マゴチ釣り。東京湾であれば、5月ぐらいからはじまり船宿によって10月ぐらいまで続く釣り物です。
盛期は7、8月の夏まっさかりの時期で、そのころのマゴチは照りゴチとも呼ばれていて、ORETSURIでも季節の釣りとしてマゴチ釣りに幾度かチャレンジしていましたね。
このマゴチ釣りですが、遊漁船ではサイマキとよばれる子供のクルマエビを利用して釣る場合と、ハゼやメゴチやシロギスをエサにして釣る2種類が知られていますね。
この日、翌日の金田湾のボート釣りにむけてマゴチ釣りの仕掛けを自作してみました。
マゴチのエサ釣り仕掛けは市販品でなくても安価でかんたんに用意しやすいので、ベテランだけでなく釣り初心者のみなさんも試してみてください。
マゴチ釣り仕掛けを作るために必要なアイテム
用意するものは、フロロカーボンライン5号(20lb.)+スナップサルカン+丸セイゴ針16号+夜光玉です。
フロロカーボンのラインについてはシーガーのフロロマイスターが安くて問題なくつかえるのでおすすめです。
なんと240メートル巻きで1000円ちょっとというお買い得具合。非整列巻きですが、さほどヨレも気になりません。
ちなみに5号であれば、ヒラメの泳がせ仕掛けをつくるときにも流用できますよ。以前沖釣りで釣ったヒラメもこのフロロマイスターで自作した仕掛けで釣れました。
ガマカツからは管付き針だと伊勢尼とチヌ針がでているので、クリンチノット等でかんたんに結びたい方はそちらを用意してもよさそうです。
それと重要なのがハリスの長さをしっかりはかるという点です。
マゴチ釣りの場合、海底から1メートルタナをとりつつ常に底付近に餌を流しつづけるということが大切です。
時としてハリスを1メートル・1メートル20㎝とカットして利用したりもするのですが、こうしたタナにシビアな釣りの場合、自分の仕掛けがどのあたりを漂っているか想像し続けることが必要です。
一方、仕掛けの長さ等がアバウトな場合、アタリがないときにいろいろと不安になることもあります(わたしはなる)
こうした心配ごとを抱えながら釣りをしているとアタリに集中できなかったりすることもあり、結果的に釣れないこともあるわけです(他にも要因はあるんですけどね)
というわけで、1ヒロ(両腕を広げてや約1.5メートル)とアバウトにはかっている方も自信をもってアタリに集中し続けるためには、メジャーを使ってハリスはしっかり1.5メートルはかって作るとよいですよ。
このように丸セイゴ針を内掛け結びで結び、夜光玉をセット。この夜光玉についてはマゴチの釣りは昼間の浅場が対象であるので、あってもなくてもよいと思うのですが、こういうのも神頼み的につけておけばいいと思います。
さいきんは、この手のデコレーションがなくてもほんとうは魚って釣れるなーとおもっているものの、神頼み的なものがついていると釣る気もアゲアゲになるので、一応つけるわけです。マゴチからしたらなーんにも気にしていない気がするのですが、まー人間のテンションを維持する道具の一つですね。
ということで、このハリスのもう1端をスナップサルカンの丸側につければ完成です。
できあがった仕掛けはヨレがつきにくいように長くきった段ボールなどに巻いておき、輪ゴムなどでばらけないようにして、ジップロックなどに収納しておくとよいと思います。
マゴチの仕掛けはバランスシンカーにセット
天秤についての記事でのべましたが、マゴチ釣りでは鋳込み天秤と中オモリとして使うバランスシンカーとシャクリシンカーを使うのですが、わたしはいまのところバランスシンカーを利用しています。
こちらのマットブラックのバランスシンカーは10号・15号・20号とありますが、わたしの場合あいだをとって15号を利用することが多いです。
- 道糸のPEライン1号~2号(5号フロロの場合はフルドラグでのあわせを考えて2号推奨らしい)
- バランスシンカー15号
- 手製の仕掛け
- 餌はメゴチかハゼ(マゴチが釣れる釣り場で調達する場合はメゴチかキスがメインになるかと)
まとめ
市販のマゴチ仕掛けは1袋2セットで大体350円~500円程度が相場です。
最安で一つ175円というわけで、まーそれほど高くないものの、手製作るとさらに安くなるのでオススメです。
なにより、自分で作った仕掛けで魚が釣れるのも面白いですしね。
※今回は、メゴチ・ハゼ餌用のマゴチ仕掛けでしたが、サイマキをつかう場合は、軸が長くてひねりなしのセイゴ針に錘を巻くことが必要です。
ではでは。
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※Amazonでみたら、丸セイゴ針も管付きで売られていました。
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