梅雨になるとマゴチが釣れなくなるんですよね。
産卵で。
と、わたしもよく人にいったりしていたんですが、じゃあそういった実感を持てるほど梅雨時にマゴチを釣ったことがあるかというと、まーないんですよね。
いわゆるシッタカってやつだ。
でも実際のところどうなんだろう。
これは試しにいってみよう。そうしようよ。と、金沢八景相川ボートさんへいってきました。
週末の相川ボートさん大人気
シーサイドラインの野島駅から5分ほどのところにある金沢漁港内に相川ボートさんはあります。
電車釣行派(東京方面)からすると、地の利は近いようでやや行きづらいというのがあります。
金沢八景から歩くと20分強orシーサイドライン1駅+徒歩5分。
京急大津あたりのボート店と比べると、やや足が向きにくいというのがあるんですが、予約なしというのもあって、週末にいざ到着してみたら、ボートなし。というのもあるようです。
わたしは逗子から通っているので始発がかなり早いというのと、平日にいくのがメインだったので、これまで、乗れずという経験はなかったのですが、先日、知人がのれなくて釣り船に乗り換えたという話をしていたのをみて、たしかにタイミングによっては難しいのかもなーと思ったわけです。
そんでもって、この日は、日曜日。
前日が悪天候で釣りができなかつた人が多いようで、逗子からの始発で6時前に到着したときにはかなりの釣り人が受付待ちで並んでいました。
受付は6時-、6時30分頃出船で予約なしの場合は、車で来る人がやっぱり強いですよね。
わたし「領収書おねがいしまーす」
店主氏「今日はお一人ですか。宛名は『平田水軍』じゃなくてだいじょうぶですか」
わたし「w」
ということで、平田水軍として認識いただきました。
水軍を名乗りつつも、単独釣行。
寡兵です。
が、マゴチを釣るぞ。
八景島対岸・追浜日産沖でキス・メゴチを釣る
こちら、アングラーズリパブリックのピンウィールというメバリングロッドのやや長め(旧型)なんですが、このあたりの水深は7メートル無いぐらいでオマツリもしないわけで、4号ぐらいのナス型オモリをつけてウルトラライトクラスのロッドで釣ると、シロギスの引き味もよくて楽しいですよ。
釣り船の場合、中ノ瀬などのポイントが主体で、オモリが15号などなんですよね。このオモリの重さが4号あたりになればぐっと軽くなりますし、オーバーヘッドキャストすればPE0.4~0.6号ぐらいで80メートルぐらい飛びます。(そんなに飛ばす必要はない)
でもって、20センチを超えるデカギスがくると、かなり引くわけです。
4号ぐらいの錘でも2、3秒で着底しますし、底立ちの感覚も十分とれます。
着底して、アタリは、
ない。
ちょんちょんと錘を跳ね上げて、誘ってみても、アタリは、
ない。
このあたりのシロギスはいれば口をつかうので、アタリがない場合は、キャストする方向をどんどん変えていくとよいです。
と、
岸から70メートルぐらいのところで反応が。
プルプル。
よーし、シロギス。
餌にするにはやや大き目なので、持ち帰って食べることに。
その後も、アタリがでた周辺を爆撃していくと、1頭1尾でシロギスが釣れてきます。
これはシロギスだけ釣ってれば50尾とか釣れちゃんだろうなー。
それにしてもメゴチが釣れないなー。
金田湾とかだと、メゴチメインだけどなー。
と、マゴチ狙いの泳がせ釣りをしているときはメゴチが恋しくなるんですよね。
シロギスでもマゴチは釣れますが、おそらく針がけしたとしても海底での動きが速いため、マゴチのバイト成功率は下がるんじゃないかなと。
その点、メゴチだったら激しい動きはしないながらも、胸鰭あたりが小刻みにゆれて、ゆっくりアピールしてくれるので信頼できます。
と、
メゴチをさがして、巻き上げ回収しようとした仕掛けにアタリが。
グングングン。
わ。
これ、フッコに近しいセイゴとかじゃないかな。
・・・
すごい引き込むし。
ドラグが鳴って、道糸が出ていきます。
突っ込むなー。いいぞいいぞ。
・・・
・・・
・・・
デカギスでした。24㎝。
そのあと、メゴチ。
こちらはすぐさま棘をカットして泳がせます。
棘カットがマゴチにとってどれだけ効果的なのかはわかりませんが、釣果につながりそうなポイントは少しでもプラスにしておきたいところです。
ダブルシロギス。
シロギスに針を飲み込まれない方法とは?
