アオリイカとの真剣勝負!ティップランの魅力を今語りたい。

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~この記事は約 8 分で読めます~

皆さんこんにちは、大井@KT_Fishing1018です。

突然ですが皆さん、「一瞬」を意識していますか。

 

テーブルから愛用のグラスが落ちそうになった時、スポーツをしていて相手に隙ができた時、片思いのあの人が曲がり角から突然現れた瞬間。

どれも日常生活ではありふれているうえ、逃したときはなんだか普段より悔しいですよね。

 

しかし、その一瞬をモノにしたときは感動と達成感でコングラッチュレーション、スタンディングオベーションなわけですよ。

釣りもそう。

いい群れに当たった、いい時合が来た、いい潮回り、これらは一瞬のチャンスながら、モノにした時の達成感と言ったら言わずもがなですよね。

 

そして私はみなさんに、一瞬のドラマを凝縮した或る釣りをすすめたい。

その名もティップラン。

アオリイカとの出会い、魅惑の”一瞬”を楽しむ一喜一憂の釣りなのです。

目次

ティップランは極限の集中力と反射神経で釣果が出るのが魅力

ティップランは、超簡単にいってしまえば船やボートでのエギングです。

ドテラで流される船の動力でエギを漂わせてアタリを待つといった釣り。

 

流すときはラインはたるませることなく、センサーのように常に張っておきます。

エギに触れるものすべてを感じるために張り続けます。

 

シャクって狙った棚でステイ。長くても10秒だけ……。

ただその”一瞬”を待ちます。

そして訪れるその時。

それはあまりにも些細で、小さい。

だがしかし、確かに存在する小さなアオリのサワリを………。

鬼アワセっっっっっ!!!!!!!!

 

ジジジィィィッーーーーーーーーー!!!!!!!!!!

超、気持ちいい。

これこれ。これなんですよ。

ティップランエギングのタックルについて

まず道具立てが大切です。

ティップランでは、比較的重いエギを用います。

時期や潮の速さによって重さを調節できるよう、「仮面シンカー」と呼ばれる専用のオモリを用います。

これが仮面シンカー。

仮面シンカーの種類は様々で、よく使用されるのが7~60g、もっと軽かったり重かったりすることもあります。

あまり潮が速いときに軽すぎるのでは底も取れないですし、浅いところで重すぎるものを使うとアタリがぼやけます。

また重いほどフォール速度が不自然になります。

使用するシンカーの重量についてわからないときは船長に聞きましょう。

エギ単体でもオカッパリで用いるものより重く、大体25~35gくらいなので仮面シンカーを使わない、というのも一つの手です。

ロッドはオカッパリのものと比べ短く、軽く、穂先が細いものが主流です。

かなり繊細なので持ち運びには気をつけましょう。穂先はかなり折れやすいです。

リールはオカッパリと大差なく、2500番あたりを使えば問題ありませんが、個人的にはハイギアすぎるのはお勧めしません。

というのも、ハイギアすぎると細かい棚探りが難しくなるんです。

そんなに気にしないというのであればハイギアでも問題ありません。個人の好き嫌いですね。

それより大事なのはドラグ性能です。

アオリイカって結構走るんですよ。特に春の大型は。

大型になればなるほど一回のジェット噴射の量が多く、余裕で20~30m走ります。

その勢いで細かくドラグを合わせたいとなると、やはりドラグ性能がイイものがよいですね。

ラインはPE0.6か0.8号、リーダーは2号か2.5号が最適です。

やはり感度命の釣りなので8本編のがいい気がします。

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こうすれば釣れる!?ティップランエギングの基本

アオリイカ

まずティップランの釣り方の基本から。

いろんなサイトや釣り雑誌でしっかりめに紹介されているので、ここは読み飛ばしてもオッケーです。

個人的な知見・感覚を含めて説明します。

 

ティップランはエギを底からしゃくっていき、アオリイカのいる層でステイさせてアタリを待つのが基本。

  1. エギを底まで落とす。
  2. しゃくってアオリイカのいそうな層でストップ
  3. 3~5秒ほど待ち、アタリが出なければもう一度底まで落とす。

これを繰り返し、2~3回繰り返したら一度回収して底を取り直します。

 

1つずつ分解しましょう。

 

まず1のポイントです。

この釣りにおいて底を取るというのは非常に重要です。

底をとれないと、イカのいる層がわからなくなったり、今どこに自分のエギがあるか想像しにくくなるためです。

 

