とある、サタデー。
つまり土曜日のこと。
昼から夕方まで、金沢八景ではじめて釣りをする親子二家族にLTアジ釣りのガイドをしていました。
たくさん釣ってもらってなにより。
と、
ひと段落ついたら、そこからシーサイドラインにのり、鳥浜まで移動して横浜ベイサイドマリーナへ。
夜は夜で、以前、野島沖堤釣行をともにした青木さんにボートアジングに誘ってもらっていたのです。
このボートフィッシング、初体験ということで、タックルは自分のメバリングタックルでは感度や長さ的にも難しそうだなーということで、青木さんのタックルをお借りすることに。
昼間は誰かに釣りを教えて、夜は釣りを教えてもらう。
いつまでも学ぶ姿勢は忘れないようにしたいもんです。
横浜ベイサイドマリーナ前のセブンイレブンは釣り具が充実
みてください。このラインナップ。
ベイサイドマリーナ近くのセブンイレブンは仕掛けの品ぞろえが豊富。
釣り人がたくさん利用するんでしょうね。
三浦半島でいうと横須賀佐島のセブンイレブンも同じようにかなりの充実度です。
オリジナル仕掛けも。
意外とお手軽な価格です。
いっそのこと全国のセブンイレブンで売り出してくれれば。。。
夜の横浜沖へ出船
今回、お世話になる船長氏と同船者に挨拶をしつつ、カレーヌードルをずるずる吸い込んで、出船デス。
いいなー。船いいなー。
たそがれの海へ。
湾からみる工場地帯の夜景がきれいですこと。
最初のポイントはメバルとアジねらい
ポイントは15分ぐらいのところ。
「まずはこのあたりからやってみましょうか」
という船長のアナウンス。
ここは、常夜灯による明暗と岸壁の変化に潮が当たっているポイント。
青木さんがいろいろ世話をしてくれるので快適な釣り。
「メバルメインなので、ワームはグラスミノーしかないっすよ」
とのこと。
グラスミノーは、わたしも得意なんですよ。
青木さんのロッドはハンドメイドで5.6フィート程度。手にした瞬間、かなりの軽量タックルで感度がよいのが一目瞭然なんですよね。
おそらく、ロッドは50g以下で、リールは140gぐらいとかで、合計200g前後ぐらいなんじゃないかなという繊細なタックル構成。ラインは、エステル0.3号に、0.6号のフロロカーボン(多分)
アジングについてはそんなに詳しくないのですが、エステルは、ナイロン(沈みにくい)とフロロ(沈みやすい)の中間ぐらいの沈みやすさで、伸びがないため、水深15m、20mなどの着底やアタリをとるためには必須とのこと。
ただし、伸びがないので、合わせ切れなどの可能性があるためフロロをかますみたいですね。
いつもざっくりな釣りが多いので、勉強になります。
ここで、青木さんや、その友人をはじめみんながアジやらメバルを連発するなかで、わたしもレクチャーを受けます。
- まず岸壁手前ぐらいまで投げる
- 底をとる(だいたい20秒まてば着底。ジグヘッドが1.2~2グラム程度なので着底前にどんどん流されます)
- 着底後、ロッドをたてて、ちょんちょんとアクションをしロッドをはってフォール
- フォール時にラインが垂直に入るか斜めに入るかで着底を理解する。斜めに入る場合は着底しておらず
- アクション後にリールは糸ふけをとる程度にすこしだけ巻く
- すると、カーブフォールやロッドアクション時にバイトが出る
ざーっくりいうとこのような釣りです。
基本的にボートのアジングは縦の釣りで、アフォールで喰わせるのが基本のようです。
時には横の動きに反応することもあるようですが、まずは着底とフォール、そして待つ。これを徹底してみます。
キャスト。
軽量リグながら、かなり飛びます。
1、2、3、、、、20。
それそろついたかな(ラインは流れ続けるので、着底はとりにくいです)
そこからロッドをたてて、
ちょんちょん。
スー(フォール)
・・
ククン。
微弱なアタリがあって、ティップ部分を聞き合わせると、
・・・
ヒット。
引きは弱いが、マメアジかな、、、、
・・・
・・・
・・・
メバルでしたー。
サイズがサイズだけにリリース。
その間もわたし以外のみなさんは連続ヒット。
アジ、メバル、ちっカサゴ、などなど。
わたしも、小型のカサゴと小さいメバルを追加したものの、肝心のアジが釣れず。
小場所ながらも、スポット的に存在する常夜灯の明暗と、岸壁と潮のぶつかりと水深の変化によって、アジが居ついている部分が決まっているようなポイントでした。
面白いじゃないか。
移動。お、俺にもアジを釣らせろ!
