして使うエリアの場合は、オキアミ対応のアイテムを選びましょう。水深と潮流によって60号・80号の指定が多いです。
▼イサキビシ40号は、イサキ以外にアミエビをコマセとしたアジや五目釣りにも使えるアイテム。多点掛けように、1匹ヒットするとカゴの側面からアミエビがふり出され、さらにアタリが出やすいという仕様。イサキ以外にもアジやライト五目にも使えます。