アオリイカは結構な数で群れていることが多く、もし一杯釣れたとしても、棚がわかっていないと次につながらなかったりします。

自分がどの棚を狙っているのか、どれくらいエギをしゃくったかを体で覚えるには、底を基準としたほうがわかりやすいので、必ず底を取りましょう。

しかし、船は基本流しているうえ、水深に対しては軽いエギを用いるので、底についてもラインが出続けることがほとんどです。

 

もし底についてるかどうかわからなくなってしまった時は、一度ベールを起こした状態で大きくしゃくり、出たラインを水面に浮かせてラインの沈み具合を見ましょう。

ゆっくりじわじわ落ちているなら底にエギがついています。

 

次に2のポイントです

オカッパリエギングにおいても重要なしゃくりですが、ティップランにおいてはいうほど重要じゃないかな…と私は考えています。

大事なのは、イカのいる層を探し、ステイさせることではないかと。

 

ではなぜしゃくるのか。

これはリールをただ巻くより、しゃくっていったほうが棚を覚えやすいからです。

触りやアタリがあった時、これくらい巻いたかな…と思うより、3回しゃくったというほうが覚えやすいんですよね。

 

しゃくる回数は季節や状況によって大きく変わりますが、個人的には多くて8回かなと思っています。

新子が多く回る秋は5~8回、大型を狙う春は2~5回と、状況や船長のアドバイスを聞いてやってみましょう。

ちなみに春の乗っ込み時は底べったりなことも多いので、大きめのしゃくり1回であたることもあります。

いろんな可能性を探りましょう。

 

そして一番重要なのがエギをステイさせること。

例えば、5回しゃくってここ!という棚を決めたら、最後の一回のしゃくりが終わった直後にはラインが張っている状態にします。

どういうことか。

つまりはしゃくった直後に糸ふけを残さないようにするのです。

私が慣れていないときにやっていたのは、最後の一回のしゃくりだけ気持ちゆっくりにし、止めても糸ふけができないくらいのやさしいものにするという方法です。

 

他にも最後の一回をしゃくったら、リールのハンドルからはじく感覚で手を放し、余分なラインを巻き取るという方法があります。

前者はしゃくり終わった後の竿の角度が高い位置で止まりがちですが、後者だと自分の好みの角度で止められます。

とにかく、しゃくり終わったらラインを一秒でも早く張り、アタリがあるその一瞬を待ちましょう。

 

