こんにちは。大磯のナベです。
相模湾で中深海スロージギングをやっているんですが、タックルをスロージギング専用にしました。
今回は専用タックルで、中深海根魚のアカムツ、クロムツ、キンメダイを釣ったお話です。
はじめての人も、道具選びの参考になれば幸いです。
新調した専用タックルについての感想
ロッドについて
「テイルウォーク(tailwalk) SSD SPJ(スローピッチジャーク) 633」を購入しました。
価格が手頃というのが一番の購入理由です。テイルウォークのロッドはコスパが良いんですよね。
ダイワ、シマノのよさげなジギングロッドが4-5万円に対して、テイルウォークは2万円くらいでした。
適合ルアーウェイトはmax350g。相模湾のスロージギングでは、だいたい250g~300gくらいを使っているわけですが、少し余裕をみてmax350gにしました。
カラーは全体的に黒。とてもシンプルで、気に入ってます。
スロージギングって、ジグが重たい割にやや繊細な釣りな面もあるんですね。なので、専用ロッドにしてから、さらに楽しくなりました!
水深300mのアタリを、しっかり感じ取る感度もあります。
それと水中で、ジグをフワッと浮かせるイメージで動かせました。潮の流れにもよりますが、ピョン!と跳ねた感じにはならないです。
以前つかっていた、青物ロッドでも十分釣れはしました。
が、専用のロッドを使った今と比べると、青物ロッドだとジグが跳ねた感じになっていた気がします。
跳ねた感じが悪いかどうかはわかりませんが、深海なので跳ねるように早く動く生き物もあまりいないのかな、というイメージです。どちらかと言うと、ゆっくりのほうが深海だと違和感が無いような?
もともと、そこまで大物の釣りでもありませんが、パワー負けは感じません。
一度、数キロのサメがかかったんですが、ポンピングに耐えて、ちゃんと水面まで上げるとこができました。
リール
「シマノ オシアジガー 1500HG」を購入
番手は、PE1号が1,000mは巻けるようにしたかったので、1,500にしました。
実際に巻いている量は、相模湾の中深海なら1,000mは必要ないので、600m巻いてます。
見た目はカッコイイですね。405gと軽く、ロッドと合わせても、疲れません。
ターゲットとする、中深海のアカムツ、クロムツ、キンメダイなどが、そこまで大きい魚でもないこともあり、グイグイ巻き上げることができました。
真鶴・第五嘉丸さんより 中深海スロージギングへ
ここからは実釣の話です。
初めて、中深海スロージギングとして、専用ロッドをデビューした日でした。
この日、船中3人で、アカムツは0でした。
なんとかキンメダイを釣ることはできました。
スロージギングロッドにしたことにより、アタリを明確に感じることができました。
通常は底から5mくらいを探っていましたが、少し上まで探って、底から10mくらいまで探った時に、ググん!とハッキリ食ってきたのを感じて、釣ることができました。
大磯・邦丸さんより、中深海根魚五目。
この日は、餌釣りの方とも同船の根魚五目。
クロムツ、キンメダイ、スミヤキ、アカムツと、何が釣れても、すごく美味しい嬉しい釣りです。
自分としては、クロムツが最も釣りたい魚でした。炙りが最高に美味いからです。
この日、クロムツは2匹釣れました。炙りで美味しく食べました!
ジグをフワッと持ち上げて、ジグの落下に合わせて糸のテンションを張りながら、ゆーっくりとフォールの最中に、ググん!
テンションを張りながらのフォールのため、気持ちいいアタリを感じることができました。
サメもかかりました。底から1m位で食ってきて、上げるのに15分くらいかかった気がします。
底物なので、ハタ系の大物を少し期待しましたが、想像とおりのサメでした。
真鶴第五嘉丸さんより、中深海スロージギング
この日は水深270mから開始。
一投目落としている時に、100mくらいで竿がクンクンして、糸の出が悪くなりました。
サバでしたが、一投目から何かがかかるってのは、悪い気はしないですね。
その後は、アタりはするのですが、ユメカサゴばかりが釣れました。
ユメカサゴも美味しい魚です。
とはいえ、アカムツは遠い。
船長から、「あと5分で終わりにしますね」という、聞きたくない言葉。
もう、正直諦めていましたが、体は覚えているものですね。
諦めても・諦めてなくても、やることは同じ。ジグをシャクリ続けるだけ。
そして、残り2分くらいだったでしょうか。
魚がヒット!
うわ!かかった!食ってくれた!
最後にアカムツであってくれ!
水深300mから上がってきてくれた魚はまさに赤いダイヤ!
初めて釣れたアカムツでした!
船長のアミに入った瞬間は、「やったー!よかった~!」と声を上げてしまいました。
35cm。まあまあの大きさで嬉しいです!
この日、ユメカサゴばかりでしたが、数はまとまりました。
やはり、専用ロッドにしたことでアタリの取りやすさを感じます。
赤い魚が多いと、映ますね。
アカムツは、普通の刺身と炙りで食べました。
炙ると、皮目から脂がジュワーと浮き出します!
白身のトロと言われるだけあり、本当に美味しい魚でした。これは、絶対また釣りたい!
どうやら、アカムツはまだまだ生態がはっきりしていない魚のようです。
底に張り付いているように泳いでいるとか、3~5mくらいまでは食ってくるとか。
日によっても違うのでしょうが、このあたりを探していくのも、この釣りの面白いなんでしょう。
それではまた!