そういえば、いつもだと、キスやメゴチにほぼほぼ餌と針を飲み込まれるのですが、今回は1尾以外は飲み込まれていないなと。
なぜだろうか。
いつもは、競技針+ジャリメ。
今回は、流線針+イソメ。
競技針のほうが吸い込みやすいというのはあるのかも。しかもジャリメの方が、細いですしね。
が、食い込まれにくいというのはメリットでありつつも、アタリがあってもショートバイトになりやすいというのがありました。
着底したから食っているのはロッドとPEラインの感度ですべてわかるんですが、なかなか食い込まない。
食い込まないので、早合わせせず、やや聞き合わせ気味にするとヒットが増えました。(でも、針は飲み込まれてなかった)
ダブル・サビハゼ。
こちらは小さすぎるのでリリースで。
小指サイズのメゴチも釣れましたが、泳がせ釣りの場合は一定のアピール力も必要だとおもっていて、全長10㎝ぐらいのメゴチがベストかなと思っています。
さて、そろそろ本題にはいろうか(泳がせます)
日産沖で泳がせ釣りをすることに。
7:3調子のシマノライトゲームBB(type73H200)を置き竿に。
今のところ、こちらのセットが9割ぐらいのマゴチをゲットしています。
岸壁から50メートルをノーアンカーで流す。
こちらのダイワ・マゴチXとシマノ・バルケッタ300HGは、基本手持ちで。
・・・
一流し。
・・・
漕ぎ戻る。
・・・
二流し。(流すラインをずらす)
・・・
漕ぎ戻る。
・・・
三流し。(流すラインをずらす)
・・・
漕ぎ戻る。
・・・
四流し。(流すラインをずらす)
という具合に、なんどもなんども日産沖を端から端まで流してみたものの、
釣れず。
こりゃあれだ。
マゴチがそもそもいない、ということはないから、いるんだけど、エサを食わないんだろうなーと思うにいたりました。
八景島マリーナ沖へ移動
その後、バケツがないことに気づいて、キスとメゴチのエサを海面に泳がせたま、湾を横断して、八景島マリーナ沖へ。
奥のほうで弁天屋の釣り船が何かを釣っていますが、キスかメゴチなんだろうなと。
マリーナはマゴチ感なく。
八景島のジェットコースター脇まで移動する間の岸壁際に、持参したアジの身餌を落とし込むも、
貴殿たち(クサフグ)のオンパレード。。。
ジェットコースター脇まで流してみるもアタリゼロ。
キス仕掛けのアタリもナッシング。
日産沖へ帰還
で、また湾を横断して日産沖ですよ。
ひたすら泳がせる。
メゴチとキスは元気そのもの。
いつもエサは10尾ぐらい確保してから泳がせようとかいっているんですが、アタリがなければ4尾ぐらいいればいいんだろうなと思ったり。
ここいらで、アネロン服用と睡眠時間40分という過酷な状況がたたって、猛烈な睡魔に襲われ、アンカーを落として寝るという体たらく。
しまった日焼け止めと帽子忘れた。
朝曇りだったからなー。。。
じりじり。じりじり。
青い空へ仰向けになって寝ていると、紫外線による皮膚ダメージが蓄積されていくのが体感できるんですが、もうなんというか、人は睡眠欲には勝てないわけです。
じりじり。じりじり。じりじり。じりじり。
じりじり。じりじり。じりじり。じりじり。
じりじり。じりじり。じりじり。じりじり。
フハッ。
30分ぐらいたったかなー。
わ。
1時間たってるよ。
まー、いっかー。
と、ひたすら日産沖を端から端まで泳がせるも、
釣れず。
もう、あれなんですよね、マゴチの鼻先に確実にメゴチ弾とシロギス弾があるんですが、爆発しないというか。
なにいってんだろうか。
相川ボートさんのホームページの文章がまじってきたぞ。。。
と、
合間に、
デカギスでも狙おうとかとキャストをしてみたら・・・
着底、してすぐさま、
グングングン。
キタコレ、20UPのキス確実だな。
・・・
・・・
・・・
ギーィィ。
貴殿でしたか(キュウセン氏)
というような、平田水軍の敗北ぶりで、沖上がりにいたりました。
ボートで桟橋に帰着したとき、
店主氏が、「どうでしたか?」
わたし「だめだったです」
というやりとりがあったのですが、そのときの店主氏の笑顔が脳裏に焼き付いております。
キスはデカかった。
どうせなら30UP釣りたかった。
あと波間に、ダイワのふるい船竿のグリップが浮いていたので回収してみました。
平田水軍オリジナルロッドでも作るかなと。
最後に
冒頭、梅雨時にマゴチは釣れないという話がありましたが、産卵モードまっただなかに入っている個体や、そのすぐあとの個体はおそらく餌を食べないんでしょうね。
ここはいるだろうというところで、的確なタナをとって何度流してみてもまーったくアタリがありませんでした。
ということで、わたしも、シッタカとか、まとめサイトのコタツ記事ではなく、「梅雨時のマゴチは釣れない」とみなさんに声をだして発信できる身分になりました。
今後ともよろしくお願いいたします。
※泳がせたキスとメゴチは持ち帰って食べました。
<利用しているタックル>
<お世話になったボート屋>
相川ボート
店主はじめ、みんないい人です。予約ができないので、週末は車でいくのがよいでしょう。
予約をして確実に釣行したい場合は、金田湾へ。が、今年の金田湾のボート釣果はシブそうです。キスもマゴチも。
関連アイテム
手漕ぎボートで泳がせ釣りをするときはダイワの友バッグが絶対オススメ。