最後に3について。

ステイは長くても5秒くらいかなと思っています。

というのも、ティップランでアタリがあるのはステイした瞬間から0.5~1秒の辺りに集中するからです。

また、あまり長くステイすると、イカにエギを見切られてしまうのもあります。

他に、「もう少し待てばあたるかもしれない……!!!」という精神的なやられが起きてしまうんです(笑)。

ロングステイでも釣れることはありますが、必ず何秒までというリミットをつけたほうがよいと思います。

私的釣果への近道

私がティップランにハマった理由は、その一筋縄じゃいかないゲーム性です。

初めてティップランをやった記事もありますが、あれから3年くらい経っていろいろ経験しましたので、個人的に釣果につながりそうなポイントを挙げていきます。

信頼できるエギを1本決めておく

その日その時間はまるエギがあるかも

まずエギは増えます。これは確定です。

どんなに確固たる意志があって、お金をかけないと意気込んでいても増えます。

釣具屋に行けばエギのコーナーをチラ見し、新作や持っていない色、変わったものがあれば間違いなく買います。

それは仕方ないです。

だってほしいんだもん。

「これだけは絶対に持っていたい!困った時はこれ!!」というエギを見つけるとよいです。

これは大切で、例えばかなり状況が渋いときや自分だけ釣れないときなど、あれこれ変えてしまいたくなる時に重要です。

釣れなくなってくると、しゃくりが雑になったり、集中できなくなることもしばしば。

仕方のないことなのですが、そういった時に信頼のおけるエギが1本あるといくらか希望がもてるのです。

選び方はいろんな方の情報を参考にするのも良いですし、「これ釣れそうだな…?」と直感で決めるのも良いです。もちろん自分の経験でも。

ちなみに私のベストオブエギは、ヤマシタさんの「エギ王TRピンクマーブル」です。

このエギは個人的ベスト。最高。

勝負エギは予備も大切!ロスト時の精神負荷をクリア

ロッドは握らず手のひらに置くだけ

結構激しくしゃくる釣りなので、しっかり握りこみがちですが、アタリを待つステイではロッドを握りこまないほうが良いです。

握りこんでしまうと、竿が固定されてしまい、竿先が波の揺れを取ってしまうのでアタリがぼやけてしまいます。

しゃくるときはしっかり握りこみ、ステイの時は中指と薬指でリールシートを挟む感じで手のひらに乗せて待ちましょう。

最初は落としそうで不安になりますが、イカのアタリは魚のようにがッと走るものではありませんのでそうそう落とすことはありません。

ロッドと体で波の揺れを打ち消し、竿先ではアタリを取ることに集中しましょう。

船長の話、釣れた人の話をよく聞く

これも大事です。

その海域をよく知っている船長の話は最強の武器であり、非常に重要な情報になります。

船宿についたらポイントに行く前に以下の4点を聞いておきましょう。

  • 狙う水深
  • 潮の速さ
  • 釣れている人のエギのカラーや大きさ
  • シンカーの重さ

それでも日によって変わってきますので、周りの人とコミュニケーションを取り、どうすればよいのか、何を使っているのか聞くのも良いです。

自分でも探りを入れ、状況に応じた変化を入れるのは大事です。

他力本願にならず、よりベストを求めることや、自分だけのメソッドを探すのも楽しさの一つです。

道具は自分に合う良いものがオススメ

この釣りはとにかく感度と軽さ、そしてドラグ性能がモノを言います。

私は最初、シマノのセフィアBBティップエギングを使用していました。

しかし、釣りをしていくうちにハイエンドモデルのロッドを使う人がより釣果のいいことに気づきました。

もちろん長くやっている人はいいものを持っているというのもありますが、ではなぜ高いロッドを使っているのか、というところが大切です。

実は今年の春シーズンにシマノのセフィアエクスチューンとがまかつのラグゼEGTRを購入しました。

どちらも45,000円程する高価なモデルです。これ、自慢じゃないですよ。

実際使って感じたのは何といってもその軽さ。

今まで使っていたセフィアBBは97gと、釣り竿の中ではかなり軽量ではあったものの、セフィアエクスチューンは80g、ラグゼEGTRにあっては驚異の70g台。

ロッドのスペックによっても大きく変わりますが、高価なモデルはより軽く、より細く、よりしなやかです。

高いから当たり前なのですが、高いから意味があるんです。

じゃあ軽いと何がいい?細いと折れやすくない??と疑問になりますよね。

前述したとおり、この釣りは1日しゃくり倒します。

するとやはりやってくるのですよ。疲れが。

セフィアBBとエクスチューンで比べればたった10gの差ですが、その10gが本当に大きく変わります。

各メーカーによってロッドの特性が変わってきますので、いろいろ触ってみるのがベストですが、なんせ高い買い物なので失敗したくないですよね。

なのでもうこれは暴論ですが、自分がかっこいいと思ったロッドでいいと思います。

気に入ったロッドは使い込んで次第に慣れていくものです。あれこれ触るより自分が慣れる、というのも一つの手です。

リールはドラグ性能が良く、重すぎないモデルが良いです。

ライトなタックルなのでバランスも気にするとなお良しです。

手のひらに乗せたとき、前後に重心が乗りすぎないようにするとしゃくりが安定します。

さあ、春秋は一瞬を楽しもう

ここまでティップランについていろいろ書いてきましたが、試行錯誤した先にこの釣りの真髄が見えてきます。

最初はアタリが全く感じられません。

これをこうすればアタリがとりやすい、こういう時にこの色が効く、シンカーの重さでアタリの出方が変わるなどなど………。

様々な経験を経て、だんだんわかってくる感覚がとても楽しい釣りです。

秋は小型が多い代わりにアタリは多いです。

触りやアタリを経験するには秋がチャンスです。

秋はこのサイズが多め。

また春は大物が出やすいので、掛けてからのやり取りを学ぶのにもってこいです。

まとめ

今回はティップランの魅力と最初の1杯にたどり着くまでのコツを紹介しました。

秋は数釣り、春から夏にかけての大物狙いなど、時期によって楽しみ方や経験が詰めるのが良いですね。

あとはひたすら”一瞬”を楽しむ。

一瞬!一期一会!わっしょい!

さあ皆さんも、ティップランの魅力にハマりませんか!?ハマりましょう!!

ハマれ~~~~~~!!!!!!!!

写真協力:清丸

ORETSURIフィールドレポーターについて

 

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