釣りはRPGみたいなものだ。
そして、釣りにいくまでには準備が必要だ。
釣行計画をはじめとして、ターゲットに合わせたタックル、水中にルアーや仕掛けを投げ続けるための装備を整えておかないと、いい魚には巡り合えない。
今回紹介するのは『スパイク天秤』だ。
川と海の流れと天秤について
あたりまえだが、川や海には流れがある。
多摩川六郷橋上流。テナガエビ・ウナギ・シーバスのポイントで潮の影響を強く受けるエリア
川の場合は主に上流から下流へ。
潮の影響を受けるエリアによっては、下流から上流へ流れることもあるだろう。
三崎港花暮岸壁。潮の満ち引きにより城ケ島との間で潮流の向きが左右に変動する
海の場合は、潮。
これも満ち引きによって流れる方向が変わる。また、大潮や小潮等、潮周りによって潮流の速さも変動する。
投げ釣りで底を狙う場合、仕掛けが流されてしまうと、狙ったポイントを攻めることができなくなる。
隣の釣り座が近いような堤防釣りでは、オマツリの原因ともなる。
ジェット天秤や中通しオモリなどは水流によってしばしば転がってしまう。
そんなポイントに向いているのが、スパイク天秤だ。
スパイク天秤のメリット・デメリット
画像出典：Amazon
メリット
その名の通り、スパイク天秤には突起があり、その部分が海底にしっかりとまる。
また、水の抵抗を受けにくい平らな形状のため、潮や急流にあおられても流されることが少なくなる。
デメリット
では、スパイク天秤のデメリットはなんだろうか。
主に以下の2点だ。
- 飛距離がジェット天秤等より出ない
- 根がかりしやすい
同重量では、空気抵抗を受けやすいので、ジェット天秤などより飛距離がでにくい。
また形状的に根がキツイところでは根がかりしやすい。仕掛けの回収時に、足元の根や海藻類に根がかりやすいともいえる。
ジェット天秤の場合は、飛距離と根がかり回避性能は高いが水中で転がってしまう
まとめ
今回は、投げ釣りの便利アイテムとして、スパイク天秤を紹介した。
どんな便利なものにもデメリットはあるので、ポイントや釣り方との相性をみて有効な釣り具をつかっていこう。
＜スパイク天秤の使用に適しているポイント＞
- 急流の河川でぶっこみ釣りを釣る場合（うなぎ・なまず・コイなど）
- 運河などで流れが速い海域でブッコミ釣りをする場合（カレイ・アナゴなど）
＜スパイク天秤を使わない方がよいポイントと釣り方＞
- できるだけ遠投しなくてはいけない時
- 底が砂泥ではなく、根があらい場所
- 手前に根や海藻があるエリア
メーカーサイト：第一精工
アイキャッチ画像出典：Amazon
関連アイテム
スパイク天秤のオモリの号数ラインナップは15号、20号、25号、30号、35号。流れの強さや飛距離を考えて選びたい。
実勢価格は300円強（2個入り
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