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釣ってから20日たったマゴチの味を知っているか?

マゴチのムニエル

ビジネスではいつどんな質問が出てくるかわからない。

ミーティング中、なにをおもったのか直属の上司が、

「おい君、釣ってから20日たったマゴチのムニエルの味を知っているかね?」と、わけのわからない質問をしてくるかもしれない。

営業提案中に、取引先の上場企業の専務取締役(実質的なキーマン)が、

「御提案ありがとうございます。○○さんの提案はだいたいわかりました。一方で、釣ってから20日たったマゴチのムニエルの味を知っていますか?」

と、あなたに真の営業力があるかを試す質問をしてくるかもしれない。

そんなとき、あなたはどうこたえるのか。

・・・

そんなビジネスや人生の重要な局面を切り拓くのに役立つ記事をご紹介する。

さて、

みなさんは、釣りあげた魚をどのぐらいまでに食べているだろうか?

実際のところ、魚は血抜きや神経締め処理すると1週間は余裕のよっちゃんでもつし、加熱すればさらに長い期間OK。

スーパーで買った魚は流通上どうしても、生食であれば販売日翌日が目途だったりして、すぐに鮮度が落ちて臭くなるイメージがある。

が、釣りをして魚を自分で処理して食べはじめる生活をすると、魚というのは意外や意外に長く食べられることに気づく。

先日釣りあげてから20日間たったマゴチを食べたのでその話をしたい。

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令和初日から20日間たったマゴチのサク

こちらは5月1日に釣りあげたときのマゴチ。

4尾のうち、2尾持ち帰った。

帰宅後は流水で全体をさっと洗い流し、肛門部分を親指でおして排泄物を出す。あとはキッチンペーパーとラップで包んでチルドルームで数日。

と、月日はなんてはやいんだろうか。気がついたら5月9日。この時点で8日目。

外部は痛みがなく、ニオイもしない状態。

開いてみるて内臓だけ臭い。エラは粘液に覆われている。と、これは4日目でも同じ。おのエラと内臓と血合いはすべてきれいに洗浄しておく。

こちらがサクにした状態。刺身で食べることができる品質ではある。

そこから3日後の5月12日にマゴチ天ぷらにしたり。

さらに日は進み、5月21日。あっという間に20日たった。

やや血合い部分が茶色っぽくなってきてはいる

こちらが20日めのマゴチのサク。

トミィ副部長「ひゃまおかー!20日間だって!魚がそんなに長持ちするわけないだろ!スーパーで買った一番新鮮な魚だってもって数日なはず。お前食中毒を起こす気なのか!もう東西新聞は終わりだー」

栗田「山岡さん…寝かせるって言うよりもそれは放置なのでは…」

部長「山岡君…」

大原社主「!」

小泉局長「!」

海原雄山「ふはははは。魚を知らぬ馬鹿者めが!寝かせるとはいえ、旨味のピークはとうに過ぎ、そのマゴチは味の抜け殻だ。血合いをみろ、赤さがぬけくすんだ色になっている。貴様は何を学んだきたんだ。そんなものを食わせて究極のメニューなどとほざくその面の皮の厚さを恥じるがいい」

美味しんぼであれば、富井副部長がもれなく騒ぐポイントではあります。

まー富井君、落ち着きたまえ。

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20日たったマゴチのムニエルの味は

身に軽く白コショウと塩をふり、小麦粉をまぶす。

フライパンにオリーブオイル入れ弱火であたため、ニンニクスライスをいれる。この時、一回火をとめてもよい。にんにくはなめているとすぐに焦げるので、注意。焦げるともれなくマー油状態になり苦みがでてしまう。

その後、油にニンニクの香りがついたら、マゴチのサクをいれる。今回は付け合わせにエリンギをいれてみた。エリンギは大き目にカットして加熱すると、あわびのような錯覚をうけて旨い。安いのに本当にえらい食材だと思う。

中火で片面を加熱して、ひっくり返して、もう片面も加熱。

黒コショウとクレイジーソルトをふり、白ワイン、と、みせかけてOKストアに一升パックで売っている筑後盛を投入。本当は白ワインを使いたかったのだけど、冷蔵庫をみたらなかったというパターン。

これからの人生なんどこの、「代打、バッター筑後盛君」を繰り返すのだろう。

もうなんというか、この男は煮物にしろ、汁物にしろ、筑後盛をいれればなんとかなると思っているんじゃないか。人生はそう甘くないぞ。醸造用アルコールをかました安酒の限界がだな、40代、50代になるとやがてくるんだよ。うちの会社でやっていけても、お前のような安酒野郎は他でやっていけるとは限らんぞ。今やめてどうする。な?もうすこし一緒に頑張ろう。みたいな。

もう何言ってるかわからない。

マゴチとエリンギのエキス分を筑後盛とレモン汁で伸ばしつつ、馬鹿が販売供給量を制御しているという説がある北海道バターで深みをつける。このときも弱火で。香ばしさとかでななく、ムニエルのソースは焦げるとよくない。

あとは盛り付けてソースを上からかけるといい。見栄えを考えると、もう少しソース量があったよかったなと思ったり。

戦国のむかし。

関東の雄、北条氏康が息子の氏政と食事をしていたときのこと。

氏康は横で氏政が湯漬けを食べているのを眺めている。と、氏政は飯に対して湯がちと足りないとおもったのか湯を再度たす。この姿をみて、氏康は「あー北条もわが代で終わりか。毎日食べている湯漬けの湯も量れんとはな・・・」といったとかなんとか。

お前はムニエルをなんどつくっているのか。ソースの量ぐらいきちんと量れよと思った。基本的にムニエルのソースは多めにつくっておくとよいと思う。あまったらバケットあたりで拭って食べればいい。旨いし。

さて、20日間寝かしたマゴチの味は。

山岡「いいから食べてみてください」

・・・

これは。旨い。

身の余分な水分が抜け、かなりしまっている状態。

栗田「…!これは!美味しい。とっても美味しいわ。寝かせることで水分が抜け、旨味が残ったマゴチの身に再度ガーリックレモンバターソースの風味を丁寧に染み込ませているんだわ。ソースに使った白ワインはブルゴーニュ産の、いや、これは…そう筑後盛だわ。オーケーストアで売っているあの安い紙パックのお酒」

あれだ、ムニエルや天ぷらなども身はジュ―シなほうがいい。

そこにきて、冷蔵庫で寝かせる期間が長いと水分がサクから抜ける。が、水気が抜けているからこそ身がソースの旨みを吸収しという理屈をこねてみたわけだ。ようしらんけど。

ムニエルにするタイミングとしてベストではないかもしれない。

が、適切な処理をしてあればマゴチは20日たってもかなり美味しく食べられる。こうして、料理の幅がまた広がったのである。

ではでは。

平田(@tsuyoshi_hirata

▼筆者のTwitterでは記事化される前の料理や釣行などを投稿してます(つまりフォローしてね、ということです。)

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ABOUTこの記事をかいた人

平田 剛士

ORETSURI編集長。釣り歴30年ぐらい。いつの間にか釣りメディアをはじめていたもので人生不思議だなーと思っている今日この頃。 口癖は「釣りはいいよねー」