高級食材「スッポン」を釣って美味しく食べてみた話

リンクにプロモーションが含まれます
スッポン
スポンサーリンク

~この記事は約 5 分で読めます~

こんにちは!ニッシーです!

今回は「亀(スッポン)」を釣って食べる話です。

目次

獲りたての「スッポン」が食べたい

家の近所に「スッポン料理」が食べられるお店があります。

あっさりスープが特徴の「スッポンラーメン」

ここの名物は「スッポン」から出汁をとったスープが絶品の「スッポンラーメン」。

あっさりした栄養満点のスープが特徴で、僕の行きつけのお店です。

ラーメンを食べていたら、お腹いっぱい「スッポン」が食べたくなったので、自分で捕まえに行くことにしました(笑)。

スッポンってどんな亀⁇

「スッポン」は日本各地の川や池に生息している「淡水生のカメ」です。

スッポン。シナスッポンとスッポンがいるとされる

雑食性で、口に入るモノはなんでも食べる大食漢。

「スッポン」は顎の力が強く、「噛みついたら、雷が鳴っても離さない」というたとえで有名です。

スッポンの口

「一般的な亀の甲羅」が硬いのに対して、「スッポンの甲羅」は軽量でゴムのような弾力をもっています。

これは、「スッポンの甲羅」がたくさんの「コラーゲン」で構成されているためです。

「スッポン」は超高級食材

スッポンは、古くから「高級食材」として珍重されてきました。

中国では約4000年前から記録が残っており、日本でも昔から「滋養強壮に効く食材」とされてきました。

またコラーゲンを多く含んでいるので、「美肌効果」が期待出来ると、女性にも大人気だそうです。

スーパーで販売されていた「スッポン」

上の写真は、スーパーで売られていた「スッポン」。

「1キロあたり4,500円」で販売されていました。

「スッポンのコース料理」を料亭で頼むと、「何万円」単位でお金が飛んでいきます。

「スッポン」の釣り方

そんなお高い「スッポン」ですが、いる場所さえ分かれば簡単に釣ることが出来ます。

「適当な道具」と「安い餌」を用意するだけで、高級食材がお得にゲット出来ちゃいます。

具体的な「仕掛けの図」は、こちら。

「スッポン」を狙う仕掛けの図

この仕掛けを「適当な竿とリール」と組み合わせます。

「ファミリー向けの投げ竿セット」や「バスロッド」で充分です。

ラインは、PEだと「3号」程度。ナイロンだと「5号」程度あれば安心です。

「ペットボトル釣法」でも、スッポンが狙える

竿が無ければ、上の写真のような「ペットボトル釣法」でもスッポンを釣ることが出来ます。

「スッポン」狙いの餌は、「鶏肉」がオススメです。

「スッポン」狙いの定番餌「鶏肉」

スーパーで手軽に安く手に入りますし、餌持ちも抜群です。

鶏肉を「一口大」で使用!

鶏肉を一口大にカットして、針に付けます。

「スッポン」は大きくなると、「1キロ〜3キロ」になります。

「釣れたスッポン」をそのまま持ち上げると竿が壊れるので、タモ網の使用をオススメします。

近所の川に「スッポン」を釣りに行く

それでは準備した道具を持って、「スッポン」を釣りに出かけましょう。

目撃例がある場所を探し、事前に下見をして「スッポン」がいるかをチェックしておきます。

「スッポン」が生息するポイントに到着!

この日は「スッポン」の動きが活発になる、「夕方から日没までの時間」を狙いました。

川底に「餌」を投げて待っていると、早速…。

スッポン 釣り
「スッポン」が釣れた!

狙い通り、1キロ前後の「スッポン」が釣れました!

針を外す時に噛まれる危険があるので、「釣り糸ごと切る」のがオススメです。

噛まれないように、注意!

「首」がかなり伸びるので、持つ場所が悪いと噛み付かれてしまいます。

「甲羅の後ろ側」を持つと噛まれない

「スッポン」を持つ時は、上の写真のように「甲羅の後ろ側を掴む」と首が届かないので安全です。

「鋭い爪」にも注意!

追加の「スッポン」を狙って待っていると、次に来たのは…。

「オオサンショウウオ」が登場!

