三浦半島の玄関の一つである逗子に引っ越してからしばらくたって、ガイアックスさんが運営しているTABICAというCtoCサービスの営業さんから提案をいただき、週末の空いている時間に、はじめて釣りをする方向けに釣りガイドをすることにしたのです。
で、先日一回目のゲストをお受けしてきました。
釣りはハードル高過ぎ
いやー、あらためておもったのですが、釣りってハードルが高い趣味なのですよね。
釣りになれてしまった立場からすると余裕綽々のように感じてしまいますが、はじめて釣りをしようとすると、もうハードル高過ぎです。
みなさんも、今一度自分が釣りをはじめた経緯を思い出してほしいのですが、親切な親や友人・知人が釣りをやっていて導いてくれたのならばいいのですが、そうでない場合、もうなにから手をつけていいかわからないのですよね。
たとえ、誰かが教えてくれたとしても、教えてくれる人が一定のマネジメント能力(気持ちよく成果を出させる力)をもっていない場合は、かなり独り善がりな教えてかたになってしまいますし。
世の中、誰にもなにも教わらないで独学で釣りをマスターした人など、ほんと一握りではないでしょうか。
それがベテランとなると、一気に初心者に厳しくなる。
釣り業界やベテランの釣り人一人一人がとっつきにくい雰囲気を全力で醸し出しているなーとわたしは感じています。
どこからそれを感じるかって?
TABICAさんが、Facebookの広告をつかってホストになってもらえる釣り人を集客しようとFacebookへ投稿した内容へのコメントをすべてチェックしてみるとよくわかります。興味がある方はチェックしてみてください。個別のコメントにはふれませんが、
まー、全力でとっつきにくいです。
実にややこしい。
よくわからないマウンティングに満ちあふれています。
同じくTABICAさんが、狩猟に興味があるゲストを集客しようとFacebookの広告を使った内容へのコメントにもよく似ています。
こうした釣りをはじめにくい状況にたいして、釣りメディアであるORETSURI の役目は、釣りへのハードルを下げることと、それもマナーをまもって釣りの楽しみを広めていくことだと考えていまして、これは口だけでなく行動だなと考えまして、今回ホストとしてイベントを企画してみました。
やっぱり世の中を動かすためには、他の誰かではなく自分が変えるとおもって動かないといけないなと思ったわけです。
船宿はハードル高過ぎ
もう、船宿もハードル高過ぎです。
岸釣りであればまだよいのですが、船宿難しすぎです。
Webページがホームページビルダーレベルのままだったり、当たり前のようにWebページから予約できなかったり、ようやく心理的なハードルをのりこえて電話予約しようとすると、サービス業とは思えないやっつけ対応をうけたり。いざ乗ってみたら、客を客とも思わない取り扱いをうけたり。
最近では進歩的な顧客志向が強い船宿さんが、ポータルサイトからの新規予約や常連頼みの経営ではなく、自社集客や顧客満足主義的な動きをはじめているなーと感じています。
法律で釣り船の経営の仕方や顧客対応が統制されているわけではないので、船宿が自由にやればいいのですが、一切顧客志向がない独り善がりの常連びいきのところが、ものすごく見にくいhtmlが崩れたwebサイトなどに、初心者歓迎!とか心にもないことを表記していたりする現状はなんとかしたいなーと思います。
と、いろいろ意見を述べましたが、今回は一之瀬丸さんにお世話になりました。前回、カサゴ釣りのときに利用して、船長さんと中乗りさんに好感をもったからです。
出船
今回のゲストは釣り堀の経験がない御兄弟で、海の釣りをやってみたいものの、何からはじめてよいかよくわからないので参加したとのことでした。
金沢八景沖。
普段、八景から出ているアジ船はこのあたりがポイントだとおもうのですが、準備をして、参加者のお二人にレクチャーしていると、船長から移動の指示。素早い見切りですね^^
移動。第二海堡をすぎ、
第一海堡付近へ。
ポイントとしては富津岬沖のようですね。ほかにも、多くのアジ船が集結していました。
この日、潮具合がいいポイントなのでしょう。
ゲストの二人もたくさん釣れる
あらかじめ、陸上で、アジの釣りについてロッド&リールについて説明し、天秤と仕掛けや潮をふくめた釣り方をレクチャーしていたこともあり、スムーズにスタートしました。
最初はイソメのつけ方や仕掛けの絡みなどに苦しんでいましたが、フルサポートで、すぐに慣れ、どんどん釣れるように。
いやー、はじめて魚を釣る人の笑顔ってほんといいですね。
作り笑いではなく、身体のそこから喜んでいるという。
人間やはり狩猟本能があるんでしょうね。そういう笑顔をみるのもいいもんだなと感じました。
と、フルサポートしつつ、ロッドホルダーがないので股に挟んでいたロッドに魚信が。
アジのタナが、3から4メートルのところ、2メートルできた魚は・・・
良型イシモチでした。ぐぅぐぅ。
特餌をつかってみる
LTアジというと、船宿が用意してくれる餌は、アカタンとイソメ少量なのですが、今回はためしに塩辛をチョイス。
こんな感じにきってチョン掛けします。
これが、もう入食いなわけです。
ということで、お二人の仕掛けが絡んでないかな、エサは大丈夫かな、タナは大丈夫かなときょろきょろしながら釣っていたのですが、この通り好釣でした。
ゲストのお二人も、帰ったら料理をするとのことで、アジのさばき方を沖上がり後にレクチャーして、持ち帰り分だけ、頭と内臓とうろこ(+ぜいご)をすべてクリアにしておきました。
船宿のオーナーにおきましては、料金メニューに初心者パックも追加して、さばくのもレクチャーしてあげるとよいのではないかなと思いました。
この通り、ご満足いただけたようです。うれしいかぎりです。
もし、岸釣りオンリーで船釣りをアテンドしてほしいという方がいましたらぜひ下記からエントリーください。
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まとめ
新しく釣りをはじめる人がいれば、はじめようとして挫折する人もいるのかなと。
- 船で酔ったから
- 釣れなかったから
- ベテランや船長に頭ごなしに怒られたから
ベテランになってくるとあからさまに初心者を馬鹿にして扱う人もいますが、初心者あってこその持続性のある釣り業界なので、ベテランこそ大きな器で初心者を受け入れ、守るべきマナーなどもきちんと伝えていければよいですね。
ではでは。
<利用した船宿>