このポイントは早い時間帯はアジの寄りが薄いということで、別のポイントへ移動。
夜もふけてまいりましたなー。
次のポイントは、底から表層まで魚探にかなり濃い反応が出ているところ。
船長が操船するわきにある魚探をみると、たしかに、濃い!
めっちゃ濃い。
どれくらい濃いかというと、
ケイン・コスギなみといえばわかるでしょうか。
わかんねーだろうな。
ここでは、みなさん、アジを連発。
わたしも負けじと、キャスト。
おーなんとなく、潮で流れていく方向だったり流れるスピードがわかってきたなー。
これもロッドがよいのとラインとのバランスだろうなー。
着底。
ちょんちょん。
ちょちょんがちょん。
はー、
ちょちょちょんが…
フッ。
なんとも微細なあたり。
アジはワームを吸い込んで、瞬間的に吐くようで、合わせないと、ヒット率が極端に下がります。
ちょちょんがちょん。
クン。
フェザータッチ電撃アワセ!
ヒット。
おー、
横に動いている・・・
これは、
アジでしたー。
釣り上げる際は、巻きすぎとロッド角度に注意しないと、ティップが破損するとのことで、海面にアジが見えたら巻くのをやめて、そのまま角度がつかないように、抜き上げるという流れ。
これは、楽しい。
さらに移動。潮が複雑にぶつかっているアジのポイント
ここで次のポイントへ。
同じ場所でもきっと釣れるものの、別のポイントにいくと、攻め方がまた変わるので面白いのがボートアジングなのかもしれません。
複数の構造物があり、そこに潮が当たっているようなポイントへ。
ここで、舳先のポイントでやらせてもらうことに。
キャストして、着底を待つ。
お、これなかなか着底しない、っていうか、かなり流れているなー。
ひとまず20秒で着底と判断して、
そこから、ちょんちょん。
スー(カーブフォール。と思ってましたが、潮で流れている状態)
ククン。
ぬお。
アジ!
クククン。
メバル。
このぐらいのメバルは、アジとアタリと引きの見分けがつきにくい模様。
良型アジ!
その後も、どんどん釣れる。
ここまででアジは5尾。
こーんな姿勢で釣っていました。
このあたりで、船長含め、3人から、
「平田さん、覚えんのはやいですね」
「はじめてには見えない構えだなー」
「ハメてますね!」
的な、ヨイショ発言があり、すっかり気分を良くしていました。ほくほく。
なんとなく、この釣りは、軽量リグやノーシンカーリグをつかったブラックバスのワームの底釣りに似ているなと。水深と潮の存在があるので、ボート・アジングのほうが難しいのですが、感覚的にやらなくてはいけないことが、スピーディに実行できたなと。
最後はメバルのポイント
時間も遅くなり、そろそろ帰港にむけて移動とのこと。
メバルを狙いましょう。
とのことで、ストラクチャーが絡んだポイントを流してもらいます。
あー、あそこ絶対ついてるんだろうなーというところに30メートルちょっとキャストして、表層巻きで、2メートルぐらい巻いたら、回収。
これを繰り返していくと・・・
わーい。メバル。
おーす。
良型メバル
着水と同時にリアクションバイトなメバル君。
もういっちょ。
いやーメバリングも楽しいですね。
ずんぐりとした筋肉質な魚体で、ヒレの数からして引きが強いんですよねメバルは。大好きですよ。
アジと違って、底をとらなくてすみ、着水後表層ただ巻なので、どちらかというとアジングより初心者には向いている釣りなのかもしれません。
ストラクチャー周りへのキャストが要であって、野池のバス釣りなどでスキッピングなどをしていた経験がここに活かされたなーという印象。
ということで、帰港。
合計で、アジ6尾、良型メバル4尾。(&子供メバルとカサゴ複数)という釣果でした。
アジは、毎週のように船釣りのLTアジ釣りをしていますが、コマセを巻いて指示ダナでまつという釣りと、アジングでは難易度の差があるので6尾でもかなり満足できるひと時でした。
帰り路に船長と、ラーメンを。
なんとなく大盛りとネギ増しにしてしまう今日この頃。
翌朝はもれなく胃もたれという仕様です。
ではでは。
<タックル>
- ロッド:青木さん自作
- リール:不明。かなり軽量
- ライン:エステル0.3号+フロロ0.6号(恐らく)
- ルアー:1.2~2gまでのジグヘッドにエコギア・グラスミノーSorレインのチビキャロスワンプ