この釣り場では初遭遇の「ハンザケ(オオサンショウウオ)」君でした。

「ハンザケ(オオサンショウウオ)」にはお帰り頂いて、釣れた「スッポン」1匹を持ち帰ることにしました。

「スッポン」の下処理をする

釣ってきた「スッポン」は、「泥抜き」と「胃を空にする」ために5日活かしておきます。

可愛いですが、いざ解体!

「愛着」が湧いて可哀想にも思えましたが、「食欲」が勝ったので捌いていくことにします(笑)。

スッポン「・・・」

「スッポンの下処理」の手順は、以下の通り。

①:生きた「スッポン」をひっくり返します。

②:首を伸ばして起き上がろうとするので、「首根っこ」を掴みます。

躊躇していると噛まれますので、思い切って掴みましょう!

③:首が伸びきったところで、根本から包丁で首を落とします。

④:首を落とたら、切り口を下に持ち上げて、血抜きをします。

 

⑤:熱湯をかけながら、体表にある「薄皮」を除去します。

熱湯をかけて、「金タワシ」で擦る

取り除いたスッポンの「薄皮」

※薄皮が残っていると「臭み、苦味」の原因になるので、しっかりと取り除きましょう。

これで、「スッポン」の下処理が完了です。

「スッポン」の捌き方

ここからは、「スッポン」を捌いていきます。

①:「甲羅と柔らかいエンペラの境目」に沿って包丁を入れていきます。

②:包丁を甲羅に沿って一周させ、甲羅をパカッと外します。

外れにくい場合は、甲羅の隙間から包丁を入れます

③:「スッポン」を裏返して、「足の部位」を切り分けていきます。

④:「硬い部分と柔らかい部分の境目」に包丁を入れながら、身を外していきます。

「甲羅」から、「足」を外す

⑤:外した「前足・後ろ足」から、「爪」を取り除く。

⑥:甲羅周りの「柔らかいエンペラ」部分を、一口大に切る。

「エンペラ」は、コラーゲンが多い部位

⑦:取り外したそれぞれの部位を切り分けたら、解体完了!

「スッポンの内臓」は、身と一緒に煮込んで食べることが出来ます。

ただ、「膀胱」と「胆嚢」は破れると「苦味、臭み」の原因になるので、慎重に取り除きます。

「スッポン」の卵

今回釣ったスッポンは「メス」だったようで、卵を持っていました。

「スッポン」を美味しく頂く

それでは、解体した「スッポン」を調理して、美味しく頂きます。

まずは、定番の「スッポン鍋」。

「スッポン」をじっくり煮込む

アクを丁寧に取りながら、丁寧に「スッポン」を煮込んで頂きます!

「スッポン鍋」のお味は…。

「スッポンの身」はプルプルした歯応えで、味はまるで「鶏肉」のよう。

「エンペラの部分」も、プルプルした食感で抜群に美味しいです。

「スッポンの雑炊」

鍋の後に〆で食べた「スッポンの雑炊」は、旨さが凝縮された「反則級の美味しさ」でした!

個人的に一番美味しいと思ったのは、「スッポンの唐揚げ」。

「スッポンの唐揚げ」

唐揚げにすると、「身」はフライドチキンのようで、「エンペラ部分」はホルモンのようにコリコリして、とにかく美味しかったです!

皆さんも近所の水辺で、超高級食材の「スッポン」を狙ってみてくださいね。

それでは、また!

寄稿者

ニッシー

ニッシー

本記事は「【沖縄冒険記】しままや~」を再構成したものです。

関連アイテム

関連記事

あわせて読みたい
船でいく東京湾三番瀬のマテ貝掘り!塩をかければザックザク こんにちは、jomoです。 今夏、ORETSURIの書き手陣に突如として湧いた夜アナゴブーム。 同志が増えて嬉しい限りです。 夜アナゴはとても楽しい釣りなのですが、船宿によ...

ORETSURIフィールドレポーターについて

<お知らせ>
🌊Amazonタイムセール! 釣具も安い!
🌅楽天スーパーDEAL-人気アウトドア商品もポイント高還元!
🐙Yahoo!ショッピングならPayPay毎日5%還元!竿とリールが超得!
スッポン

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

記事をシェアしよう!
目次