この日は夕まずめから神奈川県の某都市河川にいってきました。某とかもったいぶってつけていますが、まー神奈川を流れていて海につながっている或る程度規模のある河川であればウナギはどこにでもいるはずです。
ウナギの絶滅に敏感な方もいますが、意外なほど、彼らはそこいらに生息しています。
先日、Amazonプライムで『続・男はつらいよ』をみていたら、寅さんが、恩師の散歩先生に呼び出され、天然の鰻が食べたい。江戸川でウナギを釣ってきてほしいと頼まれ、釣りに行くシーンがでてきます。そのときも、寅さんが、こんなところにウナギなんでいやしねーよというようなことを言っていますが、高度経済に伴う水質汚濁の時期をへて、下水処理場も発達して、首都圏界隈の川もだいぶきれいになったようです。
そんな寅さんですが、映画ではウキ釣りでウナギを釣っていた模様。釣れたかどうかは映画の最後のほうに出てきますよ。
ウナギを釣ることで、身近な環境に目を向け、肌で自然の移り変わりを感じるのも大上段で環境保護だけ唱えるよりはよいのではないかと個人的には考えています。ウナギの種の減少を嘆く人は、スーパー等で大量に販売され、大漁に廃棄されるウナギについて声をあげたほうがよさそうな気がします。もちろん、無駄にたくさん釣るのも資源の無駄づかいなのでダメですね。
都市河川のほとりへ
この日は、サゲの状態でした。水量もだいぶ減っています。ウナギを釣るのであれば条件としてはマイナス要因ですね。今回は、いつも使っている4号ハリスではなく3号ハリスのウナギ針を使ってみます。
ペットボトル釣法でウナギを釣る方の場合、大量セットもあるので、そちらもチェックしてみるとよいでしょう。
ウナギ釣りスタート
ポイントは砂利底で、流心あたりに仕掛けを二つ投げ込んでおきます。忘れずに鈴もつけておきましょう。
暗くなって、アタリはゼロ。アタリがあるとおもうのは、飛来する蝙蝠がPEラインにアタックしてくるからで、都度、ちりんちりんいっています。これを防ぐためには、竿先を地面に近づけたほうがよいのですが、そうするとアタリが取りにくくなるので、ちょっと我慢しておきます。
と、突然、強烈なアタリが・・・
そんななか、またチリンと鈴がなり、また蝙蝠かよとおもったら、一気に竿先が引き込まれたので、鈴を外して、竿を聞き合わせしてみると、すーっとひっぱってこれます。
あら抜けたかなとおもったら、どうやらこちらに泳いでいたようっで、いきなり竿が重くなり、シーバスロッドがかなりしなり一瞬、鯉?と思いましたが、うねんうねん動いているので、どうやら巨大なウナギのようです。
もしウナギなら、個人ギネス更新だなこれ80センチ以上あるんじゃないかとか鼻息荒く思っていると、どうにも巻いてこれず、魚が下流へ。なんだこれはと、さらにポンピングしながら巻いてくると、急にスロープになった岸際に張りつき、動かないという物体。なんだこれ、おかしいな。と、目の前までなんとか寄せてくると、あ、ナマズです。それも巨大な。70センチぐらいのごんぶと魚体です。
ネットもないし、どうやってあげようかなーと、竿を横にして掃くように陸にずりあげると、大ナマズがいやんいやん身カラダをくねくねさせて、ハリスがぷつり。あわてて飛びついて、腹を押さえたのですが、ハリスがとれたナマズは、一瞬静止した後、自分が自由になったとしって、ぬるるんと闇に消えていきました。
小型ウナギのアタリが
そうこうして餌をつけかえ投げ込んでいると、子気味良いアタリが。大体こういうアタリは小型なんだよな。と鈴をとって巻いてくると、クククっと引きますが、案の定小型のウナギ用のです。
この通り、40㎝ぐらいなのでリリースしておきます。ハリも飲まれなくてよかった。
まとめ
ウナギ釣りのコツはいろいろ書いてきましたが、やはり以下は重要な気がしました。
- 15分に一回はアタリがなくても竿をチェックして数十センチ仕掛けを移動させる
- 餌のミミズは常に新鮮な状態にしておき、特に釣りはじめは気持ち多めに房掛けにする
- アタリがあったら、2、3分待って食い込まなければ餌をチェックして交換する
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